学校ブログ
11月6~10日の給食
11月6日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
鮭のねぎみそ焼き
肉じゃが
ほうれんそうのおひたし
今月は「彩の国ふるさと学校給食月間」です。これは収穫の秋の11月に、給食に地元の食材をたくさん取り入れ、生産に携わる人に感謝し、ふるさと、郷土食に理解を深めるために作られました。みなさんも埼玉県や鴻巣市のついてたくさんのことを知ってください。
給食では毎日飲んでいる牛乳も埼玉県の牛から絞られたもの、そしてお米もすべて鴻巣市産です。さらに今日のお米は特別栽培米の「こうのとり伝説米」です。給食では一年中地元の食材が使われていることを知っていましたか?今月の給食ではねぎ、キャベツ、だいこん、はくさい、さつまいもは鴻巣市産のものを使います。さらに埼玉県や各地域の郷土料理もたくさん給食に登場します。楽しみにしていてください。合わせて、みなさんはもう第3校舎1階に貼ってある「こんなにあるよ!埼玉の農産物」よいう掲示物を見ましたか?よく見て埼玉県のことを知ってください。
11月7日の給食
しゃくし菜ごはん
牛乳
いかのかりん揚げ(低1こ高2こ)
煮ぼうとう
今日のごはんに入っている葉野菜は「しゃくし菜」です。正式名は「雪白体菜」といいます。葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。今日はその秩父産のしゃくし菜を漬物にしたものをごはんに炊き込みました。
今日はもうひとつ「煮ぼうとう」のお話です。煮ぼうとうは埼玉県深谷市の郷土料理です。幅の広い平打ち麺と野菜を煮込んだものです。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」「おっきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそうなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを下茹でせずに野菜と煮込むことで、ほどよくとろみがつき、温かさが増します。地元の偉人の渋沢栄一も好んでよく食べていたそうです。埼玉県の味を良く味わってください。
11月8日の給食
ソフトフランスパン
ブルーベリージャム
牛乳
たこナゲット
ポークビーンズ
ブロッコリーサラダ
今日11月8日は「118」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本歯科医師会によって制定された記念日です。そこで、今日の給食にはソフトフランスパン、たこ、大豆、ブロッコリーやキャベツなどたっぷりの野菜など噛みごたえあるものがたくさん登場しています。よく噛むことで歯が丈夫になるだけでなく、脳の働きも活発になります。
ジャムになっているブルーベリーは北アメリカ原産のいちごの仲間のくだものです。日本では長野や岩手、北海道などの涼しいところで栽培され、6~8月にかけて収穫されます。埼玉県も美里町や秩父市などで栽培されています。ブルーベリーの色素のアントシアニンは目の働きを高める働きがあります。
11月9日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
さばの塩焼き
ねぎぬた
けんちん汁
今日のごはんも「こうのとり伝説米」です。
「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。
ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。ふっかちゃんで有名なたくさんとれる深谷ねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。味わって食べてください。
11月10日の給食
ナン
牛乳
カレーミート
コンソメスープ
りんご
みなさんが大好きなカレーがどこの国の料理か知っていますか?カレーはもともと「カリ」と呼ばれるインドの料理がイギリスへ伝わったものです。日本へは今から100年以上前に伝わりました。そこで今日はいつもより本格的にインド料理らしく食べようとナンを登場させました。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来といわれています。小麦粉をヨーグルトと牛乳でのばし、タンドールという土窯の内側にはりつけてふんわり焼き上げるため、表面はでこぼこしてところどころにふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに伝統的な「ギー」というヤギの脂を薄く塗るそうです。今日はナンをちぎってカレーミートをつけながら食べてください。
11月1~2日の給食
11月1日の給食
豚肉とごぼうの炊き込みご飯
牛乳
だし巻きたまご
なめこ汁
目玉焼き、炒りたまご、オムレツ・・・焼いた卵料理がたくさんある中で、今日の給食は「だし巻きたまご」の登場です。名前のとおり、だし巻きたまごは、よく溶いたたまごとだし汁を合わせて、ふんわりと四角く焼き上げたものです。あれ?似た料理に厚焼きたまごもありますが、どこが違うのでしょうか?だし巻きたまごはだし汁を入れ、薄味で仕上げ、関西でよく食べられています。厚焼きたまごはだし汁をいれることもありますが、砂糖などを入れ、しっかり味をつけ、関東でよく食べられています。この違いは江戸時代の生活の違いからできたものだそうです。みなさんの家のたまご焼きはどんな味ですか?
11月2日の給食
ちゃんぽん麺
牛乳
鶏肉とカシューナッツの炒めもの
今日は「チャンポン」についてお話しします。始まりは明治32年の長崎で開店した中国福建省出身の中国人店主だといわれています。この料理の基本にあるのは故郷福建省の肉や野菜の入った麺料理です。これに長崎の海でとれるいか、えび、あさりなどを加えて麺にのせました。これを「ちゃんぽん」と名付けました。「ちゃんぽん」の名前の由来にはいくつかあります。福建省語の「ごはんを食べる」という意味の「シャポン」から、また江戸時代の造語で「異なるものを混ぜる」という意味の「ちゃんぽん」から、またインドネシア語の「ごちゃ混ぜ」という意味の「チャンプル」からとたくさんの説があります。肉、魚介類、卵、野菜が混ざって栄養たっぷりのちゃんぽん麺を残さず食べましょう
10月30~31日の給食
10月30日の給食
黒パン
牛乳
たらのピザ焼き
ブロッコリーサラダ
ウインナーとレンズ豆のスープ
スープに入っているレンズ豆のお話です。レンズ豆はマメ科の植物で原産地は西アジアです。今から4000年以上も前から栽培されていて、人類最初の栽培植物のひとつですが、日本に入ってきたのはごく最近のことです。マメの形から「ひら豆」ともよばれています。種子の部分を食用として、スープ、サラダ、鍋料理、肉の代用品としても食べられています。また、豆を挽いて粉にし、小麦粉などと混ぜてケーキなどのお菓子にも使われれています。消化が良く、病人食や乳幼児食、高齢者の食事の材料としても使われています。
レンズ豆。めがねなどのレンズのような形だからこの名前がついたと思っている人もいるかもしれませんが、これは逆。昔、最初にガラスで「レンズ」を作った人が、このガラスの形がレンズ豆に似ているので「レンズ」という言葉をとったそうです。
10月31日の給食
ごはん
牛乳
きびなごのかりん揚げ(低2こ高3こ)
かぼちゃの甘煮
のっぺい汁
のっぺい汁とは全国各地にある郷土料理です。にんじん、さといも、油揚げなどをだしで煮て、しょうゆ、塩で味をつけ片栗粉などでとろみをつけた料理です。鶏肉や魚を入れるところもあります。材料の組み合わせ方、切り方、汁の量なども地方によって少しずつ違います。祭り、仏事、正月など昔から催しもののある日に作られていました。地方によって「のっぺい汁」「のっぺ」「のっぺ汁」などいろいろな呼び方をしますが、いずれもとろみのある料理です。とろみがのっぺりしているのでのっぺいになったようですね。
今日はかぼちゃ料理です。それは、今日10月31日がハロウィンだからです。ハロウィンとは古代ヨーロッパから伝わる霊をまつるお祭りです。アメリカでは大きなオレンジ色のかぼちゃをくり抜いて作ったお化けランタンにろうそくをともして飾る秋のお祭りになっています。日本では魔女などに仮装をしてパーティーやパレードを行っているところもあります。
かぼちゃには目やのど、鼻の粘膜を強くするビタミンAがたくさん含まれています。風邪やインフルエンザにかかりたくない人はしっかり食べましょう。
10月24~27日の給食
10月24日の給食
鴻巣ねぎ旨うどん
牛乳
切り昆布の煮物
いがまんじゅう
今日は「市民の日お祝い献立」です。2005年に鴻巣市、吹上町、川里町の1市2町が合併した10月1日を「市民の日」として制定しました。そこで今日は鴻巣のねぎをたっぷり使ったうどんと、鴻巣市からプレゼントの「いがまんじゅう」が登場です。いがまんじゅうは旧川里町が発祥といわれ、羽生市や旧騎西町などで昔から食べられている和菓子です。田舎まんじゅうの表面に赤飯がまぶしてあり、見た目が「栗のいが」に似ていることから「いがまんじゅう」と名付けられたようです。まんじゅうと赤飯という一見ミスマッチな組み合わせですが、甘じょっぱさともっちりとした食感です。今でもお祝いなどのごちそうとして地域に親しまれています。
今日は鴻巣市の菓子組合の職人さんたちが給食のために食べ切りサイズで特別に作ってくださいました。この機会に鴻巣市の歴史を調べたり、農業、工業、文化などについて興味を持ったりして、将来の鴻巣市についても考えてみましょう。
10月25日の給食
メロンパン
牛乳
ポテトのチーズ焼き
ミニトマト
コンソメスープ
今日は2年生のリクエスト献立です。主食部門1位のメロンパン、主菜部門1位のポテトのチーズ焼き、副菜部門2位のミニトマト、汁物部門2位のコンソメスープを組み合わせました。他に人気があったメニューは黒パン、マーボー豆腐、肉じゃが、なめこ汁でした。
メロンパンは、あんぱん、ジャムパンなどと並ぶとてもメジャーなパンなのに謎が多くありませんか?メロンに似た形だから?メロンの香りがするから?メロンの味がするから?メロン入っている?日本発祥の菓子パンということは分かっているのですが誰が最初に作ったのか、名前の由来はなんなのかたくさんの説がありはっきりしていません。このパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方ではわたしたちがメロンパンといっているもののことを「サンライズ」といい、関西でメロンパンと呼ばれているものはラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っているそうです。旅行に行った時などに食べ比べてみてください。
10月26日の給食
タコライス
牛乳
にんじんしりしり
セレクトおつまみ
今日はセレクトおつまみです。ヨーグルトレーズン261人、ハニーピーナッツ328人、青のり小魚63人でした。みなさん何を基準に選んだのでしょうか?好きなもの?苦手なものを避けた?あまり食べたことのないものにチャレンジした?自分の選んだものなので残さず食べてくださいね。
「タコライス」「人参しりしり」とも沖縄県の郷土料理です。タコライスといってもたこの入っているごはんではありません。メキシコ料理のタコスの具である、ひき肉、チーズ、レタス、トマトをのせたごはんです。辛味のあるサルサソースをかけて食べます。1984年に沖縄県の飲食店のオーナーがアメリカ兵のために考えたのが始まりです。給食では、ごはんの上に、ピリ辛の豚肉、レタスの代わりの茹でたキャベツ、タコスの代わりの揚げワンタンをのせて混ぜながら食べてください。
10月27日の給食
吹き寄せごはん
牛乳
鮭の幽庵焼き
沢煮椀
みかん
今日は「吹き寄せごはん」についてお話します。「吹き寄せ」とは、秋の色づいた葉が風で吹き寄せられた様子を表したもので、秋から冬にかけて、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため秋の食材が使われることも多く、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日の給食でが秋が旬のさつまいも、しめじ、そして紅葉を表した人参を入れて炊き込みました。秋の味覚を楽しみながらおいしくいただきましょう。季節を感じることができましたか?
10月16~20日の給食
10月16日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
炒り鶏
相性汁
のり佃煮
相性汁は和食の調味料みそと洋食の素材の牛乳が相性良く組み合わさった汁物です。
今日はごはんのお供の佃煮のお話です。「佃煮」は日本に昔からある保存食品です。江戸時代に徳川家康が江戸(今の東京)に移る際に摂津(今の大阪と兵庫の一部)の漁師を隅田川の河口付近の埋め立て地(今の中央区佃島)に住まわせました。その漁師たちが売り物にならない小魚を甘辛く煮詰め、自家製の惣菜にしたのが始まりです。味もよく、安く、保存もきくことから江戸庶民に広まり、その後参勤交代の武士が佃島名物として各地に持ち帰り、全国に広まっていきました。今日は海苔の佃煮です。ごはんにとても合いますが、佃煮だけでご飯を食べるのではなく、炒り鶏や相性汁とも交互に食べてください。
10月17日の給食
カレーピラフのホワイトソースかけ
牛乳
豆サラダ
サラダに入っている緑色の豆は「枝豆」です。そして紫色の豆は「レッドキドニービーンズ」という豆です。日本では赤インゲン豆といわれています。9月から11月に旬を迎えます。問題です。レッドキドニーの「キドニー」とは私たちの体の中にある内臓の名前です。豆の形がこの内臓に似ているので、この名前がつきました。その内臓とは次のうちどれでしょうか?(1)心臓(2)肝臓(3)腎臓 正解は(3)腎臓です。鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。また、豆の中でも特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。
10月18日の給食
こどもパンスライス
牛乳
コロッケ
ボイルキャベツ
パスタスープ
みなさんが大好きなコロッケ。さてコロッケはどこの国の料理でしょうか?(1)フランス(2)イタリア(3)ドイツ 正解は(1)フランスです。コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。
今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた田間宮小独自の栄養いっぱいのコロッケです。
10月19日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
今日は人気メニューのフルーツポンチのお話です。「ポンチ」とはもとは英語の「パンチ」がなまったものですが、そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パーンチ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。ですから今日もカレーライスとセットでフルーツポンチが登場です。
昔、紅茶発祥の地でもあるインドで、紅茶の飲み方の一つに果物を入れた冷やした紅茶がありました。それがイギリスに伝わり、お酒や水、レモン水、砂糖などを混ぜ合わせた「パンチ」という飲み物になり、1600年には飲まれていたようです。日本では1923年に銀座のフルーツパーラーの千疋屋でお酒の入っていない、果物やシロップ、炭酸水などを入れたフルーツポンチが提供されています。田間宮小の今日のフルーツポンチにはパイン、みかん、黄桃、ぶどうゼリー、レモン味のこんにゃくゼリーが入っています。お味はいかがですか?
