学校ブログ

3月12日~16日の給食

 

   3月12日の給食

 ココア揚げパン

 牛乳

 イタリアサラダ

 ミネストローネ

 今日はみんなが大好きな揚げパンに使われているココアのお話です。ココアは南米原産のカカオの木からとれる種子(カカオ豆)を煎り、皮を取って細かくしてクリーム状になったものから脂肪分を除いて粉にしたものです。これをピュアココアといいます。今日の揚げパンはこのピュアココアに砂糖を混ぜてパンにまぶしました。みなさんがお湯やミルクを入れるだけで飲めるようになっているものはピュアココアに砂糖やミルクを加えたミルクココアです。

 ココアの語源はカカオがなまったもので、カカオの学名はギリシャ語を組み合わせて「神様の食べ物」と名付けられています。ココアには食物繊維がたっぷり含まれいてお腹の掃除をしてくれます。その他には、細菌の感染予防に効果があるほか、毎日ココアを飲んでいる人は傷の治りが早いと言われています。また、精神をリラックスさせ、集中力を高める働きがあります。きっと5時間目の勉強ははかどるでしょうね。ココアをこぼさずに一番きれいに食べられる人は誰でしょうね。


 

   3月13日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 にしんの照り焼き

 五目煮豆

 だいこんの味噌汁

 「にしん」は30cmほどの細長い魚です。春になると産卵のため北海道沿岸に近づきます。そのため別名「春告魚」ともよばれています。春から初夏にかけてのにしんは脂がのっていて味もよくなっています。

 日本では、江戸時代や明治時代から肥料として使われていました。にしんは冷たい水の地域を好む魚です。1920年頃までは富山県や秋田県でもとることができましたがその後青森まで北上し、今では北海道でわずかにとれるだけでほとんどがロシアやカナダからの輸入品になってしまいました。これも地球温暖化の影響でしょうか?乱獲のためでしょうか?問題です。にしんの卵は別名何と呼ばれるでしょうか?(1)かずのこ(2)いくら(3)たらこ(4)キャビア(5)からすみ  正解は(1)かずのこです。

 にしんは塩焼き、フライ、マリネ、昆布巻きなどとしても食べられます。今日は照り焼きにしました。


 

   3月14日の給食

 ツナひじきごはん

 牛乳

 厚焼きたまご

 沢煮椀

 清見オレンジ

 今日のくだものは「清見オレンジ」です。みかんと、オレンジをかけあわせて誕生した日本原産のくだものです。静岡県清水区にある農林水産省の果樹試験場で作り出されました。清見とは試験場の近くにある清見潟、清見寺に由来し1979年に命名されました。みかんの甘みと、オレンジのかおりを受け継いでいます。デコポン、ぽんかんと並び「平成の三大柑橘」とも呼ばれています。2月から5月が一年で一番おいしく、みずみずしく、生で食べることが多い、くだものです。ビタミンCが多く、ビタミンA、ビタミンEも含み、食物繊維も豊富です。最近、注目のベータクリプトキサンチンも含まれ、がんを予防する効果も期待されています。風邪を防いだり、疲れをとったりする働きがあります。


 

   3月15日の給食

 ツイストパン(あやひかり)

 牛乳

 キャベツのペペロンチーノ

 コーンスープ

 今日のツイストパンには鴻巣産のあやひかり小麦を使用しています。

 今日は「春キャベツ」についてお話します。キャベツはアブラナ科の植物でヨーロッパから地中海が原産です。日本に入ってきたのは今から300年くらい前ですが当時は観賞用でした。野菜全体の中でもだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。

 春キャベツは秋に種をまいて、春に収穫されるものです。キャベツは葉と葉の間に隙間がなく、ずっしりと重く感じるものが美味しい言われています。しかし、春キャベツは葉が柔らかくてみずみずしく、葉と葉の間に隙間が多く、ふんわりとして見た目より軽いのが特徴です。また、甘みがあり、この時期だけの特別な味わいがあります。春キャベツの魅力がつまったペペロンチーノをおいしくいただきましょう。


 

   3月16日の給食

 カレーライス

 牛乳

 とんかつ

 フルーツポンチ

 今日のフルーツポンチに入っているみかんみたいなものは「甘夏みかん」です。夏みかんの突然変異で正式名は「川野夏橙」といいます。昭和10年頃に大分県の川野豊さんの農園で発見され昭和25年に品種として登録されました。今では鹿児島県、熊本県、愛媛県でたくさん栽培されています。夏みかんより酸味が少ないのが特徴です。1月頃に収穫し、その後酸味を抜くために保存されたものが6月頃まで出回ります。冷蔵庫などで冷やすと苦味が出てしまうので、常温のまま食べるか缶詰などに加工して食べるとおいしいくだものです。みかんの仲間のくだものはたくさんあります。一昨日の給食にも登場した清見オレンジなどもあります。他にどんなみかんの仲間のくだものがあるか調べてみましょう。

3月5日~9日の給食

 

   3月5日の給食

 ぶどうパン

 牛乳

 スパニッシュオムレツ

 ボイルブロッコリー

 ベジタブルスープ

 アセロラゼリー

 今日のパンはぶどうパンです。干したぶどうは別名レーズンと言われます。レーズンは原料のぶどうによって緑、黒、青、紫などに分けられます。問題です。生のぶどう1kgからできるレーズンの量はどのくらいでしょう?(1)200g(2)500g(3)800g 正解は(1)200gです。重さは5分の1になるのに、栄養は大幅にアップ!カリウムは5倍、カルシウムは10倍、鉄分はなんと23倍になります。レーズンの糖分は体に吸収されやすく、アメリカではクイックエネルギー(即効性のある栄養食品)としてスポーツに利用されています。また、登山やマラソンなどの携帯食や緊急時の非常食にもなっています。こんなに栄養いっぱいなのに・・・まさかパンからレーズンをほじって残す人なんていないですよね?


 

   3月6日の給食

 油麩丼

 牛乳

 きゅうりの漬物

 いものこ汁

 油麩丼は宮城県の郷土料理です。この料理には仙台麩が使われています。仙台麩とは旧仙台藩(宮城県北部の登米地方)で食べられている油で揚げた麩のことです。作り方から油麩と呼ばれています。麩は鎌倉・室町時代に中国より伝わったといわれています。現代では、京都の京小町麩、石川県の加賀麩、山形県の庄内麩、新潟県の車麩などがあり、油で揚げた宮城県の油麩もその一つとして広く知られています。麩は日持ちのする食材なので昔は肉の代わりになる貴重なたんぱく源でした。煮物やみそ汁の具として使われることが多いですが、登米市ではかつ丼や親子丼の肉の代わりにこの油麩丼が郷土料理として広まりました。ご飯の上に甘辛く煮て卵でとじた油麩をのせて食べましょう。

 

   3月7日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 海そうサラダ

 小魚アーモンド

 昆布、ひじき、わかめなどをまとめて海藻といいます。今日のサラダは海藻サラダです。今日のサラダに使われている海藻は、わかめ、こんぶ、茎わかめ、とさかのりです。見分けはつきますか?島国の日本にとって海藻は大昔から貴重な食料でした。縄文時代や弥生時代の遺跡からも海藻を食べていた形跡が残っています。また、日本最古の法律701年の大宝律令には税をわかめや昆布で納めるようになっていました。

 海藻には多くのビタミン、ミネラルが含まれています。また食物繊維も多く、お腹の調子を整えるだけでなく、糖尿病や高コレステロールなどの生活習慣病を予防する働きがあります。また海藻類に多いぬめりの成分のフコイダンは免疫力を高めたり、アレルギー症状を和らげたりするといった働きがあり、近年注目を浴びています。


 

   3月8日の給食

 五目うどん

 牛乳

 大学芋

 大豆もやしのお浸し

 「大学芋」とはさつまいもを油で揚げて、砂糖や蜂蜜などで作ったタレをからめ、ごまをまぶした料理です。では、「大学芋」の「大学」とは、どういう意味でしょうか?大正から昭和に学生街で売られていたからとか、昭和初期に大学生が学費を稼ぐために売っていたからという説があります。当時、大学芋が広まったのは栄養にも秘密があるようです。いもを油で揚げて砂糖をからめるのでエネルギー量も増え、ごまでさらにカルシウム、鉄分、食物繊維がアップします。焼きいもに比べると3倍くらいの栄養をとることができきたためです。栄養たっぷりの大学芋を今日もおいしくいただきましょう。


 

   3月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 八宝菜

 わかめスープ

 八宝菜は日本でもよく知られた中国料理のひとつです。では、八宝菜とはどんな意味でしょうか?文字通りにすれば8種類の材料かできた料理であり、しかもその材料は「宝」といわれるほど高級なものを使っているから?と思われますが決してそうではありません。もっと材料が多いときもあります。ではなぜ「八」という数字を使うのでしょうか?中国語では「八」の発音が金持ちになるという意味の言葉と発音が似ていて縁起の良い数だそうです。

 今日の給食の八宝菜にはいくつの宝が入っているでしょうか?(1)8種類(2)9種類(3)10種類 正解は(3)10種類です。豚肉、いか、えび、ほたて、うずら卵、にんじん、白菜、玉ねぎ、たけのこ、しいたけが宝として入っています。みつけながら食べましょう。

3月1日~2日の給食

 

   3月1日の給食

 ごはん

 牛乳

 おふくろ煮

 利休汁

 小女子の佃煮

 おふくろ煮は鶏肉と人参、大根、じゃがいも、干ししいたけ、さつま揚げなどを、砂糖と醤油、みりん、酒で味付けをしています。甘辛く煮たおかずは、おふくろの味と呼ばれています。給食室の大きな釜で煮たおふくろ煮を味わって食べてください。そして、今日はもう一つ佃煮になっている小女子のお話です。小女子は正式な名前は「イカナゴ」のことで、海にすむ魚で、細長い形で、背は茶色、腹は銀色をしています。成長すると15~20cmくらいになります。いかなごは5cmくらいまでの稚魚時の方が味がよく、ゆでて酢味噌や酢醤油で食べるほか、天ぷら、煮干し、佃煮として食べられます。大きくなると養殖用のうなぎやはまちのエサになります。お魚丸ごとなのでカルシウムたっぷりです。みんなの歯や骨になってくれます。よーく噛んで食べましょう。


 

   3月2日の給食

 ちらし寿司

 牛乳

 わかさごフライ

 菜花のおひたし

 ひなまつりデザート

  明日、3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともよばれます。ひなまつりは、約1000年以上前の平安時代が起源と言われています。女の子の成長を祈って雛人形を飾り、ひし餅や桃の花を添えてお祝いをする日本の伝統的な行事です。私たちの住む鴻巣市は雛人形の町です。鴻巣市における人形制作は約380年の歴史があり、貴重な伝統工芸として現在に伝えられています。鴻巣市で毎年開催されるびっくりひな祭りでは、日本一高いひな壇が飾られています。

 ひなまつりにはひし餅やひなあられが登場します。それぞれに使われている赤、白、緑の色にはいくつかの意味があります。赤は魔除け、白は清浄、緑は健康や長寿をあらわしているという説。他には、赤は桃の花、白は雪、緑は大地をあらわしている説もあります。春近い季節、残雪の下には緑の新芽が息吹き、見上げると桃の花が咲いている・・・そんなももの節句の季節の様子を表現しているようです。今日の給食は、ひなまつりのお祝いメニューとなっています。みなさんの家ではどんなひなまつりを過ごしますか?

 今日のお浸しには菜花を使っています。別名菜の花とも言われ、皆さんもよく知っている今の時期に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみのところを茹でて使いました。菜の花にはカルシウム、鉄分、ビタミンが多く栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる季節の野菜としてよく食べられます。

2月26日~28日の給食

 

   2月26日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 ペンネのブラウンソース

 ブロッコリーサラダ

 今日のマカロニはペンネマカロニというもので、太くて短く、筒状で、端が斜めに切ってあり、万年筆のペン先に形が似ているのでこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、ソースにからめてそのままパスタ料理として食べるほかに、グラタンやサラダなど幅広い料理に使われます。

 食べ物はみなさんの体に入ってからいろいろな働きをしてくれます。その働きは大きく3つに分かれます。今日はそのひとつ「エネルギーのもとになるたべもの」です。毎月の献立表にも書いてあるので知っていますよね?ごはんやパン、めん、マカロニ、さらに油や砂糖、じゃがいもやさつまいもなどがエネルギーのもとになる食べ物です。車でいったらガソリンです。車はガソリンがなかったら動きませんよね?みなさんの体もごはんやパン、いもなどを食べないと力が出なくなってしまいます。今日はパンとマカロニでエネルギーのもとになる食べ物がたっぷりです。よくかんで食べて、ガソリンを体に取り入れましょう。


 

   2月27日の給食

 手巻き寿司(たまご焼き・いか竜田揚げ・ツナマヨ)

 牛乳

 だいこんのみそ汁

 今日は「のり」についてお話します。2月6日は「のりの日」でした。のりは、ぬるぬるするという意味の「ぬら」から「のり」というようになったと言われています。ビタミンAやカルシウム、鉄分、ビタミンC、Eといった毎日とりたい栄養をとることができます。のりには表と裏があることを知っていますか?ツルツルした面が表で、ザラザラしている面が裏です。手巻き寿司を作るときは、ザラザラした面にごはんをのせて巻くと、きれいにできますよ。みなさんは2月3日の節分の時に恵方巻をしましたか?もしできなかった人は恵方巻ができなかった人は、今日の手巻き寿司でやってみましょう。今年の恵方は南南東です。そちらをむいて笑顔で無言で食べましょう。今日はのりは6枚あるのでごはんとおかずの配分を考えながら食べてください。


 

   2月28日の給食

 ピザトースト

 牛乳

 ポトフ

 ぽんかん

 今日は「ぽんかん」についてお話します。ぽんかんはみかんより少し大きく、頭が「ぽこっ」と飛び出しています。インドが原産の果物で、「ぽん」はインドの都市の名前からきているといわれています。中国南部や台湾で多く栽培され、日本では鹿児島や高知が有名です。

 みかんよりも香りや甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。みかんやレモンと同じように柑橘系のくだものなのに、加熱するととても苦くなってしまうので墓のもののようにジャムやジュースに加工できません。生で食べるのがおいしいくだものです。ぽんかんは12月に収穫され、その後しばらく貯蔵することによって皮の水分をとばし、味をマイルドにするそうです。 産地では食べごろになったものから順に出荷していくので、旬は12月から3月にかけてになります。ビタミンCが多いのでばい菌とたたかってくれます。病気に負けないためにもしっかり食べましょう。

2月13日~16日の給食

 

   2月13日の給食

 ビビンバ丼

 牛乳

 わかめスープ

 今日は、6年生作成献立第3弾。6の1Mさんの献立です。考えた理由は「韓国は日本に一番近い外国で、日本と同じく米を中心とした食事です。食材料も日本とよく似ていて食べることを大切にしている国なので身近に感じました。わかめスープは誕生日に必ず飲むスープというところが親に感謝する気持ちになるだろうなと思ったので選びました。また2月に冬季オリンピックが韓国のピョンチャンで行われるので楽しみです。ビビンバ丼は野菜がたっぷりとれる料理です。韓国の料理にはコレステロールを減らすごまと、食欲を増す唐辛子、疲労回復のにんにくは毎日摂取する食品のようです。ビビンバ丼とわかめスープにもこの3つの食品が入っています」とのことです。


 

   2月14日の給食

 チキンライス

 牛乳

 白花豆のコロッケ

 コンソメスープ

 チョコプリン

  今日は「白花豆」についてお話しします。白花豆の正式な名前は「紅花隠元」といいます。この豆は、大きくてきれいな花が咲くので、花を観賞するための「花豆」として栽培されていました。種子の色から「白花豆」と「紫花豆」の2種類があります。豆類の中で最も豆粒が大きく、特に白花豆は大粒で純白なことから「豆の女王」とも呼ばれ、高級な甘納豆や、あんこにして食べたりします。今日は、コロッケの中にたっぷり白花豆が入っています。コロッケの形も白花豆の形になっています。ちょっとハート型にも見えると思いませんか?今日はバレンタインデーなのでハート型の白花豆のコロッケを味わって食べてください。

 今日は田間宮小の給食には特別にチョコプリンがついています。そして、今日はコンソメスープの中にハートにんじんがたくさん入っています。みつかったでしょうか?これは給食室から田間宮小のみなさんへの愛のプレゼントです。給食にはいつも調理員さんたちの愛情がたくさん入っています。しかし、みなさんの中には、好きなものはたくさん食べ、嫌いなものは残す、という人がいます。悲しいですね。おとなになってからもずっと健康でいられるかは、今みなさんが食べているもので決まります。将来後悔しないためにも、好き嫌いを減らし、少しずつでもいいのでなんでも食べられるようにしましょう。調理員さんへの愛情の返し方は空っぽの食缶かな


 

   2月15日の給食

 コーンみそラーメン

 牛乳

 鶏肉とカシューナッツの炒め物

 みかん

 今日は先生たちのリクエスト献立です。主食部門1位のコーン味噌ラーメン、主菜部門1位の鶏肉とカシューナッツの炒め物、デザート部門4位のみかんを組み合わせました。先生たちに人気のあった他のメニューは、カレーライス、カレーピラフのパプリカソースかけ、さきたまライスボール、まるごとアジフライ、カレイの竜田揚げ、からあげ、キャラメルポテト、クリームシチュー、豚汁などでした。先生たちはさすが給食歴が長いだけたくさんのメニューが出てきました。みなさんも来年のリクエスト給食でいろいろ書けるように献立表を毎日チェックして料理名を覚えてくださいね。


 

   2月16日の給食

 ごはん

 牛乳

 鮭フライ

 れんこんのきんぴら

 小松菜のみそ汁

 りんご

 今日は6年生作成献立第4弾。6の2Sさんの献立です。考えた理由は「鮭には体の中で有毒な活性酸素を除去するアスタキサンチン(赤い色素)が多く含まれていることやフライにすることで小さな骨が食べやすくなると思いました。れんこんにはムチンや食物繊維が多く旬の野菜なので選びました。小松菜も冬の野菜で、ビタミンやカルシウムや鉄分が豊富に含まれていて、埼玉でも収穫されているのでみそ汁に入れたくさん食べられるようにしました。りんごを加えて彩り良く仕上げました。ムチンの働きはたんぱく質分解酵素をもつため疲労回復に効果がある。粘膜を保護するため胃腸の調子が整えられる。」とのことです。

2月19日~23日の給食

 

   2月19日の給食

 こどもパン

 牛乳

 照り焼きチキン

 キャベツコーンソテー

 ベジタブルスープ

 今日は鶏肉を照り焼きにしてあります。では、「照り焼き」とは何でしょう?「照り焼き」とは日本料理の調理方法です。醤油に砂糖やみりん、酒などを混ぜた甘味のあるたれを肉や魚にぬって焼いたものです。今日の照り焼きキチンも有名ですがぶりの照り焼きなどにも使われます。たれの糖分で焼いた時に照りがでるのでこの名前がつきました。今ではアメリカやヨーロッパでもアルファベットで「teriyaki」とそのまま日本語で通じるほど有名な味付け、調理方法になりました。外国ではおもに肉料理に使われます。

 今日は照り焼きチキンそのままで食べても、パンを割いてソテーと一緒にはさんで照り焼きチキンバーガーにして食べてもおいしいですよ。


 

   2月20日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツポンチ

 今日は「ナタデココ」についてお話します。タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。弾力があるので、よく噛んで食べるようにしましょう。


 

   2月21日の給食

 かて飯

 牛乳

 わかさぎごまフライ

 かみかみきんぴら

 だまこ汁

 今日は6年生作成献立第5弾。6の1Kさんの献立です。考えた理由は「きんぴらはよくかむことでよく味わえるし、あごをきたえられつつ、頭の働きも活発になります。かて飯とだまこ汁は野菜が豊富にあるので、寒くかぜをひきやすいこの時期には温かいだまこ汁に体の調子を整える野菜がたくさんあるのでぴったりだと思います。しかし、たんぱく質が少ないので冬の魚であるわかさぎを使ったごまフライを入れました。だまこ汁は秋田県、かて飯は埼玉県の郷土料理なので自分の国の郷土料理を知ることができます。」とのことです。


 

   2月22日の給食

 たまごとじうどん

 牛乳

 根菜のさっぱり炒め

 鬼まん

 今日は「蒸しパン」についてお話します。給食の蒸しパンはホットケーキミックス粉に牛乳、溶かしたバター、砂糖を混ぜ、カップに注ぎ蒸し上げます。そこにまっちゃを入れたり、ココアやアーモンドを入れたりしていろいろな蒸しパンを作っています。今日はそのベースの生地にさつまいもの角切りを入れて一緒に蒸しあげました。さつま芋の入った蒸しパンは愛知県の尾張地方では「鬼まん」と呼ばれ、素朴なお菓子として古くから各家庭で伝わっています。さつま芋が入って、でこぼこした様子を鬼のツノに見立ててこの名前がつきました。さつまいもは皮にも食物繊維など栄養がたっぷり含まれています。


 

   2月23日の給食

 ごはん

 牛乳

 さばのみそ煮

 切り干し大根の炒め煮

 みぞれ汁

 今日は6年生作成献立第6弾。6の1Hさんの献立です。考えた理由は「水分を多く含む大根は、根の部分は95%が水分です。なので大根を干すと野菜本来の旨味がぎゅっと凝縮され、栄養価もとても高くなります。切り干し大根は生の大根よりカルシウムが23倍、食物繊維が6倍、鉄分が49倍にもなります。さばはがんが予防できる成分やカルシウムの吸収をサポートする成分が含まれています。特に「DHA」という成分は脳を活性化する働きがあり、学業に励む人にはぴったりな食材です。みぞれ汁には大根おろしを使い、みぞれの雨と雪が混ざった様をあらわしました。」とのことです。

1月29日~31日の給食

 

   1月29日の給食

 あやひかりコッペパン

 マーガリン

 牛乳

 くじらの竜田おろしあんかけ

 すいとん

 今日のコッペパンには鴻巣産の「あやひかり」小麦を使っています。

 今日の給食は昭和時代の献立です。コッペパンとマーガリンは第二次世界大戦後アメリカから援助されたことが始まりで昭和20年代に脱脂粉乳とともによく食べられ、くじらは昭和20年代から50年代まで竜田揚げやオーロラソースかけとして幅広い世代が食べていました。日本では縄文時代の頃からくじらを食べていたようです。今は、国際的な取り決めによって、くじらをとる量が決められているので、くじらを食べられる機会はかなり少なくなってしみました。くじらは海の中で生活していますが、魚の仲間ではなく、人間と同じ哺乳類です。ですから赤ちゃんくじらはお母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。食べてみると牛肉や豚肉のような食感に気づくと思います。くじらは貴重な食材なのでよく味わって食べてください。

 「すいとん」は小麦粉だんごを実とした汁のことをいいます。主食とおかずを兼ねた料理として1923年の関東大震災の時によく食べられるようになりました。また、第二次世界大戦後の食糧のない時代にも全国的に広まりました。食べるものが無い時代には栄養がとれる大変貴重なものでした。明日まで全国学校給食週間です。食事に感謝して、昔の給食をよく味わって食べましょう。


 

   1月30日の給食

 ごまあじうどん

 牛乳

 さといものみそ煮

 ひじきの和え物

 「うどん」は小麦粉を練って細長く切った麺のことをいいます。1300年ほど前に中国から伝わりました。手軽な庶民の食事で、米食の代わりとして、またお祝いごとに際してふるまわれる食べ物として古くから日本全国で食べられていました。地域によって、季節によって食べ方に多くの種類があります。埼玉県も全国で有数の小麦の産地です。よって「武蔵野うどん」と呼ばれる文化があり、うどんの生産量は讃岐うどんで有名な香川県に次いで全国第2位です。給食のうどんも埼玉県産の小麦を使っています。

 埼玉県にはごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。川島町ではこの冷汁うどんを「すったて」とよび、加須市では「ごま汁うどん」とも呼んでいて、埼玉県の郷土料理にもなっています。給食では冷たい汁は出せないので、温かくしたごまがたっぷり入った汁でうどんを食べてください。

 田間宮小の給食には毎月鴻巣市内で作られた野菜をたくさん使用していることをみなさんは知っていますよね?献立表の下の方に毎月書いてありますよ。そこで今日は田間宮小にお客様が来ています。いつも新鮮な野菜を作って届けている方々です。今日の給食でもお世話になっています。今日の給食のにんじんとねぎでお世話になった武井さん、白菜でお世話になった島田さん、里芋としょうがでお世話になった村松さんが2年生の各教室でいっしょに給食を食べています。みなさんのいろいろな野菜を作っていますが、今日の野菜以外にもだいこん、ずいき、さつまいも、たまねぎ、じゃがいも、なす、ごぼう、きゅうり、キャベツ、ほうれんそう、水菜など田間宮小のみなさんはこの3名の方が作られた野菜を何度も食べています。今日の給食も味わって感謝して食べましょう。2年生は野菜のいろいろな話を聞けるといいですね。


 

   1月31日の給食

 ごはん

 牛乳

 ポークしゅうまい

 スンドゥブ

 ナムル

 セレクトデザート

  今日はナムル、スンドゥブとも今ではすっかり日本でもおなじみになった韓国料理です。お隣の国の韓国は日本と同じように米が主食です。それに肉料理や魚料理、野菜料理がたくさんあり、栄養バランスの取れた食事が特徴です。また、辛い料理も有名です。辛さのもとは唐辛子を生のままや粉状にして使ったりします。その他にもねぎやにんにく、しょうがといった香りの強い野菜を多く使うのも特徴です。特ににんにくの消費量は多く、韓国料理がスタミナ料理といわれる理由のひとつになっています。

 スンドゥブの正式名は「スンドゥブチゲ」です。スンドゥブとは豆腐のことでチゲは鍋という意味です。つまりスンドゥブチゲとは豆腐を使った鍋料理ということです。鍋にあさりやしじみを敷き、豆腐、肉、野菜、コチュジャンや唐辛子、ごま油、にんにくなどのスープで煮て、最後に生卵を落とします。残ったスープにごはんを入れて食べてもおいしいです。とても体が温まる料理です。

 今日はセレクト給食です。チーズクリームクレープ216人、ガトーショコラ313人、いよかんゼリー123人でした。

2月1日~2日の給食

 

   2月1日の給食

 食パン

 牛乳

 チリコンカン

 コールスローサラダ

 フルーツクリーム

  今日はクラスでフルーツとクリームを混ぜてフルーツクリームにしてください。食パンはフルーツクリームサンドにするか、チリコンカンを挟んで食べてもいいですよ。

 今日はチリコンカンのお話です。チリコンカンはアメリカの料理で、テキサス州の料理に指定されています。名前はスペイン語で「肉入り唐辛子」という意味です。ひき肉と玉ねぎを炒め、トマトやチリパウダー、いんげん豆を加えて煮込んで作ります。クラッカーやチーズを加える作り方もあります。昔、肉が手に入りにくかった時代にトマトや豆で量を増やしたのが始まりだそうです。給食では豚肉を使いますが、牛肉や鶏肉、七面鳥の肉を使うこともあるそうです。また、ピリッと辛い唐辛子ではなく、シナモンの香りをつけることもあります。

 さあ、みなさんの今日の給食は食パンにフルーツクリームを挟みますか?それともチリコンカンを挟みますか?


