学校ブログ

7月10~14日の給食

 

   7月10日の給食

 黒パン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 グリーンサラダ

 きゅうりはウリ科の植物でインド北部やヒマラヤ山麓が原産です。日本では平安時代から栽培されています。昔は「黄瓜」と書いていました。かつてきゅうりは熟して黄色くなっていたものを食べていたからです。

きゅうりは夏野菜の一つで暑い季節がおいしい野菜です。成長が早く日当たりのよいところでは黄色いきゅうりの花がしぼんでから一週間か十日ぐらいで収穫できます。きゅうりは生のまま味噌をつけてかじったり、サラダ、酢の物、和え物として食べられるほか、ピクルスや奈良漬けなどの漬物の材料としても使われます。日本の料理で加熱調理されることは少ないですが、中華料理では煮物や炒め物として食べられます。スペイン料理ではガスパチョなどきゅうりのスープにして食べることもあります。今日の給食ではきゅうりはグリーンサラダにたっぷり入っています。


 

   7月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじの磯辺フライ

 ゴーヤチャンプルー

 なすのみそ汁

  ゴーヤは正式名は「にがうり」で、鹿児島では「にがごい」、沖縄では「ゴーヤ」と呼ばれています。ゴーヤの原産国はインドですが、16世紀の中ごろには中国を経由して沖縄に伝わったといわれています。厳しすぎる暑さのために夏場にとれる野菜が少ない沖縄では、暑い時期でも元気に育ち栄養満点のゴーヤは愛用されていました。

 ゴーヤが健康野菜といわれるのはビタミンCが豊富だからです。ビタミンCには日焼けを防いだり、疲労回復の効果があります。ゴーヤのビタミンCはトマトの5倍も含まれています。さらにゴーヤのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。苦味の成分である「モモルデジン」には胃腸を刺激しれ食欲を増進させたり、夏バテ予防に効果があります。

 問題です。ゴーヤチャンプルの「チャンプル」とはどういう意味でしょうか?(1)まぜる(2)たたく(3)切る 正解は(1)まぜるです。「チャンプル」とは「ごちゃまぜ」という意味で、転じて「炒め物」という意味があるそうです。ゴーヤの炒め物でゴーヤチャンプル。ちょっと苦味の効いたゴーヤチャンプルを食べられれば、みんなの味覚は大人かも。


 

   7月12日の給食

 夏野菜カレー

 牛乳

 フルーツポンチ

 もりつけ表に書いてある野菜の名前はわかりますか?左上からかぼちゃ、ピーマン、トマト、ゴーヤ、とうもろこし、なす、下の段に行っておくらです。その他にも今月の給食ではきゅうりやズッキーニなども夏が旬の野菜です。これらの野菜はは夏の太陽をたっぷりと浴び、ビタミンやミネラル、カロテンなどの栄養素をたくさん蓄えていて、私たちの体の調子を整えたり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を冷ましてくれるはたらきがあります。今日のカレーも名前のとおり、かぼちゃや枝豆、トマト、コーンなど、たくさんの夏野菜が入っています。


 

   7月13日の給食

 しょうゆラーメン

 牛乳

 焼きぎょうざ

 キャラメルポテト

  今日は4年生のリクエスト給食です。主食部門1位の醤油ラーメン、主菜部門2位の焼きぎょうざ、副菜部門1位のキャラメルポテトを組み合わせました。他にはオムライス、カレーピラフのホワイトソースかけ、肉じゃが、とうもろこし、わかめスープなどが人気がありました。

 ぎょうざは中国料理の点心のひとつです。今では日本でも食べたことが無い人はいないほど、日本の家庭料理並みに一般に広まっています。第2次世界大戦後、中国から引き揚げた人たちによって日本に広まったようです。日本では、ぎょうざはおかずのようになっていますが、中国では主食のところに、ごはんや麺といっしょにぎょうざが書いてあります。また日本では焼きぎょうざが主流ですが、中国はスープの中に入れる「水ぎょうざ」や「蒸しぎょうざ」が主流です。そして、日本のぎょうざより皮が厚くなっています。みなさんはどんなぎょうざが好きですか?