10月20日の給食
小松菜ごはん
牛乳
豚肉とれんこんの黒酢炒め
たまねぎのみそ汁
今日はごはんに入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。
10月10~13日の給食
10月10日の給食
コッペパンスライス
牛乳
さばフライ
野菜ソテー
トマトスープ
りんご
今日はパンにさばフライと野菜ソテーを挟んで「さばサンド」として食べてください。今日はトルコ料理についてお話しします。なぜ?って、それはさばサンドがトルコの名物料理だからです。トルコ料理は、フランス料理、中華料理とともに「世界三大料理」のひとつにあげられています。しかし、トルコ料理がどんなものか日本ではあまり知られていません。トルコ料理で有名なものと言ったら、「ドネルケバブ」や日本ではトルコアイスと呼ばれている「ドンドゥルマ」ではないでしょうか。トルコはヨーロッパとアジアの境目にあるため何百年、何千年も前から人の往来が激しく、いろいろな文化が持ち込まれました。日本の2倍近くの広大な国土で穀物、野菜、果物、肉類、魚介類など豊富です。トルコのさばサンドはかためのパンのバケットにオリーブオイルで焼いたさばと玉ねぎ、にんじん、トマト、レタスなどをはさみます。塩胡椒やレモン汁をかけて食べます。給食のさばサンドを食べてトルコに行った気分になってください。
10月11日の給食
ごはん
牛乳
チンジャオロースー
チンゲン菜とあさりのスープ
チンジャオロウスーは日本でもすっかりおなじみとなった中国の代表的な料理です。「チンジャオ」はピーマンのこと、「ロウ」は肉、「スー」は糸、つまり細切りという意味です。つまり、チンジャオロウスーは細く切ったピーマンと肉を炒めた料理のことです。中華料理屋では牛肉を使って「チンジャオニュウロウスー」と書かれていることもあります。
ピーマンという名前はフランス語のピメンに由来していて、英語では形からベルペッパーといいます。ペッパーというようにピーマンは唐辛子の仲間で、辛味成分であるカプサイシンが少ない唐辛子のです。南アメリカ原産の辛い唐辛子がヨーロッパに伝わり長い年月をかけて甘く改良されていきました。ピーマンには風邪予防に効果があるビタミンAやビタミンCが多く含まれています。ピーマンを仲間外れにしないでくださいね。
10月12日の給食
五目栗おこわ
牛乳
鰆の西京焼き
厚揚げときのこのすまし汁
今日は五目栗おこわです。「おこわ」とはもち米を蒸したごはんのことをいいます。もともとは「強飯」言っていたものを宮中の女性が丁寧に言っていたものが広まりました。独特のモチモチした食感が普通に炊いたうるち米のごはんより、強い飯つまりかたい飯という意味で呼ばれていました。今日は栗や野菜と一緒に炊いた五目栗おこわです。
栗は実りの秋の代表的な作物です。クルミやアーモンドと同じナッツの仲間です。世界で栽培されている栗はチュウゴクグリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリ、ニホングリの4種類です。ニホングリはもちろん日本で生まれたもので、特徴は世界の栗の中で一番大きくおいしいことです。栗は2000年前から地球上にあったといわれ、人々が米や芋、小麦などを作り出すまでは主食として食べられていました。栗にはごはんやパンをエネルギーに変える働きのあるビタミンB1や若返りの効果があるビタミンEが含まれています。
今日の栗はとても高級なので良く味わって食べてください。
10月13日の給食
たまごパン
牛乳
塩焼きそば
白菜と肉団子のスープ
もともと焼きそばは中国の料理で、中華麺を炒めたり、揚げたりした料理をまとめて「炒麺」とよんでいたものが日本に伝わって今のような料理になりました。縁日やバーベキューでも日本では焼きそばといえばソース味が主流ですが、中国では醤油味や塩味のもの、あんかけやスープのものもあり、バリエーションの多さはチャーハンと同じくらい何百もあります。今日の給食ではいかやえびも入れ、いつものソース味ではなく、塩味でちょっとピリ辛に仕上げてみました。お味はいかがですか?たまごパンを自分で裂いて焼きそばをはさんで、焼きそばパンにしてもおいしいですよ。
9月25~29日の給食
9月25日の給食
バターロールパン
牛乳
きのこスパゲティ
枝豆フリッター
キャベツとコーンのサラダ
今日は「きのこ」についてお話します。しいたけやまつたけ、しめじなどをまとめて「きのこ」と言います。問題です。きのこは植物でしょうか?動物でしょうか?正解はきのこは植物でも動物でもありません。きのこは「菌類」といって植物や動物の仲間とも違う第三の生き物なのです。菌類は世界で10万種類もあるそうですが、詳しい生態がわかっているのはごく一部です。日本は世界で一番きのこの種類が多く、一年中食べられますが、きのこといえば秋が一番おいしくなります。今日のスパゲティにはしめじ、えのきたけ、マッシュルーム、エリンギが入っています。見分けがつきますか?きのこはエネルギーが少なく、お腹ぽっこりが気になる人にはおすすめの食品です。食物繊維が多く、お腹の掃除もしてくれます。また、きのこにはカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDがたっぷり入っています。骨を丈夫にしたい!背が高くなりたい!という人は牛乳ときのこをセットでしっかり食べましょう。
9月26日の給食
ごはん
牛乳
さんまの蒲焼き
きゅうりの漬物
なめこのみそ汁
今日は「さんまのかば焼き」についてお話します。かば焼きといったらうなぎですが、そこは給食、残念ながら1食244円の給食費ではうなぎのかば焼きは出せません。かば焼きという名前は、昔うなぎは口から尾にかけて串を刺して丸焼にしていました。その形がガマという植物の穂に似ていることから「ガマ焼き」がなまって「かば焼き」とよばれるようになりました。
さんまは漢字で「秋刀魚」と書きます。この由来は、さんまが秋が旬で、形が刀のように鋭く、細長い魚なのでこの漢字があてられました。「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂がたっぷりのった秋のさんまには栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていたからです。さんまには筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらにさんまには脳を刺激し、ボケを防ぎ、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。成績アップを望む人はさんまをよくかんで食べればさらに効果があるでしょう。こんな栄養たっぷりのさんまを残すなんてもったいないですよね。
9月27日の給食
マーブル食パン(ココア)
りんごジュース
ハンバーグのケチャップソースかけ
野菜コロッケ
野菜入りさつま揚げ
ボイルブロッコリー
今日はなかよし給食です。教室でお弁当箱におかずをつめて、体育館で食べました。なかよしグループになり上学年は下学年のお世話をしっかりして、楽しい給食時間を過ごしていました。
9月28日の給食
コーンみそラーメン
牛乳
わかさぎフリッター
千草炒め
フリッターになっている「わかさぎ」のお話です。わかさぎは全長10cmほどの小さく細長く透き通るような魚です。氷の張った湖に穴を開けてわかさぎを釣る風景はニュースでもとりあげられています。わかさぎは本来サケやアユと同じように、海にすんでいて、産卵期になると川を上る魚ですが、淡水にもすめるため最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移されて繁殖し、淡水魚化しています。
わかさぎは漢字で「公魚」とも書きます。これは江戸時代に霞ケ浦の北にある麻生の藩主が毎年将軍家(公方)へ年賀に参上する時に串焼きにしたわかさぎを献上していたことから将軍家御用達の魚「御公儀の魚」からこの漢字があてられたそうです。
わかさぎは丸ごと食べられるので、カルシウムたっぷりです。5,6尾食べれば一日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血予防に効果がある鉄分、口内炎に予防に効果があるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富に含まれています。
9月29日の給食
えびピラフのパプリカソースかけ
牛乳
グリーンサラダ
ミックスナッツ
ナッツとは殻に包まれた木の実のことをいいます。今日のミックスナッツの袋のにはアーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ひよこ豆が入っています。みなさんはもちろん見分けがつきますよね?
ナッツには質の良い植物性の脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまい血の流れが悪くなってしまう動脈硬化という病気を予防してくれます。また、鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。さらにナッツ類にはビタミンBやビタミンEが多く、若返りの効果もあります。よくかみしめて食べましょう。
10月2~6日の給食
10月2日の給食
豆腐飯
牛乳
ツナ入りたまご焼き
ちゃんこ汁
豆腐飯は群馬県の利根地区の郷土料理です。群馬県利根地区平地が少なく米を作るのが困難だったため、昔からこの地域は大豆の産地で豆腐作りが盛んでした。大豆は荒れ地でも作れる作物だったため、大豆加工品は貴重なたんぱく源として生活の知恵が受け継がれています。豆腐飯も米が貴重だった時代、豆腐や野菜を入れて、かさを増した昔の人の工夫が生かされています。豆腐は植物性のたんぱく質やビタミン、ミネラルがたっぷり含まれているため健康食品として世界各国でも注目され食べられるようになってきました。
10月3日の給食
ごはん
いわしの南蛮漬け
ほうれんそうの磯香あえ
豚汁
明日10月4日は「104」でいわしの日です。いわしはこの時期に脂がのる秋が旬の魚です。今日はピリ辛の南蛮漬けになって給食に登場しました。
いわしはニシンの仲間の魚で、群れをつくって回遊するのでまとめて捕まえることができ、昔から庶民の味として親しまれ、日本各地の郷土料理にもよく登場する魚です。また、いわしは世界中で食べられていて、特に南フランス、イタリア、スペインでいわし料理がたくさんあります。
いわしの脂には血液をサラサラにしたり、頭の働きを活発にするEPAやDHAがとても多く含まれています。また、骨まで丸ごと食べるのでカルシウムもたくさんとれ、骨が丈夫になります。よく噛んで頭と体に栄養を与えてください。
10月4日の給食
はちみつパン
牛乳
照り焼きチキン
ミニトマト
武蔵野スープ
お月見デザート
埼玉県川越市はさつまいもの名産地として有名です。そこで今日の給食のさつまいもの入ったスープに川越市周辺の昔の呼び名の「武蔵野」をとり武蔵野スープと名付けました。よく味わって食べてください。
今日は十五夜です。十五夜とは昔の暦の8月15日のことをいいます。昔の暦は月の満ち欠けで日付を決めていました。昔の暦で秋は7月から9月のことをさし、真ん中の8月15日の月を「中秋の名月」と呼びました。今年は今日がこの中秋の名月です。この日にはススキや団子を飾り、月を眺めながら、豊作を願ったり、収穫を祝ったりしていました。採れたてのの茹でた里芋を飾ることから「芋名月」とも呼ばれています。今日はかわいいうさぎのデザートがついているのはこのためです。今夜はぜひ月を眺めてみてください。
10月6日の給食
海鮮ピリ辛ラーメン
牛乳
おさかナッツ
今日はカシューナッツについてお話しします。カシューナッツはとてもユニークな実の付け方をします。ナッツの部分は種ですが、その種はほかの野菜や果物と違って果実の中ではなく外に実ります。カシューナッツの果実はカシューアップルといい、りんごのような黄色や赤色をしていて、ピーマンのような形をしています。その下に勾玉のような形の皮におおわれたナッツが実ります。普通は生で食べずに、収穫した実は手作業で果肉と種子に分けられてから、天日干しにして、煎って殻をむいたものが使われます。中国料理やインド料理によく使われます。カシューナッツにはお肌をつるつるにしたり、若返りのもとになるビタミンEという栄養が含まれています。その他に、カルシウムの吸収をよくしてくれるマグネシウムという栄養も含まれています。今日はホキという白身の魚、じゃがいも、ピーマンと一緒に炒めました。よくかんで若返りの栄養を手に入れましょう。
10月6日の給食
ひき肉ともやしのあんかけ丼
牛乳
こんにゃく入り海そうサラダ
小魚アーモンド
昆布、ひじき、わかめなどをまとめて海藻といいます。今日のサラダは海藻サラダです。今日のサラダに使われている海藻は、わかめ、こんぶ、茎わかめ、とさかのりです。見分けはつきますか?島国の日本にとって海藻は大昔から貴重な食料でした。縄文時代や弥生時代の遺跡からも海藻を食べていた形跡が残っています。また、日本最古の法律701年の大宝律令には税をわかめや昆布で納めるようになっていました。
海藻には多くのビタミン、ミネラルが含まれています。また食物繊維も多く、お腹の調子を整えるだけでなく、糖尿病や高コレステロールなどの生活習慣病を予防する働きがあります。また海藻類に多いぬめりの成分のフコイダンは免疫力を高めたり、アレルギー症状を和らげたりするといった働きがあり、近年注目を浴びています。
9月19~22日の給食
9月19日の給食
ごはん
牛乳
かつおの竜田揚げ
切り干し大根の炒め煮
つぼん汁
今日は「つぼん汁」についてお話します。つぼん汁は熊本県人吉球磨地方に伝わる郷土料理です。もともとは秋祭りに作られていましたが、今では正月や祭り、祝い事などの行事に作られています。この地域では、赤飯には必ずこのつぼん汁が添えられています。鶏肉、豆腐、にんじん、だいこん、ごぼう、こんにゃくなどたくさんの野菜を濃い口の醤油で味付けします。深い壺でこの汁を盛りつけることから「つぼの汁」がなまって「つぼん汁」になりました。
9月20日の給食
たまごパン
牛乳
マカロニのヒリヒリあえ
イタリアンサラダ
マカロニのヒリヒリあえに使われているマカロニはペンネマカロニというもので、太くて短く、筒状で、端が斜めに切ってあり、万年筆のペン先に形が似ているのでこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、ソースにからめてそのままパスタ料理として食べるほかに、グラタンやサラダなど幅広い料理に使われます。
食べ物はみなさんの体に入ってからいろいろな働きをしてくれます。その働きは大きく3つに分かれます。今日はそのひとつ「エネルギーのもとになるたべもの」です。毎月の献立表にも書いてあるので知っていますよね?ごはんやパン、めん、マカロニ、さらに油や砂糖、じゃがいもやさつまいもなどがエネルギーのもとになる食べ物です。車でいったらガソリンです。車はガソリンがなかったら動きませんよね?みなさんの体もごはんやパン、いもなどを食べないと力が出なくなってしまいます。今日はパンとマカロニでエネルギーのもとになる食べ物がたっぷりです。よくかんで食べて、ガソリンを体に取り入れましょう。
9月21日の給食
ビビンバ丼
牛乳
中華スープ
「ビビンバ」とは韓国の混ぜご飯です。「ビビン」が「混ぜる」、「パ」が「ごはん」という意味です。丼や専用の容器にごはんを入れ、その上にナムルと呼ばれる野菜のあえ物と肉や魚、たまごなどをのせます。具とごはんをさじでよく混ぜ、韓国の唐辛子みそのコチュジャンやごま油を加えて食べます。
日本でも石焼きビビンバが焼き肉店のごはんものの定番メニューですよね。でもこの石焼きビビンバの発祥はなんと日本。1970年頃、大阪の韓国料理店で発案されました。熱々でお焦げの香ばしさで人気となり、韓国に逆輸入されました。
今日の給食では、ピリ辛の豚肉、ほうれんそうともやしのナムル、錦糸卵をよく混ぜて食べてください。
9月22日の給食
もぶり飯
牛乳
さばのカレー醤油焼き
ちゃんこ汁
巨峰
「もぶり飯」とは愛媛県の郷土料理です。「もぶる」とは愛媛県の古い方言で「混ぜる、まぶす」という意味です。もともと瀬戸内の小魚でだしをとり、小魚や昆布などの海の幸や季節の野菜を甘辛く煮つけて混ぜ込んだものです。
今日は秋の代表的な果物、ぶどうのお話です。ぶどうは日本だけで数百種類、世界中では一万種類以上あるといわれています。ぶどうは皮の色によって赤、黒、緑の3つに分けられます。赤は「甲斐路」、黒は「巨峰」や「ピオーネ」、緑は「マスカットオブアレキサンドリア」などが有名です。皮の色は若く未熟なうちはどれも緑色ですが、成長するにつれてだんだん赤や黒い色に変わっていきます。緑色のぶどうは、この赤や黒の色素が作られないため成長してもずっと緑色のままです。
今日はその実の大きさから「ぶどうの王様」と呼ばれる巨峰です。巨峰は1936年に日本人によって作り出されました。ぶどうはヨーロッパでは「畑のミルク」とよばれています。ぶどうの甘味の成分であるブドウ糖は吸収されやすく、すぐにエネルギーになるので疲れがとれます。少し感じる渋みの成分のタンニンは殺菌作用やガンの予防に効果があります。紫色の成分であるアントシアニンは目の疲れをとったり、視力の回復に効果があるといわれています。また若返りの効果もあるそうです。皮と実の間に一番栄養があります。
8月31日~9月1日の給食
8月31日の給食
キムチチャーハン
牛乳
ポークパオズ
わかめスープ
梨
今日から給食が始まりました。楽しみにしていてくれたでしょうか?