 

   2月2日の給食

 豚肉とごぼうの炊き込みごはん

 牛乳

 いわしのサクサク揚げ

 こづゆ

 福豆

  「こづゆ」は福島県の内陸部である会津地方の郷土料理です。当時内陸部ではなかなか食べることができなかった海産物の貝を、ホタテの貝柱としてだしとともに使用し、新鮮なじもとの野菜と煮た汁物です。こづゆ専用の会津塗りの朱色の椀で食べるのがしきたりです。

 「節分」とは季節と季節と分かれ目のことです。明後日2月4日が立春といって、昔の暦の上では春の始まりです。そして明日2月3日が節分です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるようになったのは「鬼(悪いこと)から逃れられるように」、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では節分の翌日の立春から新しい一年が始まるからです。みなさんはいくつ食べるのでしょうか?先生たちは1袋で足りますか?地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。給食の大豆はまかないでしっかり食べてください。大豆を箸でつまんで箸練習をしてもいいですね。

 今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしがわからない人はもりつけ表を見てください。いわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が嫌がり、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて追い払うものです。やいかがしを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。

 節分の時に他にどんな風習があるか調べてみましょう。季節の行事食に込められた思いを知り、これからも大切に受け継いでいきたいですね。

2月5日~9日の給食

 

   2月5日の給食

 山菜ごはん

 牛乳

 ほっけの塩焼き

 呉汁

 ハニーピーナッツ

 今日の魚は「ホッケ」です。塩焼きになって登場しました。ホッケは開いて干物にして、酒の肴としても親しまれています。ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。11月下旬から3月くらいまでが旬です。ホッケは成長するに従って呼び方が変わります。幼魚の頃は青緑色なことから「アオボッケ」「ロウソクボッケ」、1年くらいたったものを「ハルボッケ」、成魚になると「マボッケ」「ネボッケ」と呼ばれます。

 ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。適度な脂と淡泊な味、ホクホクした食感、そして骨のとりやすさから人気があります。


 

   2月6日の給食

 けんちんうどん

 牛乳

 小松菜のごまカレー炒め

 りんご

  6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。1年~5年生のみなさんは、6年生になった時に献立を考えられるように、給食や食品の栄養や旬、行事など知ってくださいね。

 第1弾の今日は6年3組Yさんの献立です。考えた理由は「冬なので温かくて野菜をたくさんとれるけんちんうどんにしました。里芋、にんじん、ごぼう、ねぎは埼玉県産を使うので地産地消ができます。小松菜は苦手な人も食べやすいよう、カレー味にしました。りんごは食物繊維が多く、腸の調子を整えてくれます。今の時期にぴったりな献立だと思います。」とのことです。

 

   2月7日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 にらまんじゅう

 チンゲンサイとあさりのスープ

  給食で上位に入る人気メニューのキムチチャーハン。今日はその中に使われている「キムチ」についてお話します。キムチとは朝鮮料理の漬物のことで、朝鮮漬けといわれるときもあります。塩漬けしたはくさい、だいこん、きゅうりなどに唐辛子やにんにく、塩辛、くだものなどを混ぜて作ったたれのヤンニョムに漬け込んだものです。一般的にキムチというと、はくさいの真っ赤な辛い物を思い浮かべますが、本来キムチとは朝鮮語の「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。

 キムチは乳酸菌による発酵食品で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。また、唐辛子の成分であるカプサイシンには、発汗作用やダイエット効果があるといわれています。ただ、大量に食べると辛味によって味覚が鈍くなったり、塩分の取り過ぎになったりするので注意しましょう。

 間もなくお隣の韓国ではピョンチャンオリンピックが開催されますね。キムチを食べて応援しましょう。


 

   2月8日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 ハタハタのから揚げ

 卯の花炒め

 お事汁

 大豆を水に浸けて砕き、しぼってとうにゅうを取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。

 今日は、おこと汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがおこと汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。


 

   2月9日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 海そうサラダ

 オニオンスープ

 今日は6年生作成献立第2弾、6年2組のHさんの献立です。考えた理由は「オニオンスープは体が温まるし、玉ねぎは食べると血液がサラサラになるのでオニオンスープを入れました。海藻サラダは腸の働きを良くしてくれるので入れました。他にも海藻は低カロリーで食物繊維が多く、ミネラルも豊富なため入れました。きなこ揚げパンは、植物性たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル、ビタミンという様々な栄養が含まれています。きなこは大豆からできているのでとても栄養のある食べ物でもあります。他にも、栄養や酸素を体全体に行き渡らせる働きがあるレシチンや抗酸化作用のあるビタミンE、天然ポリフェノールも含まれています。2月は節分もあるのできなこ揚げパンにしました。」とのことです。

1月22日~26日の給食

 

   1月22日の給食

 メロンパン

 牛乳

 ポテトのチーズ焼き

 こんにゃくサラダ

 コーンクリームスープ

 今日は6年生のリクエスト献立です。アンケートで人気のあったごはん、コーン味噌ラーメン、メロンパン、ビビンバ丼、キムチチャーハンなど人気のあったおかずと組み合わせて再調査したところ・・・主食部門3位のメロンパン、主菜部門3位のポテトのチーズ焼き、副菜部門3位のこんにゃくサラダ、汁物部門1位のコーンクリームスープを組み合わせた献立になりました。不思議なことに再調査すると主食部門ダントツ1位のごはん、主菜部門ダントツ1位の肉じゃが、副菜部門5位の野菜炒め、汁部門3位のみそ汁の組み合わせは選ばれないのですね。学年のリクエスト給食はこれが最後です。あとは来月に先生たちのリクエスト献立を実施します。2月3月の給食は今までのリクエスト給食で人気があった献立を多く取り入れていきます。楽しみにしていてください。

 田間宮小のみなさんは本当に毎日給食を残さず食べてくれますが、残念なことに毎日の給食を何を食べているかわからないようで、リクエスト給食の調査をしても選べない人がたくさんいたようです。来年のリクエスト給食にむけて毎日の給食の料理の名前を覚えるようにしましょう。まずは今日の給食の料理名を全部クラス全員で言ってみましょう。


 

   1月23日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツ杏仁

 昨日が何の日か知っていましたか?実は昨日1月22日は「カレーの日」でした。これは第二次世界大戦後給食が始まって35周年を記念して、全国学校栄養士協議会が1982年のこの日、全国の小中学校の給食で一斉にカレーを出すことになりました。当時の給食の人気メニュー1位がカレーライスだったからのようです。みなさんの好きなメニューは何ですか?36年経ってもカレーは1位でしょうか?1日遅くなってしまいましたが鴻巣市内の小学校全校でカレーを食べています。

 今日はフルーツといっしょに入っているつるっとした「杏仁豆腐」についてもお話しします。杏仁豆腐とは杏仁で作られていて豆腐に似ていることからこの名前が付きました。羊羹みたいなので杏仁羹とよばれることもあります。もともとは中国であんずの種の中の「仁」である杏仁を使った咳止めに効くとても苦い薬膳料理を食べやすくするために甘味を付けたのが始まりだそうです。現在の杏仁豆腐では、苦い杏仁を使うことはなく、杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスで香りをつけ、牛乳でのばし、寒天やゼラチンで固めて作っています。


 

   1月24日の給食

 雑穀ごはん

 牛乳

 鮭の塩焼き

 たくさん

 小松菜のみそ汁

 今日のごはんはラップを使って、自分でおにぎりを握って食べましょう。よく味わってください。

 今日1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。給食週間の意味はもう知っていますよね?知らない人は献立表や給食だよりをもう一度よく読んでください。世界で初めての学校給食は、1796年にドイツで貧しい家の子供を助けるために出したお昼ごはんといわれています。やがて、世界各地に広がり、日本では、1889年(明治22年)に山形県の小学校で、お弁当を持ってこられない貧しい児童のために「おにぎりと焼き魚、漬け物」の給食を用意したのが、日本の学校給食の始まりです。昔は米が貴重なものだったので、おにぎりも米だけでなく、今日のごはんのように麦やヒエ、アワといったものが混ぜられたものでした。みそ汁もほとんど実の無いものでした。そして、現在のように交通やお店が発達していないので、地元でとれたものや保存のきくものが給食になりました。

 食べ物が十分にある現在でも給食がなくならないのはなぜでしょうか?それはみなさんが嫌いなものは残して、好きなものばかりたくさん食べ、栄養が偏ってしまっているからです。今日の給食は、明治時代日本で一番初めの給食を再現した献立になっています。当時は牛乳はありませんでいたが、現代のわたしたちに欠かすことのできない栄養がたっぷり入っているので今日も牛乳がついています。ビタミンの多い小松菜がたっぷり入ったみそ汁もつけました。 

 おにぎりは上手に握れたでしょうか?三角?俵型?だんご型?どんな形にしましたか?食事が当たり前のようにできることに感謝して、今日も残さずいただきましょう。


 

   1月25日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 ゼリーフライ

 ボイルブロッコリー

 ミネストローネ

 ミネストローネはイタリア北西部ロンバルディアでうまれた代表的なスープです。具だくさんなのが特徴です。ベーコンやにんじん、たまねぎ、セロリなど季節の野菜を炒め、トマトを加えて煮ます。さらにスパゲティやマカロニ、米などを入れます。スープに米を入れるのは外国では米は主食ではなく野菜のひとつと考えられているからです。イタリアではミネストローネにパルメザンチーズをふりかけて食べることもあります。それぞれの家庭の味があり、材料は冷蔵庫の中にあるもので作るので、日本でいえばみそ汁のようなものです。田間宮小の給食のミネストローネには貝殻の形のシェルマカロニを使い、油で、にんにく、ベーコン、にんじん、たまねぎ、セロリを炒め、コーンを入れ、トマトと塩、胡椒、最後にバターでコクを出し、パセリを散らしました。お味はいかがですか?


 

   1月26日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 いなだの照り焼き

 切り昆布の煮物

 せんべい汁

 今日の給食の照り焼きになっている魚の名前はわかりますか?(1)ワカシ(2)イナダ(3)ワラサ(4)ブリ 正解は(2)イナダです。とは言っても、全て同じ種類の魚のことで、成長によって名前が変わる魚です。関東では15cm程度までをワカシと言い、40cmくらいまでをイナダ、60cmくらいまでをワラサ、1mになるとブリと呼びます。地方によっても少し呼び方が変わります。今日はイナダなので40cmくらいのものを使っているということです。

 「ブリ」という名前の由来は「あぶら多き魚」ということから「あ」の字を略して「ブリ」となったそうです。昔の武将は出世するたびに名前を変える習慣があったので、成長とともに名前が変わる魚のブリは出世魚として縁起物とされています。今でも正月などおめでたい席でブリの照り焼きが出されるのはこのためです。11月から2月くらいまでのものを寒ブリと言い特に脂がのっておいしいとされています。

 せんべい汁は青森県八戸市周辺の郷土料理です。南部煎餅を割ったものを醤油ベースの鶏や豚のだしでごぼう、きのこ、ねぎなどの具と一緒に煮たてます。せんべい汁の歴史は古く、1833年からの江戸時代の天保の大飢饉の頃に八戸藩でうまれたとされ、その後200年にわたり現在の青森県の南部地方で食べられてきました。

1月11日~12日の給食

 

   1月11日の給食

 くわいごはん

 牛乳

 だし巻きたまご

 雑煮

 ストロベリーゼリー

 平成30年の給食が始まりました。今日は「くわい」を炊き込んだごはんです。くわいは埼玉県のふるさと野菜のひとつです。500年くらい前から作られていて、現在も越谷市、春日部市、さいたま市などでつくられています。欧米では観賞用として、日本や中国では、茎の部分が大きく膨らむ塊茎という部分を食べています。特に日本では葉の部分が矢じりの形をしているので「芽が出る」縁起の良い植物としておせち料理でも食べられています。

 もうひとつ今日はお雑煮の話です。今日1月11日は「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を1月11日に手や木槌で割って、おしるこや雑煮にして食べます。今日の給食が雑煮なのもそのためです。昔、鏡はとても神聖なものとされていたので、その鏡に似せて作ったもちを鏡餅というようになりました。正月に「切る、割る」といった言葉が縁起が悪いので、包丁を使わずに「開く」というようになりました。

 雑煮は室町時代から食べる習慣があったそうです。みなさんの家ではどんな雑煮を食べましたか?地方によって丸餅や角餅、あん入り餅、塩味、醤油味、味噌味などいろいろあります今日の給食は埼玉県でよく食べられている雑煮にしてあります。

 さて、今年一年の運だめしです。田間宮小650人のうち40人だけにラッキースターが入っています。雑煮に星型のにんじんが入っていた人は大吉、星の形に穴のあいたにんじんが入っていた人は中吉です。入っていた人はぜひ教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。


 

   1月12日の給食

 中華丼

 牛乳

 わかめスープ

 アーモンド

 中華丼はラーメン屋や中華料理屋、食堂、ファミレスなどでもメニューにあるよく知られた料理です。名前に「中華」と入っていますが、実は中華丼は日本発祥の料理です。なので日本でも本格的な中国料理店ではメニューに入っていないこともあります。中華丼は広東料理の八宝菜をごはんの上にのせたようなものですが、発祥は料理屋のまかない料理とか、お客の要望だとかいつくかの説があります。どちらにしても昭和初期に関東から広まったようです。給食の中華丼には何種類の具が入っているでしょうか?(1)7種類(2)8種類(3)9種類  正解は(3)9種類です。豚肉、えび、いか、にんじん、たまねぎ、たけのこ、白菜、かまぼこ、うずら卵が入っています。みつけながら食べてみましょう。

1月15日~19日の給食

 

   1月15日の給食

 黒パン

 牛乳

 ポークビーンズ

 花野菜のアーリオオーリオ

 今日は「花野菜のアーリオオーリオ」のお話です。「花野菜」はつぼみの部分を食べているブロッコリーとカリフラワーのことです。では、「アーリオオーリオ」とは何でしょうか?イタリア語でアーリオはにんにくのこと、オーリオは油のことです。アーリオオーリオとはオリーブオイルににんにくを加え、風味が行き渡るように加熱した油のことです。唐辛子のペペロンチーノを加え、パスタソースなどにも使われます。今日はこのオイルソースを花野菜に和えてみました。お味はいかがですか?イタリア料理店でも時々メニューに書いてある「アーリオオーリオ」覚えてくださいね。


 

   1月16日の給食

 ごはん

 ひじきのり

 牛乳

 筑前煮

 だいこんの味噌汁

 筑前煮とは「炒り鶏」ともいい、鶏肉と野菜を炒め煮したものです。「筑前」と呼ばれる博多を中心とする福岡県の北部地方の郷土料理のため「筑前煮」と呼ばれています。一般的に福岡県では「がめ煮」といいます。古くは鶏肉の代わりに「がめ」と呼ばれるスッポンを使っていたからです。1592年に朝鮮出兵の豊臣秀吉軍が近くの入り江にいたスッポンを捕まえて食べたのが始まりという説もあります。

 作り方は、鶏肉、ごぼう、人参、たけのこ、こんにゃくを食べやすい大きさの乱切りにし、油で炒めてから、うま煮にします。じゃがいもや里芋を入れることもあります。具だくさんで、栄養満点の煮物です。冷めてもおいしく、おせち料理としても食べられる庶民の代表的な料理です。


 

   1月17日の給食

 キャロットピラフ

 牛乳

 ししゃもフリッター

 白菜のシチュー

 いちご

 ししゃもは北海道の太平洋側にしか生息していない日本固有の貴重な魚です。漢字では「柳葉魚」と書きます。これはアイヌに伝わる伝説から、アイヌ語で「ススハム」「シュシュハム」が語源です。英語でも「シシャモ」とよばれています。ししゃもは水深120mくらいのところにいて、1歳半となる10月中旬から11月下旬にかけて群れをなして川を上っていき、川底に産卵します。味もよくとても数の少ない魚です。そのため、今日の給食のししゃももそうですが、普段わたしたちが目にするししゃものほとんどはキュウリウオ科の「カペリン(樺太ししゃも)」で、アイスランド、ノルウェー、カナダなどから輸入されています。日本のししゃもとは親戚にあたる魚です。

 ししゃもを丸ごと5匹食べると1日にみなさんが必要なカルシウムを補えるそうです。特に頭にはカルシウムがたっぷりです。最近では骨粗しょう症や老化防止に効果があると注目されています。


 

   1月18日の給食

 コーン味噌ラーメン

 牛乳

 根菜のさっぱり炒め

 小松菜チーズのマフィン

 今日は「根菜のさっぱり炒め」に入っているれんこんのお話です。れんこんは「蓮の根っこ」という意味ですが、正しくは泥の中に長くのびた茎「地下茎」が大きくなったものです。蓮はスイレン科の植物で、原産地はインドや中国といわれています。日本には今から1200年以上前に神社やお寺の池や沼に観賞用として入ってきました。れんこんを食べるようになったのはそれからずっと後で今から500年くらい前からだといわれています。今でもれんこんを食用としているのは日本や中国など世界でもわずかな国だけです。れんこんは漢方薬として根も葉も花も実も使われています。それだけ体によい食べものなのです。高血圧や貧血を防ぎ。肝臓や皮膚にも良いです。加熱しても壊れにくいビタミンCやシャキシャキとした歯ざわりでもわかるように食物繊維が豊富です。

 れんこんには穴が開いていてのぞくと向こうが見えることから「見通しがきく」という縁起をかついでお正月やひなまつりなどのお祝いの料理に使われます。


 

   1月19日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 ささかまぼこ

 すき焼き風煮

 ほうれんそうの胡麻和え

 すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にすきやきは牛肉、ねぎや春菊、豆腐、白滝などを砂糖としょうゆで濃いめに味付けし、溶き卵をからめて食べます。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。では、すき焼きの名前の由来は何でしょうか?好きなものを食べるからでしょうか?それとも好きな人と食べるからでしょうか?すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。日本では1800年代後半までは牛肉を食べる習慣はありませんでした。しかし農具の鋤を火にかざしてカモ肉や鶏肉を焼いた「鋤焼き」がありました。これが今のすき焼きのルーツになります。幕末には、京都の三条河原にすき焼き屋が初めて誕生しました。給食では牛肉も生卵も出すことはできませんが、白いごはんにとても合う料理です。冬野菜もたくさ使われています。インフルエンザにかからないためにもほうれんそうの胡麻和えとともに残さず食べるようにしましょう。

12月18~19日の給食

    12月18日の給食

 ごはん

 牛乳

 カレイの竜田揚げ

 水菜とだいこんのサラダ

 かきたま汁

  水菜はアブラナ科の植物で、古くから京都を中心に栽培されている「京野菜」で、別名「京菜」ともよばれています。きれいな水を引き込んで栽培することから水菜という名前がついたようです。寒さ強い野菜で、12月から3月に多く出回る冬野菜です。漬物やお浸し、鍋物にして食べることが多い野菜です。関西では「ハリハリ鍋」と名付けられ、たくさんの水菜を入れた鍋がよく食べられています。水菜は独特の香りと、歯触りを持ちます。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムを多く含んでいます。今日は鴻巣産の水菜と鴻巣産のだいこん、白菜と合わせてサラダにしました。風邪に負けそうな人にはぜひたくさん食べてほしいですね。


 

   12月19日の給食

 パエリア

 牛乳

 セレクトメインディッシュ

 ベジタブルスープ

 デザート

  パエリアはスペイン東部のバレンシア地方発祥の代表的な米料理です。フライパンに、オリーブオイルを入れ、魚介類や肉、野菜などの具を炒めて、そこに米、水、サフランという植物を乾燥させた香辛料で色と香りをつけて炊き上げます。給食ではカレー粉の黄色の成分でもあるターメリックで色を付けてあります。「パエリア」とは両手に取っ手の付いたフライパンのことで、もともとはお祝いなど晴れやかな日に男の人たちが作り、外で食べられる料理です。食べる時もこのパエリア鍋ごと食卓に出し、直接食べるのが正式です。

 今日はセレクト給食です。タンドリーチキン384人、ポテトのチーズ焼き263人でした。みなさんは何を基準に選んだのでしょうか?