   7月14日の給食

   ナシゴレン

   セレクトドリンク

   オムレツ

   ウインナーとレンズ豆のスープ

   セレクトデザート

  ナシゴレンは東南アジアにあるインドネシアやマレーシアという国の料理です。現地の言葉で「ナシ」はご飯、「ゴレン」は揚げるという意味です。実際には炒めて作るのでインドネシア版チャーハンのようなものです。アジも現地特有の調味料を使い、にんにくや唐辛子で辛味を効かせてあります。混ぜる具も鶏肉、牛肉、えびなど様々です。現地では目玉焼きや揚げせんべいが添えられています。給食のナシゴレンは豚肉を使い、ケチャップやカレー粉、豆板醤で味付けをしてオムレツを添えました。よく味わってインドネシアに行った気分になってください。

 今日はセレクトドリンクとデザートですね。コーヒー牛乳344人、オレンジジュース269人、牛乳42人。アセロラミルクゼリー211人、マンゴープリン268人、シークヮーサータルト177人でした。

 今日で1学期の給食も終わりです。4月に比べて配膳の準備は早くできるようになりましたか?食べられる量は増えましたか?4月より体も大きくなっているので必要な栄養も増えます。もう給食を減らしているなんて人はいませんよね?今学期最後の給食くらいどのクラスからも空っぽの食缶が戻ってくることを願っています。

 2学期にまた元気いっぱいもりもり給食を食べるみなさんに会いたいですね。

6月26日~30日の給食

 

   6月26日の給食

 たこ飯

 牛乳

 いわしの南蛮漬け

 キャベツのみそ汁

 たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では夏至(今年は6月21日)から11日目の半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。


 

   6月27日の給食

 ハヤシライス

 牛乳

 こんにゃくサラダ

 冷凍みかん

  今日は5年生のリクエスト給食です。主食部門1位のハヤシライス、副菜部門2位のこんにゃくサラダ、そしてデザートの冷凍みかんを組み合わせました。他に人気のあったメニューはごはん、はちみつパン、肉じゃが、ぎょうざ、バターコーン、ほうれん草のおひたし、ホワイトシチュー、わかめスープなどでした。2学期になったら2年生、1年生に希望をとるので毎日献立表をよく見て料理の名前を覚えてください。

 今日の給食にスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。

 牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はハヤシルーの中にも入っています。カレーのルーにも使っています。給食のカレールーやハヤシルーが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。


 

   6月28日の給食

 コッペパンスライス

 牛乳

 焼きそば

 いかナゲット

 わかめスープ

  いかの足は何本でしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(3)10本です。いかは一度獲物を捕られたら離しません。また、いかは海の中で泳いでいるときは透明な体ですが、水から揚げられて、時間が経ち、茹でると白くなります。低脂肪、高たんぱく質で肥満や高脂血症などの心配がある人にはおすすめのヘルシー食品です。くせのない食材なので刺身、照り焼き、天ぷら、煮つけ、塩辛などどんな料理にもなります。きっとみなさんもいかは大好きでしょう。今日はいかを刻んで、ナゲットになって登場です。かわいいいかの形になっています。歯ごたえのあるいかをよく噛むことであごも鍛えられ、頭の働きがよくなりますよ。


 

   6月29日の給食

 ごはん

 牛乳

 揚げなすといんげんのみそ炒め

 雷汁

  今日はみそ炒めに入っている「インゲン」についてお話します。インゲンの正式名は「インゲンマメ」の緑色の若いさやの「さやいんげん」のことです。インゲンという名前の由来は江戸時代に日本にこの野菜を伝えたのが隠元和尚と言われているからです。さやいんげんにはビタミンB1、B2、B6などがバランスよく含まれています。ビタミンB群は単体でとるよりもいくつか組み合わさっている方が働きが高まります。数種類のビタミンBがとれるのがさやいんげんのいいところです。ビタミンB1はごはんやじゃがいもなどの糖質をエネルギーに変え、疲れをとる働きがあります。

 「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁やねぎなどの具材を加えた汁物です。豆腐やこんにゃくを炒める音が雷の音に似ていることからこの名前がつきました。雷汁を残さず食べて雷に合わないようにしましょう。


 

   6月30日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 コールスローサラダ

  今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。

7月3日~7日の給食

 

