2018年4月の記事一覧

4月23日~27日の給食

    4月23日の給食

 たまごパン

 牛乳

 マカロニのヒリヒリあえ

 ごぼうサラダ

 今日はサラダに入っている「ごぼう」のお話です。ごぼうはキク科の植物で、ヒマラヤや中国など中央アジアが原産です。日本へは今から1000年以上前に中国から漢方薬として伝わりました。これを品種改良して日本では野菜として食べるようになりました。今でも世界中でごぼうを野菜として食べているのは日本や韓国など限られた国だけのようです。昔は欧米人が「日本人は木の根を食べている」と驚いたとか・・・。

 問題です。ごぼうにはおなかの掃除をしてくれるとても大切な栄養があります。それは何でしょう?(1)カルシウム(2)たんぱく質(3)食物繊維  答えは(3)食物繊維です。食物繊維の多い食品はよく噛んで食べるので、あごや歯を丈夫にしたり、脳の働きを活発にする効果があります。


 

  4月24日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 赤魚のねぎみそ焼き

 五目煮豆

 根菜汁

 「根菜汁」には字のごとく根の部分を食べている植物を使っています。昨日の給食にも登場したごぼう、さらににんじん、だいこんも根の部分を食べています。里芋は・・・実は土の中にのびた茎「地下茎」が太った部分を食べています。

 今日はもうひとつ「ごはん」のお話です。給食で使われている米はすべて鴻巣市産の「彩のかがやき」を使っています。白いごはんでも混ぜごはんやチャーハンの時も鴻巣の米を使っています。その中でも月に1回、農薬や化学肥料を減らして特別に栽培した彩のかがやきの「こうのとり伝説米」を使用します。今日のように白いごはんで登場しますので、よく味わって食べてください。


 

   4月25日の給食

 たけのこごはん

 牛乳

 五目厚焼きたまご

 豆腐のみそ汁

 清見オレンジ

 今日はたけのこごはんです。たけのこはイネの仲間で春が旬の植物です。モウソウチク、ハチク、マダケなどの種類があり、竹林で栽培されます。日本では昔からたけのこを食べていますが、現在でもたけのこを食材としているのは日本料理と中国料理だけのようです。たけのこはあくが強いので、茹でてから使いますが、掘りたてを刺身で食べるのが最高のごちそうだそうです。たけのこにはおなかの調子を整える食物繊維がたくさん含まれています。よくかんで旬を味わってください。


 

   4月26日の給食

 ごま味うどん

 牛乳

 野菜いため

 チーズ

 問題です。チーズは何から作られているでしょうか?(1)魚(2)米(3)牛乳  答えは(3)牛乳です。では、これからチーズにまつわるアラビアの伝説をお教えしましょう。「むかしむかし、アラビアの商人が果てしなく広がる砂漠を横断する長旅に備え、新しい子羊の胃袋で作った水筒にヤギの乳を入れ、ラクダの背中にくくりつけ旅に出ました。当時、乳は「命の水」といわれるほど大切なものでした。暑い砂漠を歩き、疲れたので乳でのどを潤そうと水筒を開けました。するとそこにはヤギの乳はなく、白い塊と透明な液体になってしまっていました。商人は驚きました。でも、水の無い砂漠ではかけがえのない食料です。おそるおそる食べてみると・・・これがとてもおいしいのです。商人は白い塊を食べ、透明な液体を飲んで長旅をすることができました。商人はこれを家族や村の人に話し、それが次々と広まっていきました。」と。チーズは「人類が作ったもっとも古い食品」といわれるほど歴史が古く、今から8000年以上前の遺跡からチーズ作りの痕跡が残っています。問題です。牛乳からチーズになると骨や歯を強くするある栄養が6倍になります。その栄養は何でしょう?(1)ビタミンC(2)カルシウム(3)たんぱく質  答えは(2)カルシウムです。カルシウムには日本人に不足しがちな栄養で、骨や歯を丈夫にするだけでなく、イライラを解消したりする働きもあります。成長期のみなさんにとって、とても大切な栄養です。骨のことを考えたらチーズは残せないですよね?