 2学期の給食も今日が最後です。今学期もよくかんで、好き嫌いなく食べられたでしょうか?冬休み中も栄養バランスの整った食事をするようにし、3学期に元気なみなさんに会いたいですね。

 

12月1日の給食

 

   12月1日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 くきわかめサラダ

 ハニーピーナッツ

  みなさんはスパゲティというと何味を思い浮かべますか?カルボナーラ?ペペロンチーノ?明太子?忘れてならないのがナポリタンです。ふた昔前までは日本ではスパゲティというとナポリタンという人が多かったようです。

 ナポリタンとはスパゲティをトマトソースやケチャップでからめ、パルメザンチーズをかけたものです。具はピーマンやソーセージが一般的です。しかしナポリタンという種類のスパゲティはスパゲティの本場イタリアにはないそうです。ナポリタンという名前は、イタリアではトマトが多くとれるので首都のナポリの名前をとって「ナポリ風」ということでナポリタンと名付けたようで、日本独自のスパゲティになっています。

12月4~8日の給食

 

   12月4日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚揚げと豚肉の味噌炒め

 のっぺい汁

  みそ炒めに使われている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180度前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも 正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。


 

   11月5日の給食

 タンメン

 牛乳

 彩の国肉まん

 小松菜とひじきの炒め物

 りんご

  肉まんは中国では「ロウパオヅ」といい、小麦粉をこねて発酵させた蒸し中華まんじゅうの中に、肉を入れた点心のひとつです。今日の肉まんの正式名は「彩の国肉まん」といいます。この肉まんは名前のとおり埼玉県で採れた食材をたくさん使って作られています。皮は埼玉県産の小麦、具の豚肉も埼玉産の豚を使っています。

 タンメンとは、もやし、キャベツ、にら、にんじん、たまねぎなどの野菜と豚肉を炒めた中華料理店でも一般的なメニューです。タンメンは東京や横浜が発祥と言われている日本生まれの麺調理です。しかも今でも関東地方でしか知られていないようです。タンメンには塩味ものが多いですが、塩ラーメンとは違うようです。今日の給食では、豚肉、にんじん、にら、しいたけ、鴻巣産のキャベツとねぎを使ったタンメンです。


 

   12月6日の給食

 かて飯

 牛乳

 たらの野菜あんかけ

 鋳物汁

  「かて飯」って何だろう?炊き込みごはんとは違うの?と思っている人も多いでしょう。炊き込みごはんとは、季節の食材を豊富に使うごはん料理として食卓に登場しています。また、各地の郷土料理の中にも具に特徴のある炊き込みごはんがみられます。いずれにしても現在では、お米が主役で具が脇役になっています。しかし、その原型はお米が高価で十分に食べられなかった時代にお米を節約するために、麦や粟、稗などの雑穀や、野草、芋、だいこんといった「糧」と呼ばれるたくさんの具をかさを増す増量材として、少量の米に混ぜて炊き込んだものが「かて飯」だったのです。また、かて飯は秩父地方の郷土料理になっていて、秩父ではお客様がくると「おもてなし」の食事として作られています。今日のかて飯には「ずいき」という食品が入っています。「ずいき」は里芋の茎の部分を干したものです。今日のずいきは先月使った丸系八つ頭の茎を干しておいたものです。里芋は芋の部分だけでなく、茎もおいしく食べられることをぜひ知っておいてください。


 

   12月7日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごごまフライ

 五目煮豆

 みぞれ汁

 「みぞれ汁」とは「みぞれ鍋」を給食用にアレンジしたものです。みぞれ鍋とは大量のだいこんおろしを使った鍋料理です。だいこんおろしに火が通って半透明になった様子が、みぞれに似ていることからこう呼ばれています。別名「雪鍋」「あわ雪鍋」ともいわれます。寒くなり、だいこんもたくさん採れる冬に食べられる料理です。和食にはこのように季節を表す言葉が料理名につくことがよくあります。和食がユネスコ文化遺産になった理由のひとつでもあります。みぞれ鍋をつくるときは、ふつうのおろし金でだいこんおろしを作るよりも、「鬼おろし」という竹製のおろし器を使っただいこんおろしの方が食感が良いそうです。今日の給食では26kgのだいこんをおろしました。だいこんおろしによって汁にとろみがついて冷めにくくなります。まただいこんには消化を助ける酵素がたくさん入っています。食べ過ぎていたり、胃が疲れていたりするときにおすすめの食材です。


 

   12月8日の給食

 コッペパン

 牛乳

 ラザニア

 ボイルブロッコリー

 コンソメスープ

 

 

 今日は田間宮小特性の「ラザニア」についてお話しします。「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタ何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。

 

12月11日~15日の給食

 

   12月11日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フツールポンチ

 1頭の乳牛から1日にとれる牛乳の量は給食の牛乳何本分でしょう?(1)20本(2)50本(3)80本(4)100本(5)150本  正解は(5)150本です。赤ちゃんが牛乳だけで大きくなるというほど牛乳は人間が必要な栄養のほとんどを含んでいる「完全栄養食品」です。牛乳にとくにたくさん含まれているカルシウムは骨や歯を丈夫にするのはもちろんのこと、神経が伝わる時にも必要な栄養です。ですから、カルシウムが足りなくなると骨が折れやすくなったり、虫歯になってしまったりすることもあります。また、イライラしたり、落ち着きがなくなってしまったりします。授業中に集中できずによそ見ばかりしている人はいませんか?これは体からのカルシウム不足の赤信号です。集中できないので勉強もはかどりません。今日もしっかり牛乳を飲んでくださいね。寒くなってきたり、フルーツポンチがあると牛乳の残りが増えてきて悲しいです。


 

   12月12日の給食

 五目うどん

 牛乳

 さつまいもと鶏肉の旨煮

 みかん

  今日の旨煮に使われているさつまいもは鴻巣産のシルクスイートというとてもなめらかでおいしい品種です。

 寒くなってくるとよく食べられるようになる「みかん」。旬が10月くらいから2月くらいまでだからです。みなさんがよく食べているみかんは「温州蜜柑」という種類です。温州蜜柑の原種ができたのが中国の温州地方だったためこの名前がつきましたが、実際わたしたちが食べている温州蜜柑は500年くらい前の鹿児島県長島でその原種が突然変異でできたものを改良したものです。今では温州蜜柑の原種は日本になっています。英語でも「サツママンダリン」と呼ばれています。

 みかんには風邪を予防するのに効果があるビタミンCが多く、給食のサイズのみかんを3個食べれば1日に必要なビタミンCを補うことができます。皮を乾燥させたものは「陳皮」といい、七味唐辛子の材料や咳止めの漢方薬としても使われます。また、みかんの皮の白い筋の部分にはビタミンPと呼ばれる血管を丈夫にする栄養があります。みかんを食べる時は白い筋ごと食べたほうが栄養が取れていいかもしれませんね。

 今日さつまいもは鴻巣でとれたシルクスイートという品種のさつまいもです。名前のとおり、繊維が少なくシルクのようななめらかさがある甘いさつまいもです。1個2キロ以上あるものもありました。


 

   12月13日の給食

 中華おこわ

 牛乳

 かに玉の甘酢あんかけ

 チンゲンサイのスープ

  わたしたちのまわりには、中国から伝わってきた野菜がいっぱいあります。まるで日本の代表野菜のような「だいこん」や「はくさい」も遠い昔中国からやってきました。今日はスープに使われているチンゲンサイのお話です。

 チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜で、キャベツやブロッコリーなどと同じ仲間です。葉は緑色、茎はうすい緑色をしています。やわらかくてシャキシャキした歯ごたえが特徴です。カロテンやビタミンCが多く風邪予防に効果があります。スープ、おひたし、炒め物、煮物にとどんな料理にもあいます。体調の悪い人、風邪に負けそうな人はぜひたくさん食べてほしい野菜です。


 

   12月14日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 さわらの幽庵焼き

 かぼちゃのそぼろ煮

 白菜のみそ汁

  今日は「冬至」についてお話しします。冬至は1年でもっとも昼が短くなる日のことで、今年は12月22日です。この日にかぼちゃを食べると長生きするといわれています。昔は冬至のころになると緑黄色野菜が不足しあまり食べることができなくなり栄養不足になっていました。そこで、長期保存できるかぼちゃを夏に収穫して取って置き、冬に食べていました。また冬至にはゆず湯に入るという風習もあります。これはお風呂に入って病気を治すという意味の「湯治」とかけているということ、また、融通良く暮らせるようにという融通とゆずをかけて、願いが込められています。実際、ゆず湯に入ると皮に含まれている油の成分が溶け出し、湯冷めしにくくなるそうです。今日の魚のさわらは刻んだゆずとみそに漬け込んであります。冬至献立を味わっていただきましょう。


   12月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チリコンカン

 フラワーサラダ

  今日は、「カリフラワー」についてお話しします。白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。

 カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。問題です。カリフラワー植物のどの部分を食べているのでしょうか?(1)葉(2)実(3)つぼみ 正解は(3)つぼみです。ブロッコリーも同じく花が咲く前のつぼみの部分を食べています。そのため今日のサラダはフラワーサラダという名前がついています。

11月13~17日の給食

 

   11月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 和風ハンバーグ

 だいこんのみそ汁

 今日は、就学時健康診断のため1時間就職時間が早くなりました。

 今日はみそ汁にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。

 だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。葉にはビタミンCが多く疲れをとったり病気を防いだりする働きがあります。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。今日も鴻巣の大根です。根も葉も丸ごと使っています。


 

   11月15日の給食

 とり五目ごはん

 牛乳

 わかさぎフリッター

 沢煮椀

  沢煮椀とは豚の背脂を細く切って塩でもんで湯通し、これとにんじん、ごぼう、みつばなどをせん切りにした野菜をだし汁で煮て、しょうゆや塩で薄く味付けした汁物です。「多い」ということ「沢山(たくさん)」といったことから、たくさんの材料を使ったこの料理に「沢煮」という名前がついたようです。

 今日の給食では、豚肉、豆腐、にんじん、ごぼう、だいこん、しめじ、こんにゃく、ねぎ、そして鴻巣産の丸系八つ頭という特別なお芋の入った沢煮椀になっています。ごぼうやにんじん、しめじだいこん、こんにゃくには食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれます。


 

   11月16日の給食

 肉汁うどん

 牛乳

 ゼリーフライ

 キャベツソテー

  ゼリーフライはドラマの陸王でも有名な行田市の郷土料理です。おからとじゃがいもで作った衣の無いコロッケようなものです。形が小判に似ていることから、銭フライがなまってゼリーフライになったそうです。

 今日はうどんのお話です。埼玉県では日照時間が長く江戸時代から小麦栽培が盛んです。埼玉でとれる小麦は特にうどんに適していて、加須、熊谷、鴻巣などは作付面積も多くむかしからうどんを食べる習慣が根付いていました。そのため、加須うどん、熊谷うどん、川島のすったて、深谷の煮ぼうとう、秩父のおきりこみ、鴻巣の川幅うどんなど郷土料理やご当地うどんなども多くなっています。

 豚肉やねぎ、なす、油揚げなど具のたくさん入った温かいおつゆに、茹でてから冷水でしめたうどんを入れながら食べるのは全国でもこのあたり独特の食べ方です。きんぴらごぼうなどといっしょに食べることも多いです。今日は豚肉と鴻巣のねぎが入った肉汁うどんです。


 

   11月17日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 ほうれんそうサラダ

 小魚

  今日はサラダにたっぷり入っているほうれんそうのお話です。ほうれんそうは西アジア原産でペルシャで栽培され始めました。「ほうれん」とは中国語で「ペルシャ」のことで、ペルシャからシルクロードを経由して中国に伝わり、日本へは17世紀に入ってきました。ほうれんそうはにんじん、かぼちゃと並び代表的な色の濃い野菜です。目や鼻の粘膜を強くするビタミンA、免疫力を高めるビタミンC、貧血予防に効果のある鉄分が多く含まれています。特に寒くなってくると栄養価や甘味が増します。寒くなってきたためか風邪気味の人が多いようです。調子が悪いな、と思う人はぜひおかわりしてください。

11月27~30日の給食

 

   11月27日の給食

 カレーライス

 牛乳

 ボイルブロッコリー

 キャラメルポテト

  今日は1年生のリクエスト献立です。主食部門1位のカレーライス、副菜部門1位のキャラメルポテトに野菜が少なかったので副菜部門3位のボイルブロッコリーを組み合わせました。ほかに人気があったメニューはチャーハン、はちみつパン、餃子、春巻、ミニトマト、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。田間宮小のみなさんは給食大好きな人が多くてうれしいですね。

 給食のカレーは家のカレーと違うと言われることがよくあります。今日はその秘密をお教えしましょう。給食ではカレールーは、小麦粉とバター、油をじっくり30分以上炒めて作ります。そこへカレー粉を入れさらに10分以上炒めてる作ります。具は、豚肉、たまねぎ、にんじん、じゃがいもです。たまねぎも長時間じっくり炒めて甘味を出します。さらにかくし味として、ケチャップやソースのほかにすりおろしたりんごも入れます。最後にみなさんにカルシウムをとってもらいたくてスキムミルクを入れています。給食のカレーが白っぽいのはこのためです。


 

   11月28日の給食

 チャーハン

 牛乳

 春巻

 わかめスープ

  昨日の1年生のリクエストでも上位に入っていたチャーハンと春巻です。今では、日本でもすっかりおなじみになった中華料理です。チャーハンは炊いた白飯と様々な具とともに油で炒めたごはん料理です。日本ではチャーハンと呼ぶ以外に「焼き飯」「炒めごはん」などと呼ばれることもあります。工夫次第で様々な食材を使用することができることから、冷蔵庫の残り物を処分でき、また短時間で手軽に作れるという理由から今では日本の家庭料理としても根付いてきました。

 春巻は、小麦粉で作った皮で具を棒状に包み、油で揚げたものです。春巻という名前の由来は、もともと2月4日の立春の頃、お祝いとして新芽が出た野菜を具として作られたことから「春の食材を巻く」「春巻」と名付けられたようです。今日の春巻の正式名は「彩の国春巻」です。具に使われている豚肉、小松菜、えのきたけは埼玉県産を使用しています。地元でとれたものを地元で消費する「地産地消」にみなさんもぜひ取り組んでください。


 

   11月29日

 はちみつパン

 牛乳

 オムレツのデミソースかけ

 ポトフ

 みかん

  「ポトフ」とはフランスの家庭料理です。材料を壺に入れ、火のそばに置いて畑仕事にでかけ、帰ってきたらできあがっているというものです。牛肉やソーセージなどの肉と、大きく切ったにんじん、たまねぎ、セロリ、かぶなどの野菜をじっくり長時間煮込んだ料理です。スープは塩や黒胡椒、ハーブなどで味を調え、マスタードを添えて盛り付けします。日本のおでんがこれとよく似ていますね。問題です。「ポトフ」とはフランス語でどんな意味でしょうか?(1)野菜(2)長く煮る(3)火にかけた鍋  正解は(3)「火にかけた鍋」です。今日は豚肉の角切りとじゃがいも、にんじん、たまねぎ、キャベツ、うずら卵を入れコンソメで味付けしました。


 

   11月30日

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 カレイのレモン風味

 大豆の磯煮

 白菜のみそ汁

  今日、給食に使われている魚の名前はわかりますか?今日は「カレイ」についてお話しします。カレイは日本に約40種類ほど生息しています。体が薄く平らで、片側に目が寄っている魚です。皮の色は目がある方が茶色で反対が白です。白側を下にして海底の砂地に住んでいます。

 よく似た魚に「ひらめ」がいます。かれいとひらめの見分け方のひとつに「左ひらめ、右かれい」と言って目のある側を表にし、背を上、腹を下にして見たとき、「頭と目が左側にあるのがひらめ、右側にあるものがかれい」と言われています。しかし例外もあります。同じかれいでも、アメリカ産と日本産では違うものもあります。他の見分け方は多くの場合、かれいは口が小さく、ひらめは大きいようです。これを目安に魚売り場を見てみましょう。

11月20~24日の給食

 

   11月20日の給食

 さきたまボール

 牛乳

 ペンネのトマトビーンズソース

 フラワーサラダ

  今日のパンの名前はさきたまボール!このパンには秘密があります。埼玉は小麦の生産量が全国でも多い地域です。ですが埼玉の小麦は本来うどんに適したもので、パンに使うにはとても難しい小麦です。それをパン屋さんが工夫に工夫を重ねて100%埼玉の小麦を使ったパンを作ってくれました。もう第3校舎に貼ってある「こんなにあるよ!埼玉の農作物」という掲示物は見ましたか?これを機会に埼玉県でどんなものが作られているか調べてみてください。


 

   11月21日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚揚げとねぎのみそ炒め

 とうもろこしの華風スープ

 焼きいも

  今月のねぎはすべて鴻巣のものを農家さんから直接持ってきてもらっています。そこで今日はねぎのお話です。

 わたしたちが一般に「ねぎ」と言っているものは別名「根深ねぎ」「長ねぎ」「白ねぎ」で、根元に土を寄せて白い部分が長くなるように栽培したものです。関東より北の地域で多く栽培されています。関西では「ねぎ」というと全部緑色の「葉ねぎ」のことをさします。

 ねぎにはにんにくやにらと同じ香りの成分「硫化アリル」が含まれています。この成分は、胃液の分泌を促し、発汗など代謝を高めるので、食欲が増し、消化をうながし、疲れが早く回復したり、風邪予防に効果があります。また硫化アリルには糖分をエネルギーに変える働きのあるビタミンB1の働きを高めます。ビタミンB1は豚肉や大豆、大豆製品に含まれています。今日の炒め物には豚肉と大豆から作られた厚揚げが入っています。お菓子などの糖分を消費してもらうためにもビタミンB1を活性化させるねぎをいっぱい食べましょう。

 今日の焼きいもに使われているさつま芋は鴻巣のものです。皮ごと食べると栄養をいっぱいとることもでき、げっぷやおなかが張るのを防ぐこともできます。


 

 

   11月22日の給食

 しめじごはん

 牛乳

 ハタハタの磯辺揚げ

 きりたんぽ汁

  「きりたんぽ」は秋田県の代表的な郷土料理です。もともとは木こりたちが山作業の時に残ったごはんを棒に巻き付け、味噌をつけて食べたとか、そのごはんを山鳥やきのこなどといっしょに煮込んで食べたのが始まりとされています。「たんぽ」は槍の刃のカバーの「たんぽ」に似ているからこの名前がついたそうです。「たんぽ」は炊いたご飯を多少米粒が残る程度までつぶし、棒に巻き付け囲炉裏であぶったものです。今日の給食では「きりたんぽ汁」として提供します。今日はきりたんぽが別に配缶されているので、いただきますをしたらおつゆの中に入れてください。

 磯辺揚げになっている「ハタハタ」は日本海で冬に取れる魚で、秋田県の県の魚になっています。秋田県で雷の鳴る11月頃にとれることから「カミナリウオ」とよばれることもあります。漢字では「鱩」とも書きます。

 今日は秋田県フェアですね。よく味わって食べてください。


 

   11月24日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 ホキフライ

 ボイルキャベツ

 秋の味覚ポタージュ

  栗は秋においしく味わう食べ物です。10月の給食ではごはんに栗を混ぜた「五目栗おこわ」として食べました。今日はかぼちゃのスープに栗を混ぜた「秋の味覚ポタージュ」です。同じく秋の味覚のしめじやこの時期においしいブロッコリーやにんじんもいっしょに入っています。さらに1、2年生が収穫したさつまいももたっぷり入っています。

 栗にはビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり入っています。栗には美容に良い栄養が多く、アンチエイジングという若返りの効果があると言われています。みなさんは栗拾いをしたことがありますか?栗には触ると痛い「イガ」があります。このイガは葉と同じように実を大きくする大事な働きをしています。さらに、森の中で動物たちに取られないように実を守る働きもしています。今年度給食で登場するのは最後になる高級なニホンクリです。味わって食べてください。

11月6~10日の給食

    

   11月6日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 鮭のねぎみそ焼き

 肉じゃが

 ほうれんそうのおひたし

  今月は「彩の国ふるさと学校給食月間」です。これは収穫の秋の11月に、給食に地元の食材をたくさん取り入れ、生産に携わる人に感謝し、ふるさと、郷土食に理解を深めるために作られました。みなさんも埼玉県や鴻巣市のついてたくさんのことを知ってください。

 給食では毎日飲んでいる牛乳も埼玉県の牛から絞られたもの、そしてお米もすべて鴻巣市産です。さらに今日のお米は特別栽培米の「こうのとり伝説米」です。給食では一年中地元の食材が使われていることを知っていましたか?今月の給食ではねぎ、キャベツ、だいこん、はくさい、さつまいもは鴻巣市産のものを使います。さらに埼玉県や各地域の郷土料理もたくさん給食に登場します。楽しみにしていてください。合わせて、みなさんはもう第3校舎1階に貼ってある「こんなにあるよ!埼玉の農産物」よいう掲示物を見ましたか?よく見て埼玉県のことを知ってください。


 

   11月7日の給食

 しゃくし菜ごはん

 牛乳

 いかのかりん揚げ(低1こ高2こ)

 煮ぼうとう

  今日のごはんに入っている葉野菜は「しゃくし菜」です。正式名は「雪白体菜」といいます。葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。今日はその秩父産のしゃくし菜を漬物にしたものをごはんに炊き込みました。

 今日はもうひとつ「煮ぼうとう」のお話です。煮ぼうとうは埼玉県深谷市の郷土料理です。幅の広い平打ち麺と野菜を煮込んだものです。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」「おっきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそうなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを下茹でせずに野菜と煮込むことで、ほどよくとろみがつき、温かさが増します。地元の偉人の渋沢栄一も好んでよく食べていたそうです。埼玉県の味を良く味わってください。


 

 

   11月8日の給食

 ソフトフランスパン

 ブルーベリージャム

 牛乳

 たこナゲット

 ポークビーンズ

 ブロッコリーサラダ

  今日11月8日は「118」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本歯科医師会によって制定された記念日です。そこで、今日の給食にはソフトフランスパン、たこ、大豆、ブロッコリーやキャベツなどたっぷりの野菜など噛みごたえあるものがたくさん登場しています。よく噛むことで歯が丈夫になるだけでなく、脳の働きも活発になります。

 ジャムになっているブルーベリーは北アメリカ原産のいちごの仲間のくだものです。日本では長野や岩手、北海道などの涼しいところで栽培され、6~8月にかけて収穫されます。埼玉県も美里町や秩父市などで栽培されています。ブルーベリーの色素のアントシアニンは目の働きを高める働きがあります。


 

   11月9日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 さばの塩焼き

 ねぎぬた

 けんちん汁

  今日のごはんも「こうのとり伝説米」です。

 「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。

 ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。ふっかちゃんで有名なたくさんとれる深谷ねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。味わって食べてください。


 

   11月10日の給食

 ナン

 牛乳

 カレーミート

 コンソメスープ

 りんご

  みなさんが大好きなカレーがどこの国の料理か知っていますか?カレーはもともと「カリ」と呼ばれるインドの料理がイギリスへ伝わったものです。日本へは今から100年以上前に伝わりました。そこで今日はいつもより本格的にインド料理らしく食べようとナンを登場させました。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来といわれています。小麦粉をヨーグルトと牛乳でのばし、タンドールという土窯の内側にはりつけてふんわり焼き上げるため、表面はでこぼこしてところどころにふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに伝統的な「ギー」というヤギの脂を薄く塗るそうです。今日はナンをちぎってカレーミートをつけながら食べてください。

11月1~2日の給食

 

   11月1日の給食

 豚肉とごぼうの炊き込みご飯

 牛乳

 だし巻きたまご

 なめこ汁

  目玉焼き、炒りたまご、オムレツ・・・焼いた卵料理がたくさんある中で、今日の給食は「だし巻きたまご」の登場です。名前のとおり、だし巻きたまごは、よく溶いたたまごとだし汁を合わせて、ふんわりと四角く焼き上げたものです。あれ?似た料理に厚焼きたまごもありますが、どこが違うのでしょうか?だし巻きたまごはだし汁を入れ、薄味で仕上げ、関西でよく食べられています。厚焼きたまごはだし汁をいれることもありますが、砂糖などを入れ、しっかり味をつけ、関東でよく食べられています。この違いは江戸時代の生活の違いからできたものだそうです。みなさんの家のたまご焼きはどんな味ですか?