   7月3日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 鶏肉の香味焼き

 ボイルブロッコリー

 夏野菜のスープ

  ズッキーニという野菜を知っていますか?形や色はきゅうりにとてもよく似ていますが、太さはきゅうりの2~3倍。しかしその正体は・・・実はかぼちゃの仲間のペポカボチャを熟す前にとったものです。日本では、あまり食べることのない野菜ですが、他のかぼちゃに比べて水分が多く、甘味がないため、フランスやイタリアなどの西洋料理では煮込みや炒め物、フライ、サラダなどいろいろな料理に登場します。では、ズッキーニの旬はいつでしょうか?そう、夏野菜のスープに入っているので旬は夏です。日焼けから肌を守るビタミンAや疲れをとるビタミンCがたっぷり含まれています。この季節にはぴったりですね。やはり旬のものを食べるということは体にいいのです。今日のスープには他にも夏が旬の野菜があります。それはどれでしょうか?(1)なす(2)ピーマン(3)トマト  正解はなす、ピーマン、トマト全部です。夏野菜がたっぷり入ったスープをしっかり飲んで暑さに負けないようにしましょう。


    

    7月4日の給食

    マーボーなす丼

    牛乳

    中華スープ

    大玉すいか

  なすは英語で「エッグプラント(卵植物)」といいます。きっとその丸い形から名づけられたのでしょう。なすはいろいろな種類がありますが、九州などのあたたかい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が栽培されています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす作用がありますが、その中でもなすは特に効果があり、暑さ負けしそうな時や体のほてりやのぼせがあるときに食べると効果があるといわれています。なすは他の野菜に比べてビタミン類はあまり多くありませんが、なすの紫の色素の「ナスニン」にはガンの予防や老化防止に効果があるポリフェノールが含まれています。なすは油との相性が良く、和食、洋食、中華のどんな料理にも合います。今日は疲れをとる働きのあるビタミンB1の多い豚肉と元気を出す働きのあるにんにくやしょうが、豆板醤で味にアクセントをつけた「マーボーなす」にしました。


 

    7月5日の給食

  じゅうしい

  牛乳

  きびなごごまフライ

  蒟蒻入りサラダ

  ハニーピーナッツ

  「じゅうしい」とは沖縄県の郷土料理で、炊き込みごはんや雑炊などのごはん料理のことをいいます。沖縄では今日の給食のような炊き込みご飯のことは、かたいごはんということで「くふぁじゅうしい」、雑炊などのやわらかいごはんを「やふぁらじゅうしい」といいます。

 じゅうしいにはだし汁や具に豚肉、豚の脂を使うのが特徴です。沖縄は中国や台湾に近いので、料理も中国料理の影響を受けたものが多いです。また、沖縄は江戸時代の頃から、サトウキビの栽培が盛んで黒砂糖の生産が島の産業でした。そして北海道からは昆布を、鹿児島からは鰹節を黒砂糖と交換していたそうです。今でも、昆布や鰹節は沖縄料理には欠かせない食材となっています。


 

    7月6日の給食

  てんぷらうどん

  牛乳

  もずくとさつまいもの天ぷら

  ゆでとうもろこし

  「とうもろこし」はイネ科の植物で、原産地はメキシコ、ボリビアなどのアメリカ大陸です。15世紀にコロンブスがキューバよりスペインに持ち帰り、急速に世界各地に広まりました。日本へは1579年にポルトガル人が長崎に伝えたのが最初です。そのためポルトガル人を表す「南蛮」という言葉を使い、とうもろこしは「南蛮黍」ともよばれています。とうもろこしはエサ用、でんぷん用、ポップコーン用、油用など6種類に分けられます。今日は食用の中でも特に甘いスーパースイートコーンの「ゴールドラッシュ」という品種です。もぎたてなら生でも食べられるというくらい、やわらかく、甘いということで全国でも有名な埼玉の名産品です。今日は埼玉県の北部の深谷市の岡部地区でつくられたものです。とうもろこしのてっぺんにあるふさふさとしたススキの穂のような部分がおしべで、とうもろこしの実についている「ヒゲ」がめしべです。つまりヒゲがいっぱいあるものが実がいっぱいあるということです。そしてヒゲが茶色くなっているものが実が熟しているということなので買うときの参考にしてください。とうもろこしは、炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群や食物繊維そして、カルシウムなどをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。便秘や動脈硬化を予防する働きがあります。とうもろこしのヒゲを煎じて毎日飲むとむくみがとれるといわれています。

 今日は1時間目に2年生が全校分のとうもろこしの皮むきを手伝ってくれました。2年生のみなさんありがとうございました。


 