今日は「梨」についてお話します。梨は 1800年前から食べられている秋の味覚を代表する果物です。埼玉県は梨栽培の盛んなところで、収穫量は全国第7位です。鴻巣市も常光地区を中心に梨畑がたくさんあります。
梨には別の名前があることを知っていますか?「なし」という名前が「無い」という意味につながるため縁起が悪いので「有りの実」という呼び方もあります。
今日の梨は皮が赤っぽく、シャリシャリした歯ざわりと、名前が「豊かな水」と書くようにみずみずしさが特徴の「豊水」という種類です。梨には、のどにうるおいを与え、熱を下げたり、肉を食べた時の消化を助けたり、便秘を防いだり、疲れをとったりといった働きがあります。今のみなさんの体が必要としている働きばかりですね。旬の果物をしっかり食べましょう。
9月1日の給食
ごはん
牛乳
あじのスタミナ焼き
麩チャンプル
豚汁
今日は麩の炒め物「麩チャンプル」に入っている「麩」のについてお話します。まず麩をみつけてください。問題です。麩は何からできているでしょうか?(1)米(2)小麦(3)じゃがいも(4)砂糖(5)大豆 正解は(2)小麦です。麩は小麦粉の中に含まれるたんぱく質のグルテンというものの塊です。小麦粉に水と少量の塩を混ぜてよく練って生地を作り、粘りが出たものを水の中で揉むとガムのようなグルテンが残ります。このグルテンを蒸したり、茹でたりしたものが「生麩」、生麩を揚げたものが「揚げ麩」、グルテンにさらに小麦粉やもち米などを加えて焼いたものが「焼き麩」といい、焼き麩には四角いもの、花型のもの、丸いもの、ドーナツ型のものなどがあります。今日は小さいドーナツ型の「小車麩」です。
麩の歴史は古く、今から1300年以上前の中国ではすでに食べられていたそうで、日本へは700年くらい前に伝わってきました。当時の日本は仏教の教えから僧侶は肉食を禁じられていました。そこで肉に代わるたんぱく質源として、大豆から豆腐や湯葉を作り、小麦から麩を作り食べていました。今でも、お寺などで食べられる精進料理には麩がよくつかわれています。夏休みにお寺の多いところに旅行に行った人は麩の料理を食べませんでしたか?今日の麩チャンプルには鶏肉と麩がたんぱく源として入っていますが、目をつぶって食べて違いがわかりますか?
9月4~8日の給食
9月4日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
こんにゃく入り海藻サラダ
コーンクリームスープ
今日はみなさんが大好きな揚げパンです。今日は魔法の黄色い粉、きなこのついた揚げパンです。きなこは漢字で書くとその見た目の通り「黄粉、黄な粉」と書きます。では、問題です。きなこは何から作られているでしょうか?(1)米(2)とうもろこし(3)大豆 答えは(3)大豆です。きなこは大豆を煎り、粉にしたものです。大豆は「畑の肉」といわれるほど栄養が小さい豆粒の中にぎっしりつまった食品です。肉や魚と同じようにたんぱく質が豊富で筋肉のもとになります。用いられる大豆の種類により黄色いものと黄緑色のきなこがあります。砂糖と少量の塩を加え、もちにつけて「あべかわもち」にしたり、「おはぎ」「くずもち」「わらびもち」、ごはんにかけて食べられることもあります。
さあ、この栄養たっぷりの魔法の粉、きなこをこぼさず、残さずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?
9月5日の給食
ごはん
牛乳
酢豚
青梗菜のスープ
酢豚は一口大に角切りにした豚肉に下味をつけて揚げたものを、たまねぎ、ピーマン。にんじんなどの野菜と甘酢あんでからめたもので、中国料理のひとつです、今ではすっかり日本の家庭でもおなじみになりました。日本では2種類の酢豚が広まっているのを知っていますか?ひとつは広東料理の「クーラオロウ」で、たっぷりの野菜やパイン使い、甘酢あんにケチャップを使用しているもの、もうひとつは上海料理の「タンツーロウ」で野菜はほとんど使わず、肉がメインで甘酢あんもケチャップを使わないので黒っぽくなっています。今日の給食はどちらがもとになっているかわかりますか?給食の酢豚はクーラオロウですね。今日の給食の酢豚には入っていませんが、「酢豚にパインはいらない!」と思っている人も多いでしょう。パインには肉などのたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、いっしょに調理することで肉がやわらかくなるという役割があります。
9月6日の給食
黒豆ごはん
牛乳
厚焼きたまご
厚揚げときのこのすまし汁
パイナップル
今日9月6日は「く」と「ろく」のごろ合わせで「くろ」ということで、黒豆の日です。そこで今日はごはんに入っている「黒豆」についてお話します。黒豆はおせち料理には欠かせない煮豆として昔から食べ継がれてきました。黒い色には魔よけの力があるとされていて、黒豆のようにまっ黒になるまでマメ(真面目)に働き、マメ(健康)に暮らせるようにとの願いを込めて食べています。今日のごはんにマメマメパワーはいくつ入っていますか?おせち料理を作らない家も増えてきたので、黒豆を食べる機会も減ってきていると思います。ぜひ、今日の給食の黒豆を食べて、真面目で健康でいられるようにしましょう。
9月7日の給食
黒パン
牛乳
鶏肉のパプリカージュ
ブロッコリーサラダ
今日は「パプリカ」のお話です。どこに使われているかわかりますか?「パプリカ」はなす科の植物で、スペイン、フランス、ハンガリーなどで栽培されている辛くない唐辛子の一種です。みなさんが赤ピーマン、黄ピーマンと言っている大きくてカラフルな肉厚ピーマンが実はパプリカなのです。ビタミンCやビタミンAが豊富です。栄養的には緑のピーマンとほぼ同じですが、パプリカは苦みがほとんどなく、甘味があるのが特徴です。その完熟したあかパプリカの実を乾燥させ種を取り出し、粉にしたものがパプリカパウダーで今日のパプリカージュに使っています。ハンガリー料理では煮物やスープによく使われます。夏バテ、疲労回復、動脈硬化予防、美容に効果があるといわれています。
パプリカの果実からは赤い天然着色料の「パプリカ色素」が作られます。今日のパプリカージュが赤っぽいのもそのためです。また、このパプリカ色素はみなさんがいつも食べているものによく使われています。今度、赤っぽい色、オレンジ色をした食べ物の箱の裏をよく見てみよう。
9月8日の給食
夏野菜カレーライス
牛乳
チキンゲット
フルーツポンチ
今日は3年生のリクエスト給食です。キムチチャーハン、コーンみそラーメン、チーズハンバーグ、しゅうまい、コーンクリームスープ、わかめスープなども人気がありましたが僅差だったため、絞って再調査したら、主食部門2位の夏野菜カレー、主菜部門4位のチキンナゲット、デザート部門1位のフルーツポンチの組み合わせになりました。
今日は「アロエ」についてお話します。アロエはみつかりましたか?フルーツポンチの中に半透明で黄色っぽい筋のあるものがアロエです。こんにゃくゼリーやマスカットゼリーも入っているので間違えないでください。
みなさんはアロエという植物を見たことはありますか?アロエはサボテンの仲間で、とげとげした厚みのある葉をしています。昔から「医者いらず」といわれ、葉の皮をむいた白い部分は軽いやけどに効くといわれ、アロエの汁を飲むと胃炎や便秘が治ると言われています。葉の内側の白い部分は、腸内の善玉菌を活発にし、免疫力をアップする効果があります。胃や腸を健康にする働きがあります。なかなか家では食べることができない食品です。よくかんで味わって食べましょう。
9月11~15日の給食
9月11日の給食
ひじきごはん
牛乳
いかのかりん揚げ
なすのみそ汁
9月15日は「ひじきの日」です。そこで今日はひじきごはんの登場です。「ひじき」は日本近海の潮の満ち引きの激しい岩場で採れる海藻です。みなさんがよくお店で見るひじきは、春にやわらかいものを採り、煮たり蒸したりしたものを乾燥させたものです。むかしから「ひじきは血を収める」といわれ、健康食品として食べられてきました。その理由は、ひじきには鉄分とカルシウムがたっぷり含まれているからです。同じ量の牛乳と比べると鉄分は牛乳の550倍、カルシウムは14倍も含まれています。とは言っても牛乳のように一度にたくさん食べられないのが海藻の悲しいところ。ですが、毎日少しずつ食べることによって、貧血や骨粗しょう症を防いでくれます。またひじきには食物繊維も多くお腹の中をきれいにし、肥満も防いでくれます。髪にもつやを与えます。
今の日本人が全世界でも長生きトップクラスなのは、海藻を昔から食べているからといわれています。これからの人は・・・どうでしょう?長生きできるようにと験を担いで、昔の敬老の日である9月15日をひじきの日としました。
9月12日の給食
ツイストパン
牛乳
ポークビーンズ
コールスローサラダ
「ポークビーンズ」は正式には「ポークアンドビーンズ」といい、白いんげん豆と豚肉をトマト味で煮込んだアメリカの家庭料理です。給食では白いんげん豆の代わりに大豆を使って作っています。
問題です。大豆の別名は何でしょう?(1)肉の粒(2)大きい豆(3)畑の肉 正解は(3)畑の肉です。大豆には肉や魚と同じように体をつくるもとになるたんぱく質がたくさん含まれています。また、血液の中の悪い脂のコレステロールを減らす働きがあります。
エネルギーのもとになる働きのあるパン、からだの調子を整える働きのあるコールスローサラダとともに、三角食べというように交互に食べて、健康な体を手に入れましょう。もちろん牛乳もしっかり飲んでね。
9月13日の給食
ひき肉ともやしのあんかけ丼
牛乳
焼き餃子
ワンタンスープ
今日はわかば学級のリクエスト給食です。わかば学級はみなさん好みが似ているようでどの料理も希望が重なりました。ぎょうざやワンタンスープは他の学年でも上位に入っている人気メニューですね。
今日はスープに入っている「ワンタン」についてお話します。ワンタンとは細かく刻んだ肉や魚介類、野菜などを混ぜ合わせた具を、薄く伸ばした小麦粉などの皮で包み、一度茹でてからスープに入れて食べる中華料理のひとつです。
ワンタンは中国の標準的な広東語では「ホェントゥン」といい、中国の各地の方言では「ウンドン」「ホエトエ」と発音します。このことから中国のワンタンが日本へ伝わり、「うどん」や「ほうとう」になったともいわれています。ワンタンは漢字で書くと「雲を呑む」と書きます。漂っている様子がスープの中に雲に似ているからでしょう。給食のワンタンは中身が無くて皮だけになっています。スープを飲む時ワンタンはチュルンと口に入るのでやけどをしたり、のどにつまらせたりしないようにしましょう。
9月14日の給食
なめこおろしうどん
牛乳
さつまいもと大豆の甘辛揚げ
なめこはモエギタケ科の食用きのこです。なめこは天然物と栽培物があります。天然物はブナやサクラの枯れ木に9~11月ごろに群生しますが、たくさん採れないため、市場には栽培物が多く出回っています。地方により「ヌメリタケ」「ナメタケ」「ヌラボコ」などともよばれています。
なめこ特有のぬめりは、食物繊維の「ムチン」というもので、たんぱく質の吸収を助け、胃や肝臓の粘膜を保護します。またコレステロールを下げたり、がんの予防にも効果があります。余分な塩分を体の外に出す働きもあります。また化粧品に使われる「トレハロース」という成分もあり、お肌がつるつるになります。このように栄養豊富はなめこですが、なめこ自体はあまり消化が良い方ではないので消化を助ける働きを持つだいこんといっしょに食べるとよいです。そういえば「ねmこおろし」という料理は昔からあります。昔の人の知恵ってすごいですね。
今日はつるっとしたなめこやころっとした大豆を一粒ずつ箸でつまんで、箸練習をしましょう。
9月15日の給食
はちみつパン
牛乳
鮭のチーズフライ
マッシュポテト
ベジタブルスープ
今日はパンに練りこんである「はちみつ」のお話です。「はちみつ」はミツバチが植物の花から蜜をとって巣に持ち帰り、蓄え熟成させたものです。そのおすそわけをわたしたちはいただいています。人類最古の甘味料です。はちみつは蜜を取ってきた植物によって味、色、香り、栄養などに違いがあります。花の種類だけはちみつの種類があるというわけです。
イギリスには「はちみつの歴史は人類の歴史」ということわざあるほど人類が誕生した頃にははちみつは存在しました。東スペインの洞窟には約1万年前の蜜を取る風景が描かれています。また1992年には3300年前のピラミッドから発見された蜜つぼには全く腐っていないはちみつが入っていたそうです。これははちみつの持つ強力な長期保存を証明しました。
働き者のミツバチ1匹が一生かかって集められるはちみつはスプーン1杯分といわれています。今日のみなさんのパン1人分には、ちょうど働き者のミツバチ1匹が一生かかって集めた分のはちみつが入っています。
はちみつには糖分のほかに、脂肪をエネルギーに変えるビタミンB、風邪予防に効果があるビタミンCが含まれています。中国でははちみつは不老長寿の漢方薬として多くの薬に使われています。甘~い薬を食べて病気に負けない体を作りましょう。
7月10~14日の給食
7月10日の給食
黒パン
牛乳
スパゲティナポリタン
グリーンサラダ
きゅうりはウリ科の植物でインド北部やヒマラヤ山麓が原産です。日本では平安時代から栽培されています。昔は「黄瓜」と書いていました。かつてきゅうりは熟して黄色くなっていたものを食べていたからです。
きゅうりは夏野菜の一つで暑い季節がおいしい野菜です。成長が早く日当たりのよいところでは黄色いきゅうりの花がしぼんでから一週間か十日ぐらいで収穫できます。きゅうりは生のまま味噌をつけてかじったり、サラダ、酢の物、和え物として食べられるほか、ピクルスや奈良漬けなどの漬物の材料としても使われます。日本の料理で加熱調理されることは少ないですが、中華料理では煮物や炒め物として食べられます。スペイン料理ではガスパチョなどきゅうりのスープにして食べることもあります。今日の給食ではきゅうりはグリーンサラダにたっぷり入っています。
7月11日の給食
ごはん
牛乳
あじの磯辺フライ
ゴーヤチャンプルー
なすのみそ汁
ゴーヤは正式名は「にがうり」で、鹿児島では「にがごい」、沖縄では「ゴーヤ」と呼ばれています。ゴーヤの原産国はインドですが、16世紀の中ごろには中国を経由して沖縄に伝わったといわれています。厳しすぎる暑さのために夏場にとれる野菜が少ない沖縄では、暑い時期でも元気に育ち栄養満点のゴーヤは愛用されていました。
ゴーヤが健康野菜といわれるのはビタミンCが豊富だからです。ビタミンCには日焼けを防いだり、疲労回復の効果があります。ゴーヤのビタミンCはトマトの5倍も含まれています。さらにゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。苦味の成分である「モモルデジン」には胃腸を刺激しれ食欲を増進させたり、夏バテ予防に効果があります。
問題です。ゴーヤチャンプルの「チャンプル」とはどういう意味でしょうか?(1)まぜる(2)たたく(3)切る 正解は(1)まぜるです。「チャンプル」とは「ごちゃまぜ」という意味で、転じて「炒め物」という意味があるそうです。ゴーヤの炒め物でゴーヤチャンプル。ちょっと苦味の効いたゴーヤチャンプルを食べられれば、みんなの味覚は大人かも。
7月12日の給食
夏野菜カレー
牛乳
フルーツポンチ
もりつけ表に書いてある野菜の名前はわかりますか?左上からかぼちゃ、ピーマン、トマト、ゴーヤ、とうもろこし、なす、下の段に行っておくらです。その他にも今月の給食ではきゅうりやズッキーニなども夏が旬の野菜です。これらの野菜はは夏の太陽をたっぷりと浴び、ビタミンやミネラル、カロテンなどの栄養素をたくさん蓄えていて、私たちの体の調子を整えたり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を冷ましてくれるはたらきがあります。今日のカレーも名前のとおり、かぼちゃや枝豆、トマト、コーンなど、たくさんの夏野菜が入っています。
7月13日の給食
しょうゆラーメン
牛乳
焼きぎょうざ
キャラメルポテト
今日は4年生のリクエスト給食です。主食部門1位の醤油ラーメン、主菜部門2位の焼きぎょうざ、副菜部門1位のキャラメルポテトを組み合わせました。他にはオムライス、カレーピラフのホワイトソースかけ、肉じゃが、とうもろこし、わかめスープなどが人気がありました。
ぎょうざは中国料理の点心のひとつです。今では日本でも食べたことが無い人はいないほど、日本の家庭料理並みに一般に広まっています。第2次世界大戦後、中国から引き揚げた人たちによって日本に広まったようです。日本では、ぎょうざはおかずのようになっていますが、中国では主食のところに、ごはんや麺といっしょにぎょうざが書いてあります。また日本では焼きぎょうざが主流ですが、中国はスープの中に入れる「水ぎょうざ」や「蒸しぎょうざ」が主流です。そして、日本のぎょうざより皮が厚くなっています。みなさんはどんなぎょうざが好きですか?