 

   11月2日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 鶏肉とカシューナッツの炒めもの

  今日は「チャンポン」についてお話しします。始まりは明治32年の長崎で開店した中国福建省出身の中国人店主だといわれています。この料理の基本にあるのは故郷福建省の肉や野菜の入った麺料理です。これに長崎の海でとれるいか、えび、あさりなどを加えて麺にのせました。これを「ちゃんぽん」と名付けました。「ちゃんぽん」の名前の由来にはいくつかあります。福建省語の「ごはんを食べる」という意味の「シャポン」から、また江戸時代の造語で「異なるものを混ぜる」という意味の「ちゃんぽん」から、またインドネシア語の「ごちゃ混ぜ」という意味の「チャンプル」からとたくさんの説があります。肉、魚介類、卵、野菜が混ざって栄養たっぷりのちゃんぽん麺を残さず食べましょう

10月30~31日の給食

 

   10月30日の給食

 黒パン

 牛乳

 たらのピザ焼き

 ブロッコリーサラダ

 ウインナーとレンズ豆のスープ

  スープに入っているレンズ豆のお話です。レンズ豆はマメ科の植物で原産地は西アジアです。今から4000年以上も前から栽培されていて、人類最初の栽培植物のひとつですが、日本に入ってきたのはごく最近のことです。マメの形から「ひら豆」ともよばれています。種子の部分を食用として、スープ、サラダ、鍋料理、肉の代用品としても食べられています。また、豆を挽いて粉にし、小麦粉などと混ぜてケーキなどのお菓子にも使われれています。消化が良く、病人食や乳幼児食、高齢者の食事の材料としても使われています。

 レンズ豆。めがねなどのレンズのような形だからこの名前がついたと思っている人もいるかもしれませんが、これは逆。昔、最初にガラスで「レンズ」を作った人が、このガラスの形がレンズ豆に似ているので「レンズ」という言葉をとったそうです。


 

   10月31日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごのかりん揚げ(低2こ高3こ)

 かぼちゃの甘煮

 のっぺい汁

  のっぺい汁とは全国各地にある郷土料理です。にんじん、さといも、油揚げなどをだしで煮て、しょうゆ、塩で味をつけ片栗粉などでとろみをつけた料理です。鶏肉や魚を入れるところもあります。材料の組み合わせ方、切り方、汁の量なども地方によって少しずつ違います。祭り、仏事、正月など昔から催しもののある日に作られていました。地方によって「のっぺい汁」「のっぺ」「のっぺ汁」などいろいろな呼び方をしますが、いずれもとろみのある料理です。とろみがのっぺりしているのでのっぺいになったようですね。

 今日はかぼちゃ料理です。それは、今日10月31日がハロウィンだからです。ハロウィンとは古代ヨーロッパから伝わる霊をまつるお祭りです。アメリカでは大きなオレンジ色のかぼちゃをくり抜いて作ったお化けランタンにろうそくをともして飾る秋のお祭りになっています。日本では魔女などに仮装をしてパーティーやパレードを行っているところもあります。

 かぼちゃには目やのど、鼻の粘膜を強くするビタミンAがたくさん含まれています。風邪やインフルエンザにかかりたくない人はしっかり食べましょう。

10月24~27日の給食

 

   10月24日の給食

 鴻巣ねぎ旨うどん

 牛乳

 切り昆布の煮物

 いがまんじゅう

  今日は「市民の日お祝い献立」です。2005年に鴻巣市、吹上町、川里町の1市2町が合併した10月1日を「市民の日」として制定しました。そこで今日は鴻巣のねぎをたっぷり使ったうどんと、鴻巣市からプレゼントの「いがまんじゅう」が登場です。いがまんじゅうは旧川里町が発祥といわれ、羽生市や旧騎西町などで昔から食べられている和菓子です。田舎まんじゅうの表面に赤飯がまぶしてあり、見た目が「栗のいが」に似ていることから「いがまんじゅう」と名付けられたようです。まんじゅうと赤飯という一見ミスマッチな組み合わせですが、甘じょっぱさともっちりとした食感です。今でもお祝いなどのごちそうとして地域に親しまれています。

 今日は鴻巣市の菓子組合の職人さんたちが給食のために食べ切りサイズで特別に作ってくださいました。この機会に鴻巣市の歴史を調べたり、農業、工業、文化などについて興味を持ったりして、将来の鴻巣市についても考えてみましょう。


 

   10月25日の給食

 メロンパン

 牛乳

 ポテトのチーズ焼き

 ミニトマト

 コンソメスープ

  今日は2年生のリクエスト献立です。主食部門1位のメロンパン、主菜部門1位のポテトのチーズ焼き、副菜部門2位のミニトマト、汁物部門2位のコンソメスープを組み合わせました。他に人気があったメニューは黒パン、マーボー豆腐、肉じゃが、なめこ汁でした。

 メロンパンは、あんぱん、ジャムパンなどと並ぶとてもメジャーなパンなのに謎が多くありませんか?メロンに似た形だから?メロンの香りがするから?メロンの味がするから?メロン入っている?日本発祥の菓子パンということは分かっているのですが誰が最初に作ったのか、名前の由来はなんなのかたくさんの説がありはっきりしていません。このパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方ではわたしたちがメロンパンといっているもののことを「サンライズ」といい、関西でメロンパンと呼ばれているものはラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っているそうです。旅行に行った時などに食べ比べてみてください。


 

   10月26日の給食

 タコライス

 牛乳

 にんじんしりしり

 セレクトおつまみ

  今日はセレクトおつまみです。ヨーグルトレーズン261人、ハニーピーナッツ328人、青のり小魚63人でした。みなさん何を基準に選んだのでしょうか?好きなもの?苦手なものを避けた?あまり食べたことのないものにチャレンジした?自分の選んだものなので残さず食べてくださいね。

 「タコライス」「人参しりしり」とも沖縄県の郷土料理です。タコライスといってもたこの入っているごはんではありません。メキシコ料理のタコスの具である、ひき肉、チーズ、レタス、トマトをのせたごはんです。辛味のあるサルサソースをかけて食べます。1984年に沖縄県の飲食店のオーナーがアメリカ兵のために考えたのが始まりです。給食では、ごはんの上に、ピリ辛の豚肉、レタスの代わりの茹でたキャベツ、タコスの代わりの揚げワンタンをのせて混ぜながら食べてください。


 

   10月27日の給食

 吹き寄せごはん

 牛乳

 鮭の幽庵焼き

 沢煮椀

 みかん

  今日は「吹き寄せごはん」についてお話します。「吹き寄せ」とは、秋の色づいた葉が風で吹き寄せられた様子を表したもので、秋から冬にかけて、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため秋の食材が使われることも多く、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日の給食でが秋が旬のさつまいも、しめじ、そして紅葉を表した人参を入れて炊き込みました。秋の味覚を楽しみながらおいしくいただきましょう。季節を感じることができましたか?

10月16~20日の給食

 

   10月16日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 炒り鶏

 相性汁

 のり佃煮

  相性汁は和食の調味料みそと洋食の素材の牛乳が相性良く組み合わさった汁物です。

 今日はごはんのお供の佃煮のお話です。「佃煮」は日本に昔からある保存食品です。江戸時代に徳川家康が江戸(今の東京)に移る際に摂津(今の大阪と兵庫の一部)の漁師を隅田川の河口付近の埋め立て地(今の中央区佃島)に住まわせました。その漁師たちが売り物にならない小魚を甘辛く煮詰め、自家製の惣菜にしたのが始まりです。味もよく、安く、保存もきくことから江戸庶民に広まり、その後参勤交代の武士が佃島名物として各地に持ち帰り、全国に広まっていきました。今日は海苔の佃煮です。ごはんにとても合いますが、佃煮だけでご飯を食べるのではなく、炒り鶏や相性汁とも交互に食べてください。


 

   10月17日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 豆サラダ

 サラダに入っている緑色の豆は「枝豆」です。そして紫色の豆は「レッドキドニービーンズ」という豆です。日本では赤インゲン豆といわれています。9月から11月に旬を迎えます。問題です。レッドキドニーの「キドニー」とは私たちの体の中にある内臓の名前です。豆の形がこの内臓に似ているので、この名前がつきました。その内臓とは次のうちどれでしょうか?(1)心臓(2)肝臓(3)腎臓  正解は(3)腎臓です。鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。また、豆の中でも特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。


 

   10月18日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 コロッケ

 ボイルキャベツ

 パスタスープ

 

 

みなさんが大好きなコロッケ。さてコロッケはどこの国の料理でしょうか?(1)フランス(2)イタリア(3)ドイツ 正解は(1)フランスです。コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。

 今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた田間宮小独自の栄養いっぱいのコロッケです。


 

   10月19日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツポンチ

  今日は人気メニューのフルーツポンチのお話です。「ポンチ」とはもとは英語の「パンチ」がなまったものですが、そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パーンチ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。ですから今日もカレーライスとセットでフルーツポンチが登場です。

 昔、紅茶発祥の地でもあるインドで、紅茶の飲み方の一つに果物を入れた冷やした紅茶がありました。それがイギリスに伝わり、お酒や水、レモン水、砂糖などを混ぜ合わせた「パンチ」という飲み物になり、1600年には飲まれていたようです。日本では1923年に銀座のフルーツパーラーの千疋屋でお酒の入っていない、果物やシロップ、炭酸水などを入れたフルーツポンチが提供されています。田間宮小の今日のフルーツポンチにはパイン、みかん、黄桃、ぶどうゼリー、レモン味のこんにゃくゼリーが入っています。お味はいかがですか?


 

   10月20日の給食

 小松菜ごはん

 牛乳

 豚肉とれんこんの黒酢炒め

 たまねぎのみそ汁

  今日はごはんに入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。

10月10~13日の給食

 10月10日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 さばフライ

 野菜ソテー

 トマトスープ

 りんご

  今日はパンにさばフライと野菜ソテーを挟んで「さばサンド」として食べてください。今日はトルコ料理についてお話しします。なぜ?って、それはさばサンドがトルコの名物料理だからです。トルコ料理は、フランス料理、中華料理とともに「世界三大料理」のひとつにあげられています。しかし、トルコ料理がどんなものか日本ではあまり知られていません。トルコ料理で有名なものと言ったら、「ドネルケバブ」や日本ではトルコアイスと呼ばれている「ドンドゥルマ」ではないでしょうか。トルコはヨーロッパとアジアの境目にあるため何百年、何千年も前から人の往来が激しく、いろいろな文化が持ち込まれました。日本の2倍近くの広大な国土で穀物、野菜、果物、肉類、魚介類など豊富です。トルコのさばサンドはかためのパンのバケットにオリーブオイルで焼いたさばと玉ねぎ、にんじん、トマト、レタスなどをはさみます。塩胡椒やレモン汁をかけて食べます。給食のさばサンドを食べてトルコに行った気分になってください。


 10月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 チンジャオロースー

 チンゲン菜とあさりのスープ

  チンジャオロウスーは日本でもすっかりおなじみとなった中国の代表的な料理です。「チンジャオ」はピーマンのこと、「ロウ」は肉、「スー」は糸、つまり細切りという意味です。つまり、チンジャオロウスーは細く切ったピーマンと肉を炒めた料理のことです。中華料理屋では牛肉を使って「チンジャオニュウロウスー」と書かれていることもあります。

 ピーマンという名前はフランス語のピメンに由来していて、英語では形からベルペッパーといいます。ペッパーというようにピーマンは唐辛子の仲間で、辛味成分であるカプサイシンが少ない唐辛子のです。南アメリカ原産の辛い唐辛子がヨーロッパに伝わり長い年月をかけて甘く改良されていきました。ピーマンには風邪予防に効果があるビタミンAやビタミンCが多く含まれています。ピーマンを仲間外れにしないでくださいね。


 10月12日の給食

 五目栗おこわ

 牛乳

 鰆の西京焼き

 厚揚げときのこのすまし汁

  今日は五目栗おこわです。「おこわ」とはもち米を蒸したごはんのことをいいます。もともとは「強飯」言っていたものを宮中の女性が丁寧に言っていたものが広まりました。独特のモチモチした食感が普通に炊いたうるち米のごはんより、強い飯つまりかたい飯という意味で呼ばれていました。今日は栗や野菜と一緒に炊いた五目栗おこわです。

 栗は実りの秋の代表的な作物です。クルミやアーモンドと同じナッツの仲間です。世界で栽培されている栗はチュウゴクグリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリ、ニホングリの4種類です。ニホングリはもちろん日本で生まれたもので、特徴は世界の栗の中で一番大きくおいしいことです。栗は2000年前から地球上にあったといわれ、人々が米や芋、小麦などを作り出すまでは主食として食べられていました。栗にはごはんやパンをエネルギーに変える働きのあるビタミンB1や若返りの効果があるビタミンEが含まれています。

 今日の栗はとても高級なので良く味わって食べてください。


 10月13日の給食

 たまごパン

 牛乳

 塩焼きそば

 白菜と肉団子のスープ

 もともと焼きそばは中国の料理で、中華麺を炒めたり、揚げたりした料理をまとめて「炒麺」とよんでいたものが日本に伝わって今のような料理になりました。縁日やバーベキューでも日本では焼きそばといえばソース味が主流ですが、中国では醤油味や塩味のもの、あんかけやスープのものもあり、バリエーションの多さはチャーハンと同じくらい何百もあります。今日の給食ではいかやえびも入れ、いつものソース味ではなく、塩味でちょっとピリ辛に仕上げてみました。お味はいかがですか?たまごパンを自分で裂いて焼きそばをはさんで、焼きそばパンにしてもおいしいですよ。

9月25~29日の給食

 

   9月25日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 きのこスパゲティ

 枝豆フリッター

 キャベツとコーンのサラダ

  今日は「きのこ」についてお話します。しいたけやまつたけ、しめじなどをまとめて「きのこ」と言います。問題です。きのこは植物でしょうか?動物でしょうか?正解はきのこは植物でも動物でもありません。きのこは「菌類」といって植物や動物の仲間とも違う第三の生き物なのです。菌類は世界で10万種類もあるそうですが、詳しい生態がわかっているのはごく一部です。日本は世界で一番きのこの種類が多く、一年中食べられますが、きのこといえば秋が一番おいしくなります。今日のスパゲティにはしめじ、えのきたけ、マッシュルーム、エリンギが入っています。見分けがつきますか?きのこはエネルギーが少なく、お腹ぽっこりが気になる人にはおすすめの食品です。食物繊維が多く、お腹の掃除もしてくれます。また、きのこにはカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDがたっぷり入っています。骨を丈夫にしたい!背が高くなりたい!という人は牛乳ときのこをセットでしっかり食べましょう。


 

   9月26日の給食

 ごはん

 牛乳

 さんまの蒲焼き

 きゅうりの漬物

 なめこのみそ汁

  今日は「さんまのかば焼き」についてお話します。かば焼きといったらうなぎですが、そこは給食、残念ながら1食244円の給食費ではうなぎのかば焼きは出せません。かば焼きという名前は、昔うなぎは口から尾にかけて串を刺して丸焼にしていました。その形がガマという植物の穂に似ていることから「ガマ焼き」がなまって「かば焼き」とよばれるようになりました。

 さんまは漢字で「秋刀魚」と書きます。この由来は、さんまが秋が旬で、形が刀のように鋭く、細長い魚なのでこの漢字があてられました。「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂がたっぷりのった秋のさんまには栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていたからです。さんまには筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらにさんまには脳を刺激し、ボケを防ぎ、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。成績アップを望む人はさんまをよくかんで食べればさらに効果があるでしょう。こんな栄養たっぷりのさんまを残すなんてもったいないですよね。


 

   9月27日の給食

 マーブル食パン(ココア)

 りんごジュース

 ハンバーグのケチャップソースかけ

 野菜コロッケ

 野菜入りさつま揚げ

 ボイルブロッコリー

  今日はなかよし給食です。教室でお弁当箱におかずをつめて、体育館で食べました。なかよしグループになり上学年は下学年のお世話をしっかりして、楽しい給食時間を過ごしていました。


 

   9月28日の給食

 コーンみそラーメン

 牛乳

 わかさぎフリッター

 千草炒め

  フリッターになっている「わかさぎ」のお話です。わかさぎは全長10cmほどの小さく細長く透き通るような魚です。氷の張った湖に穴を開けてわかさぎを釣る風景はニュースでもとりあげられています。わかさぎは本来サケやアユと同じように、海にすんでいて、産卵期になると川を上る魚ですが、淡水にもすめるため最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移されて繁殖し、淡水魚化しています。

 わかさぎは漢字で「公魚」とも書きます。これは江戸時代に霞ケ浦の北にある麻生の藩主が毎年将軍家(公方)へ年賀に参上する時に串焼きにしたわかさぎを献上していたことから将軍家御用達の魚「御公儀の魚」からこの漢字があてられたそうです。

 わかさぎは丸ごと食べられるので、カルシウムたっぷりです。5,6尾食べれば一日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血予防に効果がある鉄分、口内炎に予防に効果があるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富に含まれています。


 

   9月29日の給食

 えびピラフのパプリカソースかけ

 牛乳

 グリーンサラダ

 ミックスナッツ

  ナッツとは殻に包まれた木の実のことをいいます。今日のミックスナッツの袋のにはアーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ひよこ豆が入っています。みなさんはもちろん見分けがつきますよね?

 ナッツには質の良い植物性の脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまい血の流れが悪くなってしまう動脈硬化という病気を予防してくれます。また、鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。さらにナッツ類にはビタミンBやビタミンEが多く、若返りの効果もあります。よくかみしめて食べましょう。

10月2~6日の給食

 

   10月2日の給食

 豆腐飯

 牛乳

 ツナ入りたまご焼き

 ちゃんこ汁

  豆腐飯は群馬県の利根地区の郷土料理です。群馬県利根地区平地が少なく米を作るのが困難だったため、昔からこの地域は大豆の産地で豆腐作りが盛んでした。大豆は荒れ地でも作れる作物だったため、大豆加工品は貴重なたんぱく源として生活の知恵が受け継がれています。豆腐飯も米が貴重だった時代、豆腐や野菜を入れて、かさを増した昔の人の工夫が生かされています。豆腐は植物性のたんぱく質やビタミン、ミネラルがたっぷり含まれているため健康食品として世界各国でも注目され食べられるようになってきました。


 

   10月3日の給食

 ごはん

 いわしの南蛮漬け

 ほうれんそうの磯香あえ

 豚汁

  明日10月4日は「104」でいわしの日です。いわしはこの時期に脂がのる秋が旬の魚です。今日はピリ辛の南蛮漬けになって給食に登場しました。

 いわしはニシンの仲間の魚で、群れをつくって回遊するのでまとめて捕まえることができ、昔から庶民の味として親しまれ、日本各地の郷土料理にもよく登場する魚です。また、いわしは世界中で食べられていて、特に南フランス、イタリア、スペインでいわし料理がたくさんあります。

 いわしの脂には血液をサラサラにしたり、頭の働きを活発にするEPAやDHAがとても多く含まれています。また、骨まで丸ごと食べるのでカルシウムもたくさんとれ、骨が丈夫になります。よく噛んで頭と体に栄養を与えてください。


 

   10月4日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 照り焼きチキン

 ミニトマト

 武蔵野スープ

 お月見デザート

  埼玉県川越市はさつまいもの名産地として有名です。そこで今日の給食のさつまいもの入ったスープに川越市周辺の昔の呼び名の「武蔵野」をとり武蔵野スープと名付けました。よく味わって食べてください。

 今日は十五夜です。十五夜とは昔の暦の8月15日のことをいいます。昔の暦は月の満ち欠けで日付を決めていました。昔の暦で秋は7月から9月のことをさし、真ん中の8月15日の月を「中秋の名月」と呼びました。今年は今日がこの中秋の名月です。この日にはススキや団子を飾り、月を眺めながら、豊作を願ったり、収穫を祝ったりしていました。採れたてのの茹でた里芋を飾ることから「芋名月」とも呼ばれています。今日はかわいいうさぎのデザートがついているのはこのためです。今夜はぜひ月を眺めてみてください。


 

   10月6日の給食

 海鮮ピリ辛ラーメン

 牛乳

 おさかナッツ

  今日はカシューナッツについてお話しします。カシューナッツはとてもユニークな実の付け方をします。ナッツの部分は種ですが、その種はほかの野菜や果物と違って果実の中ではなく外に実ります。カシューナッツの果実はカシューアップルといい、りんごのような黄色や赤色をしていて、ピーマンのような形をしています。その下に勾玉のような形の皮におおわれたナッツが実ります。普通は生で食べずに、収穫した実は手作業で果肉と種子に分けられてから、天日干しにして、煎って殻をむいたものが使われます。中国料理やインド料理によく使われます。カシューナッツにはお肌をつるつるにしたり、若返りのもとになるビタミンEという栄養が含まれています。その他に、カルシウムの吸収をよくしてくれるマグネシウムという栄養も含まれています。今日はホキという白身の魚、じゃがいも、ピーマンと一緒に炒めました。よくかんで若返りの栄養を手に入れましょう。


 

   10月6日の給食

 ひき肉ともやしのあんかけ丼

 牛乳

 こんにゃく入り海そうサラダ

 小魚アーモンド

  昆布、ひじき、わかめなどをまとめて海藻といいます。今日のサラダは海藻サラダです。今日のサラダに使われている海藻は、わかめ、こんぶ、茎わかめ、とさかのりです。見分けはつきますか?島国の日本にとって海藻は大昔から貴重な食料でした。縄文時代や弥生時代の遺跡からも海藻を食べていた形跡が残っています。また、日本最古の法律701年の大宝律令には税をわかめや昆布で納めるようになっていました。

 海藻には多くのビタミン、ミネラルが含まれています。また食物繊維も多く、お腹の調子を整えるだけでなく、糖尿病や高コレステロールなどの生活習慣病を予防する働きがあります。また海藻類に多いぬめりの成分のフコイダンは免疫力を高めたり、アレルギー症状を和らげたりするといった働きがあり、近年注目を浴びています。

9月19~22日の給食

 

   9月19日の給食

 ごはん

 牛乳

 かつおの竜田揚げ

 切り干し大根の炒め煮

 つぼん汁

  今日は「つぼん汁」についてお話します。つぼん汁は熊本県人吉球磨地方に伝わる郷土料理です。もともとは秋祭りに作られていましたが、今では正月や祭り、祝い事などの行事に作られています。この地域では、赤飯には必ずこのつぼん汁が添えられています。鶏肉、豆腐、にんじん、だいこん、ごぼう、こんにゃくなどたくさんの野菜を濃い口の醤油で味付けします。深い壺でこの汁を盛りつけることから「つぼの汁」がなまって「つぼん汁」になりました。


 

   9月20日の給食

 たまごパン

 牛乳

 マカロニのヒリヒリあえ

 イタリアンサラダ

  マカロニのヒリヒリあえに使われているマカロニはペンネマカロニというもので、太くて短く、筒状で、端が斜めに切ってあり、万年筆のペン先に形が似ているのでこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、ソースにからめてそのままパスタ料理として食べるほかに、グラタンやサラダなど幅広い料理に使われます。

 食べ物はみなさんの体に入ってからいろいろな働きをしてくれます。その働きは大きく3つに分かれます。今日はそのひとつ「エネルギーのもとになるたべもの」です。毎月の献立表にも書いてあるので知っていますよね?ごはんやパン、めん、マカロニ、さらに油や砂糖、じゃがいもやさつまいもなどがエネルギーのもとになる食べ物です。車でいったらガソリンです。車はガソリンがなかったら動きませんよね?みなさんの体もごはんやパン、いもなどを食べないと力が出なくなってしまいます。今日はパンとマカロニでエネルギーのもとになる食べ物がたっぷりです。よくかんで食べて、ガソリンを体に取り入れましょう。


 

   9月21日の給食

 ビビンバ丼

 牛乳

 中華スープ

  「ビビンバ」とは韓国の混ぜご飯です。「ビビン」が「混ぜる」、「パ」が「ごはん」という意味です。丼や専用の容器にごはんを入れ、その上にナムルと呼ばれる野菜のあえ物と肉や魚、たまごなどをのせます。具とごはんをさじでよく混ぜ、韓国の唐辛子みそのコチュジャンやごま油を加えて食べます。

 日本でも石焼きビビンバが焼き肉店のごはんものの定番メニューですよね。でもこの石焼きビビンバの発祥はなんと日本。1970年頃、大阪の韓国料理店で発案されました。熱々でお焦げの香ばしさで人気となり、韓国に逆輸入されました。

 今日の給食では、ピリ辛の豚肉、ほうれんそうともやしのナムル、錦糸卵をよく混ぜて食べてください。


 

   9月22日の給食

 もぶり飯

 牛乳

 さばのカレー醤油焼き

 ちゃんこ汁

 巨峰

  「もぶり飯」とは愛媛県の郷土料理です。「もぶる」とは愛媛県の古い方言で「混ぜる、まぶす」という意味です。もともと瀬戸内の小魚でだしをとり、小魚や昆布などの海の幸や季節の野菜を甘辛く煮つけて混ぜ込んだものです。

今日は秋の代表的な果物、ぶどうのお話です。ぶどうは日本だけで数百種類、世界中では一万種類以上あるといわれています。ぶどうは皮の色によって赤、黒、緑の3つに分けられます。赤は「甲斐路」、黒は「巨峰」や「ピオーネ」、緑は「マスカットオブアレキサンドリア」などが有名です。皮の色は若く未熟なうちはどれも緑色ですが、成長するにつれてだんだん赤や黒い色に変わっていきます。緑色のぶどうは、この赤や黒の色素が作られないため成長してもずっと緑色のままです。

 今日はその実の大きさから「ぶどうの王様」と呼ばれる巨峰です。巨峰は1936年に日本人によって作り出されました。ぶどうはヨーロッパでは「畑のミルク」とよばれています。ぶどうの甘味の成分であるブドウ糖は吸収されやすく、すぐにエネルギーになるので疲れがとれます。少し感じる渋みの成分のタンニンは殺菌作用やガンの予防に効果があります。紫色の成分であるアントシアニンは目の疲れをとったり、視力の回復に効果があるといわれています。また若返りの効果もあるそうです。皮と実の間に一番栄養があります。

8月31日~9月1日の給食

 

   8月31日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 ポークパオズ

 わかめスープ

 梨

  今日から給食が始まりました。楽しみにしていてくれたでしょうか?