 

   4月27日の給食

 ごはん

 牛乳

 チンジャオロウスー

 えびだんごスープ

 小魚アーモンド

 チンジャオロウスーは日本でもすっかりおなじみとなった中国の代表的な料理です。中国では「チンジャオチャオロウスー」と言います。「チンジャオ」はピーマンのこと、「チャオ」は炒める、「ロウ」は肉、「スー」は糸、つまり細切りという意味です。つまり、チンジャオチャオロウスーは細く切ったピーマンと肉を炒めた料理のことです。中華料理屋では牛肉を使って「チンジャオニュウロウスー」と書かれていることもあります。

 ピーマンという名前はフランス語で唐辛子という意味の「ピメント」に由来しています。英語では形からベルペッパーといいます。ペッパーというようにピーマンは唐辛子の仲間で、辛味成分であるカプサイシンが少ない唐辛子のことです。南アメリカ原産の辛い唐辛子がヨーロッパに伝わり長い年月をかけて甘く改良されていきました。

 ピーマンが苦手という人も多いようですが・・・ピーマンには疲れをとったり、病気と闘う働きのあるビタミンAやビタミンCが多く含まれています。ピーマンを仲間外れにしないでくださいね。

 

4月11日~13日の給食

    4月11日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 ハンバーグのケチャップソースかけ

 ボイルブロッコリー

 ベジタブルスープ

 さくらゼリー

 今日から給食が始まりました。楽しみにしていてくれたでしょうか?今年度も毎日給食に関するお話をします。しっかり聞いて食べ物博士になりましょう。

 先生からのお願いです。給食にはたくさんの決まりがあります。身支度、準備や片付け、時間、食べ方など・・・先生やクラスのお友達と確認して楽しい給食時間にしましょう。さて、今日は何時に「いただきます」ができましたか?時計を確認して、明日はもっと早く準備ができるようにみんなで協力しましょう。

 今日は最初の給食ということでみんなの好きなハンバーグです。校庭の桜はすっかり葉になってしまったので、デザートは・・・かわいいピンク色のお花型のさくらゼリーです。


 

   4月12日の給食

 酸辣湯麺

 牛乳

 豚肉と蓮根の黒酢炒め

 今日は「スーラータン」のお話です。「サンラータン」ともいいます。中国の四川料理のひとつで、酢の酸味と唐辛子や胡椒の辛味を効かせた料理です。中国では「タン」はスープのことで、スーラータンも中国ではスープとして飲まれています。日本ではこれに麺を入れてスーラータン麺として中華料理屋で提供されています。酢には食欲を増進させたり、殺菌力もあり、食べ物を腐りにくくします。また、血液をサラサラにしたり、筋肉痛の原因である乳酸が体内にたまるのを防いでくれるので運動後や疲れた時にとるとよい調味料です。


 

   4月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 ひじきのり

 さばの塩焼き

 きんぴらごぼう

 春キャベツの味噌汁

 おふくろの味として親しまれている「きんぴらごぼう」の「きんぴら」とは何でしょうか?(1)土地の名前(2)花の名前(3)人の名前 正解は(3)人の名前です。金太郎でおなじみの坂田金時の息子である坂田金平に由来します。この金平は江戸時代のお芝居に登場する架空の人物なのですが、とにかく怪力の持ち主でつぎつぎと悪者や化け物を退治した人気者です。そのため「金平」は強いもの、丈夫なものの代名詞のように言われるようになり、ごぼうを使ったこの料理も食べると力がつくということから「きんぴらごぼう」と呼ぶようになったそうです。みなさんもきんぴらごぼうをたくさん食べてパワーアップしてください。

4月16日~20日の給食

 

