2017年5月の記事一覧

5月22日~26日の給食

 

   5月22日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 海藻サラダ

 小魚アーモンド

  アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、イタリア、モロッコなどが主な産地の高さ7~8mにもなるバラ科の木で、桃の仲間です。果肉は薄くて食べることができないので、その果実の中の硬い種の中にある仁というやわらかいところを炒ったり、揚げたりして食べます。スイート種はナッツとして食用にし、ビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどとして使われます。アーモンドには、質の良い脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまう動脈硬化という病気を防ぎます。また、若返りの素と言われるビタミンEやおなかの掃除をしてくれる食物繊維も含まれています。鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。家でも進んで食べてほしい食品のひとつです。今日は小魚と一緒に食べるので、さらにカルシウムもとることができます。


 

   5月23日の給食

 コーン味噌ラーメン

 牛乳

 ポテトのマヨチーズ焼き

 ミニトマト

  トマトにはいろいろな種類のものがあります。そのトマトの中でも大きさが2~3cmのものを一般的に「ミニトマト」と呼んでいます。色も赤だけでなく、黄色やオレンジ、ピンク、緑、茶色などがあり、形も丸型、棒型、ハート型などのものもあります。問題です。トマトは別名何と呼ばれているでしょうか?(1)赤なす(2)赤きゅうり(3)赤メロン  正解は(1)赤なすです。名前のとおりトマトはなすの仲間で、色は違いますがなすの花と似た形の花が咲きます。次の問題です。ヨーロッパのことわざに「トマトが赤くなると○○が青くなる」というものがあります。ではこの〇〇に入る言葉は何でしょう?(1)空(2)葉っぱ(3)医者 正解は(3)医者です。トマトを食べていると病気にかかりにくくなることからこのことわざができたそうです。疲れをとるビタミンCや美肌になるリコピンなど体に良い栄養素がたくさん入っているということですね。今日は栄養がぎっしり詰まったミニトマトです。


 

   5月24日の給食

 ごはん

 牛乳

 豆腐つくね

 土佐煮

 ピリ辛みそ汁

  土佐煮は高知県の郷土料理です。「土佐」とは四国にある高知県の昔の名前です。有名な坂本龍馬はここ土佐の英雄です。高知県は昔からカツオがよく獲れ、鰹節作りも盛んです。どこの地方の煮物でも鰹節をだしとして使うものは多いのですが、土佐煮では鰹節の濃厚な味を生かしたり、鰹節を具材の一部として使う特徴があります。今日もたけのこやにんじん、こんにゃくなど甘辛く煮て鰹節を混ぜ込みました。鰹節を味わって食べましょう。


 

   5月25日の給食

 コッペパン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 粉ふきいも

 オニオンスープ

 玉ねぎはユリ科の植物で、4月には生で食べられる新玉ねぎの旬があり、10月には炒めて甘味の強く出るものが出回ります。玉ねぎには独特の辛味と香りがありますが、これは硫化アリルという成分によるものです。この硫化アリルには食欲を増進させたり、疲れをとったり、血液をサラサラにする働きがあります。

今日は鶏肉のパプリカージュとオニオンスープ合わせて67kg、約330個の玉ねぎを使っています。涙を流しながら調理員さんたちは1個1個皮むきをし、スライスしていました。これで残食が多かったらまた泣いてしまいます。もうこれ以上調理員さんたちを泣かせないでくださいね。


 

   5月26日の給食

 ごはん

 牛乳

 鮭の塩焼き

 大豆の磯煮

 キャベツのみそ汁

  キャベツはアブラナの仲間の植物です。ヨーロッパの地中海あたりが原産です。日本に入ってきたのは300年くらい前で、最初キャベツは観賞用でした。食べられるようになったのは今から150年くらい前からです。

 キャベツはだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。収穫時期や産地によって春キャベツ、高原キャベツ、冬キャベツと呼ばれます。特にこの時期に収穫される春キャベツは葉がやわらかく、ふわっとしていて、色も濃く、甘味があります。キャベツには他の野菜にはないビタミンU、別名キャベジンと呼ばれる栄養が含まれています。そう、胃薬の名前にもなっていますね。薬や栄養の名前になってしまうほどキャベツは体に良い食べ物です。今日も春キャベツをたっぷり使ったみそ汁です。キャベツの甘味を味わっていただきましょう。

5月15日~19日の給食

 

   5月15日の給食

 黒パン

 牛乳

 さばのトマトソースかけ

 ベジタブルスープ

 

 