   7月7日の給食

 三色そぼろ丼

 牛乳

 七夕汁

  今日は七夕にちなんで、すまし汁の中にはそうめんが天の川を表し、なるとに、麩、にんじん、そして緑色のおくらでたくさんの星を表しています。この時季が旬のおくらには独特のぬめりがあります。このぬめりには脳の働きを活発にし、免疫を高める働きがあります。また、おくらに疲れをとったり、お腹の調子を整える働きもあります。七夕には願い事を短冊にかいてつるすと願いがかなうと言われています。給食では短冊をかざることはできませんがみなさんの健康を願って作っています。今夜、天の川を見ることができたら、お願い事をしてみましょう。給食室からの願いは「みんなが給食を残さずに食べてくれますように・・・」かな。この願いはかなうでしょうか? 

6月19日~23日の給食

 

   6月19日の給食

 黒パン

 牛乳

 とり肉とカシューナッツの炒め物

 春雨スープ

  春雨の発祥の地は中国で1000年以上前に作り始められたといわれています。中国では「粉絲」という書いて「フェンスー」と呼ばれていて、緑豆という豆のでんぷんを使って作っていました。そのため、日本に伝わった鎌倉時代には豆の麺と書いて「豆麺」とよばれていました。春雨とよばれるようになったのは、半透明で細長く伸ばされた様子が、しとしと降る春の雨の線に似ていることから名づけられたそうです。

 春雨の材料になる緑豆は名前のとおり緑色で、小豆より一回り小さくしたものです。栄養価が高いので薬膳料理にもよく使われます。胃腸を丈夫にし、熱を下げたり、毒を出したり、血圧を下げたりする効果があるといわれています。日本では緑豆を、豆の状態で食べることはあまりありませんが、今日のような春雨やもやしなどとして食べられています。


 

   6月20日の給食

 ごはん

 ふりかけ

 牛乳

 厚焼きたまご

 にらのおひたし

 呉汁

  呉汁は日本各地に伝わる郷土料理です。肉がなかなか手に入らなかった時代には貴重なたんぱく源として食べられていました。「呉」とは水につけておいた大豆を生のまますりつぶしたもののことをいい、それを季節の野菜を入れた汁に入れたものを呉汁といいます。味付け、入れる具材によって各地域、各家庭のいろいろな呉汁があります。昔はどこの家でも、田のあぜや道端に大豆を作っていて、新大豆がとれるのを待って呉汁を作っていました。大豆は、肉やたまごに負けないくらい質の良いたんぱく質が含まれています。その大豆を使った呉汁は栄養満点です。


 

   6月21日の給食

 しゃくし菜チャーハン

 ねぎみそパオズ

 チンゲン菜のスープ

 しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。しゃくし菜のシャキシャキ、ちりめんじゃこの歯ごたえを感じながら今日もおいしくいただきましょう。


 

   6月22日の給食

 わかめうどん

 牛乳

 みそポテト

 小玉すいか

 すいかは漢字で「西瓜」と書きます。なぜ「西」という漢字が使われているかというと、「すいか」はシルクロードをとおって、西のほうから中国に伝えられたからだといわれているからです。歴史的にすいかは4000年以上前にはエジプトで栽培されていたようで、日本には中国からおよそ400年前に伝わりました。「瓜」という漢字が使われている理由は、すいかが瓜の仲間だからです。すいかは本来、瓜なので野菜ですが、一般的にはくだものとして扱われています。品種改良が盛んで、大きさ(大玉、小玉)や形(丸型、ラグビーボール型)、果肉の色(赤、黄)の違いなどさまざまです。

 問題です。牛乳とすいかではどちらが水分が多いでしょうか?(1)ほぼ同じ(2)牛乳(3)すいか 正解は(3)すいかです。すいかは96%が水分です。牛乳は88%が水分で残りは脂肪やたんぱく質、カルシウムなどです。すいかは別名「水瓜」ともいわれ、暑さをしのぎ、のどの渇きを潤してくれます。


 

   6月23日の給食

 たまごパン

 牛乳

 ゼリーフライ

 枝豆

 ミネストローネ

  枝豆は熟すと別の名前になります。それは次のうちどれでしょう。(1)ひよこ豆(2)白花豆(3)小豆(4)大豆(5)そら豆  正解は(4)大豆です。枝豆は大豆が熟す前のもので、枝つきのまま塩ゆでにしていたことから枝豆という名前がつきました。日本独特の食べ方だそうです。昔は田んぼのあぜで栽培されていたことから「あぜ豆」、また、さやを摘み取って用いるので「さや豆」ともいいます。東北地方では枝豆をすりつぶしたものを「ずんだ」といい、餅などにからめて食べます。

 枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を多く含んでいて、食べた糖質をエネルギーに変え、疲れがたまるのを抑える働きがあります。また、大豆になってしまうとなくなってしまうビタミンAやCも含みます。枝豆のたんぱく質はビタミンとともにアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くします。ですから、ビールのおともに枝豆が登場するのです。

5月から初夏が旬の枝豆を味わって食べましょう。

6月5日~9日の給食

 

   6月5日の給食

 枝豆じゃこごはん

 牛乳

 丸ごとあじフライ

 たまねぎのみそ汁

  6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。そこで今月の給食には噛みごたえのある料理がたくさん登場します。

 アジは海の魚で、マアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬には南へ回遊します。春から秋にかけておいしい魚です。からだにのこぎりの歯のような鋭い「ぜいご」と呼ばれるうろこを持ちます。アジは海の魚の中で最もカルシウムを多く含んでいる魚のひとつです。カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれます。また、アジには脳の働きをよくしてくれるDHAやEPAも多く含まれています。魚好きは頭がよくなるかもしれません。今日はアジを頭から尻尾まで丸ごと揚げています。よーくかんで骨や歯、頭に栄養を与えてください。


 

   6月6日の給食

 五目うどん

 牛乳

 大豆のシャリシャリ揚げ

 メロン

  「メロン」の名前の由来は、ギリシャ語の「メロペポン」だといわれています。「メロ」はりんご、「ペポン」は瓜という意味です。日本には、今から150年くらい前に伝わりました。メロンには表面に網目があるものと、表面がつるっとしたものの分け方と、果肉がオレンジ色のもの、グリーンのもの、ホワイトのものの分け方があります。今、日本で食べられるメロンには、いろいろな種類があり、代表的なものは「マスクメロン」「アンデスメロン」「プリンスメロン」などです。今日のメロンは「アンデスメロン」です。では、アンデスメロンの名前の由来は何でしょう。(1)安心ですメロン(2)アンデス山脈が発祥(3)アンテナみたいなつるだから  正解は(1)安心ですメロンです。このアンデスメロンは日本で品種改良してできたもので、高級マスクメロンよりも値段は安いが味は同じくらいおいしいということで、農家が「安心して作れて」、消費者が「安心して買える」ということから「安心でメロン」を略して名前がつきました。メロンは、主な成分は、「糖質」です。メロンの糖質は、素早く体に吸収されて、エネルギーになります。また、たんぱく質を体の中で効率よく使えるようにする成分も含まれているので、食後のデザートに食べると、夏バテ防止によいといわれています。


 

   6月7日の給食

 ごはん→こどもパン(炊飯施設故障のため)

 牛乳

 チンジャオロースー

 トックスープ

  「トック」は、うるち米で作った韓国伝統のおもちです。日本の餅は厚みのある四角や丸い形が普通ですが「トック」は平たい丸や長さが5,6cmくらいの棒の形をしています。日本のおもちと違って加熱してものびにくいため、韓国ではこれを炒め物や煮物、スープに入れて食べます。日本では「トック」といいますが正確には「ク」を発音しません。日本語の「トックスープ」という料理名を正しい韓国語にすると「トックッ」「クッ」はスープという意味で、「スープ餅」。日本のお雑煮のような料理です。


    

   6月8日の給食

 ソフトフランスパン

 マーガリン

 牛乳

 とり肉のトマト煮

 アスパラサラダ

  「アスパラガス」は春から初夏にかけて旬を迎える野菜です。アスパラは古くからヨーロッパで栽培され、日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられました。アスパラは株から出てきた新しい茎が20cmくらいになったときに収穫して食べます。「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?これは疲れをとったり、元気にしてくれる栄養です。栄養ドリンクのコマーシャルで聞いたことがあるでしょう?アスパラガスにたくさん含まれているのでこの名前がつきました。

 アスパラにはグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日に当たらないように育てるとホワイトアスパラガスになり、やわらかく甘味の強いものになります。茎をそのまま伸ばし、太陽の光を浴びたものがグリーンアスパラです。歯ごたえとビタミンが増します。太陽の力ってすごいですね。今日の給食には栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをサラダに使いました。旬のものをしっかり食べてください。そして、外でお日様に当たりみんなも健康になりましょう。


