9月4~8日の給食

 

   9月4日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 こんにゃく入り海藻サラダ

 コーンクリームスープ

  今日はみなさんが大好きな揚げパンです。今日は魔法の黄色い粉、きなこのついた揚げパンです。きなこは漢字で書くとその見た目の通り「黄粉、黄な粉」と書きます。では、問題です。きなこは何から作られているでしょうか?(1)米(2)とうもろこし(3)大豆  答えは(3)大豆です。きなこは大豆を煎り、粉にしたものです。大豆は「畑の肉」といわれるほど栄養が小さい豆粒の中にぎっしりつまった食品です。肉や魚と同じようにたんぱく質が豊富で筋肉のもとになります。用いられる大豆の種類により黄色いものと黄緑色のきなこがあります。砂糖と少量の塩を加え、もちにつけて「あべかわもち」にしたり、「おはぎ」「くずもち」「わらびもち」、ごはんにかけて食べられることもあります。

 さあ、この栄養たっぷりの魔法の粉、きなこをこぼさず、残さずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?


 

   9月5日の給食

 ごはん

 牛乳

 酢豚

 青梗菜のスープ

  酢豚は一口大に角切りにした豚肉に下味をつけて揚げたものを、たまねぎ、ピーマン。にんじんなどの野菜と甘酢あんでからめたもので、中国料理のひとつです、今ではすっかり日本の家庭でもおなじみになりました。日本では2種類の酢豚が広まっているのを知っていますか?ひとつは広東料理の「クーラオロウ」で、たっぷりの野菜やパイン使い、甘酢あんにケチャップを使用しているもの、もうひとつは上海料理の「タンツーロウ」で野菜はほとんど使わず、肉がメインで甘酢あんもケチャップを使わないので黒っぽくなっています。今日の給食はどちらがもとになっているかわかりますか?給食の酢豚はクーラオロウですね。今日の給食の酢豚には入っていませんが、「酢豚にパインはいらない!」と思っている人も多いでしょう。パインには肉などのたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、いっしょに調理することで肉がやわらかくなるという役割があります。


 

   9月6日の給食

 黒豆ごはん

 牛乳

 厚焼きたまご

 厚揚げときのこのすまし汁

 パイナップル

  今日9月6日は「く」と「ろく」のごろ合わせで「くろ」ということで、黒豆の日です。そこで今日はごはんに入っている「黒豆」についてお話します。黒豆はおせち料理には欠かせない煮豆として昔から食べ継がれてきました。黒い色には魔よけの力があるとされていて、黒豆のようにまっ黒になるまでマメ(真面目)に働き、マメ(健康)に暮らせるようにとの願いを込めて食べています。今日のごはんにマメマメパワーはいくつ入っていますか?おせち料理を作らない家も増えてきたので、黒豆を食べる機会も減ってきていると思います。ぜひ、今日の給食の黒豆を食べて、真面目で健康でいられるようにしましょう。


 

   9月7日の給食

 黒パン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 ブロッコリーサラダ

  今日は「パプリカ」のお話です。どこに使われているかわかりますか?「パプリカ」はなす科の植物で、スペイン、フランス、ハンガリーなどで栽培されている辛くない唐辛子の一種です。みなさんが赤ピーマン、黄ピーマンと言っている大きくてカラフルな肉厚ピーマンが実はパプリカなのです。ビタミンCやビタミンAが豊富です。栄養的には緑のピーマンとほぼ同じですが、パプリカは苦みがほとんどなく、甘味があるのが特徴です。その完熟したあかパプリカの実を乾燥させ種を取り出し、粉にしたものがパプリカパウダーで今日のパプリカージュに使っています。ハンガリー料理では煮物やスープによく使われます。夏バテ、疲労回復、動脈硬化予防、美容に効果があるといわれています。

 パプリカの果実からは赤い天然着色料の「パプリカ色素」が作られます。今日のパプリカージュが赤っぽいのもそのためです。また、このパプリカ色素はみなさんがいつも食べているものによく使われています。今度、赤っぽい色、オレンジ色をした食べ物の箱の裏をよく見てみよう。


 

   9月8日の給食

 夏野菜カレーライス

 牛乳

 チキンゲット

 フルーツポンチ

  今日は3年生のリクエスト給食です。キムチチャーハン、コーンみそラーメン、チーズハンバーグ、しゅうまい、コーンクリームスープ、わかめスープなども人気がありましたが僅差だったため、絞って再調査したら、主食部門2位の夏野菜カレー、主菜部門4位のチキンナゲット、デザート部門1位のフルーツポンチの組み合わせになりました。

 今日は「アロエ」についてお話します。アロエはみつかりましたか?フルーツポンチの中に半透明で黄色っぽい筋のあるものがアロエです。こんにゃくゼリーやマスカットゼリーも入っているので間違えないでください。

 みなさんはアロエという植物を見たことはありますか?アロエはサボテンの仲間で、とげとげした厚みのある葉をしています。昔から「医者いらず」といわれ、葉の皮をむいた白い部分は軽いやけどに効くといわれ、アロエの汁を飲むと胃炎や便秘が治ると言われています。葉の内側の白い部分は、腸内の善玉菌を活発にし、免疫力をアップする効果があります。胃や腸を健康にする働きがあります。なかなか家では食べることができない食品です。よくかんで味わって食べましょう。