6月26日~30日の給食

 

   6月26日の給食

 たこ飯

 牛乳

 いわしの南蛮漬け

 キャベツのみそ汁

 たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では夏至(今年は6月21日)から11日目の半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。


 

   6月27日の給食

 ハヤシライス

 牛乳

 こんにゃくサラダ

 冷凍みかん

  今日は5年生のリクエスト給食です。主食部門1位のハヤシライス、副菜部門2位のこんにゃくサラダ、そしてデザートの冷凍みかんを組み合わせました。他に人気のあったメニューはごはん、はちみつパン、肉じゃが、ぎょうざ、バターコーン、ほうれん草のおひたし、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。2学期になったら2年生、1年生に希望をとるので毎日献立表をよく見て料理の名前を覚えてください。

 今日の給食にスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。

 牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はハヤシルーの中にも入っています。カレーのルーにも使っています。給食のカレールーやハヤシルーが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。


 

   6月28日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 焼きそば

 いかナゲット

 わかめスープ

  いかの足は何本でしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(3)10本です。いかは一度獲物を捕られたら離しません。また、いかは海の中で泳いでいるときは透明な体ですが、水から揚げられて、時間が経ち、茹でると白くなります。低脂肪、高たんぱく質で肥満や高脂血症などの心配がある人にはおすすめのヘルシー食品です。くせのない食材なので刺身、照り焼き、天ぷら、煮つけ、塩辛などどんな料理にもなります。きっとみなさんもいかは大好きでしょう。今日はいかを刻んで、ナゲットになって登場です。かわいいいかの形になっています。歯ごたえのあるいかをよく噛むことであごも鍛えられ、頭の働きがよくなりますよ。


 

   6月29日の給食

 ごはん

 牛乳

 揚げなすといんげんのみそ炒め

 雷汁

  今日はみそ炒めに入っている「インゲン」についてお話します。インゲンの正式名は「インゲンマメ」の緑色の若いさやの「さやいんげん」のことです。インゲンという名前の由来は江戸時代に日本にこの野菜を伝えたのが隠元和尚と言われているからです。さやいんげんにはビタミンB1、B2、B6などがバランスよく含まれています。ビタミンB群は単体でとるよりもいくつか組み合わさっている方が働きが高まります。数種類のビタミンBがとれるのがさやいんげんのいいところです。ビタミンB1はごはんやじゃがいもなどの糖質をエネルギーに変え、疲れをとる働きがあります。

 「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁やねぎなどの具材を加えた汁物です。豆腐やこんにゃくを炒める音が雷の音に似ていることからこの名前がつきました。雷汁を残さず食べて雷に合わないようにしましょう。


 

   6月30日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 コールスローサラダ

  今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。