7月14日の給食
ナシゴレン
セレクトドリンク
オムレツ
ウインナーとレンズ豆のスープ
セレクトデザート
ナシゴレンは東南アジアにあるインドネシアやマレーシアという国の料理です。現地の言葉で「ナシ」はご飯、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るのでインドネシア版チャーハンのようなものです。アジも現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子で辛味を効かせてあります。混ぜる具も鶏肉、牛肉、えびなど様々です。現地では目玉焼きや揚げせんべいが添えられています。給食のナシゴレンは豚肉を使い、ケチャップやカレー粉、豆板醤で味付けをしてオムレツを添えました。よく味わってインドネシアに行った気分になってください。
今日はセレクトドリンクとデザートですね。コーヒー牛乳344人、オレンジジュース269人、牛乳42人。アセロラミルクゼリー211人、マンゴープリン268人、シークヮーサータルト177人でした。
今日で1学期の給食も終わりです。4月に比べて配膳の準備は早くできるようになりましたか?食べられる量は増えましたか?4月より体も大きくなっているので必要な栄養も増えます。もう給食を減らしているなんて人はいませんよね?今学期最後の給食くらいどのクラスからも空っぽの食缶が戻ってくることを願っています。
2学期にまた元気いっぱいもりもり給食を食べるみなさんに会いたいですね。
6月26日~30日の給食
6月26日の給食
たこ飯
牛乳
いわしの南蛮漬け
キャベツのみそ汁
たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では夏至(今年は6月21日)から11日目の半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。
6月27日の給食
ハヤシライス
牛乳
こんにゃくサラダ
冷凍みかん
今日は5年生のリクエスト給食です。主食部門1位のハヤシライス、副菜部門2位のこんにゃくサラダ、そしてデザートの冷凍みかんを組み合わせました。他に人気のあったメニューはごはん、はちみつパン、肉じゃが、ぎょうざ、バターコーン、ほうれん草のおひたし、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。2学期になったら2年生、1年生に希望をとるので毎日献立表をよく見て料理の名前を覚えてください。
今日の給食にスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。
牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はハヤシルーの中にも入っています。カレーのルーにも使っています。給食のカレールーやハヤシルーが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。
6月28日の給食
コッペパンスライス
牛乳
焼きそば
いかナゲット
わかめスープ
いかの足は何本でしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(3)10本です。いかは一度獲物を捕られたら離しません。また、いかは海の中で泳いでいるときは透明な体ですが、水から揚げられて、時間が経ち、茹でると白くなります。低脂肪、高たんぱく質で肥満や高脂血症などの心配がある人にはおすすめのヘルシー食品です。くせのない食材なので刺身、照り焼き、天ぷら、煮つけ、塩辛などどんな料理にもなります。きっとみなさんもいかは大好きでしょう。今日はいかを刻んで、ナゲットになって登場です。かわいいいかの形になっています。歯ごたえのあるいかをよく噛むことであごも鍛えられ、頭の働きがよくなりますよ。
6月29日の給食
ごはん
牛乳
揚げなすといんげんのみそ炒め
雷汁
今日はみそ炒めに入っている「インゲン」についてお話します。インゲンの正式名は「インゲンマメ」の緑色の若いさやの「さやいんげん」のことです。インゲンという名前の由来は江戸時代に日本にこの野菜を伝えたのが隠元和尚と言われているからです。さやいんげんにはビタミンB1、B2、B6などがバランスよく含まれています。ビタミンB群は単体でとるよりもいくつか組み合わさっている方が働きが高まります。数種類のビタミンBがとれるのがさやいんげんのいいところです。ビタミンB1はごはんやじゃがいもなどの糖質をエネルギーに変え、疲れをとる働きがあります。
「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁やねぎなどの具材を加えた汁物です。豆腐やこんにゃくを炒める音が雷の音に似ていることからこの名前がつきました。雷汁を残さず食べて雷に合わないようにしましょう。
6月30日の給食
キャロットピラフのホワイトソースかけ
牛乳
コールスローサラダ
今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。
7月3日~7日の給食
7月3日の給食
はちみつパン
牛乳
鶏肉の香味焼き
ボイルブロッコリー
夏野菜のスープ
ズッキーニという野菜を知っていますか?形や色はきゅうりにとてもよく似ていますが、太さはきゅうりの2~3倍。しかしその正体は・・・実はかぼちゃの仲間のペポカボチャを熟す前にとったものです。日本では、あまり食べることのない野菜ですが、他のかぼちゃに比べて水分が多く、甘味がないため、フランスやイタリアなどの西洋料理では煮込みや炒め物、フライ、サラダなどいろいろな料理に登場します。では、ズッキーニの旬はいつでしょうか?そう、夏野菜のスープに入っているので旬は夏です。日焼けから肌を守るビタミンAや疲れをとるビタミンCがたっぷり含まれています。この季節にはぴったりですね。やはり旬のものを食べるということは体にいいのです。今日のスープには他にも夏が旬の野菜があります。それはどれでしょうか?(1)なす(2)ピーマン(3)トマト 正解はなす、ピーマン、トマト全部です。夏野菜がたっぷり入ったスープをしっかり飲んで暑さに負けないようにしましょう。
7月4日の給食
マーボーなす丼
牛乳
中華スープ
大玉すいか
なすは英語で「エッグプラント(卵植物)」といいます。きっとその丸い形から名づけられたのでしょう。なすはいろいろな種類がありますが、九州などのあたたかい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が栽培されています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす作用がありますが、その中でもなすは特に効果があり、暑さ負けしそうな時や体のほてりやのぼせがあるときに食べると効果があるといわれています。なすは他の野菜に比べてビタミン類はあまり多くありませんが、なすの紫の色素の「ナスニン」にはガンの予防や老化防止に効果があるポリフェノールが含まれています。なすは油との相性が良く、和食、洋食、中華のどんな料理にも合います。今日は疲れをとる働きのあるビタミンB1の多い豚肉と元気を出す働きのあるにんにくやしょうが、豆板醤で味にアクセントをつけた「マーボーなす」にしました。
7月5日の給食
じゅうしい
牛乳
きびなごごまフライ
蒟蒻入りサラダ
ハニーピーナッツ
「じゅうしい」とは沖縄県の郷土料理で、炊き込みごはんや雑炊などのごはん料理のことをいいます。沖縄では今日の給食のような炊き込みご飯のことは、かたいごはんということで「くふぁじゅうしい」、雑炊などのやわらかいごはんを「やふぁらじゅうしい」といいます。
じゅうしいにはだし汁や具に豚肉、豚の脂を使うのが特徴です。沖縄は中国や台湾に近いので、料理も中国料理の影響を受けたものが多いです。また、沖縄は江戸時代の頃から、サトウキビの栽培が盛んで黒砂糖の生産が島の産業でした。そして北海道からは昆布を、鹿児島からは鰹節を黒砂糖と交換していたそうです。今でも、昆布や鰹節は沖縄料理には欠かせない食材となっています。
7月6日の給食
てんぷらうどん
牛乳
もずくとさつまいもの天ぷら
ゆでとうもろこし
「とうもろこし」はイネ科の植物で、原産地はメキシコ、ボリビアなどのアメリカ大陸です。15世紀にコロンブスがキューバよりスペインに持ち帰り、急速に世界各地に広まりました。日本へは1579年にポルトガル人が長崎に伝えたのが最初です。そのためポルトガル人を表す「南蛮」という言葉を使い、とうもろこしは「南蛮黍」ともよばれています。とうもろこしはエサ用、でんぷん用、ポップコーン用、油用など6種類に分けられます。今日は食用の中でも特に甘いスーパースイートコーンの「ゴールドラッシュ」という品種です。もぎたてなら生でも食べられるというくらい、やわらかく、甘いということで全国でも有名な埼玉の名産品です。今日は埼玉県の北部の深谷市の岡部地区でつくられたものです。とうもろこしのてっぺんにあるふさふさとしたススキの穂のような部分がおしべで、とうもろこしの実についている「ヒゲ」がめしべです。つまりヒゲがいっぱいあるものが実がいっぱいあるということです。そしてヒゲが茶色くなっているものが実が熟しているということなので買うときの参考にしてください。とうもろこしは、炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群や食物繊維そして、カルシウムなどをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。便秘や動脈硬化を予防する働きがあります。とうもろこしのヒゲを煎じて毎日飲むとむくみがとれるといわれています。
今日は1時間目に2年生が全校分のとうもろこしの皮むきを手伝ってくれました。2年生のみなさんありがとうございました。
7月7日の給食
三色そぼろ丼
牛乳
七夕汁
今日は七夕にちなんで、すまし汁の中にはそうめんが天の川を表し、なるとに、麩、にんじん、そして緑色のおくらでたくさんの星を表しています。この時季が旬のおくらには独特のぬめりがあります。このぬめりには脳の働きを活発にし、免疫を高める働きがあります。また、おくらに疲れをとったり、お腹の調子を整える働きもあります。七夕には願い事を短冊にかいてつるすと願いがかなうと言われています。給食では短冊をかざることはできませんがみなさんの健康を願って作っています。今夜、天の川を見ることができたら、お願い事をしてみましょう。給食室からの願いは「みんなが給食を残さずに食べてくれますように・・・」かな。この願いはかなうでしょうか?
6月19日~23日の給食
6月19日の給食
黒パン
牛乳
とり肉とカシューナッツの炒め物
春雨スープ
春雨の発祥の地は中国で1000年以上前に作り始められたといわれています。中国では「粉絲」という書いて「フェンスー」と呼ばれていて、緑豆という豆のでんぷんを使って作っていました。そのため、日本に伝わった鎌倉時代には豆の麺と書いて「豆麺」とよばれていました。春雨とよばれるようになったのは、半透明で細長く伸ばされた様子が、しとしと降る春の雨の線に似ていることから名づけられたそうです。
春雨の材料になる緑豆は名前のとおり緑色で、小豆より一回り小さくしたものです。栄養価が高いので薬膳料理にもよく使われます。胃腸を丈夫にし、熱を下げたり、毒を出したり、血圧を下げたりする効果があるといわれています。日本では緑豆を、豆の状態で食べることはあまりありませんが、今日のような春雨やもやしなどとして食べられています。
6月20日の給食
ごはん
ふりかけ
牛乳
厚焼きたまご
にらのおひたし
呉汁
呉汁は日本各地に伝わる郷土料理です。肉がなかなか手に入らなかった時代には貴重なたんぱく源として食べられていました。「呉」とは水につけておいた大豆を生のまますりつぶしたもののことをいい、それを季節の野菜を入れた汁に入れたものを呉汁といいます。味付け、入れる具材によって各地域、各家庭のいろいろな呉汁があります。昔はどこの家でも、田のあぜや道端に大豆を作っていて、新大豆がとれるのを待って呉汁を作っていました。大豆は、肉やたまごに負けないくらい質の良いたんぱく質が含まれています。その大豆を使った呉汁は栄養満点です。
6月21日の給食
しゃくし菜チャーハン
ねぎみそパオズ
チンゲン菜のスープ
しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。しゃくし菜のシャキシャキ、ちりめんじゃこの歯ごたえを感じながら今日もおいしくいただきましょう。
6月22日の給食
わかめうどん
牛乳
みそポテト
小玉すいか
すいかは漢字で「西瓜」と書きます。なぜ「西」という漢字が使われているかというと、「すいか」はシルクロードをとおって、西のほうから中国に伝えられたからだといわれているからです。歴史的にすいかは4000年以上前にはエジプトで栽培されていたようで、日本には中国からおよそ400年前に伝わりました。「瓜」という漢字が使われている理由は、すいかが瓜の仲間だからです。すいかは本来、瓜なので野菜ですが、一般的にはくだものとして扱われています。品種改良が盛んで、大きさ(大玉、小玉)や形(丸型、ラグビーボール型)、果肉の色(赤、黄)の違いなどさまざまです。
問題です。牛乳とすいかではどちらが水分が多いでしょうか?(1)ほぼ同じ(2)牛乳(3)すいか 正解は(3)すいかです。すいかは96%が水分です。牛乳は88%が水分で残りは脂肪やたんぱく質、カルシウムなどです。すいかは別名「水瓜」ともいわれ、暑さをしのぎ、のどの渇きを潤してくれます。
6月23日の給食
たまごパン
牛乳
ゼリーフライ
枝豆
ミネストローネ
枝豆は熟すと別の名前になります。それは次のうちどれでしょう。(1)ひよこ豆(2)白花豆(3)小豆(4)大豆(5)そら豆 正解は(4)大豆です。枝豆は大豆が熟す前のもので、枝つきのまま塩ゆでにしていたことから枝豆という名前がつきました。日本独特の食べ方だそうです。昔は田んぼのあぜで栽培されていたことから「あぜ豆」、また、さやを摘み取って用いるので「さや豆」ともいいます。東北地方では枝豆をすりつぶしたものを「ずんだ」といい、餅などにからめて食べます。
枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を多く含んでいて、食べた糖質をエネルギーに変え、疲れがたまるのを抑える働きがあります。また、大豆になってしまうとなくなってしまうビタミンAやCも含みます。枝豆のたんぱく質はビタミンとともにアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くします。ですから、ビールのおともに枝豆が登場するのです。
5月から初夏が旬の枝豆を味わって食べましょう。
6月5日~9日の給食
6月5日の給食
枝豆じゃこごはん
牛乳
丸ごとあじフライ
たまねぎのみそ汁
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。そこで今月の給食には噛みごたえのある料理がたくさん登場します。
アジは海の魚で、マアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬には南へ回遊します。春から秋にかけておいしい魚です。からだにのこぎりの歯のような鋭い「ぜいご」と呼ばれるうろこを持ちます。アジは海の魚の中で最もカルシウムを多く含んでいる魚のひとつです。カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれます。また、アジには脳の働きをよくしてくれるDHAやEPAも多く含まれています。魚好きは頭がよくなるかもしれません。今日はアジを頭から尻尾まで丸ごと揚げています。よーくかんで骨や歯、頭に栄養を与えてください。
6月6日の給食
五目うどん
牛乳
大豆のシャリシャリ揚げ
メロン
「メロン」の名前の由来は、ギリシャ語の「メロペポン」だといわれています。「メロ」はりんご、「ペポン」は瓜という意味です。日本には、今から150年くらい前に伝わりました。メロンには表面に網目があるものと、表面がつるっとしたものの分け方と、果肉がオレンジ色のもの、グリーンのもの、ホワイトのものの分け方があります。今、日本で食べられるメロンには、いろいろな種類があり、代表的なものは「マスクメロン」「アンデスメロン」「プリンスメロン」などです。今日のメロンは「アンデスメロン」です。では、アンデスメロンの名前の由来は何でしょう。(1)安心ですメロン(2)アンデス山脈が発祥(3)アンテナみたいなつるだから 正解は(1)安心ですメロンです。このアンデスメロンは日本で品種改良してできたもので、高級マスクメロンよりも値段は安いが味は同じくらいおいしいということで、農家が「安心して作れて」、消費者が「安心して買える」ということから「安心でメロン」を略して名前がつきました。メロンは、主な成分は、「糖質」です。メロンの糖質は、素早く体に吸収されて、エネルギーになります。また、たんぱく質を体の中で効率よく使えるようにする成分も含まれているので、食後のデザートに食べると、夏バテ防止によいといわれています。
6月7日の給食
