1月29日~31日の給食

 

   1月29日の給食

 あやひかりコッペパン

 マーガリン

 牛乳

 くじらの竜田おろしあんかけ

 すいとん

 今日のコッペパンには鴻巣産の「あやひかり」小麦を使っています。

 今日の給食は昭和時代の献立です。コッペパンとマーガリンは第二次世界大戦後アメリカから援助されたことが始まりで昭和20年代に脱脂粉乳とともによく食べられ、くじらは昭和20年代から50年代まで竜田揚げやオーロラソースかけとして幅広い世代が食べていました。日本では縄文時代の頃からくじらを食べていたようです。今は、国際的な取り決めによって、くじらをとる量が決められているので、くじらを食べられる機会はかなり少なくなってしみました。くじらは海の中で生活していますが、魚の仲間ではなく、人間と同じ哺乳類です。ですから赤ちゃんくじらはお母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。食べてみると牛肉や豚肉のような食感に気づくと思います。くじらは貴重な食材なのでよく味わって食べてください。

 「すいとん」は小麦粉だんごを実とした汁のことをいいます。主食とおかずを兼ねた料理として1923年の関東大震災の時によく食べられるようになりました。また、第二次世界大戦後の食糧のない時代にも全国的に広まりました。食べるものが無い時代には栄養がとれる大変貴重なものでした。明日まで全国学校給食週間です。食事に感謝して、昔の給食をよく味わって食べましょう。


 

   1月30日の給食

 ごまあじうどん

 牛乳

 さといものみそ煮

 ひじきの和え物

 「うどん」は小麦粉を練って細長く切った麺のことをいいます。1300年ほど前に中国から伝わりました。手軽な庶民の食事で、米食の代わりとして、またお祝いごとに際してふるまわれる食べ物として古くから日本全国で食べられていました。地域によって、季節によって食べ方に多くの種類があります。埼玉県も全国で有数の小麦の産地です。よって「武蔵野うどん」と呼ばれる文化があり、うどんの生産量は讃岐うどんで有名な香川県に次いで全国第2位です。給食のうどんも埼玉県産の小麦を使っています。

 埼玉県にはごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。川島町ではこの冷汁うどんを「すったて」とよび、加須市では「ごま汁うどん」とも呼んでいて、埼玉県の郷土料理にもなっています。給食では冷たい汁は出せないので、温かくしたごまがたっぷり入った汁でうどんを食べてください。

 田間宮小の給食には毎月鴻巣市内で作られた野菜をたくさん使用していることをみなさんは知っていますよね?献立表の下の方に毎月書いてありますよ。そこで今日は田間宮小にお客様が来ています。いつも新鮮な野菜を作って届けている方々です。今日の給食でもお世話になっています。今日の給食のにんじんとねぎでお世話になった武井さん、白菜でお世話になった島田さん、里芋としょうがでお世話になった村松さんが2年生の各教室でいっしょに給食を食べています。みなさんのいろいろな野菜を作っていますが、今日の野菜以外にもだいこん、ずいき、さつまいも、たまねぎ、じゃがいも、なす、ごぼう、きゅうり、キャベツ、ほうれんそう、水菜など田間宮小のみなさんはこの3名の方が作られた野菜を何度も食べています。今日の給食も味わって感謝して食べましょう。2年生は野菜のいろいろな話を聞けるといいですね。


 

   1月31日の給食

 ごはん

 牛乳

 ポークしゅうまい

 スンドゥブ

 ナムル

 セレクトデザート

  今日はナムル、スンドゥブとも今ではすっかり日本でもおなじみになった韓国料理です。お隣の国の韓国は日本と同じように米が主食です。それに肉料理や魚料理、野菜料理がたくさんあり、栄養バランスの取れた食事が特徴です。また、辛い料理も有名です。辛さのもとは唐辛子を生のままや粉状にして使ったりします。その他にもねぎやにんにく、しょうがといった香りの強い野菜を多く使うのも特徴です。特ににんにくの消費量は多く、韓国料理がスタミナ料理といわれる理由のひとつになっています。

 スンドゥブの正式名は「スンドゥブチゲ」です。スンドゥブとは豆腐のことでチゲは鍋という意味です。つまりスンドゥブチゲとは豆腐を使った鍋料理ということです。鍋にあさりやしじみを敷き、豆腐、肉、野菜、コチュジャンや唐辛子、ごま油、にんにくなどのスープで煮て、最後に生卵を落とします。残ったスープにごはんを入れて食べてもおいしいです。とても体が温まる料理です。

 今日はセレクト給食です。チーズクリームクレープ216人、ガトーショコラ313人、いよかんゼリー123人でした。