2017年7月の記事一覧

7月10~14日の給食

 

   7月10日の給食

 黒パン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 グリーンサラダ

 きゅうりはウリ科の植物でインド北部やヒマラヤ山麓が原産です。日本では平安時代から栽培されています。昔は「黄瓜」と書いていました。かつてきゅうりは熟して黄色くなっていたものを食べていたからです。

きゅうりは夏野菜の一つで暑い季節がおいしい野菜です。成長が早く日当たりのよいところでは黄色いきゅうりの花がしぼんでから一週間か十日ぐらいで収穫できます。きゅうりは生のまま味噌をつけてかじったり、サラダ、酢の物、和え物として食べられるほか、ピクルスや奈良漬けなどの漬物の材料としても使われます。日本の料理で加熱調理されることは少ないですが、中華料理では煮物や炒め物として食べられます。スペイン料理ではガスパチョなどきゅうりのスープにして食べることもあります。今日の給食ではきゅうりはグリーンサラダにたっぷり入っています。


 

   7月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじの磯辺フライ

 ゴーヤチャンプルー

 なすのみそ汁

  ゴーヤは正式名は「にがうり」で、鹿児島では「にがごい」、沖縄では「ゴーヤ」と呼ばれています。ゴーヤの原産国はインドですが、16世紀の中ごろには中国を経由して沖縄に伝わったといわれています。厳しすぎる暑さのために夏場にとれる野菜が少ない沖縄では、暑い時期でも元気に育ち栄養満点のゴーヤは愛用されていました。

 ゴーヤが健康野菜といわれるのはビタミンCが豊富だからです。ビタミンCには日焼けを防いだり、疲労回復の効果があります。ゴーヤのビタミンCはトマトの5倍も含まれています。さらにゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。苦味の成分である「モモルデジン」には胃腸を刺激しれ食欲を増進させたり、夏バテ予防に効果があります。

 問題です。ゴーヤチャンプルの「チャンプル」とはどういう意味でしょうか?(1)まぜる(2)たたく(3)切る 正解は(1)まぜるです。「チャンプル」とは「ごちゃまぜ」という意味で、転じて「炒め物」という意味があるそうです。ゴーヤの炒め物でゴーヤチャンプル。ちょっと苦味の効いたゴーヤチャンプルを食べられれば、みんなの味覚は大人かも。


 

   7月12日の給食

 夏野菜カレー

 牛乳

 フルーツポンチ

 もりつけ表に書いてある野菜の名前はわかりますか?左上からかぼちゃ、ピーマン、トマト、ゴーヤ、とうもろこし、なす、下の段に行っておくらです。その他にも今月の給食ではきゅうりやズッキーニなども夏が旬の野菜です。これらの野菜はは夏の太陽をたっぷりと浴び、ビタミンやミネラル、カロテンなどの栄養素をたくさん蓄えていて、私たちの体の調子を整えたり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を冷ましてくれるはたらきがあります。今日のカレーも名前のとおり、かぼちゃや枝豆、トマト、コーンなど、たくさんの夏野菜が入っています。


 

   7月13日の給食

 しょうゆラーメン

 牛乳

 焼きぎょうざ

 キャラメルポテト

  今日は4年生のリクエスト給食です。主食部門1位の醤油ラーメン、主菜部門2位の焼きぎょうざ、副菜部門1位のキャラメルポテトを組み合わせました。他にはオムライス、カレーピラフのホワイトソースかけ、肉じゃが、とうもろこし、わかめスープなどが人気がありました。

 ぎょうざは中国料理の点心のひとつです。今では日本でも食べたことが無い人はいないほど、日本の家庭料理並みに一般に広まっています。第2次世界大戦後、中国から引き揚げた人たちによって日本に広まったようです。日本では、ぎょうざはおかずのようになっていますが、中国では主食のところに、ごはんや麺といっしょにぎょうざが書いてあります。また日本では焼きぎょうざが主流ですが、中国はスープの中に入れる「水ぎょうざ」や「蒸しぎょうざ」が主流です。そして、日本のぎょうざより皮が厚くなっています。みなさんはどんなぎょうざが好きですか?