ごはん→こどもパン(炊飯施設故障のため)
牛乳
チンジャオロースー
トックスープ
「トック」は、うるち米で作った韓国伝統のおもちです。日本の餅は厚みのある四角や丸い形が普通ですが「トック」は平たい丸や長さが5,6cmくらいの棒の形をしています。日本のおもちと違って加熱してものびにくいため、韓国ではこれを炒め物や煮物、スープに入れて食べます。日本では「トック」といいますが正確には「ク」を発音しません。日本語の「トックスープ」という料理名を正しい韓国語にすると「トックッ」「クッ」はスープという意味で、「スープ餅」。日本のお雑煮のような料理です。
6月8日の給食
ソフトフランスパン
マーガリン
牛乳
とり肉のトマト煮
アスパラサラダ
「アスパラガス」は春から初夏にかけて旬を迎える野菜です。アスパラは古くからヨーロッパで栽培され、日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられました。アスパラは株から出てきた新しい茎が20cmくらいになったときに収穫して食べます。「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?これは疲れをとったり、元気にしてくれる栄養です。栄養ドリンクのコマーシャルで聞いたことがあるでしょう?アスパラガスにたくさん含まれているのでこの名前がつきました。
アスパラにはグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日に当たらないように育てるとホワイトアスパラガスになり、やわらかく甘味の強いものになります。茎をそのまま伸ばし、太陽の光を浴びたものがグリーンアスパラです。歯ごたえとビタミンが増します。太陽の力ってすごいですね。今日の給食には栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをサラダに使いました。旬のものをしっかり食べてください。そして、外でお日様に当たりみんなも健康になりましょう。
6月9日の給食
ごはん
牛乳
彩の国納豆
かみかみきんぴら
豆腐のみそ汁
明日まで「歯と口の健康週間」です。「かむこと」についてお話します。一口食べたら何回かむと良いでしょうか?(1)5回(2)10回(3)30回 正解は(3)30回です。今一口入れて数えてみてください。よくかむことには良いことがたくさんあえいます。「ひみこのはがいーぜ」という合言葉を知っていますか?これはかむことの効果をあらわしています。よくかむとあごの骨が強くなり、歯並びが良くなります。小学生の頃に柔らかいものばかり食べていて、あまりかまずに食べる習慣が身についてしまうと、きれいな歯並びにならないだけでなく、虫歯の原因にもなってしまいます。そして、よくかむと頭の中の血の流れが早くなるので、記憶力が良くなります。今日の給食も納豆やするめの入ったきんぴらなどよくかめる料理になっています。今日はお友だちとのお話はほどほどにかむことに集中しましょう。
6月12日~16日の給食
6月12日の給食
あやひかりコッペパン
牛乳
とり肉のマスタード煮
粉ふきいも
オニオンスープ
今日のコッペパンは、川里地域で作られたあやひかり小麦を使っています。川里地域のあやひかり小麦は、とても風味がよく、味も美味しいので、鴻巣川幅うどんを作る材料にもなっています。埼玉で採れる小麦は、うどん作りに適した小麦なので、パンを作るためにパン工場の人たちが何回も試作して完成させた特別なパンなのです。今日はパンをそのまま食べて小麦の味を味わっても良し、マスタード煮のソースをつけて食べてもおいしいですよ。
6月13日の給食
ごはん
牛乳
厚あげと豚肉のみそ炒め
中華スープ
冷凍みかん
冷凍みかんは給食では夏の定番デザートです。もともとは、春頃までしか販売されていなかったみかんを一年中販売できる商品にしようとして考えられたものです。昭和30年から小田原駅のキヨスクで販売されるようになったのが始まりだそうです。以前は電車での長距離移動のお供としてよく食べられていました。低温で食べると人は甘味を感じにくいので、冷凍みかんには特に甘味の強いみかんが使うのがおいしさの秘密です。さらにみかんのまわりに氷の膜を作り、パサパサにならないようにすることだそうです。みかんにはビタミンCが多く疲れをとる働きがあります。また水分も多いので、暑さに負けそうな人はしっかり食べてください。今日は「冷凍みかんの」の歌も聞きながら食べましょう。
6月14日の給食
チキンライス
牛乳
オムレツ
ひよこ豆のクリームスープ
ひよこ豆の原産地は西アジア地方といわれています。インドや南ヨーロッパ、中近東、メキシコなどで栽培されています。日本ではまだあまり栽培されていませんが最近とても注目を浴びています。カルシウムやビタミンB1が多く、じゃがいものような食感で、スープだけでなく、サラダや料理の付け合わせ、煮物、煮豆、あんこなどお菓子の材料にと何にでも使えるとっても便利な豆だからです。実は、7500年も前から食べられていたことが今も記録に残されているほど、古くから食べられています。ではどうしてひよこ豆という名前なのでしょうか?それはその姿をよく見ればわかりますよね。豆粒の形がひよこの頭ににているからです。今日のスープには豆そのものだけでなくすりつぶしたひよこ豆でとろみをつけてあります。
6月15日の給食
ちゃんぽん麺
牛乳
ひじきの中華炒め
アーモンド
アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、モロッコなどが主な産地で木は高さ5メートルくらいになるバラ科の植物です。春に杏子や桃に似た花を咲かせます。果肉は薄くて食べることができないので、食べている部分は主に花が咲いた後にできる種の中の仁(胚乳)という部分です。仁の風味によりビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどに使われ、スイート種はナッツとして食用にします。アーモンドには若返りの素のビタミンBやEを多く含まれています。また、骨の成長に必要なカルシウムや貧血予防に効果のある鉄分も多く、他の食品に比べて吸収がよいのも特徴です。さらにアーモンドには質の良い植物性脂肪が含まれていて血液をサラサラにしたり、血管がかたくなってしまうのを防いでくれたりと生活習慣病予防に効果があります。
6月16日の給食
こうのとり伝説米ごはん→ごはん
牛乳
さわらの梅塩麹焼き
いんげんともやしのごま炒め
鋳物汁
今日のさわらは梅干しと塩麹に漬け込んで焼きました。梅は2月から4月に花が咲き、6月から7月頃にかけて熟した実を収穫します。この時季に降る雨を「梅の雨」と書いて「ばいう、つゆ」と読むのも梅の収穫時期と重なるからともいわれています。
梅は実が熟しても甘くならず、強い酸味が特徴の果物です。生の青梅をそのまま食べると猛毒ですが、梅干しや梅酒、梅ジュース、ジャムなどに加工すると程よい酸味でおいしく食べられます。梅干しには殺菌効果があるため、食べ物を腐りにくくする働きがあります。お弁当のご飯のまん中に梅干しを入れるとごはんが傷みにくくなるということで、「日の丸弁当」は昔から親しまれてきました。また、梅干しの酸味には疲れをとる働きもあります。今日のタレに使っている梅干しは埼玉県の下の方にある越生町の梅を使っています。よく味わって食べてください。
5月30~31日の給食
5月30日の給食
チキンカレーライス
牛乳
アセロラポンチ
今日はゼリーの中に果汁が入っている「アセロラ」についてお話します。アセロラといえばビタミンCが豊富な果物として知られていますが、ではアセロラのビタミンCはレモンの何倍でしょうか?(1)5倍(2)15倍(3)35倍 正解は(3)35倍です。アセロラの大きさは「さくらんぼ」くらいで、でこぼこした形をしています。熟すと濃い赤色になり、香りはりんごに似たさわやかな甘酸っぱさが楽しめる果物です。しかし、皮がとても薄く、2~3日で傷み始めるため、生の実を見ることができるのは産地だけです。そのため、収穫するとすぐにジュースやジャムやゼリーなどに加工してしまうことが多いようです。日本では主に沖縄県の糸満市で栽培されています。日本では5月12日がアセロラの日になっています。これは沖縄で毎年初収穫が行われる日だからです。今月のフルーツポンチににアセロラが入っている理由がわかったでしょ?
今日5月30日は「5」「3」「0」で「ごみゼロの日」です。給食も食べれば栄養になりますが、残すとゴミになってしまうので全校生徒で「ごみゼロ」にチャレンジしました。結果は・・・ごはん5人分、カレー0人分、アセロラポンチ3人分、牛乳5人分合わせて2.4キロの残食でした。
5月31日の給食
大山おこわ
牛乳
沢煮椀
セレクトデザート
「大山おこわ」とは鳥取県大山町の郷土料理です。使用する食材はまちまちですが、大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわです。昔、戦場に行く兵が勝利を祈願して山鳥や山菜を入れたごはんを炊きだしたのが始まりです。お祭りやお祝いのごちそうとして受け継がれてきました。今日の大山おこわには、うるち米ともち米を使い、具には鶏肉、油揚げ、にんじん、たけのこ、しいたけ、えのきたけに、わらび、うわばみそうなどの山菜を使用しています。
今日はセレクトデザートですね。ライチゼリー243人、みかんゼリー223人、プリンが191人でした。みなさんは何を基準に選びましたか?食べたいもの?重さ?エネルギー量ですか?
6月1~2日の給食
6月1日の給食
こどもパンスライス
牛乳
たらフライ
ホワイトシチュー
今日6月1日は「牛乳の日」です。そして6月は「牛乳月間」でもあります。給食で毎日牛乳が出るのはなぜでしょうか?「飲みやすいから?」「栄養があるから?」「足りない栄養を補ってくれるから?」「給食には牛乳を出すことが法律で決まっているから?」・・・どれも正解です。日本人の食事に、カルシウムが足りないと言われています。特に小学生のみなさんの体は、毎日少しずつ大きくなっているので、たんぱく質やカルシウムは欠かすことができない栄養です。給食で飲む牛乳1本でみなさんが1日に必要なカルシウムの3分の1をとることができます。もし同じカルシウムをイワシだけでとろうとすると頭から尻尾まで丸ごと7尾食べなければなりません。丈夫な体を作るためにも牛乳は毎日飲む必要があるのです。今日はホワイトシチューにも牛乳を使っているので、カルシウムがたっぷりとれます。
6月2日の給食
コスタリカライス
牛乳
フルーツナタデココ
「コスタリカ」とは地球の反対側の南米の小さな国の名前です。スペイン語で「コスタ」は「海岸」、「リカ」は「豊かな」という意味です。
コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありません。これはコスタリカの家庭料理を給食風にアレンジしたものです。コスタリカでは豆やバナナをよく食材に使います。暖かい国なのでカレー粉や唐辛子などの香辛料もよく使います。今日は大豆や鶏肉3色のピーマンをケチャップとカレー粉、唐辛子で煮込みました。大豆は筋肉など体をつくるもとになり、辛味は食欲を増進させ、余分な脂肪を燃やす働きがあります。残さず食べて無駄な脂肪の無い筋肉たっぷりの燃える体にしましょう。
本日「ごみゼロの日」に再チャレンジしました。ごはん3人分、コスタリカライスの具3人分、フルーツナタデココ1人分、牛乳2分の1人分・・・合わせて1.3キロの残りでした。みんなよく食べてくれました。きっと引き締まった体になるでしょう。
5月22日~26日の給食
5月22日の給食
カレーピラフのホワイトソースかけ
牛乳
海藻サラダ
小魚アーモンド
アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、イタリア、モロッコなどが主な産地の高さ7~8mにもなるバラ科の木で、桃の仲間です。果肉は薄くて食べることができないので、その果実の中の硬い種の中にある仁というやわらかいところを炒ったり、揚げたりして食べます。スイート種はナッツとして食用にし、ビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどとして使われます。アーモンドには、質の良い脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまう動脈硬化という病気を防ぎます。また、若返りの素と言われるビタミンEやおなかの掃除をしてくれる食物繊維も含まれています。鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。家でも進んで食べてほしい食品のひとつです。今日は小魚と一緒に食べるので、さらにカルシウムもとることができます。
5月23日の給食
コーン味噌ラーメン
牛乳
ポテトのマヨチーズ焼き
ミニトマト
トマトにはいろいろな種類のものがあります。そのトマトの中でも大きさが2~3cmのものを一般的に「ミニトマト」と呼んでいます。色も赤だけでなく、黄色やオレンジ、ピンク、緑、茶色などがあり、形も丸型、棒型、ハート型などのものもあります。問題です。トマトは別名何と呼ばれているでしょうか?(1)赤なす(2)赤きゅうり(3)赤メロン 正解は(1)赤なすです。名前のとおりトマトはなすの仲間で、色は違いますがなすの花と似た形の花が咲きます。次の問題です。ヨーロッパのことわざに「トマトが赤くなると○○が青くなる」というものがあります。ではこの〇〇に入る言葉は何でしょう?(1)空(2)葉っぱ(3)医者 正解は(3)医者です。トマトを食べていると病気にかかりにくくなることからこのことわざができたそうです。疲れをとるビタミンCや美肌になるリコピンなど体に良い栄養素がたくさん入っているということですね。今日は栄養がぎっしり詰まったミニトマトです。
5月24日の給食
ごはん
牛乳
豆腐つくね
土佐煮
ピリ辛みそ汁
土佐煮は高知県の郷土料理です。「土佐」とは四国にある高知県の昔の名前です。有名な坂本龍馬はここ土佐の英雄です。高知県は昔からカツオがよく獲れ、鰹節作りも盛んです。どこの地方の煮物でも鰹節をだしとして使うものは多いのですが、土佐煮では鰹節の濃厚な味を生かしたり、鰹節を具材の一部として使う特徴があります。今日もたけのこやにんじん、こんにゃくなど甘辛く煮て鰹節を混ぜ込みました。鰹節を味わって食べましょう。
5月25日の給食
コッペパン
牛乳
鶏肉のパプリカージュ
粉ふきいも
オニオンスープ
玉ねぎはユリ科の植物で、4月には生で食べられる新玉ねぎの旬があり、10月には炒めて甘味の強く出るものが出回ります。玉ねぎには独特の辛味と香りがありますが、これは硫化アリルという成分によるものです。この硫化アリルには食欲を増進させたり、疲れをとったり、血液をサラサラにする働きがあります。
今日は鶏肉のパプリカージュとオニオンスープ合わせて67kg、約330個の玉ねぎを使っています。涙を流しながら調理員さんたちは1個1個皮むきをし、スライスしていました。これで残食が多かったらまた泣いてしまいます。もうこれ以上調理員さんたちを泣かせないでくださいね。
5月26日の給食
ごはん
牛乳
鮭の塩焼き
大豆の磯煮
キャベツのみそ汁
キャベツはアブラナの仲間の植物です。ヨーロッパの地中海あたりが原産です。日本に入ってきたのは300年くらい前で、最初キャベツは観賞用でした。食べられるようになったのは今から150年くらい前からです。
キャベツはだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。収穫時期や産地によって春キャベツ、高原キャベツ、冬キャベツと呼ばれます。特にこの時期に収穫される春キャベツは葉がやわらかく、ふわっとしていて、色も濃く、甘味があります。キャベツには他の野菜にはないビタミンU、別名キャベジンと呼ばれる栄養が含まれています。そう、胃薬の名前にもなっていますね。薬や栄養の名前になってしまうほどキャベツは体に良い食べ物です。今日も春キャベツをたっぷり使ったみそ汁です。キャベツの甘味を味わっていただきましょう。
5月15日~19日の給食
5月15日の給食
黒パン
牛乳
さばのトマトソースかけ
ベジタブルスープ
5月16日の給食
肉丼
牛乳
利休汁
夏みかん
「利休汁」はすりごまの入った濃厚な味噌汁です。地域によってはねりごまを入れて利休汁を呼ぶ所もあります。名前の由来は、戦国時代に活躍したお茶で有名な千利休が、ごまを好んでよく料理に使っていたため利休汁と名付けられました。ごまはこんなに小さくてもとても栄養価が高く、鉄分やカルシウムを含みます。
今日の果物には秘密があります。この夏みかんは田間宮小産です。ちょっと(かなり?)すっぱいですが、みなさんと一緒に田間宮小で育った夏みかんを味わって食べましょう。
5月17日の給食
キムたくごはん
牛乳
春巻
ワンタンスープ
今日は「キムタクごはん」についてお話します。この料理の名前の由来はなんでしょうか?料理をよく見れば簡単です。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。ピリ辛とコリコリを味わってください。