   4月16日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 フランクフルト

 ボイルキャベツ

 白花豆のクリームスープ

 今日はコッペパンに切込みが入っているので、フランクフルトとキャベツをはさんでホットドッグにして食べてください。ホットドッグの名前の由来は、細長いパンに細長いフランクフルトをはさんだ形が犬のダックスフントに似ていることからこの名前がついたそうです。19世紀になりアメリカで野球観戦の合間に手軽に食べられることから広まりました。フランクフルトは正しくは「フランクフルトソーセージ」といいます。名前の由来はドイツの都市の名前の「フランクフルト」に由来しています。ソーセージには「フランクフルト」「ウインナー」「ボロニア」などの種類があります。この違いは・・・またの機会にお話ししましょう。


 

   4月17日の給食

 ごはん

 牛乳

 とびうおの竜田揚げ

 肉じゃが

 若竹汁

 今日は竜田揚げになっている「とびうお」についてお話します。「とびうお」は、春から夏に特においしく食べられる魚です。海の中から水上に、元気よく飛び出して、ヒレをつばさのように広げて飛ぶ魚です。九州や日本海側では「アゴ」とも呼ばれ、練り物や出汁の材料として使われます。新年度が始まり一つ上の新しい学年になって、新しいクラスのみんなと過ごす一年が始まりました。今日の給食は、「とびうお」のように、元気よく、新しい学年がスタートできるように、願いをこめました。みんなで、よく味わって、おいしくいただきましょう。


 

   4月18日の給食

 こどもパン

 牛乳

 鶏のから揚げ

 ミニトマト

 コーンスープ

 今日から1年生も給食が始まりました。これで田間宮小のみなさんと先生を合わせて約655人が同じ給食を食べるようになりました。楽しい給食時間を過ごしてください。今日はコーンスープの中にお星様が20個入っています。確率は約33分の1です。入っていた人は教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。入っていた人はぜひ教えてください。

 配膳は終わりましたか?食器の置き方はもりつけ表で確認しましょう。スープのお椀は右側に置いてありますか?

 今日はみんな大好き鶏のから揚げです。から揚げとは材料に小麦粉や片栗粉で薄く衣をつけて揚げたものです。鶏のから揚げは英語ではフライドチキンと呼ばれています。

 日本でから揚げが食べられるようになったのは中国から江戸時代初期に伝わったのが始まりだそうで、日本の外食でメニューに登場するようになったのは昭和7年頃です。昔から養鶏場の多かった大分県では鶏のから揚げ専門店もたくさんできました。1970年代になるとフライドチキン専門のファストフード店もでき、日本全国に広まりました。

 今日はクラスに「パクパク通信」というクイズが入っています。献立表やもりつけ表をよく見て答えてください。全問正解のクラスにはいいことがあるかもしれません。


 

   4月19日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツミックス

 今日は、給食人気メニューのカレーです。給食のカレーは小麦粉とバターとカレー粉をじっくり時間をかけて炒めてカレールウを作ります。カレーとは、インド料理でタミール語の「ソース、汁」を意味する「カリ」という言葉が語源です。また、ヒンズー語で「香り高いもの、おいしいもの」という意味の『ターカリー』がイギリスで『カレー』になったとも言われています。

 みなさんの家ではどんなカレーが登場しますか?給食では豚肉、えびやいか、なすやかぼちゃ、豆を使ったものなどいろいろなカレーが登場するので楽しみにしていてください。

 今日のカレーには秘密があります。今日のカレーに入っているグリンピースは、1年生が今朝、鞘むきをしてくれました。生のグリンピースが出回るのはこの時期だけです。大粒で香りのよいグリンピースを味わって食べましょう。


 

   4月20日の給食

 しゃくし菜チャーハン

 牛乳

 枝豆フリッター

 もずくスープ

 今日は「しゃくし菜」についてお話します。しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。しゃくし菜のシャキシャキ、ちりめんじゃこの歯ごたえを感じながら今日もおいしくいただきましょう。