 

   6月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 彩の国納豆

 かみかみきんぴら

 豆腐のみそ汁

  明日まで「歯と口の健康週間」です。「かむこと」についてお話します。一口食べたら何回かむと良いでしょうか?(1)5回(2)10回(3)30回  正解は(3)30回です。今一口入れて数えてみてください。よくかむことには良いことがたくさんあえいます。「ひみこのはがいーぜ」という合言葉を知っていますか?これはかむことの効果をあらわしています。よくかむとあごの骨が強くなり、歯並びが良くなります。小学生の頃に柔らかいものばかり食べていて、あまりかまずに食べる習慣が身についてしまうと、きれいな歯並びにならないだけでなく、虫歯の原因にもなってしまいます。そして、よくかむと頭の中の血の流れが早くなるので、記憶力が良くなります。今日の給食も納豆やするめの入ったきんぴらなどよくかめる料理になっています。今日はお友だちとのお話はほどほどにかむことに集中しましょう。

6月12日~16日の給食

 

   6月12日の給食

 あやひかりコッペパン

 牛乳

 とり肉のマスタード煮

 粉ふきいも

 オニオンスープ

  今日のコッペパンは、川里地域で作られたあやひかり小麦を使っています。川里地域のあやひかり小麦は、とても風味がよく、味も美味しいので、鴻巣川幅うどんを作る材料にもなっています。埼玉で採れる小麦は、うどん作りに適した小麦なので、パンを作るためにパン工場の人たちが何回も試作して完成させた特別なパンなのです。今日はパンをそのまま食べて小麦の味を味わっても良し、マスタード煮のソースをつけて食べてもおいしいですよ。


 

   6月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚あげと豚肉のみそ炒め

 中華スープ

 冷凍みかん

  冷凍みかんは給食では夏の定番デザートです。もともとは、春頃までしか販売されていなかったみかんを一年中販売できる商品にしようとして考えられたものです。昭和30年から小田原駅のキヨスクで販売されるようになったのが始まりだそうです。以前は電車での長距離移動のお供としてよく食べられていました。低温で食べると人は甘味を感じにくいので、冷凍みかんには特に甘味の強いみかんが使うのがおいしさの秘密です。さらにみかんのまわりに氷の膜を作り、パサパサにならないようにすることだそうです。みかんにはビタミンCが多く疲れをとる働きがあります。また水分も多いので、暑さに負けそうな人はしっかり食べてください。今日は「冷凍みかんの」の歌も聞きながら食べましょう。


 

   6月14日の給食

 チキンライス

 牛乳

 オムレツ

 ひよこ豆のクリームスープ

  ひよこ豆の原産地は西アジア地方といわれています。インドや南ヨーロッパ、中近東、メキシコなどで栽培されています。日本ではまだあまり栽培されていませんが最近とても注目を浴びています。カルシウムやビタミンB1が多く、じゃがいものような食感で、スープだけでなく、サラダや料理の付け合わせ、煮物、煮豆、あんこなどお菓子の材料にと何にでも使えるとっても便利な豆だからです。実は、7500年も前から食べられていたことが今も記録に残されているほど、古くから食べられています。ではどうしてひよこ豆という名前なのでしょうか?それはその姿をよく見ればわかりますよね。豆粒の形がひよこの頭ににているからです。今日のスープには豆そのものだけでなくすりつぶしたひよこ豆でとろみをつけてあります。


 

   6月15日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 ひじきの中華炒め

 アーモンド

  アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、モロッコなどが主な産地で木は高さ5メートルくらいになるバラ科の植物です。春に杏子や桃に似た花を咲かせます。果肉は薄くて食べることができないので、食べている部分は主に花が咲いた後にできる種の中の仁(胚乳)という部分です。仁の風味によりビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどに使われ、スイート種はナッツとして食用にします。アーモンドには若返りの素のビタミンBやEを多く含まれています。また、骨の成長に必要なカルシウムや貧血予防に効果のある鉄分も多く、他の食品に比べて吸収がよいのも特徴です。さらにアーモンドには質の良い植物性脂肪が含まれていて血液をサラサラにしたり、血管がかたくなってしまうのを防いでくれたりと生活習慣病予防に効果があります。