春巻は中華料理の中でも人気のあるメニューです。小麦粉で作った薄い皮で具を巻いて揚げたものです。もともと立春の頃お祝いとして新芽が出た野菜を具として巻いたところから「春の食材を巻く」「春巻」と名付けられました。英語でもそのまま「スプリングロール」とよばれます。今日の春巻の正式名称は「彩の国春巻」です。具の豚肉、小松菜、えのきたけが埼玉県産です。
5月18日の給食
バターロールパン
牛乳
スパゲティボンゴレ
豆サラダ
「ボンゴレ」とはあさりやはまぐりなどを使ったイタリアのナポリの料理です。日本ではあさりを使ったスパゲティのことを一般的にボンゴレスパゲティといいます。イタリアではボンゴレスパゲティもソースによって名前が変わります。トマトを使った赤いの場合は「ボンゴレ・ロッソ」、バジルを使った緑の場合は「ボンゴレ・ベルテ」、イカ墨を使った黒いものは「ボンゴレ・ネロ」、そして今日の給食のように色のついていないものは「ボンゴレ・ビアンコ」といいます。イタリア語で「スパゲティ・アッレ・ボンゴレ・ビアンコ」とかっこよく注文してみてください。
今日は、アサリについてお話しをします。冬から春にかけたこの時季、潮干狩りでよく獲れるうま味の多い貝がこのアサリです。アサリという名前は、魚介類を「漁る」からついたようです。アサリには貧血を防ぐ鉄分が多く含まれています。貧血とは血液の中の鉄分が足りなくなっておこる病気です。「いつも眠い」「なんとなくだるい」「すぐ疲れる」という人は鉄分が足りないと体が赤信号を出しているかもしれません。鉄分は体の中で作られない栄養素なので食事からしっかりとらなければなりません。しかも運動する人はさらに必要になります。運動会の練習も始まり、いつも以上に運動量が増えているみなさんには必要ですね。みなさんのスパゲティの中に、血液の宝になるアサリはいくつ入っていたでしょうか。
5月19日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
あじの塩麹焼き
切り昆布の煮物
じゃがいもとたまねぎのみそ汁
あじはマアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬にかけて南へ回遊します。4月~7月頃になると浅瀬に来て産卵します。「あじ」は、味がよいから「あじ」とよぶことになった魚だといわれています。さばや、いわしなどにくらべると、脂肪がすくないので、くせがなく、さっぱりした味わいです。そして、魚の旨味成分の、「たんぱく質」が、魚の中でも特にたくさん含まれています。あじは、フライにしたり、塩焼きにしたり、おさしみで食べたり、いろいろな食べ方があります。今日は、「あじ」を、旨味を引き出してくれる魔法の調味料の塩麹に漬け込んだものを焼いた、「あじの塩麹焼き」です。
5月1日~2日の給食
5月1日の給食
こどもパンスライス
牛乳
メンチカツ
ボイルキャベツ
枝豆のクリームスープ
今日は「枝豆」についてお話します。気温が高くなってくると枝豆が店先に並び始めます。枝豆というのは、植物の名前ではありません。ある豆が熟す前の名前です。では、その豆とは次のうちどれでしょうか?(1)ひよこ豆(2)大豆(3)そら豆 正解は(2)大豆です。大豆が実る前の、豆が熟す前に刈り取って食べるものを「枝豆」と呼んでいます。一説には枝がついたまま茹でることから枝豆と名づけられたそうです。枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。今日は枝豆をすりつぶしてペースト状にしたものをスープにいれてあります。薄い緑色をしているのがわかりますか?枝豆のほんのりした香りや甘みを味わってください。
今日はメンチカツとキャベツをパンにはさんでメンチカツバーガーにして食べてください
5月2日の給食
ごはん
牛乳
かつおの甘辛揚げ
いんげんのごま炒め
若竹汁
柏餅
今日はこどもの日献立です。5月5日のこどもの日には、男の子の成長を祝って、こいのぼりを飾ったり、菖蒲湯に入ったり、柏餅を食べたりといった風習が行われていると1200年以上前の本にも書かれています。
柏餅に使われている柏の葉は別名「ゆずり葉」ともいわれ、秋に葉が枯れても次の若葉が育つ春まで前の葉が落ちないことから子孫繁栄の縁起を担いでいます。また、若竹汁に使え荒れているたけのこは一日に数十センチも伸びることから、すくすく成長する願いが込められています。またかつおには「勝つ魚」ということで武士の時代から縁起の良い魚とされていました。鰹は春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南へ下る、季節によって移動する魚の代表です。4月から6月頃にとれる鰹は「初鰹」「上り鰹」といわれ、脂が少なくあっさりと食べられます。今日はでんぷんをつけて油で揚げた上り鰹を醬油のたれと和えました。みんなの身長も成績もどんどん上がるように今日の給食もよくかんで食べましょう。
5月8日~12日の給食
5月8日の給食
ココア揚げパン
牛乳
アスパラソテー
ビーンズシチュー
今日はサラダに入っている「アスパラガス」についてお話します。アスパラガスは春から初夏にかけて旬を迎え、若い茎状の芽の部分を食べる野菜です。アスパラガスには「ホワイトアスパラガス」と「グリーンアスパラガス」があるのを知っていますか?もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日が当たらないようにすると白くなり、やわらかく甘味が増します。お日様に当たって緑になると歯ごたえとビタミンが増します。みなさんは「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?栄養ドリンクに入っている成分です。名前のとおり、アスパラガスに入っているのでこの名前がつきました。みなさんも栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをしっかり食べ、外で元気に遊んで健康になりましょう。
今日はみなさんの大好きなココア揚げパンですね。ココアをこぼさずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?今日もおいしくいただきましょう。
5月9日の給食
ごはん
牛乳
にらまんじゅう
マーボー春雨
わかめスープ
今日はにら饅頭の中に入っている「にら」についてお話しします。にらは、にんにくや玉ねぎと同じねぎの一種でユリ科の植物です。原産地の中国では3000年以上前から食べられていました。日本でも1300年以上前の「古事記」や「日本書記」にも記されていました。にらは、刈り取った後、再び葉が伸びて、年に何回も収穫が可能な生命力の強さから、精力野菜として食べられています。にらにはビタミンAが豊富で夏バテしたとき、疲れた時、風邪をひいたときなど回復させる働きがあります。また、にら独特の強い香りには、食品をエネルギーに変える働きがあるためスタミナ野菜といわれています。他にも胃腸の病気を防いだり、血液をサラサラにしたりするなどいいことづくめです。にらまんじゅうを食べてにらパワーをゲットしましょう。
5月10日の給食
深川飯
牛乳
ししゃもの磯辺フライ
ちゃんこ汁
今日は「深川飯」についてお話します。なぜ、あさりごはんを深川飯というのでしょうか?「深川」とは、東京都の地名の一つです。昔、深川の近くには、海があり、あさりがたくさんとれました。最初は、とれたあさりを、みそ汁にいれたり、佃煮にしたりしていましたが、そのうち、ごはんといっしょに料理して食べるようになりました。それが、深川飯のはじまりです。あさりは、日本で一番多く食べられている貝です。春になると、身が大きくなってうまみがまします。この時期には潮干狩りで、たくさんとることもできますね。あさりには貧血を予防する鉄分がたっぷり入っています。鉄分は運動をたくさんする人には特に必要な栄養です。今日は、季節の味、あさりの入った、ごはんをおいしくいただきましょう。
5月11日の給食
山菜うどん
牛乳
きんぴらごぼう
抹茶蒸しパン
5月2日は八十八夜でした。これは昔の暦で新年になってから八十八日目ということです。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。
そこで今日は埼玉の「抹茶」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑えるカテキンという栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は最強の組み合わせです。味わって食べましょう。
ごはん
牛乳
さわらの西京焼き
にらともやしのおひたし
新じゃがの炒め煮
今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。
4月17~21日の給食
4月17日の給食
はちみつパン
牛乳
チリコンカン
フラワーサラダ
チーズ
問題です。「チーズ」は何から作られているでしょうか?(1)魚(2)米(3)牛乳 正解は(3)牛乳です。牛のほかにも、やぎや羊のお乳でつくることもあります。牛乳を、あたためて、殺菌してから、乳酸菌の力をかりて、発酵させます。それを、固めたり、混ぜたり、水分を抜いたり、寝かせたりして、とても長い時間をかけて、チーズは作られます。今日のチーズは、いろいろな形の、「型抜きチーズ」です。みなさんのチーズは、何の形をしていますか?チーズには筋肉のもとになるたんぱく質や骨や歯を丈夫にするカルシウムがたっぷり入っています。しかも牛乳がチーズになることでカルシウムが6倍になります。歯や骨のことを考えたら…このチーズどうします?
4月18日の給食
ごはん
牛乳
さんまの梅煮
肉じゃが
こまつなのおひたし
のり佃煮
さんまの名前は体が細長く(狭長)真っ直ぐなところから「狭真魚(さまな)」という字があてられ、それがなまって「さんま」と呼ばれるようになりました。今では、秋においしく、体が刀のように細長い魚なので「秋刀魚」という字が使われています。
「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂のたっぷりのったさんまは栄養があるので昔からスタミナ補給の食品として知られていました。さんまの脂には、EPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれていて、血液や血管の病気、アレルギーを防いでくれます。また、さんまに特に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)にはさらなるすごい働きがあります。さて、それは次のうちどれでしょうか?(1)風邪をひきにくくする(2)記憶力がよくなる(3)よく眠れるようになる 正解は(2)記憶力がよくなるです。煮汁に溶け出しているので梅煮のたれも食べるようにしましょう。
4月19日の給食
こどもパンスライス
牛乳
ハンバーグのケチャップソースかけ
ボイルキャベツ
コーンクリームスープ
今日から1年生も給食が始まりました。これで田間宮小のみなさんと先生を合わせて約655人が同じ給食を食べるようになりました。楽しい給食時間を過ごしてください。今日はコーンクリームスープの中にお星様が20個入っています。確率は33分の1です。入っていた人は教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。
今日は「ハンバーグ」についてお話します。ハンバーグはみじん切りにした玉ねぎをあめ色になるまで炒め、ひき肉とよく混ぜて、形を整え、焼いたものです。ハンバーグはドイツのハンブルクで労働者向けの食事として流行した「タルタルステーキ」がもとになり、その後アメリカに伝わり「ハンブルクのステーキ」から「ハンバーグステーキ」となったそうです。刻んだ肉を使うため、やわらかくて、パンにはさんで食べてもおいしく、ファストフードやファミリーレストランでもメイン料理として多く使われ、親しまれています。今日はパンに切り込みが入っていますのでハンバーグと忘れずにキャベツもはさんでハンバーガーにしておいしくいただきましょう。
4月20日の給食
ごはん
牛乳
さばの辛味焼き
五目煮豆
春キャベツのみそ汁
「キャベツ」はアブラナ科の植物でヨーロッパから地中海が原産です。日本に入ってきたのは今から300年くらい前ですが当時は観賞用でした。野菜全体の中でもだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。
春キャベツは秋に種をまいて、春に収穫されるものです。キャベツは葉と葉の間に隙間がなく、ずっしりと重く感じるものが美味しい言われています。しかし、春キャベツは葉が柔らかくてみずみずしく、葉と葉の間に隙間が多く、ふんわりとして見た目より軽いのが特徴です。また、甘みがあり、この時期だけの特別な味わいがあります。春キャベツの魅力がつまった味噌汁をおいしくいただきましょう。
4月21日の給食
キムチチャーハン
牛乳
えびしゅうまい
中華スープ
すっかり日本でも定番となった「キムチ」とは朝鮮料理の漬物のことです。キムチは白菜のキムチが代表的なものです。白菜の他にも、大根、きゅうり、青菜類などが材料として使われます。そこに塩、唐辛子、にんにく、塩辛、果実、コチュジャンなどを混ぜて作ったヤンニョムというたれに漬け込んだものです。一般的にキムチというと白菜の真っ赤な辛いものを思い浮かべますが本来のキムチとは朝鮮語で「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。キムチは乳酸菌による発酵で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。キムチはそのまま食べる以外にも、今日のように料理の素材としても使われます。今日もおいしくいただきましょう。
4月24~28日の給食
ツイストパン
牛乳
タンドリーチキン
粉ふきいも
パスタスープ
「タンドリーチキン」とはインドの北西部からパキスタンの北東部にかけて伝わる料理です。鶏肉をヨーグルト、塩。胡椒、ウコンなどの香辛料に漬け込んで串に刺して焼き上げたものです。焼く際にタンドールというこの地方に伝わる土窯を使います。温度は500度近くにもなります。鶏肉だけでなく、この地方のパンである「ナン」もこのタンドールで焼きます。タンドリーチキンはインド料理店ではウコンと食紅を使い、鮮やかなオレンジ色に焼いてある定番メニューです。給食ではカレー粉を使ってスパイシーに仕上げてあります。
4月25日の給食
ひき肉ともやしのあんかけ丼
牛乳
鋳物汁
河内晩柑
「いもの汁」は埼玉県の南部にある川口市で生まれた郷土料理です。いもの汁は「さつまいもやじゃがいも」などのいもが入った料理のことではありません。名前の由来は川口市にたくさんあった鉄製品を作る工場からつけられました。鉄を溶かして作る製品のことを「鋳物」と呼び、ここから名前がつきました。暑い中力仕事をしている職人たちが栄養を補うために食べられていました。作り方は豆腐を油で炒めたところに、煮干しでとってだしを加えます。だし汁を加えると油が浮いてきます。さらにカルシウムのもとになる煮干し粉を使い、エネルギーをとるために最後にごま油を入れます。この煮えている油が溶かした鉄を想像させるので、この名前がつきました。
4月26日の給食
たけのこごはん
牛乳
とびうおの竜田揚げ
きゅうりのつけもの
わかめのみそ汁
「たけのこ」はイネの仲間で春が旬の植物です。モウソウチク、ハチク、マダケなどの種類があり、竹林で栽培されます。日本では昔からたけのこを食べていますが、現在でもたけのこを食材としているのは日本料理と中国料理だけのようです。1日に20cm以上も成長します。しっかり食べてみなさんも成長してください。
「飛び魚」は、春から夏が、特に、おいしく食べられる魚です。海の中から、水上に、元気よくとびだして、ヒレをつばさのように広げてとぶ魚です。九州や日本海側では「アゴ」とも呼ばれ、練り物や出汁の材料として使われます。新年度が始まり一つ上の新しい学年になって、新しいクラスのみんなと過ごす一年が始まりました。今日の給食は、「飛び魚」のように、元気よく、新しい学年がスタートできるように、願いをこめました。
4月27日の給食
野菜ラーメン
牛乳
キャラメルポテト
ミニトマト
「キャラメルポテト」は、からっと揚げたさつまいもに甘いキャラメルソースとアーモンドをからめた料理です。砂糖とバターと生クリーム、水をじっくり加熱し、とろーっとなったら、キャラメルソースのできあがりです。手作りのキャラメルソースは時間がたっても風味が逃げないのが特徴です。給食では、いも類や種実類を多く取り入れる必要があるので、味付けも工夫して出すようにしているそうです。
4月28日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
