11月13~17日の給食

 

   11月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 和風ハンバーグ

 だいこんのみそ汁

 今日は、就学時健康診断のため1時間就職時間が早くなりました。

 今日はみそ汁にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。

 だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。葉にはビタミンCが多く疲れをとったり病気を防いだりする働きがあります。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。今日も鴻巣の大根です。根も葉も丸ごと使っています。


 

   11月15日の給食

 とり五目ごはん

 牛乳

 わかさぎフリッター

 沢煮椀

  沢煮椀とは豚の背脂を細く切って塩でもんで湯通し、これとにんじん、ごぼう、みつばなどをせん切りにした野菜をだし汁で煮て、しょうゆや塩で薄く味付けした汁物です。「多い」ということ「沢山(たくさん)」といったことから、たくさんの材料を使ったこの料理に「沢煮」という名前がついたようです。

 今日の給食では、豚肉、豆腐、にんじん、ごぼう、だいこん、しめじ、こんにゃく、ねぎ、そして鴻巣産の丸系八つ頭という特別なお芋の入った沢煮椀になっています。ごぼうやにんじん、しめじだいこん、こんにゃくには食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれます。


 

   11月16日の給食

 肉汁うどん

 牛乳

 ゼリーフライ

 キャベツソテー

  ゼリーフライはドラマの陸王でも有名な行田市の郷土料理です。おからとじゃがいもで作った衣の無いコロッケようなものです。形が小判に似ていることから、銭フライがなまってゼリーフライになったそうです。

 今日はうどんのお話です。埼玉県では日照時間が長く江戸時代から小麦栽培が盛んです。埼玉でとれる小麦は特にうどんに適していて、加須、熊谷、鴻巣などは作付面積も多くむかしからうどんを食べる習慣が根付いていました。そのため、加須うどん、熊谷うどん、川島のすったて、深谷の煮ぼうとう、秩父のおきりこみ、鴻巣の川幅うどんなど郷土料理やご当地うどんなども多くなっています。

 豚肉やねぎ、なす、油揚げなど具のたくさん入った温かいおつゆに、茹でてから冷水でしめたうどんを入れながら食べるのは全国でもこのあたり独特の食べ方です。きんぴらごぼうなどといっしょに食べることも多いです。今日は豚肉と鴻巣のねぎが入った肉汁うどんです。


 

   11月17日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 ほうれんそうサラダ

 小魚

  今日はサラダにたっぷり入っているほうれんそうのお話です。ほうれんそうは西アジア原産でペルシャで栽培され始めました。「ほうれん」とは中国語で「ペルシャ」のことで、ペルシャからシルクロードを経由して中国に伝わり、日本へは17世紀に入ってきました。ほうれんそうはにんじん、かぼちゃと並び代表的な色の濃い野菜です。目や鼻の粘膜を強くするビタミンA、免疫力を高めるビタミンC、貧血予防に効果のある鉄分が多く含まれています。特に寒くなってくると栄養価や甘味が増します。寒くなってきたためか風邪気味の人が多いようです。調子が悪いな、と思う人はぜひおかわりしてください。