 


 

   5月16日の給食

 肉丼

 牛乳

 利休汁

 夏みかん

 「利休汁」はすりごまの入った濃厚な味噌汁です。地域によってはねりごまを入れて利休汁を呼ぶ所もあります。名前の由来は、戦国時代に活躍したお茶で有名な千利休が、ごまを好んでよく料理に使っていたため利休汁と名付けられました。ごまはこんなに小さくてもとても栄養価が高く、鉄分やカルシウムを含みます。

 今日の果物には秘密があります。この夏みかんは田間宮小産です。ちょっと(かなり?)すっぱいですが、みなさんと一緒に田間宮小で育った夏みかんを味わって食べましょう。

 


 

   5月17日の給食

 キムたくごはん

 牛乳

 春巻

 ワンタンスープ

 今日は「キムタクごはん」についてお話します。この料理の名前の由来はなんでしょうか?料理をよく見れば簡単です。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。ピリ辛とコリコリを味わってください。

 春巻は中華料理の中でも人気のあるメニューです。小麦粉で作った薄い皮で具を巻いて揚げたものです。もともと立春の頃お祝いとして新芽が出た野菜を具として巻いたところから「春の食材を巻く」「春巻」と名付けられました。英語でもそのまま「スプリングロール」とよばれます。今日の春巻の正式名称は「彩の国春巻」です。具の豚肉、小松菜、えのきたけが埼玉県産です。


 

   5月18日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティボンゴレ 

 豆サラダ

  「ボンゴレ」とはあさりやはまぐりなどを使ったイタリアのナポリの料理です。日本ではあさりを使ったスパゲティのことを一般的にボンゴレスパゲティといいます。イタリアではボンゴレスパゲティもソースによって名前が変わります。トマトを使った赤いの場合は「ボンゴレ・ロッソ」、バジルを使った緑の場合は「ボンゴレ・ベルテ」、イカ墨を使った黒いものは「ボンゴレ・ネロ」、そして今日の給食のように色のついていないものは「ボンゴレ・ビアンコ」といいます。イタリア語で「スパゲティ・アッレ・ボンゴレ・ビアンコ」とかっこよく注文してみてください。

 今日は、アサリについてお話しをします。冬から春にかけたこの時季、潮干狩りでよく獲れるうま味の多い貝がこのアサリです。アサリという名前は、魚介類を「漁る」からついたようです。アサリには貧血を防ぐ鉄分が多く含まれています。貧血とは血液の中の鉄分が足りなくなっておこる病気です。「いつも眠い」「なんとなくだるい」「すぐ疲れる」という人は鉄分が足りないと体が赤信号を出しているかもしれません。鉄分は体の中で作られない栄養素なので食事からしっかりとらなければなりません。しかも運動する人はさらに必要になります。運動会の練習も始まり、いつも以上に運動量が増えているみなさんには必要ですね。みなさんのスパゲティの中に、血液の宝になるアサリはいくつ入っていたでしょうか。


 

   5月19日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 あじの塩麹焼き

 切り昆布の煮物

 じゃがいもとたまねぎのみそ汁

  あじはマアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬にかけて南へ回遊します。4月~7月頃になると浅瀬に来て産卵します。「あじ」は、味がよいから「あじ」とよぶことになった魚だといわれています。さばや、いわしなどにくらべると、脂肪がすくないので、くせがなく、さっぱりした味わいです。そして、魚の旨味成分の、「たんぱく質」が、魚の中でも特にたくさん含まれています。あじは、フライにしたり、塩焼きにしたり、おさしみで食べたり、いろいろな食べ方があります。今日は、「あじ」を、旨味を引き出してくれる魔法の調味料の塩麹に漬け込んだものを焼いた、「あじの塩麹焼き」です。

5月1日~2日の給食

 

   5月1日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 メンチカツ

 ボイルキャベツ

 枝豆のクリームスープ

  今日は「枝豆」についてお話します。気温が高くなってくると枝豆が店先に並び始めます。枝豆というのは、植物の名前ではありません。ある豆が熟す前の名前です。では、その豆とは次のうちどれでしょうか?(1)ひよこ豆(2)大豆(3)そら豆  正解は(2)大豆です。大豆が実る前の、豆が熟す前に刈り取って食べるものを「枝豆」と呼んでいます。一説には枝がついたまま茹でることから枝豆と名づけられたそうです。枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。今日は枝豆をすりつぶしてペースト状にしたものをスープにいれてあります。薄い緑色をしているのがわかりますか?枝豆のほんのりした香りや甘みを味わってください。