「フルーツポンチ」の「ポンチ」とはもともとは英語の「パンチ」がなまったものです。そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パンチャ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。なので、今日もカレーライスとフルーツポンチがセットで登場です。サンスクリット語で「パンチャ」は数字の5を意味しています。つまり、5つの…、5種類の…という意味になります。その昔、紅茶の発祥の地でもあるインドでは、紅茶の飲み方の一つにティーポンチという飲み物がありました。冷やした紅茶に5種類の果物を入れたゴージャスな飲み物でした。その後それがヨーロッパに伝わり、紅茶ではなくなり、お酒になったり、ジュースになったり、果物も5種類にこだわらなくなったり…と変化していきました。を意味します。今日はパイン、黄桃、みかん、こんにゃくゼリー、サイダーを使いました。おいしくいただきましょう。
今日のカレーには秘密があります。今日のグリンピースは今朝1年生とわかば学級でさやむきをしてくれたものです。グリンピースを仲間外れにしないでくださいね。
4月12~14日の給食
4月12日の給食
えびピラフ
牛乳
オムレツ
ミネストローネ
さくらゼリー
「ピラフ」は何の米を炒め、様々な具とともに出汁と炊いたトルコ発祥の料理です。ピラフとはトルコの言葉で「ごはん」という意味です。トルコやメキシコが有名ですが、インドから中近東を経て、南欧ギリシャにまで幅広く見られる米料理です。
日本ではピラフといえばたくさんの具が入って主食となり、入っている材料によってコーンピラフやカレーピラフなどと名前が変わりますが、もともとのトルコのピラフはみじん切りにした玉ねぎが入っただけのバターライスでした。なぜなら西洋料理では米は野菜の一つとして扱われ、ピラフは肉料理や魚料理の付け合わせだからです。
今日の給食のピラフにはえびやピーマンが入っていて彩りもきれいなえびピラフです。このクラスメイトと最初の給食です。楽しんでいただきましょう。
4月13日の給食
きつねうどん
牛乳
のらぼう菜のあえもの
黒糖蒸しパン
「のらぼう菜」とは白菜や小松菜と同じアブラナ科の野菜です。野良にぼうっとはえていたことからこの名前がついたという説があります。江戸時代には全国で栽培されていてましたが、現在では東京の西多摩地区や埼玉の比企地区で多く栽培されています。のらぼう菜はすぐにしおれてしまうため現在では生産されている地域でしか食べられない地方野菜として受け継がれています。のらぼう菜は生命力が強く、葉や茎を摘んでもまた伸びてくるというパワーのある野菜です。みなさんもこのパワーをもらえるようにのらぼうなをよくかんで、地元の味を味わっていただきましょう。
4月14日の給食
ごはん
牛乳
わかさぎごまフライ
筑前煮
豆腐のみそ汁
「筑前煮」とは炒り鶏ともいい、鶏肉と野菜を炒め煮したものです。「筑前」と呼ばれる博多を中心とする福岡県の北部地方の郷土料理のため筑前煮と呼ばれています。一般的に福岡県では「がめ煮」といいます。古くは鶏肉の代わりに「がめ」と呼ばれるスッポンを使っていたからです。1592年に朝鮮出兵の豊臣秀吉軍が近くの入り江にいたスッポンを捕まえて食べたのが始まりという説もあります。
作り方は、鶏肉、ごぼう、人参、たけのこ、こんにゃくを食べやすい大きさの乱切りにし、油で炒めてから、うま煮にします。じゃがいもや里芋を入れることもあります。具だくさんで、栄養満点の煮物です。冷めてもおいしく、庶民の代表的な料理です。
3月13日~21日の給食
3月13日の給食
鶏五目ごはん
牛乳
シイラの南蛮漬け
だいこんのみそ汁
「シイラ」とは世界中の暖かい海で生息する2m以上にもなる大きな魚です。漢字で「鱪」と書きます。シイラの名前の由来は「粃」という米の入っていない籾にこの魚の形が似ていることから「しいな」がなまって「しいら」と名付けられました。秋から春にかけて脂がのる、色の薄い赤身の魚です。魚肉加工品の材料や塩焼き、フライなどにして食べられます。ハワイでは「マヒマヒ」とよばれ、ソテーやムニエルなどで食べられます。今日の給食では片栗粉をつけて揚げ、ピリ辛のねぎたっぷりの南蛮だれをかけてあります
3月14日の給食
ちゃんぽん麺
牛乳
ポークしゅうまい
ひじきの中華炒め
ひじきは、日本近海の潮の満ち引きの激しい岩場で採れる海藻です。みなさんがよく見る店で売られているひじきは、春にやわらかい昔から「血を収める」と言われ、健康食・長寿食として食べられてきました。その理由はカルシウム、鉄分などのミネラル、食物繊維が豊富だからです。同じ量の牛乳と比べると鉄分は牛乳の550倍、カルシウムは14倍も含まれています。といっても牛乳のように一度にたくさん食べられないのが海藻の悲しいところ。ですが、毎日少しずつでも食べることによって、貧血や骨粗しょう症を防いでくれます。遺跡の発掘物から、縄文人や弥生人もひじきを食べていたことが分かっています。だから日本人は長生きなのでしょうね。
3月15日の給食
はちみつパン
牛乳
チキンのこんがり焼き
チンゲン菜とコーンのソテー
白菜のクリームスープ
今日は野菜がたっぷりの給食です。ソテーにはチンゲンサイとコーンを使い、クリームスープにははくさいがたっぷり入っています。チンゲンサイもはくさいもアブラナ科の植物で、キャベツやだいこんも同じ仲間です。はくさいとチンゲンサイの見分けがつかない人も多いようです。よく見て違いに気づいてください。チンゲンサイにもはくさいにもビタミンCが多く含まれていて、病気などをおこす悪い菌をやっつけたり、疲れをとったりする働きがあります。
3月16日の給食
ごはん
牛乳
おふくろ煮
利休汁
こうなごの佃煮
今日はごはんのお供に登場した「小女子の佃煮」のお話です。こうなごは正式な名前はいかなごという海の魚です。体は細長く、背は茶色、腹は銀色をしていて15~20cmになります。日本各地に住んでいて、東京では「こおうなご」、宮城では「めろと、めろうど」、九州では「かなぎ」といい、関西では小型のものが「かます」という魚の幼魚に似ているので「かますご」とよばれています。いかなごは5cmくらいまでの稚魚の時の方が味がよく、茹でて酢味噌、酢醤油で食べるほか、天ぷら、煮干し、佃煮として食べられます。
お魚丸ごとなのでカルシウムたっぷり!みんなの骨や歯になってくれます。よーく噛んで食べましょう。
3月17日の給食
黒パン
牛乳
ペンネのブラウンソース
茎わかめのサラダ
いよかんゼリー
ペンネはパスタの仲間で、マカロニのように筒状になっていますが、形がペン先に似ていることからこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、パスタ料理のほかグラタンやサラダなど、幅広く料理に使われます。パスタといえばイタリアですが、トマトソースに唐辛子の辛味のきいた「ペンネ・アラビアータ」はローマの代表的なパスタ料理です。今日は小麦粉を香ばしく炒って作ったブラウンソースとからめました。
3月21日の給食
赤飯
牛乳
鶏肉のくわ焼き
ほうれんそうのおひたし
すまし汁
キャラメルケーキ
今日は「赤飯」についてお話します。ご飯は「炊く」といいますが、赤飯の場合は「蒸す」といいます。小豆やささげと一緒に蒸すので、お米が赤くなるのです。赤い色はおめでたい色といわれ、赤飯はお祝いの際に食べられてきました。しかし、地方によって色々な食べ方があるようです。東北地方では砂糖をかけて甘い赤飯にするところもあるそうです。北海道では小豆ではなく、甘納豆を混ぜるそうです。他にも、赤飯といえば醤油味!という醤油赤飯をつくる地方もあります。また、石川県や富山県では長寿の人が亡くなると、お葬式の時に赤飯を食べるそうです。
今日はみなさんの卒業、進級を祝うための赤飯です。このクラスメイト、先生との給食も今日が最後です。みんなと楽しく給食を食べましょう。
2月20~24日の給食
2月20日の給食
高菜ピラフ
牛乳
ししゃもフライ
彩り野菜スープ
今日は「高菜」についてお話します。アブラナ科の仲間のからし菜の一種で主に温かい土地で栽培され、辛みのある葉を食用とします。高菜の辛み成分は食欲を増進させ、味にアクセントをつけてくれます。主に漬物に使用され、野沢菜、広島菜とともに三大漬け菜に数えられています。高菜はベータカロテンを多く含み、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。ビタミンCも多く、その量はキウイとほぼ同じです。今日の高菜ピラフには、高菜漬け、にんじん、玉ねぎがたくさん入っています。バターの風味が食欲をアップさせます。
2月21日の給食
シーフードカレー
牛乳
フルーツナタデココ
今日は「ナタデココ」についてお話します。タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。弾力があるので、よく噛んで食べるようにしましょう。
2月22日の給食
バターロールパン
牛乳
カリフラワーサラダ
ホワイトシチュー
今日は6年3組Sさんの献立です。考えた理由は、シチューは具だくさんでおなかいっぱいになるしロールパンはそのまま食べてもいいし、シチューにつけて食べるなどいろいろな食べ方があるからです。サラダのドレッシングもシチューに合わせてフレンチドレッシングにしました。工夫したところは、地産地消を中心に考えました。埼玉県が生産量全国2位のブロッコリーと3位のカリフラワーを入れてみました。この2つの野菜はビタミンCが多く含まれています。なのでこの2つを食べると一日のビタミンCを簡単にとることができます。とのことです。
2月23日の給食
チャーシューメン
牛乳
ポテトのチーズ焼き
いちご
いちごはバラ科の植物です。江戸時代末期に初めて日本に入ってきたいちごはオランダ人によって長崎に持ち込まれたため「オランダいちご」と名付けられました。それまでも日本には小さな野生のいちごのクサイチゴ、キイチゴ、ヘビイチゴなどがありましたが、初めてオランダいちごを見た日本人はその大きさびっくりしたそうです。現在一般的に栽培されているのは北アメリカのバージニアイチゴと南アメリカのチリイチゴの交配によりできたものです。「女峰」「とよのか」などが有名です。今日の給食のいちごは群馬県産の「やよいひめ」です。
いちごはビタミンCの多さはレモンやキウイなどに続くトップクラスです。5~6粒食べれば一日に必要なビタミンCがとれてしまうほどです。ビタミンCは細胞を強くするので、風邪の予防に効果的です。また、美肌のもとになるコラーゲンはビタミンCと切り離すことはできません。肌のトラブル解消にもぜひたくさん食べてほしい食品です。
2月24日の給食
ごはん
牛乳
鮭のチャンチャン焼き
ゆで野菜
沢煮椀
今日は「チャンチャン焼き」についてお話します。はじめにクイズです。「鮭のチャンチャン焼き」はどこの郷土料理でしょうか?(1)沖縄県(2)東京都(3)北海道 正解は、(3)北海道です。チャンチャン焼きは鮭に旬の野菜をのせて、みりん、味噌などで味付けをします。鮭のうまみが野菜にしみて、おいしく食べられます。名前の由来は、手軽にちゃんちゃんと作れるからと、父親という意味の「ちゃん」が作るからという説があります。給食では、焼いた鮭の上に炒めた野菜をのせました。
3月6~10日の給食
3月6日の給食
バターロールパン
牛乳
キャベツのペペロンチーノ
コーンスープ
きよみオレンジ
「清見オレンジ」はみかんとオレンジをかけあわせて誕生した日本原産のくだものです。静岡県清水区にある農林水産省の果樹試験場で作り出されました。清見とは試験場の近くにある清見潟、清見寺に由来し1979年に命名されました。みかんの甘みとオレンジのかおりを受け継いでいます。2月から5月が一年で一番おいしくみずみずしく、生で食べることが多いくだものです。ビタミンCが多く、ビタミンA、ビタミンEも含み、食物繊維も豊富です。最近、注目のベータクリプトキサンチンも含まれ、がんを予防する効果も期待されています。風邪を防いだり、疲れをとったりする働きがあります。
今日は、春キャベツのペペロンチーノとともに季節の味覚を、よく味わっておいしくいただきましょう。
3月7日の給食
ごはん
牛乳
かじきまぐろのみそマヨ焼き
大豆の磯煮
厚揚げときのこのすまし汁
かじきは「かじきまぐろ」という名で出回ることがありますが、科学的には正しい呼び名ではありません。まぐろとは違う仲間です。かじきの仲間には、まかじき、めかじき、くろかじき、しろかじきなどがあります。上あごがとても長く伸びていることが特徴で、船板に使われていた梶の木をあごで突き通すほど凶暴なため、「梶木通し」と呼ばれ、その名がついたといわれています。カジキは体長4m以上、体重700kgにもなる大きな魚です。超高速で泳ぐ魚で、25mプールなら1秒かからずに駆け抜けます。そのため引き締まった体は脂肪が少ないので、照り焼きやフライ、新鮮なものは刺身として食べることができます。給食では、味噌とマヨネーズのソースをのせてオーブンで焼いています。肉を焼いたものと間違えている人も多いのではないでしょうか。カジキを食べてカジキのような引き締まったからだを手に入れよう!
3月8日の給食
ナシゴレン
牛乳
目玉焼き
ブロッコリーサラダ
小魚アーモンド
「ナシゴレン」は、東南アジアにある、インドネシアや、マレーシアという国の焼き飯料理です。その国の言葉で、「ナシ」はごはん、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るので、インドネシア版のチャーハンのようなものです。味も現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子を使うこともあります。つけあわせに、目卵焼きがつきます。よく味わって食べてインドネシアに行った気分になってください。
3月9日の給食
カレーライス
牛乳
ヒレカツ
フルーツ杏仁
今日は先生たちのリクエスト給食です。主食部門1位のカレーライスに主菜部門の2位のカツを組みあわせました。きっとみなさんもカツカレーは好きですよね。今年度最後のカレーです味わって食べてください。
今日は「にんにく」についてお話します。にんにくは6千年も前から、エジプトやインド、中国などの古代文明のころから食べられていた歴史があります。にんにくには食べると元気になる成分が入っています。古代の人たちは、食品の成分を分析することはできなかったと思いますが、実際に食べて、元気が出ることを知っていたのでしょう。にんにくはとても強い臭いがあります。実はあの臭いの元に人を元気にする成分が入っているのです。このほかにも細菌をやっつけてくれるので、色々な病気から守ってくれる働きもあります。
3月10日の給食
メロンパン
牛乳
カレイの竜田揚げ
こんにゃくサラダ
コンソメスープ
ストロベリーゼリー
今日は全学年のリクエスト給食の主食部門に入っていたメロンパンです。なかなか1位にこなかったので学年のリクエスト給食では登場しませんでした。今日は特別に登場です。
このパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方では私たちがメロンパンと言っているものを「サンライズ」と呼び、関西でのメロンパンはまた別物のようで、ラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っています。
3月1~3日の給食
3月1日の給食
油麩丼
牛乳
きゅうりの漬物
かぶのみそ汁
油麩丼は宮城県の郷土料理です。この料理には仙台麩が使われています。仙台麩とは旧仙台藩(宮城県北部の登米地方)で食べられている油で揚げた麩のことです。作り方から油麩と呼ばれています。麩は鎌倉・室町時代に中国より伝わったといわれています。現代では、京都の京小町麩、石川県の加賀麩、山形県の庄内麩、新潟県の車麩などがあり、油で揚げた宮城県の油麩もその一つとして広く知られています。麩は日持ちのする食材なので昔は肉の代わりになる貴重なたんぱく源でした。煮物やみそ汁の具として使われることが多いですが、登米市ではかつ丼や親子丼の肉の代わりにこの油麩丼が郷土料理として広まりました。ご飯の上に甘辛く煮て卵でとじた油麩をのせて食べましょう。
3月2日の給食
五目うどん
牛乳
大学芋
にらともやしのおひたし
「大学芋」とはさつまいもを油で揚げて、砂糖や蜂蜜などで作ったタレをからめ、ごまをまぶした料理です。では、「大学芋」の「大学」とは、どういう意味でしょうか?大正から昭和に学生街で売られていたからとか、昭和初期に大学生が学費を稼ぐために売っていたからという説があります。当時、大学芋が広まったのは栄養にも秘密があるようです。いもを油で揚げて砂糖をからめるのでエネルギー量も増え、ごまでさらにカルシウム、鉄分、食物繊維がアップします。焼きいもに比べると3倍くらいの栄養をとることができきたためです。栄養たっぷりの大学芋を今日もおいしくいただきましょう。
3月3日の給食
ちらし寿司
牛乳
ハタハタの竜田揚げ
菜花のおひたし
ひなまつりデザート
3月3日はひな祭りです。「桃の節句」ともよばれます。ひなまつりは、約1000年以上前の平安時代が起源と言われています。女の子の成長を祈って雛人形を飾り、ひし餅や桃の花を添えてお祝いをする日本の伝統的な行事です。私たちの住む鴻巣市は雛人形の町です。鴻巣市における人形制作は約380年の歴史があり、貴重な伝統工芸として現在に伝えられています。鴻巣市で毎年開催されるびっくりひな祭りでは、日本一高いひな壇が飾られています。
今日の給食は、ひなまつりのお祝いメニューとなっています。みなさんの家ではどんなひなまつりを過ごしますか?
