10月16~20日の給食
10月16日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
炒り鶏
相性汁
のり佃煮
相性汁は和食の調味料みそと洋食の素材の牛乳が相性良く組み合わさった汁物です。
今日はごはんのお供の佃煮のお話です。「佃煮」は日本に昔からある保存食品です。江戸時代に徳川家康が江戸(今の東京)に移る際に摂津(今の大阪と兵庫の一部)の漁師を隅田川の河口付近の埋め立て地(今の中央区佃島)に住まわせました。その漁師たちが売り物にならない小魚を甘辛く煮詰め、自家製の惣菜にしたのが始まりです。味もよく、安く、保存もきくことから江戸庶民に広まり、その後参勤交代の武士が佃島名物として各地に持ち帰り、全国に広まっていきました。今日は海苔の佃煮です。ごはんにとても合いますが、佃煮だけでご飯を食べるのではなく、炒り鶏や相性汁とも交互に食べてください。
10月17日の給食
カレーピラフのホワイトソースかけ
牛乳
豆サラダ
サラダに入っている緑色の豆は「枝豆」です。そして紫色の豆は「レッドキドニービーンズ」という豆です。日本では赤インゲン豆といわれています。9月から11月に旬を迎えます。問題です。レッドキドニーの「キドニー」とは私たちの体の中にある内臓の名前です。豆の形がこの内臓に似ているので、この名前がつきました。その内臓とは次のうちどれでしょうか?(1)心臓(2)肝臓(3)腎臓 正解は(3)腎臓です。鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。また、豆の中でも特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。
10月18日の給食
こどもパンスライス
牛乳
コロッケ
ボイルキャベツ
パスタスープ
みなさんが大好きなコロッケ。さてコロッケはどこの国の料理でしょうか?(1)フランス(2)イタリア(3)ドイツ 正解は(1)フランスです。コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。
今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた田間宮小独自の栄養いっぱいのコロッケです。
10月19日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
今日は人気メニューのフルーツポンチのお話です。「ポンチ」とはもとは英語の「パンチ」がなまったものですが、そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パーンチ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。ですから今日もカレーライスとセットでフルーツポンチが登場です。
昔、紅茶発祥の地でもあるインドで、紅茶の飲み方の一つに果物を入れた冷やした紅茶がありました。それがイギリスに伝わり、お酒や水、レモン水、砂糖などを混ぜ合わせた「パンチ」という飲み物になり、1600年には飲まれていたようです。日本では1923年に銀座のフルーツパーラーの千疋屋でお酒の入っていない、果物やシロップ、炭酸水などを入れたフルーツポンチが提供されています。田間宮小の今日のフルーツポンチにはパイン、みかん、黄桃、ぶどうゼリー、レモン味のこんにゃくゼリーが入っています。お味はいかがですか?
10月20日の給食
小松菜ごはん
牛乳
豚肉とれんこんの黒酢炒め
たまねぎのみそ汁
今日はごはんに入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。