 今日は「梨」についてお話します。梨は 1800年前から食べられている秋の味覚を代表する果物です。埼玉県は梨栽培の盛んなところで、収穫量は全国第7位です。鴻巣市も常光地区を中心に梨畑がたくさんあります。

 梨には別の名前があることを知っていますか?「なし」という名前が「無い」という意味につながるため縁起が悪いので「有りの実」という呼び方もあります。

 今日の梨は皮が赤っぽく、シャリシャリした歯ざわりと、名前が「豊かな水」と書くようにみずみずしさが特徴の「豊水」という種類です。梨には、のどにうるおいを与え、熱を下げたり、肉を食べた時の消化を助けたり、便秘を防いだり、疲れをとったりといった働きがあります。今のみなさんの体が必要としている働きばかりですね。旬の果物をしっかり食べましょう。


 

   9月1日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじのスタミナ焼き

 麩チャンプル

 豚汁

  今日は麩の炒め物「麩チャンプル」に入っている「麩」のについてお話します。まず麩をみつけてください。問題です。麩は何からできているでしょうか?(1)米(2)小麦(3)じゃがいも(4)砂糖(5)大豆  正解は(2)小麦です。麩は小麦粉の中に含まれるたんぱく質のグルテンというものの塊です。小麦粉に水と少量の塩を混ぜてよく練って生地を作り、粘りが出たものを水の中で揉むとガムのようなグルテンが残ります。このグルテンを蒸したり、茹でたりしたものが「生麩」、生麩を揚げたものが「揚げ麩」、グルテンにさらに小麦粉やもち米などを加えて焼いたものが「焼き麩」といい、焼き麩には四角いもの、花型のもの、丸いもの、ドーナツ型のものなどがあります。今日は小さいドーナツ型の「小車麩」です。

 麩の歴史は古く、今から1300年以上前の中国ではすでに食べられていたそうで、日本へは700年くらい前に伝わってきました。当時の日本は仏教の教えから僧侶は肉食を禁じられていました。そこで肉に代わるたんぱく質源として、大豆から豆腐や湯葉を作り、小麦から麩を作り食べていました。今でも、お寺などで食べられる精進料理には麩がよくつかわれています。夏休みにお寺の多いところに旅行に行った人は麩の料理を食べませんでしたか?今日の麩チャンプルには鶏肉と麩がたんぱく源として入っていますが、目をつぶって食べて違いがわかりますか?

9月4~8日の給食

 

   9月4日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 こんにゃく入り海藻サラダ

 コーンクリームスープ

  今日はみなさんが大好きな揚げパンです。今日は魔法の黄色い粉、きなこのついた揚げパンです。きなこは漢字で書くとその見た目の通り「黄粉、黄な粉」と書きます。では、問題です。きなこは何から作られているでしょうか?(1)米(2)とうもろこし(3)大豆  答えは(3)大豆です。きなこは大豆を煎り、粉にしたものです。大豆は「畑の肉」といわれるほど栄養が小さい豆粒の中にぎっしりつまった食品です。肉や魚と同じようにたんぱく質が豊富で筋肉のもとになります。用いられる大豆の種類により黄色いものと黄緑色のきなこがあります。砂糖と少量の塩を加え、もちにつけて「あべかわもち」にしたり、「おはぎ」「くずもち」「わらびもち」、ごはんにかけて食べられることもあります。

 さあ、この栄養たっぷりの魔法の粉、きなこをこぼさず、残さずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?


 

   9月5日の給食

 ごはん

 牛乳

 酢豚

 青梗菜のスープ

  酢豚は一口大に角切りにした豚肉に下味をつけて揚げたものを、たまねぎ、ピーマン。にんじんなどの野菜と甘酢あんでからめたもので、中国料理のひとつです、今ではすっかり日本の家庭でもおなじみになりました。日本では2種類の酢豚が広まっているのを知っていますか?ひとつは広東料理の「クーラオロウ」で、たっぷりの野菜やパイン使い、甘酢あんにケチャップを使用しているもの、もうひとつは上海料理の「タンツーロウ」で野菜はほとんど使わず、肉がメインで甘酢あんもケチャップを使わないので黒っぽくなっています。今日の給食はどちらがもとになっているかわかりますか?給食の酢豚はクーラオロウですね。今日の給食の酢豚には入っていませんが、「酢豚にパインはいらない!」と思っている人も多いでしょう。パインには肉などのたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、いっしょに調理することで肉がやわらかくなるという役割があります。


 

   9月6日の給食

 黒豆ごはん

 牛乳

 厚焼きたまご

 厚揚げときのこのすまし汁

 パイナップル

  今日9月6日は「く」と「ろく」のごろ合わせで「くろ」ということで、黒豆の日です。そこで今日はごはんに入っている「黒豆」についてお話します。黒豆はおせち料理には欠かせない煮豆として昔から食べ継がれてきました。黒い色には魔よけの力があるとされていて、黒豆のようにまっ黒になるまでマメ(真面目)に働き、マメ(健康)に暮らせるようにとの願いを込めて食べています。今日のごはんにマメマメパワーはいくつ入っていますか?おせち料理を作らない家も増えてきたので、黒豆を食べる機会も減ってきていると思います。ぜひ、今日の給食の黒豆を食べて、真面目で健康でいられるようにしましょう。


 

   9月7日の給食

 黒パン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 ブロッコリーサラダ

  今日は「パプリカ」のお話です。どこに使われているかわかりますか?「パプリカ」はなす科の植物で、スペイン、フランス、ハンガリーなどで栽培されている辛くない唐辛子の一種です。みなさんが赤ピーマン、黄ピーマンと言っている大きくてカラフルな肉厚ピーマンが実はパプリカなのです。ビタミンCやビタミンAが豊富です。栄養的には緑のピーマンとほぼ同じですが、パプリカは苦みがほとんどなく、甘味があるのが特徴です。その完熟したあかパプリカの実を乾燥させ種を取り出し、粉にしたものがパプリカパウダーで今日のパプリカージュに使っています。ハンガリー料理では煮物やスープによく使われます。夏バテ、疲労回復、動脈硬化予防、美容に効果があるといわれています。

 パプリカの果実からは赤い天然着色料の「パプリカ色素」が作られます。今日のパプリカージュが赤っぽいのもそのためです。また、このパプリカ色素はみなさんがいつも食べているものによく使われています。今度、赤っぽい色、オレンジ色をした食べ物の箱の裏をよく見てみよう。


 

   9月8日の給食

 夏野菜カレーライス

 牛乳

 チキンゲット

 フルーツポンチ

  今日は3年生のリクエスト給食です。キムチチャーハン、コーンみそラーメン、チーズハンバーグ、しゅうまい、コーンクリームスープ、わかめスープなども人気がありましたが僅差だったため、絞って再調査したら、主食部門2位の夏野菜カレー、主菜部門4位のチキンナゲット、デザート部門1位のフルーツポンチの組み合わせになりました。

 今日は「アロエ」についてお話します。アロエはみつかりましたか?フルーツポンチの中に半透明で黄色っぽい筋のあるものがアロエです。こんにゃくゼリーやマスカットゼリーも入っているので間違えないでください。

 みなさんはアロエという植物を見たことはありますか?アロエはサボテンの仲間で、とげとげした厚みのある葉をしています。昔から「医者いらず」といわれ、葉の皮をむいた白い部分は軽いやけどに効くといわれ、アロエの汁を飲むと胃炎や便秘が治ると言われています。葉の内側の白い部分は、腸内の善玉菌を活発にし、免疫力をアップする効果があります。胃や腸を健康にする働きがあります。なかなか家では食べることができない食品です。よくかんで味わって食べましょう。

9月11~15日の給食

 

   9月11日の給食

 ひじきごはん

 牛乳

 いかのかりん揚げ

 なすのみそ汁

  9月15日は「ひじきの日」です。そこで今日はひじきごはんの登場です。「ひじき」は日本近海の潮の満ち引きの激しい岩場で採れる海藻です。みなさんがよくお店で見るひじきは、春にやわらかいものを採り、煮たり蒸したりしたものを乾燥させたものです。むかしから「ひじきは血を収める」といわれ、健康食品として食べられてきました。その理由は、ひじきには鉄分とカルシウムがたっぷり含まれているからです。同じ量の牛乳と比べると鉄分は牛乳の550倍、カルシウムは14倍も含まれています。とは言っても牛乳のように一度にたくさん食べられないのが海藻の悲しいところ。ですが、毎日少しずつ食べることによって、貧血や骨粗しょう症を防いでくれます。またひじきには食物繊維も多くお腹の中をきれいにし、肥満も防いでくれます。髪にもつやを与えます。

 今の日本人が全世界でも長生きトップクラスなのは、海藻を昔から食べているからといわれています。これからの人は・・・どうでしょう?長生きできるようにと験を担いで、昔の敬老の日である9月15日をひじきの日としました。


 

   9月12日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 ポークビーンズ

 コールスローサラダ

  「ポークビーンズ」は正式には「ポークアンドビーンズ」といい、白いんげん豆と豚肉をトマト味で煮込んだアメリカの家庭料理です。給食では白いんげん豆の代わりに大豆を使って作っています。

 問題です。大豆の別名は何でしょう?(1)肉の粒(2)大きい豆(3)畑の肉  正解は(3)畑の肉です。大豆には肉や魚と同じように体をつくるもとになるたんぱく質がたくさん含まれています。また、血液の中の悪い脂のコレステロールを減らす働きがあります。

 エネルギーのもとになる働きのあるパン、からだの調子を整える働きのあるコールスローサラダとともに、三角食べというように交互に食べて、健康な体を手に入れましょう。もちろん牛乳もしっかり飲んでね。


 

   9月13日の給食

 ひき肉ともやしのあんかけ丼

 牛乳

 焼き餃子

 ワンタンスープ

  今日はわかば学級のリクエスト給食です。わかば学級はみなさん好みが似ているようでどの料理も希望が重なりました。ぎょうざやワンタンスープは他の学年でも上位に入っている人気メニューですね。

 今日はスープに入っている「ワンタン」についてお話します。ワンタンとは細かく刻んだ肉や魚介類、野菜などを混ぜ合わせた具を、薄く伸ばした小麦粉などの皮で包み、一度茹でてからスープに入れて食べる中華料理のひとつです。

 ワンタンは中国の標準的な広東語では「ホェントゥン」といい、中国の各地の方言では「ウンドン」「ホエトエ」と発音します。このことから中国のワンタンが日本へ伝わり、「うどん」や「ほうとう」になったともいわれています。ワンタンは漢字で書くと「雲を呑む」と書きます。漂っている様子がスープの中に雲に似ているからでしょう。給食のワンタンは中身が無くて皮だけになっています。スープを飲む時ワンタンはチュルンと口に入るのでやけどをしたり、のどにつまらせたりしないようにしましょう。


 

   9月14日の給食

 なめこおろしうどん

 牛乳

 さつまいもと大豆の甘辛揚げ

  なめこはモエギタケ科の食用きのこです。なめこは天然物と栽培物があります。天然物はブナやサクラの枯れ木に9~11月ごろに群生しますが、たくさん採れないため、市場には栽培物が多く出回っています。地方により「ヌメリタケ」「ナメタケ」「ヌラボコ」などともよばれています。

 なめこ特有のぬめりは、食物繊維の「ムチン」というもので、たんぱく質の吸収を助け、胃や肝臓の粘膜を保護します。またコレステロールを下げたり、がんの予防にも効果があります。余分な塩分を体の外に出す働きもあります。また化粧品に使われる「トレハロース」という成分もあり、お肌がつるつるになります。このように栄養豊富はなめこですが、なめこ自体はあまり消化が良い方ではないので消化を助ける働きを持つだいこんといっしょに食べるとよいです。そういえば「ねmこおろし」という料理は昔からあります。昔の人の知恵ってすごいですね。

 今日はつるっとしたなめこやころっとした大豆を一粒ずつ箸でつまんで、箸練習をしましょう。


 

   9月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 鮭のチーズフライ

 マッシュポテト

 ベジタブルスープ

  今日はパンに練りこんである「はちみつ」のお話です。「はちみつ」はミツバチが植物の花から蜜をとって巣に持ち帰り、蓄え熟成させたものです。そのおすそわけをわたしたちはいただいています。人類最古の甘味料です。はちみつは蜜を取ってきた植物によって味、色、香り、栄養などに違いがあります。花の種類だけはちみつの種類があるというわけです。

 イギリスには「はちみつの歴史は人類の歴史」ということわざあるほど人類が誕生した頃にははちみつは存在しました。東スペインの洞窟には約1万年前の蜜を取る風景が描かれています。また1992年には3300年前のピラミッドから発見された蜜つぼには全く腐っていないはちみつが入っていたそうです。これははちみつの持つ強力な長期保存を証明しました。

 働き者のミツバチ1匹が一生かかって集められるはちみつはスプーン1杯分といわれています。今日のみなさんのパン1人分には、ちょうど働き者のミツバチ1匹が一生かかって集めた分のはちみつが入っています。

 はちみつには糖分のほかに、脂肪をエネルギーに変えるビタミンB、風邪予防に効果があるビタミンCが含まれています。中国でははちみつは不老長寿の漢方薬として多くの薬に使われています。甘~い薬を食べて病気に負けない体を作りましょう。

7月10~14日の給食

 

   7月10日の給食

 黒パン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 グリーンサラダ

 きゅうりはウリ科の植物でインド北部やヒマラヤ山麓が原産です。日本では平安時代から栽培されています。昔は「黄瓜」と書いていました。かつてきゅうりは熟して黄色くなっていたものを食べていたからです。

きゅうりは夏野菜の一つで暑い季節がおいしい野菜です。成長が早く日当たりのよいところでは黄色いきゅうりの花がしぼんでから一週間か十日ぐらいで収穫できます。きゅうりは生のまま味噌をつけてかじったり、サラダ、酢の物、和え物として食べられるほか、ピクルスや奈良漬けなどの漬物の材料としても使われます。日本の料理で加熱調理されることは少ないですが、中華料理では煮物や炒め物として食べられます。スペイン料理ではガスパチョなどきゅうりのスープにして食べることもあります。今日の給食ではきゅうりはグリーンサラダにたっぷり入っています。


 

   7月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじの磯辺フライ

 ゴーヤチャンプルー

 なすのみそ汁

  ゴーヤは正式名は「にがうり」で、鹿児島では「にがごい」、沖縄では「ゴーヤ」と呼ばれています。ゴーヤの原産国はインドですが、16世紀の中ごろには中国を経由して沖縄に伝わったといわれています。厳しすぎる暑さのために夏場にとれる野菜が少ない沖縄では、暑い時期でも元気に育ち栄養満点のゴーヤは愛用されていました。

 ゴーヤが健康野菜といわれるのはビタミンCが豊富だからです。ビタミンCには日焼けを防いだり、疲労回復の効果があります。ゴーヤのビタミンCはトマトの5倍も含まれています。さらにゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。苦味の成分である「モモルデジン」には胃腸を刺激しれ食欲を増進させたり、夏バテ予防に効果があります。

 問題です。ゴーヤチャンプルの「チャンプル」とはどういう意味でしょうか?(1)まぜる(2)たたく(3)切る 正解は(1)まぜるです。「チャンプル」とは「ごちゃまぜ」という意味で、転じて「炒め物」という意味があるそうです。ゴーヤの炒め物でゴーヤチャンプル。ちょっと苦味の効いたゴーヤチャンプルを食べられれば、みんなの味覚は大人かも。


 

   7月12日の給食

 夏野菜カレー

 牛乳

 フルーツポンチ

 もりつけ表に書いてある野菜の名前はわかりますか?左上からかぼちゃ、ピーマン、トマト、ゴーヤ、とうもろこし、なす、下の段に行っておくらです。その他にも今月の給食ではきゅうりやズッキーニなども夏が旬の野菜です。これらの野菜はは夏の太陽をたっぷりと浴び、ビタミンやミネラル、カロテンなどの栄養素をたくさん蓄えていて、私たちの体の調子を整えたり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を冷ましてくれるはたらきがあります。今日のカレーも名前のとおり、かぼちゃや枝豆、トマト、コーンなど、たくさんの夏野菜が入っています。


 

   7月13日の給食

 しょうゆラーメン

 牛乳

 焼きぎょうざ

 キャラメルポテト

  今日は4年生のリクエスト給食です。主食部門1位の醤油ラーメン、主菜部門2位の焼きぎょうざ、副菜部門1位のキャラメルポテトを組み合わせました。他にはオムライス、カレーピラフのホワイトソースかけ、肉じゃが、とうもろこし、わかめスープなどが人気がありました。

 ぎょうざは中国料理の点心のひとつです。今では日本でも食べたことが無い人はいないほど、日本の家庭料理並みに一般に広まっています。第2次世界大戦後、中国から引き揚げた人たちによって日本に広まったようです。日本では、ぎょうざはおかずのようになっていますが、中国では主食のところに、ごはんや麺といっしょにぎょうざが書いてあります。また日本では焼きぎょうざが主流ですが、中国はスープの中に入れる「水ぎょうざ」や「蒸しぎょうざ」が主流です。そして、日本のぎょうざより皮が厚くなっています。みなさんはどんなぎょうざが好きですか?


   7月14日の給食

   ナシゴレン

   セレクトドリンク

   オムレツ

   ウインナーとレンズ豆のスープ

   セレクトデザート

  ナシゴレンは東南アジアにあるインドネシアやマレーシアという国の料理です。現地の言葉で「ナシ」はご飯、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るのでインドネシア版チャーハンのようなものです。アジも現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子で辛味を効かせてあります。混ぜる具も鶏肉、牛肉、えびなど様々です。現地では目玉焼きや揚げせんべいが添えられています。給食のナシゴレンは豚肉を使い、ケチャップやカレー粉、豆板醤で味付けをしてオムレツを添えました。よく味わってインドネシアに行った気分になってください。

 今日はセレクトドリンクとデザートですね。コーヒー牛乳344人、オレンジジュース269人、牛乳42人。アセロラミルクゼリー211人、マンゴープリン268人、シークヮーサータルト177人でした。

 今日で1学期の給食も終わりです。4月に比べて配膳の準備は早くできるようになりましたか?食べられる量は増えましたか?4月より体も大きくなっているので必要な栄養も増えます。もう給食を減らしているなんて人はいませんよね?今学期最後の給食くらいどのクラスからも空っぽの食缶が戻ってくることを願っています。

 2学期にまた元気いっぱいもりもり給食を食べるみなさんに会いたいですね。

6月26日~30日の給食

 

   6月26日の給食

 たこ飯

 牛乳

 いわしの南蛮漬け

 キャベツのみそ汁

 たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では夏至(今年は6月21日)から11日目の半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。


 

   6月27日の給食

 ハヤシライス

 牛乳

 こんにゃくサラダ

 冷凍みかん

  今日は5年生のリクエスト給食です。主食部門1位のハヤシライス、副菜部門2位のこんにゃくサラダ、そしてデザートの冷凍みかんを組み合わせました。他に人気のあったメニューはごはん、はちみつパン、肉じゃが、ぎょうざ、バターコーン、ほうれん草のおひたし、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。2学期になったら2年生、1年生に希望をとるので毎日献立表をよく見て料理の名前を覚えてください。

 今日の給食にスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。

 牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はハヤシルーの中にも入っています。カレーのルーにも使っています。給食のカレールーやハヤシルーが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。


 

   6月28日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 焼きそば

 いかナゲット

 わかめスープ

  いかの足は何本でしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(3)10本です。いかは一度獲物を捕られたら離しません。また、いかは海の中で泳いでいるときは透明な体ですが、水から揚げられて、時間が経ち、茹でると白くなります。低脂肪、高たんぱく質で肥満や高脂血症などの心配がある人にはおすすめのヘルシー食品です。くせのない食材なので刺身、照り焼き、天ぷら、煮つけ、塩辛などどんな料理にもなります。きっとみなさんもいかは大好きでしょう。今日はいかを刻んで、ナゲットになって登場です。かわいいいかの形になっています。歯ごたえのあるいかをよく噛むことであごも鍛えられ、頭の働きがよくなりますよ。


 

   6月29日の給食

 ごはん

 牛乳

 揚げなすといんげんのみそ炒め

 雷汁

  今日はみそ炒めに入っている「インゲン」についてお話します。インゲンの正式名は「インゲンマメ」の緑色の若いさやの「さやいんげん」のことです。インゲンという名前の由来は江戸時代に日本にこの野菜を伝えたのが隠元和尚と言われているからです。さやいんげんにはビタミンB1、B2、B6などがバランスよく含まれています。ビタミンB群は単体でとるよりもいくつか組み合わさっている方が働きが高まります。数種類のビタミンBがとれるのがさやいんげんのいいところです。ビタミンB1はごはんやじゃがいもなどの糖質をエネルギーに変え、疲れをとる働きがあります。

 「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁やねぎなどの具材を加えた汁物です。豆腐やこんにゃくを炒める音が雷の音に似ていることからこの名前がつきました。雷汁を残さず食べて雷に合わないようにしましょう。


 

   6月30日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 コールスローサラダ

  今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。

7月3日~7日の給食

 

   7月3日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 鶏肉の香味焼き

 ボイルブロッコリー

 夏野菜のスープ

  ズッキーニという野菜を知っていますか?形や色はきゅうりにとてもよく似ていますが、太さはきゅうりの2~3倍。しかしその正体は・・・実はかぼちゃの仲間のペポカボチャを熟す前にとったものです。日本では、あまり食べることのない野菜ですが、他のかぼちゃに比べて水分が多く、甘味がないため、フランスやイタリアなどの西洋料理では煮込みや炒め物、フライ、サラダなどいろいろな料理に登場します。では、ズッキーニの旬はいつでしょうか?そう、夏野菜のスープに入っているので旬は夏です。日焼けから肌を守るビタミンAや疲れをとるビタミンCがたっぷり含まれています。この季節にはぴったりですね。やはり旬のものを食べるということは体にいいのです。今日のスープには他にも夏が旬の野菜があります。それはどれでしょうか?(1)なす(2)ピーマン(3)トマト  正解はなす、ピーマン、トマト全部です。夏野菜がたっぷり入ったスープをしっかり飲んで暑さに負けないようにしましょう。


    

    7月4日の給食

    マーボーなす丼

    牛乳

    中華スープ

    大玉すいか

  なすは英語で「エッグプラント(卵植物)」といいます。きっとその丸い形から名づけられたのでしょう。なすはいろいろな種類がありますが、九州などのあたたかい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が栽培されています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす作用がありますが、その中でもなすは特に効果があり、暑さ負けしそうな時や体のほてりやのぼせがあるときに食べると効果があるといわれています。なすは他の野菜に比べてビタミン類はあまり多くありませんが、なすの紫の色素の「ナスニン」にはガンの予防や老化防止に効果があるポリフェノールが含まれています。なすは油との相性が良く、和食、洋食、中華のどんな料理にも合います。今日は疲れをとる働きのあるビタミンB1の多い豚肉と元気を出す働きのあるにんにくやしょうが、豆板醤で味にアクセントをつけた「マーボーなす」にしました。


 

    7月5日の給食

  じゅうしい

  牛乳

  きびなごごまフライ

  蒟蒻入りサラダ

  ハニーピーナッツ

  「じゅうしい」とは沖縄県の郷土料理で、炊き込みごはんや雑炊などのごはん料理のことをいいます。沖縄では今日の給食のような炊き込みご飯のことは、かたいごはんということで「くふぁじゅうしい」、雑炊などのやわらかいごはんを「やふぁらじゅうしい」といいます。

 じゅうしいにはだし汁や具に豚肉、豚の脂を使うのが特徴です。沖縄は中国や台湾に近いので、料理も中国料理の影響を受けたものが多いです。また、沖縄は江戸時代の頃から、サトウキビの栽培が盛んで黒砂糖の生産が島の産業でした。そして北海道からは昆布を、鹿児島からは鰹節を黒砂糖と交換していたそうです。今でも、昆布や鰹節は沖縄料理には欠かせない食材となっています。


 

    7月6日の給食

  てんぷらうどん

  牛乳

  もずくとさつまいもの天ぷら

  ゆでとうもろこし

  「とうもろこし」はイネ科の植物で、原産地はメキシコ、ボリビアなどのアメリカ大陸です。15世紀にコロンブスがキューバよりスペインに持ち帰り、急速に世界各地に広まりました。日本へは1579年にポルトガル人が長崎に伝えたのが最初です。そのためポルトガル人を表す「南蛮」という言葉を使い、とうもろこしは「南蛮黍」ともよばれています。とうもろこしはエサ用、でんぷん用、ポップコーン用、油用など6種類に分けられます。今日は食用の中でも特に甘いスーパースイートコーンの「ゴールドラッシュ」という品種です。もぎたてなら生でも食べられるというくらい、やわらかく、甘いということで全国でも有名な埼玉の名産品です。今日は埼玉県の北部の深谷市の岡部地区でつくられたものです。とうもろこしのてっぺんにあるふさふさとしたススキの穂のような部分がおしべで、とうもろこしの実についている「ヒゲ」がめしべです。つまりヒゲがいっぱいあるものが実がいっぱいあるということです。そしてヒゲが茶色くなっているものが実が熟しているということなので買うときの参考にしてください。とうもろこしは、炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群や食物繊維そして、カルシウムなどをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。便秘や動脈硬化を予防する働きがあります。とうもろこしのヒゲを煎じて毎日飲むとむくみがとれるといわれています。

 今日は1時間目に2年生が全校分のとうもろこしの皮むきを手伝ってくれました。2年生のみなさんありがとうございました。


 

   7月7日の給食

 三色そぼろ丼

 牛乳

 七夕汁

  今日は七夕にちなんで、すまし汁の中にはそうめんが天の川を表し、なるとに、麩、にんじん、そして緑色のおくらでたくさんの星を表しています。この時季が旬のおくらには独特のぬめりがあります。このぬめりには脳の働きを活発にし、免疫を高める働きがあります。また、おくらに疲れをとったり、お腹の調子を整える働きもあります。七夕には願い事を短冊にかいてつるすと願いがかなうと言われています。給食では短冊をかざることはできませんがみなさんの健康を願って作っています。今夜、天の川を見ることができたら、お願い事をしてみましょう。給食室からの願いは「みんなが給食を残さずに食べてくれますように・・・」かな。この願いはかなうでしょうか? 