「ちらし寿司」の語源は、寿司飯(酢飯)の上に様々な具を「散らし」て作る事から、江戸前寿司のにぎり寿司に対して名づけられました。本来、ちらし寿司は生魚で作りますが、給食では生物は出せないので、給食のちらし寿司は正確には、酢飯の中に煮た具を混ぜ込む「五目ちらし」です。
菜花は別名「菜の花」とも言われ、みなさんもよく知っている今の時期に咲く黄色い花です。今日はその菜の花のつぼみのところを炊き込みごはんに入れました。菜の花はアブラナ科の植物で、在来種(和種)と西洋種(洋種)があります。和種は若いつぼみを、洋種は茎と葉を食べることができます。今日の給食では和種を使っています。菜の花には、カルシウム、鉄分、ビタミンが多くにんじんやほうれんそうと同じく緑黄色野菜で栄養たっぷりです。ほろ苦く、独特の香りがありますが、春の訪れを感じさせる季節の野菜としてこの時期よく食べられます。ゆでて、辛子あえ、ごまあえ、おひたしにしたり、天ぷらにすることもあります。また、京都や滋賀では花菜漬け(菜の花漬け)として名物にもなっています。
2月27~28日の給食
2月27日の給食
コッペパンスライス
牛乳
焼きそば
五目スープ
ぽんかん
ぽんかんはみかんより少し大きく、頭が「ぽこっ」と飛び出しています。インドが原産の果物で、「ぽん」はインドの都市の名前からきているといわれています。中国南部や台湾で多く栽培され、日本では鹿児島や耕地が有名です。
みかんよりも香りや甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。みかんやレモンと同じように柑橘系のくだものなのに、加熱するととても苦くなってしまうので墓のもののようにジャムやジュースに加工できません。生で食べるのがおいしいくだものです。ぽんかんは12月に収穫され、その後しばらく貯蔵することによって皮の水分をとばし、味をマイルドにするそうです。 産地では食べごろになったものから順に出荷していくので、旬は12月から3月にかけてになります。ビタミンCが多いのでばい菌とたたかってくれます。インフルエンザに負けないためにもしっかり食べましょう。
2月28日の給食
ごはん
牛乳
彩の国納豆
切り干し大根の炒め煮
お事汁
切り干し大根で有名なのは九州の宮崎県です。日本で食べられている約90パーセントは宮崎県で生産されています。切り干し大根というのは東日本で、西日本の人たちは「千切り大根」と呼んでいるそうです。日本人と大根の関係は、お米より古いといわれ、古い書物にも登場しています。その頃は「おおね」と呼ばれています。この他にも様々な呼び名があります。春の七草にある「すずしろ」も大根のことです。切り干し大根は冷蔵庫がないむかしの人の知恵でできた長期保存ができる貴重な野菜です。天日で乾燥させることによって栄養がぎゅっと凝縮されるだけでなく、甘味と風味も加わります。太陽の力ってすごいですね。骨や歯になるカルシウム、体中に酸素を運ぶ鉄分、おなかの掃除をしてくれる食物繊維がたっぷり含まれている食品です。
2月13~17日の給食
2月13日の給食
かて飯
牛乳
さばの竜田揚げ
小松菜と油揚げの煮びたし
かぶのみそ汁
今日は6年2組Tさんの献立です。工夫したこと、考えた理由は「かて飯は秩父の郷土料理です。さばは旬の魚です。魚が嫌いな子でもからあげに近い味なのでみんな食べられると思いました。かぶも旬の野菜です。かぶは根のところだけでなく葉のところまで使ったので栄養たっぷりです。彩りを大切にしました。具の種類はたくさん使っているので、一日30品目も達成できます。旬の野菜や魚を使っているので栄養満点です。」とのことです。
今日は食器の置き方も確認しましょう。かて飯が左側手前でみそ汁が右側手前になります。お箸は箸先を左側に向け、さらに手前に置くようにしましょう。おかずの入ったお皿が真ん中の奥になります。牛乳は右側の奥になります。そして背筋を伸ばし、食べる時は食器を持つようにしましょう。とてもきれいな食べ方になります。今日もよい姿勢でよくかんで残さず食べるようにしましょう。
2月14日の給食
けんちんうどん
小松菜の炒め物
黒糖蒸しパン
今日はバレンタインデーですね。そこで、ココアの代わりに今日は黒糖の蒸しパンが給食に登場しています。「黒糖」とは、砂糖のひとつで、名前のとおり、黒っぽい色をしています。さとうきびからしぼった汁は、黒い色をしています。それを煮詰めると「黒糖」になり、甘味を増したり、えぐみなどの原因になるミネラルなどをとりのぞくと白い砂糖になります。つまり、「黒糖」には、カルシウムやカリウムなどのミネラルが残っているということです。甘味の強い白い砂糖は、カルシウムの吸収を悪くしてしまいますが、もともとカルシウムがふくまれている黒糖にはその心配がありません。今日はその黒糖をつかった蒸しパンです。
今日はけんちんうどんの汁の中にハートにんじんがたくさん入っています。これは給食室から田間宮小のみなさんへの愛のプレゼントです。給食にはいつも調理員さんたちの愛情がたくさん入っています。しかし、みなさんの中には、好きなものはたくさん食べ、嫌いなものは残す、という人がいます。悲しいですね。おとなになってからもずっと健康でいられるかは、今みなさんが食べているもので決まります。将来後悔しないためにも、好き嫌いを減らし、少しずつでもいいのでなんでも食べられるようにしましょう。調理員さんへの愛情の返し方は・・・「ごちそうさまでした」のあいさつと空っぽの食缶かな。
2月15日の給食
ごはん
牛乳
あじのすだち醤油焼き
卯の花炒め
だまこ汁
だまこ汁は秋田県の郷土料理です。
卯の花は何からできているでしょうか?(1)じゃがいも(2)小麦粉(3)大豆 正解は(3)大豆です。2月は節分もあるのでみなさんに大豆に親しみを持ってほしくてたくさん大豆製品が登場します。大豆を水につけて砕き、しぼって豆乳をとった残りを「おから」といいますが、このおからが白くて小さい、春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことをうの花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので、昔は捨てられていたり、家畜のえさになっていましたが、食物繊維・カルシウム・たんぱく質・炭水化物が多く入っていて、現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く入っていて、お腹の中を掃除するはたらきをしてくれるので、便秘の予防にもなります。なた、おからには脳に新しい細胞をどんどん作るように命令し、集中力、記憶力を高める働きもあると言われています。成績アップを望みたい人は残せないですね。
2月16日の給食
キャロットピラフのホワイトソースかけ
牛乳
フラワーサラダ
ヤングコーンはその名のとおり、普通のとうもろこしの実が大きくなる前に収穫したものです。とうもろこしは2~3個の雌花が咲き、それぞれが実になりますが、立派な実をつけさせるために1つだけ残して摘んでしまいます。その摘んでしまった実を「ヤングコーン」としてサラダや炒め物などの料理にして食べています。今日はフラワーサラダの中に入っています。小さいですが形はとうもろこしの姿をしていますので、よく見ながらおいしくいただきましょう。
2月17日の給食
ソフトフランスパン
牛乳
グラタンドフィノワ
りんご入りフレンチサラダ
ジュリエンヌスープ
今日は6年1組Oさんの献立です。工夫したこと、考えた理由は「今までの給食に出たことのない料理が良いと思い、フランス料理でまとめてみました。グラタンドフィノワという料理にはにんにくが入っていてとても体に良く、ドレッシングのオリーブオイルにはコレステロールを少なくする働きがあってとても体に良い具材がいっぱい入っています。ジュリエンヌスープには、旬のだいこんやサラダにも彩りを考え赤パプリカやセロリ、りんごなどを入れ、バランスもとてもいい組み合わせになっています。」とのことです。
グラタンドフィノワとはじゃがいものグラタンのことです。と言っても「ドフィノワ」はじゃがいものことではなく、フランスの地名です。グラタンドフィノワはフランスドフィーネ地方の郷土料理です。ジュリエンヌスープのジュリエンヌとはせん切りにした野菜という意味です。
2月6~10日の給食
2月6日の給食
三色ちらし丼
牛乳
わかめのみそ汁
錦糸卵は、薄く焼いた卵焼きを細くせん切りにしたものです。錦糸とは絹織物に使われる糸のことで、せん切りの卵が華やかに料理に彩りを添えることが、絹織物の金の糸の華やかさに似ていることからこの名前がつきました。
今日は酢飯に甘辛く煮た豚肉、ほうれんそう、錦糸卵をのせました。料理に緑や黄色があると一段とおいしそうに見えますよね。
2月7日の給食
ナン
牛乳
カレーミート
ポパイサラダ
今日は「ナン」についてお話します。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来で、起源7000~8000年前に最初に作られたパンではないかと考えられています。インドでは生地を伸ばし、タンドールという壺の形をした土窯の内側に貼りつけて焼き上げるため、表面はでこぼこして、所々にふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに、伝統的には焼き上がりに「ギー」というヤギの油をうすく塗るそうです。今日はレバーの入ったカレーミートをつけておいしくいただきましょう。
2月8日の給食
もぶり飯
牛乳
いももち
ねぎぬた
石狩汁
今日は6年3組Kさんが考えた献立です。工夫したこと、考えた理由は「日本の郷土料理をいろいろな人にしってもらいたいので、この献立を考えました。もぶり飯は「もぶる」という愛媛の方言で「混ぜる、まぶす」という意味がある愛媛県の郷土料理です。いももちは別名「いもだんご」とも呼ばれる北海道の郷土料理です。ねぎぬたは「ねた」が田んぼのぬかるみを連想させることが由来の埼玉県の郷土料理です。石狩汁は具材としている酒が北海道の石狩川でよくとれることに由来する北海道の郷土料理です。」とのことです。
2月9日の給食
ごはん
牛乳
サメの竜田揚げ
ふチャンプルー
じゃがいものみそ汁
今日の給食には「さめ」が登場しています。さめは別名「ふか」とも言われ、ふかひれとして食べられているのは知っていますよね。その他にさめは蒲鉾、伊達巻などの魚肉練り製品によく使われているので、知らないうちに多くの人が食べているはずです。カロリーは低いので、ヘルシーといえるかもしれません。さめの種類は300種くらいあるとのことですが、食用として美味といわれているものは、アブラツノサメ、モウカサメ、ホシサメ、青サメあたりです。日本では、青森県民がよくさめを食べているそうです。今日はモオウカサメを竜田揚げにしてあります。
麩チャンプルーは沖縄県の郷土料理です。
2月10日の給食
食パン
牛乳
ポークビーンズ
コールスローサラダ
フルーツクリーム
「ホイップ」とは英語で「鞭」「鞭打つ」という意味で、牛乳などの脂肪やたんぱく質から作られたクリームを空気をたっぷり入れながら鞭打つように固く泡立てたものです。泡立てるときには氷水などで容器も冷やしながら行うのがポイントです。お菓子作りをしたことがある人は泡立てるのがとても大変なことを知っていますよね?ホイップクリームは砂糖やココアなどを混ぜてケーキなどの飾りつけにも使われます。今日はクラスでフルーツとホイップクリームをよく混ぜて、フルーツクリームとして食パンにのせたり、はさんだりして食べてください。
1月30~31日の給食
1月30日の給食
ごはん
牛乳
ほっけの塩焼き
ほうれんそうのおろしあえ
のっぺい汁
ハニーピーナッツ
ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。ホッケはプランクトンなどの小さい生き物をエサとしています。そしてエサを効率的に取るために、ホッケは群れになって泳いで、海中に渦巻きを作りプランクトンを集めることがあるそうです。ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。
田間宮小の給食には毎月鴻巣市内で作られた野菜をたくさん使用していることをみなさんは知っていますよね?そこで今日は田間宮小にお客様が来ています。いつも新鮮な野菜を作っている方々です。今日の給食のねぎ、さといも、ほうれんそう、だいこんもお世話になっています。新鮮な野菜をよく味わって食べてください。
1月31日の給食
広東麺
牛乳
セレクトディッシュ
千草炒め
セレクトデザート
今日はおかずとデザートを事前に選びましたね。ねぎみそパオズ420人、ししゃもフリッターは242人が選びました。クレープは189人、ガトーショコラが292人、はちみつレモンゼリーは185人が選びました。みなさんは何を基準に選びましたか?好みですか?栄養ですか?重さですか?自分の健康のことを考えて選べるようになるといいですね。
2月1~3日の給食
2月1日の給食
手巻き寿司(納豆・卵焼き・きゅうり・たくあん)
牛乳
豚汁
6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。
今日は6年2組Tさんの献立です。考えた理由は「2月3日は節分です。節分と言えば恵方巻です。恵方巻に似ている手巻きずしにしました。巻いた時に目でも楽しめるように彩りや栄養バランスを気を付けるようにしました。だまって願い事を思い浮かべながら、恵方の方角を向いて切らずに食べます」とのことです。
恵方巻きは風習はもともと江戸時代の終わりころ、大阪の商人たちから始まりました。全国に広まったのは比較的最近で1995年頃某コンビニが全国で販売を始めてからです。ちょっと早いけど、今日は恵方巻きとして、今年の恵方の「北北西」を向いて無言で、さらには笑顔で手巻きずしを食べましょう。
2月6日は「のりの日」です。これは大昔の法律「大宝律令」で税を納める方法のひとつにのりが入っていたことから制定されました。のりは、ぬるぬるするという意味の「ぬら」から「のり」というようになったと言われています。ビタミンAやカルシウム、鉄分、ビタミンC、Eといった毎日とりたい栄養をとることができます。のりには表と裏があることを知っていますか?ツルツルした面が表で、ザラザラしている面が裏です。手巻き寿司を作るときは、ザラザラした面にごはんをのせて巻くと、きれいにできますよ。今日ののりは6枚入っているので、おかずとごはんの配分を考えておいしくいただきましょう。
2月2日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
イタリアンサラダ
クラムチャウダー
今日はみなさんが大好きな揚げパン!なぜ今日の揚げパンはきなこなのでしょうか?問題です。きなこは何からできているでしょうか?(1)大豆(2)黄色い小麦(3)きなこはきなこ 正解は(1)大豆です。きなこは、大豆をいった後に挽いて粉にした食品です。風味豊かで、良質のたんぱくしつや脂質、ビタミンB1、B2に富む栄養満点の食品です。黄色系の大豆を原料とした黄色のきなこと、緑色系の大豆を用いた淡緑色の青きなこがあります。青きなこは、うぐいす粉ともよばれます。きなこは、餅に絡めたり、和菓子の材料として用いられます。明日は節分ですね。豆まきに大豆を使いますよね。なので今日も大豆を使ったきなこ揚げパンにしました。栄養いっぱいのきなこをきれいに食べてください。
2月3日の給食
ひじきごはん
牛乳
いわしのサクサク揚げ
こづゆ
福豆
こづゆは福島県の内陸部である会津地方の郷土料理です。当時内陸部ではなかなか食べることができなかった海産物のホタテを干し貝柱としてだしとともに使用し、新鮮な地元の野菜と一緒に煮た汁物です。
今日は「節分」についてお話します。「節分」の「節」は、季節の「節」です。「節分」とは、季節と季節の分かれ目のことです。明日2月4日は立春といって、昔の暦の上では明日が春のはじまりです。今日はその前の日なので、冬と春の季節の分かれ目の「節分」です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるのは鬼(悪いこと)から逃れられるように、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では明日から新しい年が始まるからです。地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。
今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしはいわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が逃げていき、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて鬼を追い払うものです。これを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。