   7月14日の給食

   ナシゴレン

   セレクトドリンク

   オムレツ

   ウインナーとレンズ豆のスープ

   セレクトデザート

  ナシゴレンは東南アジアにあるインドネシアやマレーシアという国の料理です。現地の言葉で「ナシ」はご飯、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るのでインドネシア版チャーハンのようなものです。アジも現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子で辛味を効かせてあります。混ぜる具も鶏肉、牛肉、えびなど様々です。現地では目玉焼きや揚げせんべいが添えられています。給食のナシゴレンは豚肉を使い、ケチャップやカレー粉、豆板醤で味付けをしてオムレツを添えました。よく味わってインドネシアに行った気分になってください。

 今日はセレクトドリンクとデザートですね。コーヒー牛乳344人、オレンジジュース269人、牛乳42人。アセロラミルクゼリー211人、マンゴープリン268人、シークヮーサータルト177人でした。

 今日で1学期の給食も終わりです。4月に比べて配膳の準備は早くできるようになりましたか?食べられる量は増えましたか?4月より体も大きくなっているので必要な栄養も増えます。もう給食を減らしているなんて人はいませんよね?今学期最後の給食くらいどのクラスからも空っぽの食缶が戻ってくることを願っています。

 2学期にまた元気いっぱいもりもり給食を食べるみなさんに会いたいですね。

6月26日~30日の給食

 

   6月26日の給食

 たこ飯

 牛乳

 いわしの南蛮漬け

 キャベツのみそ汁

 たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では夏至(今年は6月21日)から11日目の半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。


 

   6月27日の給食

 ハヤシライス

 牛乳

 こんにゃくサラダ

 冷凍みかん

  今日は5年生のリクエスト給食です。主食部門1位のハヤシライス、副菜部門2位のこんにゃくサラダ、そしてデザートの冷凍みかんを組み合わせました。他に人気のあったメニューはごはん、はちみつパン、肉じゃが、ぎょうざ、バターコーン、ほうれん草のおひたし、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。2学期になったら2年生、1年生に希望をとるので毎日献立表をよく見て料理の名前を覚えてください。

 今日の給食にスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。

 牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はハヤシルーの中にも入っています。カレーのルーにも使っています。給食のカレールーやハヤシルーが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。


 

   6月28日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 焼きそば

 いかナゲット

 わかめスープ

  いかの足は何本でしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(3)10本です。いかは一度獲物を捕られたら離しません。また、いかは海の中で泳いでいるときは透明な体ですが、水から揚げられて、時間が経ち、茹でると白くなります。低脂肪、高たんぱく質で肥満や高脂血症などの心配がある人にはおすすめのヘルシー食品です。くせのない食材なので刺身、照り焼き、天ぷら、煮つけ、塩辛などどんな料理にもなります。きっとみなさんもいかは大好きでしょう。今日はいかを刻んで、ナゲットになって登場です。かわいいいかの形になっています。歯ごたえのあるいかをよく噛むことであごも鍛えられ、頭の働きがよくなりますよ。


 

   6月29日の給食

 ごはん

 牛乳

 揚げなすといんげんのみそ炒め

 雷汁

  今日はみそ炒めに入っている「インゲン」についてお話します。インゲンの正式名は「インゲンマメ」の緑色の若いさやの「さやいんげん」のことです。インゲンという名前の由来は江戸時代に日本にこの野菜を伝えたのが隠元和尚と言われているからです。さやいんげんにはビタミンB1、B2、B6などがバランスよく含まれています。ビタミンB群は単体でとるよりもいくつか組み合わさっている方が働きが高まります。数種類のビタミンBがとれるのがさやいんげんのいいところです。ビタミンB1はごはんやじゃがいもなどの糖質をエネルギーに変え、疲れをとる働きがあります。

 「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁やねぎなどの具材を加えた汁物です。豆腐やこんにゃくを炒める音が雷の音に似ていることからこの名前がつきました。雷汁を残さず食べて雷に合わないようにしましょう。


 

   6月30日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 コールスローサラダ

  今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。

7月3日~7日の給食

 

   7月3日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 鶏肉の香味焼き

 ボイルブロッコリー

 夏野菜のスープ

  ズッキーニという野菜を知っていますか?形や色はきゅうりにとてもよく似ていますが、太さはきゅうりの2~3倍。しかしその正体は・・・実はかぼちゃの仲間のペポカボチャを熟す前にとったものです。日本では、あまり食べることのない野菜ですが、他のかぼちゃに比べて水分が多く、甘味がないため、フランスやイタリアなどの西洋料理では煮込みや炒め物、フライ、サラダなどいろいろな料理に登場します。では、ズッキーニの旬はいつでしょうか?そう、夏野菜のスープに入っているので旬は夏です。日焼けから肌を守るビタミンAや疲れをとるビタミンCがたっぷり含まれています。この季節にはぴったりですね。やはり旬のものを食べるということは体にいいのです。今日のスープには他にも夏が旬の野菜があります。それはどれでしょうか?(1)なす(2)ピーマン(3)トマト  正解はなす、ピーマン、トマト全部です。夏野菜がたっぷり入ったスープをしっかり飲んで暑さに負けないようにしましょう。