6月19日~23日の給食

 

   6月19日の給食

 黒パン

 牛乳

 とり肉とカシューナッツの炒め物

 春雨スープ

  春雨の発祥の地は中国で1000年以上前に作り始められたといわれています。中国では「粉絲」という書いて「フェンスー」と呼ばれていて、緑豆という豆のでんぷんを使って作っていました。そのため、日本に伝わった鎌倉時代には豆の麺と書いて「豆麺」とよばれていました。春雨とよばれるようになったのは、半透明で細長く伸ばされた様子が、しとしと降る春の雨の線に似ていることから名づけられたそうです。

 春雨の材料になる緑豆は名前のとおり緑色で、小豆より一回り小さくしたものです。栄養価が高いので薬膳料理にもよく使われます。胃腸を丈夫にし、熱を下げたり、毒を出したり、血圧を下げたりする効果があるといわれています。日本では緑豆を、豆の状態で食べることはあまりありませんが、今日のような春雨やもやしなどとして食べられています。


 

   6月20日の給食

 ごはん

 ふりかけ

 牛乳

 厚焼きたまご

 にらのおひたし

 呉汁

  呉汁は日本各地に伝わる郷土料理です。肉がなかなか手に入らなかった時代には貴重なたんぱく源として食べられていました。「呉」とは水につけておいた大豆を生のまますりつぶしたもののことをいい、それを季節の野菜を入れた汁に入れたものを呉汁といいます。味付け、入れる具材によって各地域、各家庭のいろいろな呉汁があります。昔はどこの家でも、田のあぜや道端に大豆を作っていて、新大豆がとれるのを待って呉汁を作っていました。大豆は、肉やたまごに負けないくらい質の良いたんぱく質が含まれています。その大豆を使った呉汁は栄養満点です。


 

   6月21日の給食

 しゃくし菜チャーハン

 ねぎみそパオズ

 チンゲン菜のスープ

 しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。しゃくし菜のシャキシャキ、ちりめんじゃこの歯ごたえを感じながら今日もおいしくいただきましょう。


 

   6月22日の給食

 わかめうどん

 牛乳

 みそポテト

 小玉すいか

 すいかは漢字で「西瓜」と書きます。なぜ「西」という漢字が使われているかというと、「すいか」はシルクロードをとおって、西のほうから中国に伝えられたからだといわれているからです。歴史的にすいかは4000年以上前にはエジプトで栽培されていたようで、日本には中国からおよそ400年前に伝わりました。「瓜」という漢字が使われている理由は、すいかが瓜の仲間だからです。すいかは本来、瓜なので野菜ですが、一般的にはくだものとして扱われています。品種改良が盛んで、大きさ(大玉、小玉)や形(丸型、ラグビーボール型)、果肉の色(赤、黄)の違いなどさまざまです。

 問題です。牛乳とすいかではどちらが水分が多いでしょうか?(1)ほぼ同じ(2)牛乳(3)すいか 正解は(3)すいかです。すいかは96%が水分です。牛乳は88%が水分で残りは脂肪やたんぱく質、カルシウムなどです。すいかは別名「水瓜」ともいわれ、暑さをしのぎ、のどの渇きを潤してくれます。


 

   6月23日の給食

 たまごパン

 牛乳

 ゼリーフライ

 枝豆

 ミネストローネ

  枝豆は熟すと別の名前になります。それは次のうちどれでしょう。(1)ひよこ豆(2)白花豆(3)小豆(4)大豆(5)そら豆  正解は(4)大豆です。枝豆は大豆が熟す前のもので、枝つきのまま塩ゆでにしていたことから枝豆という名前がつきました。日本独特の食べ方だそうです。昔は田んぼのあぜで栽培されていたことから「あぜ豆」、また、さやを摘み取って用いるので「さや豆」ともいいます。東北地方では枝豆をすりつぶしたものを「ずんだ」といい、餅などにからめて食べます。

 枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を多く含んでいて、食べた糖質をエネルギーに変え、疲れがたまるのを抑える働きがあります。また、大豆になってしまうとなくなってしまうビタミンAやCも含みます。枝豆のたんぱく質はビタミンとともにアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くします。ですから、ビールのおともに枝豆が登場するのです。

5月から初夏が旬の枝豆を味わって食べましょう。

6月5日~9日の給食

 

   6月5日の給食

 枝豆じゃこごはん

 牛乳

 丸ごとあじフライ

 たまねぎのみそ汁

  6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。そこで今月の給食には噛みごたえのある料理がたくさん登場します。

 アジは海の魚で、マアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬には南へ回遊します。春から秋にかけておいしい魚です。からだにのこぎりの歯のような鋭い「ぜいご」と呼ばれるうろこを持ちます。アジは海の魚の中で最もカルシウムを多く含んでいる魚のひとつです。カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれます。また、アジには脳の働きをよくしてくれるDHAやEPAも多く含まれています。魚好きは頭がよくなるかもしれません。今日はアジを頭から尻尾まで丸ごと揚げています。よーくかんで骨や歯、頭に栄養を与えてください。


 

   6月6日の給食

 五目うどん

 牛乳

 大豆のシャリシャリ揚げ

 メロン

  「メロン」の名前の由来は、ギリシャ語の「メロペポン」だといわれています。「メロ」はりんご、「ペポン」は瓜という意味です。日本には、今から150年くらい前に伝わりました。メロンには表面に網目があるものと、表面がつるっとしたものの分け方と、果肉がオレンジ色のもの、グリーンのもの、ホワイトのものの分け方があります。今、日本で食べられるメロンには、いろいろな種類があり、代表的なものは「マスクメロン」「アンデスメロン」「プリンスメロン」などです。今日のメロンは「アンデスメロン」です。では、アンデスメロンの名前の由来は何でしょう。(1)安心ですメロン(2)アンデス山脈が発祥(3)アンテナみたいなつるだから  正解は(1)安心ですメロンです。このアンデスメロンは日本で品種改良してできたもので、高級マスクメロンよりも値段は安いが味は同じくらいおいしいということで、農家が「安心して作れて」、消費者が「安心して買える」ということから「安心でメロン」を略して名前がつきました。メロンは、主な成分は、「糖質」です。メロンの糖質は、素早く体に吸収されて、エネルギーになります。また、たんぱく質を体の中で効率よく使えるようにする成分も含まれているので、食後のデザートに食べると、夏バテ防止によいといわれています。


 

   6月7日の給食

 ごはん→こどもパン(炊飯施設故障のため)

 牛乳

 チンジャオロースー

 トックスープ

  「トック」は、うるち米で作った韓国伝統のおもちです。日本の餅は厚みのある四角や丸い形が普通ですが「トック」は平たい丸や長さが5,6cmくらいの棒の形をしています。日本のおもちと違って加熱してものびにくいため、韓国ではこれを炒め物や煮物、スープに入れて食べます。日本では「トック」といいますが正確には「ク」を発音しません。日本語の「トックスープ」という料理名を正しい韓国語にすると「トックッ」「クッ」はスープという意味で、「スープ餅」。日本のお雑煮のような料理です。


    

   6月8日の給食

 ソフトフランスパン

 マーガリン

 牛乳

 とり肉のトマト煮

 アスパラサラダ

  「アスパラガス」は春から初夏にかけて旬を迎える野菜です。アスパラは古くからヨーロッパで栽培され、日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられました。アスパラは株から出てきた新しい茎が20cmくらいになったときに収穫して食べます。「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?これは疲れをとったり、元気にしてくれる栄養です。栄養ドリンクのコマーシャルで聞いたことがあるでしょう?アスパラガスにたくさん含まれているのでこの名前がつきました。

 アスパラにはグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日に当たらないように育てるとホワイトアスパラガスになり、やわらかく甘味の強いものになります。茎をそのまま伸ばし、太陽の光を浴びたものがグリーンアスパラです。歯ごたえとビタミンが増します。太陽の力ってすごいですね。今日の給食には栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをサラダに使いました。旬のものをしっかり食べてください。そして、外でお日様に当たりみんなも健康になりましょう。


 

   6月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 彩の国納豆

 かみかみきんぴら

 豆腐のみそ汁

  明日まで「歯と口の健康週間」です。「かむこと」についてお話します。一口食べたら何回かむと良いでしょうか?(1)5回(2)10回(3)30回  正解は(3)30回です。今一口入れて数えてみてください。よくかむことには良いことがたくさんあえいます。「ひみこのはがいーぜ」という合言葉を知っていますか?これはかむことの効果をあらわしています。よくかむとあごの骨が強くなり、歯並びが良くなります。小学生の頃に柔らかいものばかり食べていて、あまりかまずに食べる習慣が身についてしまうと、きれいな歯並びにならないだけでなく、虫歯の原因にもなってしまいます。そして、よくかむと頭の中の血の流れが早くなるので、記憶力が良くなります。今日の給食も納豆やするめの入ったきんぴらなどよくかめる料理になっています。今日はお友だちとのお話はほどほどにかむことに集中しましょう。

6月12日~16日の給食

 

   6月12日の給食

 あやひかりコッペパン

 牛乳

 とり肉のマスタード煮

 粉ふきいも

 オニオンスープ

  今日のコッペパンは、川里地域で作られたあやひかり小麦を使っています。川里地域のあやひかり小麦は、とても風味がよく、味も美味しいので、鴻巣川幅うどんを作る材料にもなっています。埼玉で採れる小麦は、うどん作りに適した小麦なので、パンを作るためにパン工場の人たちが何回も試作して完成させた特別なパンなのです。今日はパンをそのまま食べて小麦の味を味わっても良し、マスタード煮のソースをつけて食べてもおいしいですよ。


 

   6月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚あげと豚肉のみそ炒め

 中華スープ

 冷凍みかん

  冷凍みかんは給食では夏の定番デザートです。もともとは、春頃までしか販売されていなかったみかんを一年中販売できる商品にしようとして考えられたものです。昭和30年から小田原駅のキヨスクで販売されるようになったのが始まりだそうです。以前は電車での長距離移動のお供としてよく食べられていました。低温で食べると人は甘味を感じにくいので、冷凍みかんには特に甘味の強いみかんが使うのがおいしさの秘密です。さらにみかんのまわりに氷の膜を作り、パサパサにならないようにすることだそうです。みかんにはビタミンCが多く疲れをとる働きがあります。また水分も多いので、暑さに負けそうな人はしっかり食べてください。今日は「冷凍みかんの」の歌も聞きながら食べましょう。


 

   6月14日の給食

 チキンライス

 牛乳

 オムレツ

 ひよこ豆のクリームスープ

  ひよこ豆の原産地は西アジア地方といわれています。インドや南ヨーロッパ、中近東、メキシコなどで栽培されています。日本ではまだあまり栽培されていませんが最近とても注目を浴びています。カルシウムやビタミンB1が多く、じゃがいものような食感で、スープだけでなく、サラダや料理の付け合わせ、煮物、煮豆、あんこなどお菓子の材料にと何にでも使えるとっても便利な豆だからです。実は、7500年も前から食べられていたことが今も記録に残されているほど、古くから食べられています。ではどうしてひよこ豆という名前なのでしょうか?それはその姿をよく見ればわかりますよね。豆粒の形がひよこの頭ににているからです。今日のスープには豆そのものだけでなくすりつぶしたひよこ豆でとろみをつけてあります。


 

   6月15日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 ひじきの中華炒め

 アーモンド

  アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、モロッコなどが主な産地で木は高さ5メートルくらいになるバラ科の植物です。春に杏子や桃に似た花を咲かせます。果肉は薄くて食べることができないので、食べている部分は主に花が咲いた後にできる種の中の仁(胚乳)という部分です。仁の風味によりビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどに使われ、スイート種はナッツとして食用にします。アーモンドには若返りの素のビタミンBやEを多く含まれています。また、骨の成長に必要なカルシウムや貧血予防に効果のある鉄分も多く、他の食品に比べて吸収がよいのも特徴です。さらにアーモンドには質の良い植物性脂肪が含まれていて血液をサラサラにしたり、血管がかたくなってしまうのを防いでくれたりと生活習慣病予防に効果があります。


 

   6月16日の給食

 こうのとり伝説米ごはん→ごはん

 牛乳

 さわらの梅塩麹焼き

 いんげんともやしのごま炒め

 鋳物汁

  今日のさわらは梅干しと塩麹に漬け込んで焼きました。梅は2月から4月に花が咲き、6月から7月頃にかけて熟した実を収穫します。この時季に降る雨を「梅の雨」と書いて「ばいう、つゆ」と読むのも梅の収穫時期と重なるからともいわれています。

 梅は実が熟しても甘くならず、強い酸味が特徴の果物です。生の青梅をそのまま食べると猛毒ですが、梅干しや梅酒、梅ジュース、ジャムなどに加工すると程よい酸味でおいしく食べられます。梅干しには殺菌効果があるため、食べ物を腐りにくくする働きがあります。お弁当のご飯のまん中に梅干しを入れるとごはんが傷みにくくなるということで、「日の丸弁当」は昔から親しまれてきました。また、梅干しの酸味には疲れをとる働きもあります。今日のタレに使っている梅干しは埼玉県の下の方にある越生町の梅を使っています。よく味わって食べてください。

5月30~31日の給食

 

   5月30日の給食

 チキンカレーライス

 牛乳

 アセロラポンチ

  今日はゼリーの中に果汁が入っている「アセロラ」についてお話します。アセロラといえばビタミンCが豊富な果物として知られていますが、ではアセロラのビタミンCはレモンの何倍でしょうか?(1)5倍(2)15倍(3)35倍 正解は(3)35倍です。アセロラの大きさは「さくらんぼ」くらいで、でこぼこした形をしています。熟すと濃い赤色になり、香りはりんごに似たさわやかな甘酸っぱさが楽しめる果物です。しかし、皮がとても薄く、2~3日で傷み始めるため、生の実を見ることができるのは産地だけです。そのため、収穫するとすぐにジュースやジャムやゼリーなどに加工してしまうことが多いようです。日本では主に沖縄県の糸満市で栽培されています。日本では5月12日がアセロラの日になっています。これは沖縄で毎年初収穫が行われる日だからです。今月のフルーツポンチににアセロラが入っている理由がわかったでしょ?

 今日5月30日は「5」「3」「0」で「ごみゼロの日」です。給食も食べれば栄養になりますが、残すとゴミになってしまうので全校生徒で「ごみゼロ」にチャレンジしました。結果は・・・ごはん5人分、カレー0人分、アセロラポンチ3人分、牛乳5人分合わせて2.4キロの残食でした。


 

   5月31日の給食

 大山おこわ

 牛乳

 沢煮椀

 セレクトデザート

  「大山おこわ」とは鳥取県大山町の郷土料理です。使用する食材はまちまちですが、大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわです。昔、戦場に行く兵が勝利を祈願して山鳥や山菜を入れたごはんを炊きだしたのが始まりです。お祭りやお祝いのごちそうとして受け継がれてきました。今日の大山おこわには、うるち米ともち米を使い、具には鶏肉、油揚げ、にんじん、たけのこ、しいたけ、えのきたけに、わらび、うわばみそうなどの山菜を使用しています。

 今日はセレクトデザートですね。ライチゼリー243人、みかんゼリー223人、プリンが191人でした。みなさんは何を基準に選びましたか?食べたいもの?重さ?エネルギー量ですか?

6月1~2日の給食

 

   6月1日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 たらフライ

 ホワイトシチュー

  今日6月1日は「牛乳の日」です。そして6月は「牛乳月間」でもあります。給食で毎日牛乳が出るのはなぜでしょうか?「飲みやすいから?」「栄養があるから?」「足りない栄養を補ってくれるから?」「給食には牛乳を出すことが法律で決まっているから?」・・・どれも正解です。日本人の食事に、カルシウムが足りないと言われています。特に小学生のみなさんの体は、毎日少しずつ大きくなっているので、たんぱく質やカルシウムは欠かすことができない栄養です。給食で飲む牛乳1本でみなさんが1日に必要なカルシウムの3分の1をとることができます。もし同じカルシウムをイワシだけでとろうとすると頭から尻尾まで丸ごと7尾食べなければなりません。丈夫な体を作るためにも牛乳は毎日飲む必要があるのです。今日はホワイトシチューにも牛乳を使っているので、カルシウムがたっぷりとれます。


 

   6月2日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 フルーツナタデココ

  「コスタリカ」とは地球の反対側の南米の小さな国の名前です。スペイン語で「コスタ」は「海岸」、「リカ」は「豊かな」という意味です。

 コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありません。これはコスタリカの家庭料理を給食風にアレンジしたものです。コスタリカでは豆やバナナをよく食材に使います。暖かい国なのでカレー粉や唐辛子などの香辛料もよく使います。今日は大豆や鶏肉3色のピーマンをケチャップとカレー粉、唐辛子で煮込みました。大豆は筋肉など体をつくるもとになり、辛味は食欲を増進させ、余分な脂肪を燃やす働きがあります。残さず食べて無駄な脂肪の無い筋肉たっぷりの燃える体にしましょう。

 本日「ごみゼロの日」に再チャレンジしました。ごはん3人分、コスタリカライスの具3人分、フルーツナタデココ1人分、牛乳2分の1人分・・・合わせて1.3キロの残りでした。みんなよく食べてくれました。きっと引き締まった体になるでしょう。

5月22日~26日の給食

 

   5月22日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 海藻サラダ

 小魚アーモンド

  アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、イタリア、モロッコなどが主な産地の高さ7~8mにもなるバラ科の木で、桃の仲間です。果肉は薄くて食べることができないので、その果実の中の硬い種の中にある仁というやわらかいところを炒ったり、揚げたりして食べます。スイート種はナッツとして食用にし、ビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどとして使われます。アーモンドには、質の良い脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまう動脈硬化という病気を防ぎます。また、若返りの素と言われるビタミンEやおなかの掃除をしてくれる食物繊維も含まれています。鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。家でも進んで食べてほしい食品のひとつです。今日は小魚と一緒に食べるので、さらにカルシウムもとることができます。


 

   5月23日の給食

 コーン味噌ラーメン

 牛乳

 ポテトのマヨチーズ焼き

 ミニトマト

  トマトにはいろいろな種類のものがあります。そのトマトの中でも大きさが2~3cmのものを一般的に「ミニトマト」と呼んでいます。色も赤だけでなく、黄色やオレンジ、ピンク、緑、茶色などがあり、形も丸型、棒型、ハート型などのものもあります。問題です。トマトは別名何と呼ばれているでしょうか?(1)赤なす(2)赤きゅうり(3)赤メロン  正解は(1)赤なすです。名前のとおりトマトはなすの仲間で、色は違いますがなすの花と似た形の花が咲きます。次の問題です。ヨーロッパのことわざに「トマトが赤くなると○○が青くなる」というものがあります。ではこの〇〇に入る言葉は何でしょう?(1)空(2)葉っぱ(3)医者 正解は(3)医者です。トマトを食べていると病気にかかりにくくなることからこのことわざができたそうです。疲れをとるビタミンCや美肌になるリコピンなど体に良い栄養素がたくさん入っているということですね。今日は栄養がぎっしり詰まったミニトマトです。


 

   5月24日の給食

 ごはん

 牛乳

 豆腐つくね

 土佐煮

 ピリ辛みそ汁

  土佐煮は高知県の郷土料理です。「土佐」とは四国にある高知県の昔の名前です。有名な坂本龍馬はここ土佐の英雄です。高知県は昔からカツオがよく獲れ、鰹節作りも盛んです。どこの地方の煮物でも鰹節をだしとして使うものは多いのですが、土佐煮では鰹節の濃厚な味を生かしたり、鰹節を具材の一部として使う特徴があります。今日もたけのこやにんじん、こんにゃくなど甘辛く煮て鰹節を混ぜ込みました。鰹節を味わって食べましょう。


 

   5月25日の給食

 コッペパン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 粉ふきいも

 オニオンスープ

 玉ねぎはユリ科の植物で、4月には生で食べられる新玉ねぎの旬があり、10月には炒めて甘味の強く出るものが出回ります。玉ねぎには独特の辛味と香りがありますが、これは硫化アリルという成分によるものです。この硫化アリルには食欲を増進させたり、疲れをとったり、血液をサラサラにする働きがあります。

今日は鶏肉のパプリカージュとオニオンスープ合わせて67kg、約330個の玉ねぎを使っています。涙を流しながら調理員さんたちは1個1個皮むきをし、スライスしていました。これで残食が多かったらまた泣いてしまいます。もうこれ以上調理員さんたちを泣かせないでくださいね。


 

   5月26日の給食

 ごはん

 牛乳

 鮭の塩焼き

 大豆の磯煮

 キャベツのみそ汁

  キャベツはアブラナの仲間の植物です。ヨーロッパの地中海あたりが原産です。日本に入ってきたのは300年くらい前で、最初キャベツは観賞用でした。食べられるようになったのは今から150年くらい前からです。

 キャベツはだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。収穫時期や産地によって春キャベツ、高原キャベツ、冬キャベツと呼ばれます。特にこの時期に収穫される春キャベツは葉がやわらかく、ふわっとしていて、色も濃く、甘味があります。キャベツには他の野菜にはないビタミンU、別名キャベジンと呼ばれる栄養が含まれています。そう、胃薬の名前にもなっていますね。薬や栄養の名前になってしまうほどキャベツは体に良い食べ物です。今日も春キャベツをたっぷり使ったみそ汁です。キャベツの甘味を味わっていただきましょう。

5月15日~19日の給食

 

   5月15日の給食

 黒パン

 牛乳

 さばのトマトソースかけ

 ベジタブルスープ

 

 

 


 

   5月16日の給食

 肉丼

 牛乳

 利休汁

 夏みかん

 「利休汁」はすりごまの入った濃厚な味噌汁です。地域によってはねりごまを入れて利休汁を呼ぶ所もあります。名前の由来は、戦国時代に活躍したお茶で有名な千利休が、ごまを好んでよく料理に使っていたため利休汁と名付けられました。ごまはこんなに小さくてもとても栄養価が高く、鉄分やカルシウムを含みます。

