3月1日~2日の給食

 

   3月1日の給食

 ごはん

 牛乳

 おふくろ煮

 利休汁

 小女子の佃煮

 おふくろ煮は鶏肉と人参、大根、じゃがいも、干ししいたけ、さつま揚げなどを、砂糖と醤油、みりん、酒で味付けをしています。甘辛く煮たおかずは、おふくろの味と呼ばれています。給食室の大きな釜で煮たおふくろ煮を味わって食べてください。そして、今日はもう一つ佃煮になっている小女子のお話です。小女子は正式な名前は「イカナゴ」のことで、海にすむ魚で、細長い形で、背は茶色、腹は銀色をしています。成長すると15~20cmくらいになります。いかなごは5cmくらいまでの稚魚時の方が味がよく、ゆでて酢味噌や酢醤油で食べるほか、天ぷら、煮干し、佃煮として食べられます。大きくなると養殖用のうなぎやはまちのエサになります。お魚丸ごとなのでカルシウムたっぷりです。みんなの歯や骨になってくれます。よーく噛んで食べましょう。


 

   3月2日の給食

 ちらし寿司

 牛乳

 わかさごフライ

 菜花のおひたし

 ひなまつりデザート

  明日、3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともよばれます。ひなまつりは、約1000年以上前の平安時代が起源と言われています。女の子の成長を祈って雛人形を飾り、ひし餅や桃の花を添えてお祝いをする日本の伝統的な行事です。私たちの住む鴻巣市は雛人形の町です。鴻巣市における人形制作は約380年の歴史があり、貴重な伝統工芸として現在に伝えられています。鴻巣市で毎年開催されるびっくりひな祭りでは、日本一高いひな壇が飾られています。

 ひなまつりにはひし餅やひなあられが登場します。それぞれに使われている赤、白、緑の色にはいくつかの意味があります。赤は魔除け、白は清浄、緑は健康や長寿をあらわしているという説。他には、赤は桃の花、白は雪、緑は大地をあらわしている説もあります。春近い季節、残雪の下には緑の新芽が息吹き、見上げると桃の花が咲いている・・・そんなももの節句の季節の様子を表現しているようです。今日の給食は、ひなまつりのお祝いメニューとなっています。みなさんの家ではどんなひなまつりを過ごしますか?

 今日のお浸しには菜花を使っています。別名菜の花とも言われ、皆さんもよく知っている今の時期に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみのところを茹でて使いました。菜の花にはカルシウム、鉄分、ビタミンが多く栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる季節の野菜としてよく食べられます。