 今日はメンチカツとキャベツをパンにはさんでメンチカツバーガーにして食べてください


 

   5月2日の給食

 ごはん

 牛乳

 かつおの甘辛揚げ

 いんげんのごま炒め

 若竹汁

 柏餅

  今日はこどもの日献立です。5月5日のこどもの日には、男の子の成長を祝って、こいのぼりを飾ったり、菖蒲湯に入ったり、柏餅を食べたりといった風習が行われていると1200年以上前の本にも書かれています。

 柏餅に使われている柏の葉は別名「ゆずり葉」ともいわれ、秋に葉が枯れても次の若葉が育つ春まで前の葉が落ちないことから子孫繁栄の縁起を担いでいます。また、若竹汁に使え荒れているたけのこは一日に数十センチも伸びることから、すくすく成長する願いが込められています。またかつおには「勝つ魚」ということで武士の時代から縁起の良い魚とされていました。鰹は春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南へ下る、季節によって移動する魚の代表です。4月から6月頃にとれる鰹は「初鰹」「上り鰹」といわれ、脂が少なくあっさりと食べられます。今日はでんぷんをつけて油で揚げた上り鰹を醬油のたれと和えました。みんなの身長も成績もどんどん上がるように今日の給食もよくかんで食べましょう。

5月8日~12日の給食

 

   5月8日の給食

 ココア揚げパン

 牛乳

 アスパラソテー

 ビーンズシチュー

  今日はサラダに入っている「アスパラガス」についてお話します。アスパラガスは春から初夏にかけて旬を迎え、若い茎状の芽の部分を食べる野菜です。アスパラガスには「ホワイトアスパラガス」と「グリーンアスパラガス」があるのを知っていますか?もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日が当たらないようにすると白くなり、やわらかく甘味が増します。お日様に当たって緑になると歯ごたえとビタミンが増します。みなさんは「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?栄養ドリンクに入っている成分です。名前のとおり、アスパラガスに入っているのでこの名前がつきました。みなさんも栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをしっかり食べ、外で元気に遊んで健康になりましょう。

 今日はみなさんの大好きなココア揚げパンですね。ココアをこぼさずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?今日もおいしくいただきましょう。


 

   5月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 にらまんじゅう

 マーボー春雨

 わかめスープ

  今日はにら饅頭の中に入っている「にら」についてお話しします。にらは、にんにくや玉ねぎと同じねぎの一種でユリ科の植物です。原産地の中国では3000年以上前から食べられていました。日本でも1300年以上前の「古事記」や「日本書記」にも記されていました。にらは、刈り取った後、再び葉が伸びて、年に何回も収穫が可能な生命力の強さから、精力野菜として食べられています。にらにはビタミンAが豊富で夏バテしたとき、疲れた時、風邪をひいたときなど回復させる働きがあります。また、にら独特の強い香りには、食品をエネルギーに変える働きがあるためスタミナ野菜といわれています。他にも胃腸の病気を防いだり、血液をサラサラにしたりするなどいいことづくめです。にらまんじゅうを食べてにらパワーをゲットしましょう。


 

   5月10日の給食

 深川飯

 牛乳

 ししゃもの磯辺フライ

 ちゃんこ汁

  今日は「深川飯」についてお話します。なぜ、あさりごはんを深川飯というのでしょうか?「深川」とは、東京都の地名の一つです。昔、深川の近くには、海があり、あさりがたくさんとれました。最初は、とれたあさりを、みそ汁にいれたり、佃煮にしたりしていましたが、そのうち、ごはんといっしょに料理して食べるようになりました。それが、深川飯のはじまりです。あさりは、日本で一番多く食べられている貝です。春になると、身が大きくなってうまみがまします。この時期には潮干狩りで、たくさんとることもできますね。あさりには貧血を予防する鉄分がたっぷり入っています。鉄分は運動をたくさんする人には特に必要な栄養です。今日は、季節の味、あさりの入った、ごはんをおいしくいただきましょう。


 

   5月11日の給食

 山菜うどん

 牛乳

 きんぴらごぼう

 抹茶蒸しパン

  5月2日は八十八夜でした。これは昔の暦で新年になってから八十八日目ということです。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。

 そこで今日は埼玉の「抹茶」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑えるカテキンという栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は最強の組み合わせです。味わって食べましょう。


 

   ごはん

 牛乳

 さわらの西京焼き

 にらともやしのおひたし

 新じゃがの炒め煮

  今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。