 今日の果物には秘密があります。この夏みかんは田間宮小産です。ちょっと(かなり?)すっぱいですが、みなさんと一緒に田間宮小で育った夏みかんを味わって食べましょう。

 


 

   5月17日の給食

 キムたくごはん

 牛乳

 春巻

 ワンタンスープ

 今日は「キムタクごはん」についてお話します。この料理の名前の由来はなんでしょうか?料理をよく見れば簡単です。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。ピリ辛とコリコリを味わってください。

 春巻は中華料理の中でも人気のあるメニューです。小麦粉で作った薄い皮で具を巻いて揚げたものです。もともと立春の頃お祝いとして新芽が出た野菜を具として巻いたところから「春の食材を巻く」「春巻」と名付けられました。英語でもそのまま「スプリングロール」とよばれます。今日の春巻の正式名称は「彩の国春巻」です。具の豚肉、小松菜、えのきたけが埼玉県産です。


 

   5月18日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティボンゴレ 

 豆サラダ

  「ボンゴレ」とはあさりやはまぐりなどを使ったイタリアのナポリの料理です。日本ではあさりを使ったスパゲティのことを一般的にボンゴレスパゲティといいます。イタリアではボンゴレスパゲティもソースによって名前が変わります。トマトを使った赤いの場合は「ボンゴレ・ロッソ」、バジルを使った緑の場合は「ボンゴレ・ベルテ」、イカ墨を使った黒いものは「ボンゴレ・ネロ」、そして今日の給食のように色のついていないものは「ボンゴレ・ビアンコ」といいます。イタリア語で「スパゲティ・アッレ・ボンゴレ・ビアンコ」とかっこよく注文してみてください。

 今日は、アサリについてお話しをします。冬から春にかけたこの時季、潮干狩りでよく獲れるうま味の多い貝がこのアサリです。アサリという名前は、魚介類を「漁る」からついたようです。アサリには貧血を防ぐ鉄分が多く含まれています。貧血とは血液の中の鉄分が足りなくなっておこる病気です。「いつも眠い」「なんとなくだるい」「すぐ疲れる」という人は鉄分が足りないと体が赤信号を出しているかもしれません。鉄分は体の中で作られない栄養素なので食事からしっかりとらなければなりません。しかも運動する人はさらに必要になります。運動会の練習も始まり、いつも以上に運動量が増えているみなさんには必要ですね。みなさんのスパゲティの中に、血液の宝になるアサリはいくつ入っていたでしょうか。


 

   5月19日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 あじの塩麹焼き

 切り昆布の煮物

 じゃがいもとたまねぎのみそ汁

  あじはマアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬にかけて南へ回遊します。4月~7月頃になると浅瀬に来て産卵します。「あじ」は、味がよいから「あじ」とよぶことになった魚だといわれています。さばや、いわしなどにくらべると、脂肪がすくないので、くせがなく、さっぱりした味わいです。そして、魚の旨味成分の、「たんぱく質」が、魚の中でも特にたくさん含まれています。あじは、フライにしたり、塩焼きにしたり、おさしみで食べたり、いろいろな食べ方があります。今日は、「あじ」を、旨味を引き出してくれる魔法の調味料の塩麹に漬け込んだものを焼いた、「あじの塩麹焼き」です。

5月1日~2日の給食

 

   5月1日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 メンチカツ

 ボイルキャベツ

 枝豆のクリームスープ

  今日は「枝豆」についてお話します。気温が高くなってくると枝豆が店先に並び始めます。枝豆というのは、植物の名前ではありません。ある豆が熟す前の名前です。では、その豆とは次のうちどれでしょうか?(1)ひよこ豆(2)大豆(3)そら豆  正解は(2)大豆です。大豆が実る前の、豆が熟す前に刈り取って食べるものを「枝豆」と呼んでいます。一説には枝がついたまま茹でることから枝豆と名づけられたそうです。枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。今日は枝豆をすりつぶしてペースト状にしたものをスープにいれてあります。薄い緑色をしているのがわかりますか?枝豆のほんのりした香りや甘みを味わってください。

 今日はメンチカツとキャベツをパンにはさんでメンチカツバーガーにして食べてください


 

   5月2日の給食

 ごはん

 牛乳

 かつおの甘辛揚げ

 いんげんのごま炒め

 若竹汁

 柏餅

  今日はこどもの日献立です。5月5日のこどもの日には、男の子の成長を祝って、こいのぼりを飾ったり、菖蒲湯に入ったり、柏餅を食べたりといった風習が行われていると1200年以上前の本にも書かれています。

 柏餅に使われている柏の葉は別名「ゆずり葉」ともいわれ、秋に葉が枯れても次の若葉が育つ春まで前の葉が落ちないことから子孫繁栄の縁起を担いでいます。また、若竹汁に使え荒れているたけのこは一日に数十センチも伸びることから、すくすく成長する願いが込められています。またかつおには「勝つ魚」ということで武士の時代から縁起の良い魚とされていました。鰹は春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南へ下る、季節によって移動する魚の代表です。4月から6月頃にとれる鰹は「初鰹」「上り鰹」といわれ、脂が少なくあっさりと食べられます。今日はでんぷんをつけて油で揚げた上り鰹を醬油のたれと和えました。みんなの身長も成績もどんどん上がるように今日の給食もよくかんで食べましょう。

5月8日~12日の給食

 

   5月8日の給食

 ココア揚げパン

 牛乳

 アスパラソテー

 ビーンズシチュー

  今日はサラダに入っている「アスパラガス」についてお話します。アスパラガスは春から初夏にかけて旬を迎え、若い茎状の芽の部分を食べる野菜です。アスパラガスには「ホワイトアスパラガス」と「グリーンアスパラガス」があるのを知っていますか?もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日が当たらないようにすると白くなり、やわらかく甘味が増します。お日様に当たって緑になると歯ごたえとビタミンが増します。みなさんは「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?栄養ドリンクに入っている成分です。名前のとおり、アスパラガスに入っているのでこの名前がつきました。みなさんも栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをしっかり食べ、外で元気に遊んで健康になりましょう。

 今日はみなさんの大好きなココア揚げパンですね。ココアをこぼさずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?今日もおいしくいただきましょう。


 

   5月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 にらまんじゅう

 マーボー春雨

 わかめスープ

  今日はにら饅頭の中に入っている「にら」についてお話しします。にらは、にんにくや玉ねぎと同じねぎの一種でユリ科の植物です。原産地の中国では3000年以上前から食べられていました。日本でも1300年以上前の「古事記」や「日本書記」にも記されていました。にらは、刈り取った後、再び葉が伸びて、年に何回も収穫が可能な生命力の強さから、精力野菜として食べられています。にらにはビタミンAが豊富で夏バテしたとき、疲れた時、風邪をひいたときなど回復させる働きがあります。また、にら独特の強い香りには、食品をエネルギーに変える働きがあるためスタミナ野菜といわれています。他にも胃腸の病気を防いだり、血液をサラサラにしたりするなどいいことづくめです。にらまんじゅうを食べてにらパワーをゲットしましょう。


 

   5月10日の給食

 深川飯

 牛乳

 ししゃもの磯辺フライ

 ちゃんこ汁

  今日は「深川飯」についてお話します。なぜ、あさりごはんを深川飯というのでしょうか?「深川」とは、東京都の地名の一つです。昔、深川の近くには、海があり、あさりがたくさんとれました。最初は、とれたあさりを、みそ汁にいれたり、佃煮にしたりしていましたが、そのうち、ごはんといっしょに料理して食べるようになりました。それが、深川飯のはじまりです。あさりは、日本で一番多く食べられている貝です。春になると、身が大きくなってうまみがまします。この時期には潮干狩りで、たくさんとることもできますね。あさりには貧血を予防する鉄分がたっぷり入っています。鉄分は運動をたくさんする人には特に必要な栄養です。今日は、季節の味、あさりの入った、ごはんをおいしくいただきましょう。


 

   5月11日の給食

 山菜うどん

 牛乳

 きんぴらごぼう

 抹茶蒸しパン

  5月2日は八十八夜でした。これは昔の暦で新年になってから八十八日目ということです。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。

 そこで今日は埼玉の「抹茶」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑えるカテキンという栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は最強の組み合わせです。味わって食べましょう。


 

   ごはん

 牛乳

 さわらの西京焼き

 にらともやしのおひたし

 新じゃがの炒め煮

  今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。

 

4月17~21日の給食

 

   4月17日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チリコンカン

 フラワーサラダ

 チーズ

  問題です。「チーズ」は何から作られているでしょうか?(1)魚(2)米(3)牛乳  正解は(3)牛乳です。牛のほかにも、やぎや羊のお乳でつくることもあります。牛乳を、あたためて、殺菌してから、乳酸菌の力をかりて、発酵させます。それを、固めたり、混ぜたり、水分を抜いたり、寝かせたりして、とても長い時間をかけて、チーズは作られます。今日のチーズは、いろいろな形の、「型抜きチーズ」です。みなさんのチーズは、何の形をしていますか?チーズには筋肉のもとになるたんぱく質や骨や歯を丈夫にするカルシウムがたっぷり入っています。しかも牛乳がチーズになることでカルシウムが6倍になります。歯や骨のことを考えたら…このチーズどうします?


 

   4月18日の給食

 ごはん

 牛乳

 さんまの梅煮

 肉じゃが

 こまつなのおひたし

 のり佃煮

  さんまの名前は体が細長く(狭長)真っ直ぐなところから「狭真魚(さまな)」という字があてられ、それがなまって「さんま」と呼ばれるようになりました。今では、秋においしく、体が刀のように細長い魚なので「秋刀魚」という字が使われています。  

「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂のたっぷりのったさんまは栄養があるので昔からスタミナ補給の食品として知られていました。さんまの脂には、EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれていて、血液や血管の病気、アレルギーを防いでくれます。また、さんまに特に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)にはさらなるすごい働きがあります。さて、それは次のうちどれでしょうか?(1)風邪をひきにくくする(2)記憶力がよくなる(3)よく眠れるようになる  正解は(2)記憶力がよくなるです。煮汁に溶け出しているので梅煮のたれも食べるようにしましょう。


 

   4月19日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 ハンバーグのケチャップソースかけ

 ボイルキャベツ

 コーンクリームスープ

  今日から1年生も給食が始まりました。これで田間宮小のみなさんと先生を合わせて約655人が同じ給食を食べるようになりました。楽しい給食時間を過ごしてください。今日はコーンクリームスープの中にお星様が20個入っています。確率は33分の1です。入っていた人は教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。

 今日は「ハンバーグ」についてお話します。ハンバーグはみじん切りにした玉ねぎをあめ色になるまで炒め、ひき肉とよく混ぜて、形を整え、焼いたものです。ハンバーグはドイツのハンブルクで労働者向けの食事として流行した「タルタルステーキ」がもとになり、その後アメリカに伝わり「ハンブルクのステーキ」から「ハンバーグステーキ」となったそうです。刻んだ肉を使うため、やわらかくて、パンにはさんで食べてもおいしく、ファストフードやファミリーレストランでもメイン料理として多く使われ、親しまれています。今日はパンに切り込みが入っていますのでハンバーグと忘れずにキャベツもはさんでハンバーガーにしておいしくいただきましょう。


    4月20日の給食

    ごはん

    牛乳

    さばの辛味焼き

    五目煮豆

    春キャベツのみそ汁

  「キャベツ」はアブラナ科の植物でヨーロッパから地中海が原産です。日本に入ってきたのは今から300年くらい前ですが当時は観賞用でした。野菜全体の中でもだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。

 春キャベツは秋に種をまいて、春に収穫されるものです。キャベツは葉と葉の間に隙間がなく、ずっしりと重く感じるものが美味しい言われています。しかし、春キャベツは葉が柔らかくてみずみずしく、葉と葉の間に隙間が多く、ふんわりとして見た目より軽いのが特徴です。また、甘みがあり、この時期だけの特別な味わいがあります。春キャベツの魅力がつまった味噌汁をおいしくいただきましょう。


 

   4月21日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 えびしゅうまい

 中華スープ

  すっかり日本でも定番となった「キムチ」とは朝鮮料理の漬物のことです。キムチは白菜のキムチが代表的なものです。白菜の他にも、大根、きゅうり、青菜類などが材料として使われます。そこに塩、唐辛子、にんにく、塩辛、果実、コチュジャンなどを混ぜて作ったヤンニョムというたれに漬け込んだものです。一般的にキムチというと白菜の真っ赤な辛いものを思い浮かべますが本来のキムチとは朝鮮語で「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。キムチは乳酸菌による発酵で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。キムチはそのまま食べる以外にも、今日のように料理の素材としても使われます。今日もおいしくいただきましょう。

 

4月24~28日の給食

 

   ツイストパン

 牛乳

 タンドリーチキン

 粉ふきいも

 パスタスープ

  「タンドリーチキン」とはインドの北西部からパキスタンの北東部にかけて伝わる料理です。鶏肉をヨーグルト、塩。胡椒、ウコンなどの香辛料に漬け込んで串に刺して焼き上げたものです。焼く際にタンドールというこの地方に伝わる土窯を使います。温度は500度近くにもなります。鶏肉だけでなく、この地方のパンである「ナン」もこのタンドールで焼きます。タンドリーチキンはインド料理店ではウコンと食紅を使い、鮮やかなオレンジ色に焼いてある定番メニューです。給食ではカレー粉を使ってスパイシーに仕上げてあります。


 

    4月25日の給食

 ひき肉ともやしのあんかけ丼

 牛乳

 鋳物汁

 河内晩柑

  「いもの汁」は埼玉県の南部にある川口市で生まれた郷土料理です。いもの汁は「さつまいもやじゃがいも」などのいもが入った料理のことではありません。名前の由来は川口市にたくさんあった鉄製品を作る工場からつけられました。鉄を溶かして作る製品のことを「鋳物」と呼び、ここから名前がつきました。暑い中力仕事をしている職人たちが栄養を補うために食べられていました。作り方は豆腐を油で炒めたところに、煮干しでとってだしを加えます。だし汁を加えると油が浮いてきます。さらにカルシウムのもとになる煮干し粉を使い、エネルギーをとるために最後にごま油を入れます。この煮えている油が溶かした鉄を想像させるので、この名前がつきました。

 


 

   4月26日の給食

 たけのこごはん

 牛乳

 とびうおの竜田揚げ

 きゅうりのつけもの

 わかめのみそ汁

  「たけのこ」はイネの仲間で春が旬の植物です。モウソウチク、ハチク、マダケなどの種類があり、竹林で栽培されます。日本では昔からたけのこを食べていますが、現在でもたけのこを食材としているのは日本料理と中国料理だけのようです。1日に20cm以上も成長します。しっかり食べてみなさんも成長してください。

 「飛び魚」は、春から夏が、特に、おいしく食べられる魚です。海の中から、水上に、元気よくとびだして、ヒレをつばさのように広げてとぶ魚です。九州や日本海側では「アゴ」とも呼ばれ、練り物や出汁の材料として使われます。新年度が始まり一つ上の新しい学年になって、新しいクラスのみんなと過ごす一年が始まりました。今日の給食は、「飛び魚」のように、元気よく、新しい学年がスタートできるように、願いをこめました。


    4月27日の給食

   野菜ラーメン

   牛乳

   キャラメルポテト

   ミニトマト

 「キャラメルポテト」は、からっと揚げたさつまいもに甘いキャラメルソースとアーモンドをからめた料理です。砂糖とバターと生クリーム、水をじっくり加熱し、とろーっとなったら、キャラメルソースのできあがりです。手作りのキャラメルソースは時間がたっても風味が逃げないのが特徴です。給食では、いも類や種実類を多く取り入れる必要があるので、味付けも工夫して出すようにしているそうです。


 

   4月28日の給食

  カレーライス

  牛乳

  フルーツポンチ

  「フルーツポンチ」の「ポンチ」とはもともとは英語の「パンチ」がなまったものです。そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パンチャ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。なので、今日もカレーライスとフルーツポンチがセットで登場です。サンスクリット語で「パンチャ」は数字の5を意味しています。つまり、5つの…、5種類の…という意味になります。その昔、紅茶の発祥の地でもあるインドでは、紅茶の飲み方の一つにティーポンチという飲み物がありました。冷やした紅茶に5種類の果物を入れたゴージャスな飲み物でした。その後それがヨーロッパに伝わり、紅茶ではなくなり、お酒になったり、ジュースになったり、果物も5種類にこだわらなくなったり…と変化していきました。を意味します。今日はパイン、黄桃、みかん、こんにゃくゼリー、サイダーを使いました。おいしくいただきましょう。

 今日のカレーには秘密があります。今日のグリンピースは今朝1年生とわかば学級でさやむきをしてくれたものです。グリンピースを仲間外れにしないでくださいね。

4月12~14日の給食

 

   4月12日の給食

 えびピラフ

 牛乳

 オムレツ

 ミネストローネ

 さくらゼリー

  「ピラフ」は何の米を炒め、様々な具とともに出汁と炊いたトルコ発祥の料理です。ピラフとはトルコの言葉で「ごはん」という意味です。トルコやメキシコが有名ですが、インドから中近東を経て、南欧ギリシャにまで幅広く見られる米料理です。

 日本ではピラフといえばたくさんの具が入って主食となり、入っている材料によってコーンピラフやカレーピラフなどと名前が変わりますが、もともとのトルコのピラフはみじん切りにした玉ねぎが入っただけのバターライスでした。なぜなら西洋料理では米は野菜の一つとして扱われ、ピラフは肉料理や魚料理の付け合わせだからです。

 今日の給食のピラフにはえびやピーマンが入っていて彩りもきれいなえびピラフです。このクラスメイトと最初の給食です。楽しんでいただきましょう。


 

   4月13日の給食

 きつねうどん

 牛乳

 のらぼう菜のあえもの

 黒糖蒸しパン

 「のらぼう菜」とは白菜や小松菜と同じアブラナ科の野菜です。野良にぼうっとはえていたことからこの名前がついたという説があります。江戸時代には全国で栽培されていてましたが、現在では東京の西多摩地区や埼玉の比企地区で多く栽培されています。のらぼう菜はすぐにしおれてしまうため現在では生産されている地域でしか食べられない地方野菜として受け継がれています。のらぼう菜は生命力が強く、葉や茎を摘んでもまた伸びてくるというパワーのある野菜です。みなさんもこのパワーをもらえるようにのらぼうなをよくかんで、地元の味を味わっていただきましょう。


 

   4月14日の給食

 ごはん

 牛乳

 わかさぎごまフライ

 筑前煮

 豆腐のみそ汁

  「筑前煮」とは炒り鶏ともいい、鶏肉と野菜を炒め煮したものです。「筑前」と呼ばれる博多を中心とする福岡県の北部地方の郷土料理のため筑前煮と呼ばれています。一般的に福岡県では「がめ煮」といいます。古くは鶏肉の代わりに「がめ」と呼ばれるスッポンを使っていたからです。1592年に朝鮮出兵の豊臣秀吉軍が近くの入り江にいたスッポンを捕まえて食べたのが始まりという説もあります。

 作り方は、鶏肉、ごぼう、人参、たけのこ、こんにゃくを食べやすい大きさの乱切りにし、油で炒めてから、うま煮にします。じゃがいもや里芋を入れることもあります。具だくさんで、栄養満点の煮物です。冷めてもおいしく、庶民の代表的な料理です。

3月13日~21日の給食

 

   3月13日の給食

 鶏五目ごはん

 牛乳

 シイラの南蛮漬け

 だいこんのみそ汁

  「シイラ」とは世界中の暖かい海で生息する2m以上にもなる大きな魚です。漢字で「鱪」と書きます。シイラの名前の由来は「粃」という米の入っていない籾にこの魚の形が似ていることから「しいな」がなまって「しいら」と名付けられました。秋から春にかけて脂がのる、色の薄い赤身の魚です。魚肉加工品の材料や塩焼き、フライなどにして食べられます。ハワイでは「マヒマヒ」とよばれ、ソテーやムニエルなどで食べられます。今日の給食では片栗粉をつけて揚げ、ピリ辛のねぎたっぷりの南蛮だれをかけてあります


 

   3月14日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 ポークしゅうまい

 ひじきの中華炒め

 ひじきは、日本近海の潮の満ち引きの激しい岩場で採れる海藻です。みなさんがよく見る店で売られているひじきは、春にやわらかい昔から「血を収める」と言われ、健康食・長寿食として食べられてきました。その理由はカルシウム、鉄分などのミネラル、食物繊維が豊富だからです。同じ量の牛乳と比べると鉄分は牛乳の550倍、カルシウムは14倍も含まれています。といっても牛乳のように一度にたくさん食べられないのが海藻の悲しいところ。ですが、毎日少しずつでも食べることによって、貧血や骨粗しょう症を防いでくれます。遺跡の発掘物から、縄文人や弥生人もひじきを食べていたことが分かっています。だから日本人は長生きなのでしょうね。


 

   3月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チキンのこんがり焼き

 チンゲン菜とコーンのソテー

 白菜のクリームスープ

  今日は野菜がたっぷりの給食です。ソテーにはチンゲンサイとコーンを使い、クリームスープにははくさいがたっぷり入っています。チンゲンサイもはくさいもアブラナ科の植物で、キャベツやだいこんも同じ仲間です。はくさいとチンゲンサイの見分けがつかない人も多いようです。よく見て違いに気づいてください。チンゲンサイにもはくさいにもビタミンCが多く含まれていて、病気などをおこす悪い菌をやっつけたり、疲れをとったりする働きがあります。


 

   3月16日の給食

 ごはん

 牛乳

 おふくろ煮

 利休汁

 こうなごの佃煮

  今日はごはんのお供に登場した「小女子の佃煮」のお話です。こうなごは正式な名前はいかなごという海の魚です。体は細長く、背は茶色、腹は銀色をしていて15~20cmになります。日本各地に住んでいて、東京では「こおうなご」、宮城では「めろと、めろうど」、九州では「かなぎ」といい、関西では小型のものが「かます」という魚の幼魚に似ているので「かますご」とよばれています。いかなごは5cmくらいまでの稚魚の時の方が味がよく、茹でて酢味噌、酢醤油で食べるほか、天ぷら、煮干し、佃煮として食べられます。

 お魚丸ごとなのでカルシウムたっぷり!みんなの骨や歯になってくれます。よーく噛んで食べましょう。


 

   3月17日の給食

 黒パン

 牛乳

 ペンネのブラウンソース

 茎わかめのサラダ

 いよかんゼリー

  ペンネはパスタの仲間で、マカロニのように筒状になっていますが、形がペン先に似ていることからこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、パスタ料理のほかグラタンやサラダなど、幅広く料理に使われます。パスタといえばイタリアですが、トマトソースに唐辛子の辛味のきいた「ペンネ・アラビアータ」はローマの代表的なパスタ料理です。今日は小麦粉を香ばしく炒って作ったブラウンソースとからめました。


 

   3月21日の給食

 赤飯

 牛乳

 鶏肉のくわ焼き

 ほうれんそうのおひたし

 すまし汁

 キャラメルケーキ

  今日は「赤飯」についてお話します。ご飯は「炊く」といいますが、赤飯の場合は「蒸す」といいます。小豆やささげと一緒に蒸すので、お米が赤くなるのです。赤い色はおめでたい色といわれ、赤飯はお祝いの際に食べられてきました。しかし、地方によって色々な食べ方があるようです。東北地方では砂糖をかけて甘い赤飯にするところもあるそうです。北海道では小豆ではなく、甘納豆を混ぜるそうです。他にも、赤飯といえば醤油味!という醤油赤飯をつくる地方もあります。また、石川県や富山県では長寿の人が亡くなると、お葬式の時に赤飯を食べるそうです。 

 今日はみなさんの卒業、進級を祝うための赤飯です。このクラスメイト、先生との給食も今日が最後です。みんなと楽しく給食を食べましょう。

2月20~24日の給食

 

   2月20日の給食

 高菜ピラフ

 牛乳

 ししゃもフライ

 彩り野菜スープ

 今日は「高菜」についてお話します。アブラナ科の仲間のからし菜の一種で主に温かい土地で栽培され、辛みのある葉を食用とします。高菜の辛み成分は食欲を増進させ、味にアクセントをつけてくれます。主に漬物に使用され、野沢菜、広島菜とともに三大漬け菜に数えられています。高菜はベータカロテンを多く含み、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。ビタミンCも多く、その量はキウイとほぼ同じです。今日の高菜ピラフには、高菜漬け、にんじん、玉ねぎがたくさん入っています。バターの風味が食欲をアップさせます。


