2019年3月の記事一覧

3月1日~8日の給食

 

   3月1日の給食

 ちらし寿司

 牛乳

 わかさぎフライ

 なばなのお浸し

 お祝いケーキ

  明後日、3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともよばれます。ひなまつりは、約1000年以上前の平安時代が起源と言われています。女の子の成長を祈って雛人形を飾り、ひし餅や桃の花を添えてお祝いをする日本の伝統的な行事です。私たちの住む鴻巣市は雛人形の町です。鴻巣市における人形制作は約380年の歴史があり、貴重な伝統工芸として現在に伝えられています。鴻巣市で毎年開催されるびっくりひな祭りでは、日本一高いひな壇が飾られています。
ひなまつりにはひし餅やひなあられが登場します。それぞれに使われている赤、白、緑の色にはいくつかの意味があります。赤は魔除け、白は清浄、緑は健康や長寿をあらわしているという説。他には、赤は桃の花、白は雪、緑は大地をあらわしている説もあります。春近い季節、残雪の下には緑の新芽が息吹き、見上げると桃の花が咲いている・・・そんなももの節句の季節の様子を表現しているようです。今日の給食は、ひなまつりのお祝いメニューとなっています。みなさんの家ではどんなひなまつりを過ごしますか?

 今日のお浸しには菜花を使っています。別名菜の花とも言われ、皆さんもよく知っている今の時期に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみのところを茹でて使いました。菜の花にはカルシウム、鉄分、ビタミンが多く栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる季節の野菜としてよく食べられます。


 

   3月4日の給食

 ぶどうパン

 牛乳

 鮭チーズフライ

 海そうサラダ

 パスタスープ

 アセロラゼリー

 今日のパンはぶどうパンです。干したぶどうは別名レーズンと言われます。レーズンは原料のぶどうによって緑、黒、青、紫などに分けられます。問題です。生のぶどう1kgからできるレーズンの量はどのくらいでしょう?(1)200g(2)500g(3)800g   正解は(1)200gです。重さは5分の1になるのに、栄養は大幅にアップ!カリウムは5倍、カルシウムは10倍、鉄分はなんと23倍になります。レーズンの糖分は体に吸収されやすく、アメリカではクイックエネルギー(即効性のある栄養食品)としてスポーツの合間の栄養補給に利用されています。また、登山やマラソンなどの携帯食や緊急時の非常食にもなっています。こんなに栄養いっぱいなのに・・・まさかパンからレーズンをほじって残す人なんていないですよね?

 今日は6年生は卒業バイキング給食をしています。パンやおかず、デザートの種類もほかの学年より多くあります。食べたものは量や数を記録し、栄養計算をして栄養充足度を確認します。


 

   3月5日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 にしんの照り焼き

 大豆の磯煮

 いものこ汁

 いものこ汁は東北地方の郷土料理で秋から冬にかけてよく食べられます。いものことは里芋のことです。さといもを中心に地鶏やきのこ、山菜、野菜などを入れた具だくさんの体が温まる汁物です。
 「にしん」は30cmほどの細長い魚です。春になると産卵のため北海道沿岸に近づきます。そのため別名「春告魚」ともよばれています。春から初夏にかけてのにしんは脂がのっていて味もよくなっています。
日本では、江戸時代や明治時代から肥料として使われていました。にしんは冷たい水の地域を好む魚です。1920年頃までは富山県や秋田県でもとることができましたがその後青森まで北上し、今では北海道でわずかにとれるだけでほとんどがロシアやカナダからの輸入品になってしまいました。これも地球温暖化の影響でしょうか?乱獲のためでしょうか?問題です。にしんの卵は別名何と呼ばれるでしょうか?(1)かずのこ(2)いくら(3)たらこ(4)キャビア(5)からすみ   正解は(1)かずのこです。にしんは塩焼き、フライ、マリネ、昆布巻きなどとしても食べられます。今日は照り焼きにしました。


 

   3月6日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 ブロッコリーサラダ

 小魚アーモンド

  今日はサラダに入っている「ブロッコリー」のお話です。旬は11月から3月です。埼玉県は深谷市、本庄市を中心に10月から5月頃まで収穫されます。埼玉県は収穫量が全国2位です。ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ科の植物です。風邪予防に欠かせないビタミンCがレモンの2倍含まれていて、100g食べると(今日の給食のサラダを2回おかわりすると)、一日に必要なビタミンCをまかなえます。皮膚や粘膜の抵抗力を高めるカロテンと、日焼けやしみに効果のあるビタミンCを含んでいるので、お肌をつるつるにする美肌効果もあります。


 

   3月7日の給食

 たまごとじうどん

 牛乳

 味噌ポテト

 清見オレンジ

 みそポテトは埼玉県秩父地方の郷土料理です。本場の秩父で食べたことがある人はいますか?みそポテトは秩父地方の農家で、農作業の合間の軽食「小昼飯」として戦前から食べられていたものです。茹でたり、蒸したりした一口大のじゃがいもに衣をつけてホクホクに揚げて、甘辛いみそだれをかけて食べます。みそポテトは今でも秩父のおやつやおつまみとして定番です。 

 今日のくだものは「清見オレンジ」です。みかんと、オレンジをかけあわせて誕生した日本原産のくだものです。静岡県清水区にある農林水産省の果樹試験場で作り出されました。清見とは試験場の近くにある清見潟、清見寺に由来し1979年に命名されました。みかんの甘みと、オレンジのかおりを受け継いでいます。デコポン、ぽんかんと並び「平成の三大柑橘」とも呼ばれているそうです。2月から5月が一年で一番おいしく、みずみずしく、生で食べることが多いくだものです。ビタミンCが多く、ビタミンA、ビタミンEも含み、食物繊維も豊富です。風邪を防いだり、疲れをとったりする働きがあります。


 

   3月8日の給食

 ごはん

 牛乳

 マーボー豆腐

 中華スープ

 わたしたちのまわりには、中国から伝わってきた野菜がいっぱいあります。まるで日本の代表野菜のような「だいこん」や「はくさい」も遠い昔中国からやってきました。今日はスープに使われているチンゲンサイのお話です。
 チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜で、キャベツやブロッコリーなどと同じ仲間です。葉は緑色、茎はうすい緑色をしています。やわらかくてシャキシャキした歯ごたえが特徴です。カロテンやビタミンCが多く風邪予防に効果があります。スープ、おひたし、炒め物、煮物にとどんな料理にもあいます。体調の悪い人、風邪に負けそうな人、疲れている人はぜひたくさん食べてほしい野菜です。