    

    7月4日の給食

    マーボーなす丼

    牛乳

    中華スープ

    大玉すいか

  なすは英語で「エッグプラント(卵植物)」といいます。きっとその丸い形から名づけられたのでしょう。なすはいろいろな種類がありますが、九州などのあたたかい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が栽培されています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす作用がありますが、その中でもなすは特に効果があり、暑さ負けしそうな時や体のほてりやのぼせがあるときに食べると効果があるといわれています。なすは他の野菜に比べてビタミン類はあまり多くありませんが、なすの紫の色素の「ナスニン」にはガンの予防や老化防止に効果があるポリフェノールが含まれています。なすは油との相性が良く、和食、洋食、中華のどんな料理にも合います。今日は疲れをとる働きのあるビタミンB1の多い豚肉と元気を出す働きのあるにんにくやしょうが、豆板醤で味にアクセントをつけた「マーボーなす」にしました。


 

    7月5日の給食

  じゅうしい

  牛乳

  きびなごごまフライ

  蒟蒻入りサラダ

  ハニーピーナッツ

  「じゅうしい」とは沖縄県の郷土料理で、炊き込みごはんや雑炊などのごはん料理のことをいいます。沖縄では今日の給食のような炊き込みご飯のことは、かたいごはんということで「くふぁじゅうしい」、雑炊などのやわらかいごはんを「やふぁらじゅうしい」といいます。

 じゅうしいにはだし汁や具に豚肉、豚の脂を使うのが特徴です。沖縄は中国や台湾に近いので、料理も中国料理の影響を受けたものが多いです。また、沖縄は江戸時代の頃から、サトウキビの栽培が盛んで黒砂糖の生産が島の産業でした。そして北海道からは昆布を、鹿児島からは鰹節を黒砂糖と交換していたそうです。今でも、昆布や鰹節は沖縄料理には欠かせない食材となっています。


 

    7月6日の給食

  てんぷらうどん

  牛乳

  もずくとさつまいもの天ぷら

  ゆでとうもろこし

  「とうもろこし」はイネ科の植物で、原産地はメキシコ、ボリビアなどのアメリカ大陸です。15世紀にコロンブスがキューバよりスペインに持ち帰り、急速に世界各地に広まりました。日本へは1579年にポルトガル人が長崎に伝えたのが最初です。そのためポルトガル人を表す「南蛮」という言葉を使い、とうもろこしは「南蛮黍」ともよばれています。とうもろこしはエサ用、でんぷん用、ポップコーン用、油用など6種類に分けられます。今日は食用の中でも特に甘いスーパースイートコーンの「ゴールドラッシュ」という品種です。もぎたてなら生でも食べられるというくらい、やわらかく、甘いということで全国でも有名な埼玉の名産品です。今日は埼玉県の北部の深谷市の岡部地区でつくられたものです。とうもろこしのてっぺんにあるふさふさとしたススキの穂のような部分がおしべで、とうもろこしの実についている「ヒゲ」がめしべです。つまりヒゲがいっぱいあるものが実がいっぱいあるということです。そしてヒゲが茶色くなっているものが実が熟しているということなので買うときの参考にしてください。とうもろこしは、炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群や食物繊維そして、カルシウムなどをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。便秘や動脈硬化を予防する働きがあります。とうもろこしのヒゲを煎じて毎日飲むとむくみがとれるといわれています。

 今日は1時間目に2年生が全校分のとうもろこしの皮むきを手伝ってくれました。2年生のみなさんありがとうございました。


 

   7月7日の給食

 三色そぼろ丼

 牛乳

 七夕汁

  今日は七夕にちなんで、すまし汁の中にはそうめんが天の川を表し、なるとに、麩、にんじん、そして緑色のおくらでたくさんの星を表しています。この時季が旬のおくらには独特のぬめりがあります。このぬめりには脳の働きを活発にし、免疫を高める働きがあります。また、おくらに疲れをとったり、お腹の調子を整える働きもあります。七夕には願い事を短冊にかいてつるすと願いがかなうと言われています。給食では短冊をかざることはできませんがみなさんの健康を願って作っています。今夜、天の川を見ることができたら、お願い事をしてみましょう。給食室からの願いは「みんなが給食を残さずに食べてくれますように・・・」かな。この願いはかなうでしょうか?