 

   2月21日の給食

 シーフードカレー

 牛乳

 フルーツナタデココ

 今日は「ナタデココ」についてお話します。タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。弾力があるので、よく噛んで食べるようにしましょう。


 

   2月22日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 カリフラワーサラダ

 ホワイトシチュー

 今日は6年3組Sさんの献立です。考えた理由は、シチューは具だくさんでおなかいっぱいになるしロールパンはそのまま食べてもいいし、シチューにつけて食べるなどいろいろな食べ方があるからです。サラダのドレッシングもシチューに合わせてフレンチドレッシングにしました。工夫したところは、地産地消を中心に考えました。埼玉県が生産量全国2位のブロッコリーと3位のカリフラワーを入れてみました。この2つの野菜はビタミンCが多く含まれています。なのでこの2つを食べると一日のビタミンCを簡単にとることができます。とのことです。


    2月23日の給食

 チャーシューメン

 牛乳

 ポテトのチーズ焼き

 いちご

 いちごはバラ科の植物です。江戸時代末期に初めて日本に入ってきたいちごはオランダ人によって長崎に持ち込まれたため「オランダいちご」と名付けられました。それまでも日本には小さな野生のいちごのクサイチゴ、キイチゴ、ヘビイチゴなどがありましたが、初めてオランダいちごを見た日本人はその大きさびっくりしたそうです。現在一般的に栽培されているのは北アメリカのバージニアイチゴと南アメリカのチリイチゴの交配によりできたものです。「女峰」「とよのか」などが有名です。今日の給食のいちごは群馬県産の「やよいひめ」です。

 いちごはビタミンCの多さはレモンやキウイなどに続くトップクラスです。5~6粒食べれば一日に必要なビタミンCがとれてしまうほどです。ビタミンCは細胞を強くするので、風邪の予防に効果的です。また、美肌のもとになるコラーゲンはビタミンCと切り離すことはできません。肌のトラブル解消にもぜひたくさん食べてほしい食品です。


 

   2月24日の給食

 ごはん

 牛乳

 鮭のチャンチャン焼き

 ゆで野菜

 沢煮椀

 今日は「チャンチャン焼き」についてお話します。はじめにクイズです。「鮭のチャンチャン焼き」はどこの郷土料理でしょうか?(1)沖縄県(2)東京都(3)北海道  正解は、(3)北海道です。チャンチャン焼きは鮭に旬の野菜をのせて、みりん、味噌などで味付けをします。鮭のうまみが野菜にしみて、おいしく食べられます。名前の由来は、手軽にちゃんちゃんと作れるからと、父親という意味の「ちゃん」が作るからという説があります。給食では、焼いた鮭の上に炒めた野菜をのせました。

3月6~10日の給食

 

   3月6日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 キャベツのペペロンチーノ

 コーンスープ

 きよみオレンジ

  「清見オレンジ」はみかんとオレンジをかけあわせて誕生した日本原産のくだものです。静岡県清水区にある農林水産省の果樹試験場で作り出されました。清見とは試験場の近くにある清見潟、清見寺に由来し1979年に命名されました。みかんの甘みとオレンジのかおりを受け継いでいます。2月から5月が一年で一番おいしくみずみずしく、生で食べることが多いくだものです。ビタミンCが多く、ビタミンA、ビタミンEも含み、食物繊維も豊富です。最近、注目のベータクリプトキサンチンも含まれ、がんを予防する効果も期待されています。風邪を防いだり、疲れをとったりする働きがあります。

 今日は、春キャベツのペペロンチーノとともに季節の味覚を、よく味わっておいしくいただきましょう。


 

   3月7日の給食

 ごはん

 牛乳

 かじきまぐろのみそマヨ焼き

 大豆の磯煮

 厚揚げときのこのすまし汁

  かじきは「かじきまぐろ」という名で出回ることがありますが、科学的には正しい呼び名ではありません。まぐろとは違う仲間です。かじきの仲間には、まかじき、めかじき、くろかじき、しろかじきなどがあります。上あごがとても長く伸びていることが特徴で、船板に使われていた梶の木をあごで突き通すほど凶暴なため、「梶木通し」と呼ばれ、その名がついたといわれています。カジキは体長4m以上、体重700kgにもなる大きな魚です。超高速で泳ぐ魚で、25mプールなら1秒かからずに駆け抜けます。そのため引き締まった体は脂肪が少ないので、照り焼きやフライ、新鮮なものは刺身として食べることができます。給食では、味噌とマヨネーズのソースをのせてオーブンで焼いています。肉を焼いたものと間違えている人も多いのではないでしょうか。カジキを食べてカジキのような引き締まったからだを手に入れよう!


 

   3月8日の給食

 ナシゴレン

 牛乳

 目玉焼き

 ブロッコリーサラダ

 小魚アーモンド

  「ナシゴレン」は、東南アジアにある、インドネシアや、マレーシアという国の焼き飯料理です。その国の言葉で、「ナシ」はごはん、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るので、インドネシア版のチャーハンのようなものです。味も現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子を使うこともあります。つけあわせに、目卵焼きがつきます。よく味わって食べてインドネシアに行った気分になってください。


 

   3月9日の給食

 カレーライス

 牛乳

 ヒレカツ

 フルーツ杏仁

  今日は先生たちのリクエスト給食です。主食部門1位のカレーライスに主菜部門の2位のカツを組みあわせました。きっとみなさんもカツカレーは好きですよね。今年度最後のカレーです味わって食べてください。

 今日は「にんにく」についてお話します。にんにくは6千年も前から、エジプトやインド、中国などの古代文明のころから食べられていた歴史があります。にんにくには食べると元気になる成分が入っています。古代の人たちは、食品の成分を分析することはできなかったと思いますが、実際に食べて、元気が出ることを知っていたのでしょう。にんにくはとても強い臭いがあります。実はあの臭いの元に人を元気にする成分が入っているのです。このほかにも細菌をやっつけてくれるので、色々な病気から守ってくれる働きもあります。


   3月10日の給食

 メロンパン

 牛乳

 カレイの竜田揚げ

 こんにゃくサラダ

 コンソメスープ

 ストロベリーゼリー

  今日は全学年のリクエスト給食の主食部門に入っていたメロンパンです。なかなか1位にこなかったので学年のリクエスト給食では登場しませんでした。今日は特別に登場です。

 このパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方では私たちがメロンパンと言っているものを「サンライズ」と呼び、関西でのメロンパンはまた別物のようで、ラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っています。

3月1~3日の給食

 3月1日の給食

 油麩丼

 牛乳

 きゅうりの漬物

 かぶのみそ汁

 油麩丼は宮城県の郷土料理です。この料理には仙台麩が使われています。仙台麩とは旧仙台藩(宮城県北部の登米地方)で食べられている油で揚げた麩のことです。作り方から油麩と呼ばれています。麩は鎌倉・室町時代に中国より伝わったといわれています。現代では、京都の京小町麩、石川県の加賀麩、山形県の庄内麩、新潟県の車麩などがあり、油で揚げた宮城県の油麩もその一つとして広く知られています。麩は日持ちのする食材なので昔は肉の代わりになる貴重なたんぱく源でした。煮物やみそ汁の具として使われることが多いですが、登米市ではかつ丼や親子丼の肉の代わりにこの油麩丼が郷土料理として広まりました。ご飯の上に甘辛く煮て卵でとじた油麩をのせて食べましょう。


 3月2日の給食

 五目うどん

 牛乳

 大学芋

 にらともやしのおひたし

 「大学芋」とはさつまいもを油で揚げて、砂糖や蜂蜜などで作ったタレをからめ、ごまをまぶした料理です。では、「大学芋」の「大学」とは、どういう意味でしょうか?大正から昭和に学生街で売られていたからとか、昭和初期に大学生が学費を稼ぐために売っていたからという説があります。当時、大学芋が広まったのは栄養にも秘密があるようです。いもを油で揚げて砂糖をからめるのでエネルギー量も増え、ごまでさらにカルシウム、鉄分、食物繊維がアップします。焼きいもに比べると3倍くらいの栄養をとることができきたためです。栄養たっぷりの大学芋を今日もおいしくいただきましょう。


 3月3日の給食

 ちらし寿司

 牛乳

 ハタハタの竜田揚げ

 菜花のおひたし

 ひなまつりデザート

 3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともよばれます。ひなまつりは、約1000年以上前の平安時代が起源と言われています。女の子の成長を祈って雛人形を飾り、ひし餅や桃の花を添えてお祝いをする日本の伝統的な行事です。私たちの住む鴻巣市は雛人形の町です。鴻巣市における人形制作は約380年の歴史があり、貴重な伝統工芸として現在に伝えられています。鴻巣市で毎年開催されるびっくりひな祭りでは、日本一高いひな壇が飾られています。

 今日の給食は、ひなまつりのお祝いメニューとなっています。みなさんの家ではどんなひなまつりを過ごしますか?

「ちらし寿司」の語源は、寿司飯(酢飯)の上に様々な具を「散らし」て作る事から、江戸前寿司のにぎり寿司に対して名づけられました。本来、ちらし寿司は生魚で作りますが、給食では生物は出せないので、給食のちらし寿司は正確には、酢飯の中に煮た具を混ぜ込む「五目ちらし」です。

菜花は別名「菜の花」とも言われ、みなさんもよく知っている今の時期に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみのところを炊き込みごはんに入れました。菜の花はアブラナ科の植物で、在来種(和種)と西洋種(洋種)があります。和種は若いつぼみを、洋種は茎と葉を食べることができます。今日の給食では和種を使っています。菜の花には、カルシウム、鉄分、ビタミンが多くにんじんやほうれんそうと同じく緑黄色野菜で栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる季節の野菜としてこの時期よく食べられます。ゆでて、辛子あえ、ごまあえ、おひたしにしたり、天ぷらにすることもあります。また、京都や滋賀では花菜漬け(菜の花漬け)として名物にもなっています。

2月27~28日の給食

 2月27日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 焼きそば

 五目スープ

 ぽんかん

 ぽんかんはみかんより少し大きく、頭が「ぽこっ」と飛び出しています。インドが原産の果物で、「ぽん」はインドの都市の名前からきているといわれています。中国南部や台湾で多く栽培され、日本では鹿児島や耕地が有名です。

 みかんよりも香りや甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。みかんやレモンと同じように柑橘系のくだものなのに、加熱するととても苦くなってしまうので墓のもののようにジャムやジュースに加工できません。生で食べるのがおいしいくだものです。ぽんかんは12月に収穫され、その後しばらく貯蔵することによって皮の水分をとばし、味をマイルドにするそうです。 産地では食べごろになったものから順に出荷していくので、旬は12月から3月にかけてになります。ビタミンCが多いのでばい菌とたたかってくれます。インフルエンザに負けないためにもしっかり食べましょう。


 2月28日の給食

 ごはん

 牛乳

 彩の国納豆

 切り干し大根の炒め煮

 お事汁

 切り干し大根で有名なのは九州の宮崎県です。日本で食べられている約90パーセントは宮崎県で生産されています。切り干し大根というのは東日本で、西日本の人たちは「千切り大根」と呼んでいるそうです。日本人と大根の関係は、お米より古いといわれ、古い書物にも登場しています。その頃は「おおね」と呼ばれています。この他にも様々な呼び名があります。春の七草にある「すずしろ」も大根のことです。切り干し大根は冷蔵庫がないむかしの人の知恵でできた長期保存ができる貴重な野菜です。天日で乾燥させることによって栄養がぎゅっと凝縮されるだけでなく、甘味と風味も加わります。太陽の力ってすごいですね。骨や歯になるカルシウム、体中に酸素を運ぶ鉄分、おなかの掃除をしてくれる食物繊維がたっぷり含まれている食品です。

2月13~17日の給食

 2月13日の給食

 かて飯

 牛乳

 さばの竜田揚げ

 小松菜と油揚げの煮びたし

 かぶのみそ汁

 今日は6年2組Tさんの献立です。工夫したこと、考えた理由は「かて飯は秩父の郷土料理です。さばは旬の魚です。魚が嫌いな子でもからあげに近い味なのでみんな食べられると思いました。かぶも旬の野菜です。かぶは根のところだけでなく葉のところまで使ったので栄養たっぷりです。彩りを大切にしました。具の種類はたくさん使っているので、一日30品目も達成できます。旬の野菜や魚を使っているので栄養満点です。」とのことです。

 今日は食器の置き方も確認しましょう。かて飯が左側手前でみそ汁が右側手前になります。お箸は箸先を左側に向け、さらに手前に置くようにしましょう。おかずの入ったお皿が真ん中の奥になります。牛乳は右側の奥になります。そして背筋を伸ばし、食べる時は食器を持つようにしましょう。とてもきれいな食べ方になります。今日もよい姿勢でよくかんで残さず食べるようにしましょう。


 2月14日の給食

 けんちんうどん

 小松菜の炒め物

 黒糖蒸しパン

 今日はバレンタインデーですね。そこで、ココアの代わりに今日は黒糖の蒸しパンが給食に登場しています。「黒糖」とは、砂糖のひとつで、名前のとおり、黒っぽい色をしています。さとうきびからしぼった汁は、黒い色をしています。それを煮詰めると「黒糖」になり、甘味を増したり、えぐみなどの原因になるミネラルなどをとりのぞくと白い砂糖になります。つまり、「黒糖」には、カルシウムやカリウムなどのミネラルが残っているということです。甘味の強い白い砂糖は、カルシウムの吸収を悪くしてしまいますが、もともとカルシウムがふくまれている黒糖にはその心配がありません。今日はその黒糖をつかった蒸しパンです。

 今日はけんちんうどんの汁の中にハートにんじんがたくさん入っています。これは給食室から田間宮小のみなさんへの愛のプレゼントです。給食にはいつも調理員さんたちの愛情がたくさん入っています。しかし、みなさんの中には、好きなものはたくさん食べ、嫌いなものは残す、という人がいます。悲しいですね。おとなになってからもずっと健康でいられるかは、今みなさんが食べているもので決まります。将来後悔しないためにも、好き嫌いを減らし、少しずつでもいいのでなんでも食べられるようにしましょう。調理員さんへの愛情の返し方は・・・「ごちそうさまでした」のあいさつと空っぽの食缶かな。


 2月15日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじのすだち醤油焼き

 卯の花炒め

 だまこ汁

 だまこ汁は秋田県の郷土料理です。

卯の花は何からできているでしょうか?(1)じゃがいも(2)小麦粉(3)大豆 正解は(3)大豆です。2月は節分もあるのでみなさんに大豆に親しみを持ってほしくてたくさん大豆製品が登場します。大豆を水につけて砕き、しぼって豆乳をとった残りを「おから」といいますが、このおからが白くて小さい、春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことをうの花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので、昔は捨てられていたり、家畜のえさになっていましたが、食物繊維・カルシウム・たんぱく質・炭水化物が多く入っていて、現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く入っていて、お腹の中を掃除するはたらきをしてくれるので、便秘の予防にもなります。なた、おからには脳に新しい細胞をどんどん作るように命令し、集中力、記憶力を高める働きもあると言われています。成績アップを望みたい人は残せないですね。


 2月16日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 フラワーサラダ

 ヤングコーンはその名のとおり、普通のとうもろこしの実が大きくなる前に収穫したものです。とうもろこしは2~3個の雌花が咲き、それぞれが実になりますが、立派な実をつけさせるために1つだけ残して摘んでしまいます。その摘んでしまった実を「ヤングコーン」としてサラダや炒め物などの料理にして食べています。今日はフラワーサラダの中に入っています。小さいですが形はとうもろこしの姿をしていますので、よく見ながらおいしくいただきましょう。


 2月17日の給食

 ソフトフランスパン

 牛乳

 グラタンドフィノワ

 りんご入りフレンチサラダ

 ジュリエンヌスープ

 今日は6年1組Oさんの献立です。工夫したこと、考えた理由は「今までの給食に出たことのない料理が良いと思い、フランス料理でまとめてみました。グラタンドフィノワという料理にはにんにくが入っていてとても体に良く、ドレッシングのオリーブオイルにはコレステロールを少なくする働きがあってとても体に良い具材がいっぱい入っています。ジュリエンヌスープには、旬のだいこんやサラダにも彩りを考え赤パプリカやセロリ、りんごなどを入れ、バランスもとてもいい組み合わせになっています。」とのことです。

 グラタンドフィノワとはじゃがいものグラタンのことです。と言っても「ドフィノワ」はじゃがいものことではなく、フランスの地名です。グラタンドフィノワはフランスドフィーネ地方の郷土料理です。ジュリエンヌスープのジュリエンヌとはせん切りにした野菜という意味です。

2月6~10日の給食

 2月6日の給食

 三色ちらし丼

 牛乳

 わかめのみそ汁

 錦糸卵は、薄く焼いた卵焼きを細くせん切りにしたものです。錦糸とは絹織物に使われる糸のことで、せん切りの卵が華やかに料理に彩りを添えることが、絹織物の金の糸の華やかさに似ていることからこの名前がつきました。

 今日は酢飯に甘辛く煮た豚肉、ほうれんそう、錦糸卵をのせました。料理に緑や黄色があると一段とおいしそうに見えますよね。


 2月7日の給食

 ナン

 牛乳

 カレーミート

 ポパイサラダ

 今日は「ナン」についてお話します。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来で、起源7000~8000年前に最初に作られたパンではないかと考えられています。インドでは生地を伸ばし、タンドールという壺の形をした土窯の内側に貼りつけて焼き上げるため、表面はでこぼこして、所々にふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに、伝統的には焼き上がりに「ギー」というヤギの油をうすく塗るそうです。今日はレバーの入ったカレーミートをつけておいしくいただきましょう。


 2月8日の給食

 もぶり飯

 牛乳

 いももち

 ねぎぬた

 石狩汁

 今日は6年3組Kさんが考えた献立です。工夫したこと、考えた理由は「日本の郷土料理をいろいろな人にしってもらいたいので、この献立を考えました。もぶり飯は「もぶる」という愛媛の方言で「混ぜる、まぶす」という意味がある愛媛県の郷土料理です。いももちは別名「いもだんご」とも呼ばれる北海道の郷土料理です。ねぎぬたは「ねた」が田んぼのぬかるみを連想させることが由来の埼玉県の郷土料理です。石狩汁は具材としている酒が北海道の石狩川でよくとれることに由来する北海道の郷土料理です。」とのことです。


 2月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 サメの竜田揚げ

 ふチャンプルー

 じゃがいものみそ汁

 今日の給食には「さめ」が登場しています。さめは別名「ふか」とも言われ、ふかひれとして食べられているのは知っていますよね。その他にさめは蒲鉾、伊達巻などの魚肉練り製品によく使われているので、知らないうちに多くの人が食べているはずです。カロリーは低いので、ヘルシーといえるかもしれません。さめの種類は300種くらいあるとのことですが、食用として美味といわれているものは、アブラツノサメ、モウカサメ、ホシサメ、青サメあたりです。日本では、青森県民がよくさめを食べているそうです。今日はモオウカサメを竜田揚げにしてあります。

 麩チャンプルーは沖縄県の郷土料理です。


 2月10日の給食

 食パン

 牛乳

 ポークビーンズ

 コールスローサラダ

 フルーツクリーム

 「ホイップ」とは英語で「鞭」「鞭打つ」という意味で、牛乳などの脂肪やたんぱく質から作られたクリームを空気をたっぷり入れながら鞭打つように固く泡立てたものです。泡立てるときには氷水などで容器も冷やしながら行うのがポイントです。お菓子作りをしたことがある人は泡立てるのがとても大変なことを知っていますよね?ホイップクリームは砂糖やココアなどを混ぜてケーキなどの飾りつけにも使われます。今日はクラスでフルーツとホイップクリームをよく混ぜて、フルーツクリームとして食パンにのせたり、はさんだりして食べてください。

1月30~31日の給食

 1月30日の給食

 ごはん

 牛乳

 ほっけの塩焼き

 ほうれんそうのおろしあえ

 のっぺい汁

 ハニーピーナッツ

 ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。ホッケはプランクトンなどの小さい生き物をエサとしています。そしてエサを効率的に取るために、ホッケは群れになって泳いで、海中に渦巻きを作りプランクトンを集めることがあるそうです。ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。

 田間宮小の給食には毎月鴻巣市内で作られた野菜をたくさん使用していることをみなさんは知っていますよね?そこで今日は田間宮小にお客様が来ています。いつも新鮮な野菜を作っている方々です。今日の給食のねぎ、さといも、ほうれんそう、だいこんもお世話になっています。新鮮な野菜をよく味わって食べてください。


 1月31日の給食

 広東麺

 牛乳

 セレクトディッシュ

 千草炒め

 セレクトデザート

 今日はおかずとデザートを事前に選びましたね。ねぎみそパオズ420人、ししゃもフリッターは242人が選びました。クレープは189人、ガトーショコラが292人、はちみつレモンゼリーは185人が選びました。みなさんは何を基準に選びましたか?好みですか?栄養ですか?重さですか?自分の健康のことを考えて選べるようになるといいですね。

2月1~3日の給食

 2月1日の給食

 手巻き寿司(納豆・卵焼き・きゅうり・たくあん)

 牛乳

 豚汁

 6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。

 今日は6年2組Tさんの献立です。考えた理由は「2月3日は節分です。節分と言えば恵方巻です。恵方巻に似ている手巻きずしにしました。巻いた時に目でも楽しめるように彩りや栄養バランスを気を付けるようにしました。だまって願い事を思い浮かべながら、恵方の方角を向いて切らずに食べます」とのことです。

 恵方巻きは風習はもともと江戸時代の終わりころ、大阪の商人たちから始まりました。全国に広まったのは比較的最近で1995年頃某コンビニが全国で販売を始めてからです。ちょっと早いけど、今日は恵方巻きとして、今年の恵方の「北北西」を向いて無言で、さらには笑顔で手巻きずしを食べましょう。

 2月6日は「のりの日」です。これは大昔の法律「大宝律令」で税を納める方法のひとつにのりが入っていたことから制定されました。のりは、ぬるぬるするという意味の「ぬら」から「のり」というようになったと言われています。ビタミンAやカルシウム、鉄分、ビタミンC、Eといった毎日とりたい栄養をとることができます。のりには表と裏があることを知っていますか?ツルツルした面が表で、ザラザラしている面が裏です。手巻き寿司を作るときは、ザラザラした面にごはんをのせて巻くと、きれいにできますよ。今日ののりは6枚入っているので、おかずとごはんの配分を考えておいしくいただきましょう。


 2月2日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 イタリアンサラダ

 クラムチャウダー

 今日はみなさんが大好きな揚げパン!なぜ今日の揚げパンはきなこなのでしょうか?問題です。きなこは何からできているでしょうか?(1)大豆(2)黄色い小麦(3)きなこはきなこ   正解は(1)大豆です。きなこは、大豆をいった後に挽いて粉にした食品です。風味豊かで、良質のたんぱくしつや脂質、ビタミンB1、B2に富む栄養満点の食品です。黄色系の大豆を原料とした黄色のきなこと、緑色系の大豆を用いた淡緑色の青きなこがあります。青きなこは、うぐいす粉ともよばれます。きなこは、餅に絡めたり、和菓子の材料として用いられます。明日は節分ですね。豆まきに大豆を使いますよね。なので今日も大豆を使ったきなこ揚げパンにしました。栄養いっぱいのきなこをきれいに食べてください。


 2月3日の給食

 ひじきごはん

 牛乳

 いわしのサクサク揚げ

 こづゆ

 福豆

 

こづゆは福島県の内陸部である会津地方の郷土料理です。当時内陸部ではなかなか食べることができなかった海産物のホタテを干し貝柱としてだしとともに使用し、新鮮な地元の野菜と一緒に煮た汁物です。

 今日は「節分」についてお話します。「節分」の「節」は、季節の「節」です。「節分」とは、季節と季節の分かれ目のことです。明日2月4日は立春といって、昔の暦の上では明日が春のはじまりです。今日はその前の日なので、冬と春の季節の分かれ目の「節分」です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるのは鬼(悪いこと)から逃れられるように、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では明日から新しい年が始まるからです。地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。

 今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしはいわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が逃げていき、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて鬼を追い払うものです。これを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。