 

   6月16日の給食

 こうのとり伝説米ごはん→ごはん

 牛乳

 さわらの梅塩麹焼き

 いんげんともやしのごま炒め

 鋳物汁

  今日のさわらは梅干しと塩麹に漬け込んで焼きました。梅は2月から4月に花が咲き、6月から7月頃にかけて熟した実を収穫します。この時季に降る雨を「梅の雨」と書いて「ばいう、つゆ」と読むのも梅の収穫時期と重なるからともいわれています。

 梅は実が熟しても甘くならず、強い酸味が特徴の果物です。生の青梅をそのまま食べると猛毒ですが、梅干しや梅酒、梅ジュース、ジャムなどに加工すると程よい酸味でおいしく食べられます。梅干しには殺菌効果があるため、食べ物を腐りにくくする働きがあります。お弁当のご飯のまん中に梅干しを入れるとごはんが傷みにくくなるということで、「日の丸弁当」は昔から親しまれてきました。また、梅干しの酸味には疲れをとる働きもあります。今日のタレに使っている梅干しは埼玉県の下の方にある越生町の梅を使っています。よく味わって食べてください。

5月30~31日の給食

 

   5月30日の給食

 チキンカレーライス

 牛乳

 アセロラポンチ

  今日はゼリーの中に果汁が入っている「アセロラ」についてお話します。アセロラといえばビタミンCが豊富な果物として知られていますが、ではアセロラのビタミンCはレモンの何倍でしょうか?(1)5倍(2)15倍(3)35倍 正解は(3)35倍です。アセロラの大きさは「さくらんぼ」くらいで、でこぼこした形をしています。熟すと濃い赤色になり、香りはりんごに似たさわやかな甘酸っぱさが楽しめる果物です。しかし、皮がとても薄く、2~3日で傷み始めるため、生の実を見ることができるのは産地だけです。そのため、収穫するとすぐにジュースやジャムやゼリーなどに加工してしまうことが多いようです。日本では主に沖縄県の糸満市で栽培されています。日本では5月12日がアセロラの日になっています。これは沖縄で毎年初収穫が行われる日だからです。今月のフルーツポンチににアセロラが入っている理由がわかったでしょ?

 今日5月30日は「5」「3」「0」で「ごみゼロの日」です。給食も食べれば栄養になりますが、残すとゴミになってしまうので全校生徒で「ごみゼロ」にチャレンジしました。結果は・・・ごはん5人分、カレー0人分、アセロラポンチ3人分、牛乳5人分合わせて2.4キロの残食でした。


 

   5月31日の給食

 大山おこわ

 牛乳

 沢煮椀

 セレクトデザート

  「大山おこわ」とは鳥取県大山町の郷土料理です。使用する食材はまちまちですが、大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわです。昔、戦場に行く兵が勝利を祈願して山鳥や山菜を入れたごはんを炊きだしたのが始まりです。お祭りやお祝いのごちそうとして受け継がれてきました。今日の大山おこわには、うるち米ともち米を使い、具には鶏肉、油揚げ、にんじん、たけのこ、しいたけ、えのきたけに、わらび、うわばみそうなどの山菜を使用しています。

 今日はセレクトデザートですね。ライチゼリー243人、みかんゼリー223人、プリンが191人でした。みなさんは何を基準に選びましたか?食べたいもの?重さ?エネルギー量ですか?

6月1~2日の給食

 

   6月1日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 たらフライ

 ホワイトシチュー

  今日6月1日は「牛乳の日」です。そして6月は「牛乳月間」でもあります。給食で毎日牛乳が出るのはなぜでしょうか?「飲みやすいから?」「栄養があるから?」「足りない栄養を補ってくれるから?」「給食には牛乳を出すことが法律で決まっているから?」・・・どれも正解です。日本人の食事に、カルシウムが足りないと言われています。特に小学生のみなさんの体は、毎日少しずつ大きくなっているので、たんぱく質やカルシウムは欠かすことができない栄養です。給食で飲む牛乳1本でみなさんが1日に必要なカルシウムの3分の1をとることができます。もし同じカルシウムをイワシだけでとろうとすると頭から尻尾まで丸ごと7尾食べなければなりません。丈夫な体を作るためにも牛乳は毎日飲む必要があるのです。今日はホワイトシチューにも牛乳を使っているので、カルシウムがたっぷりとれます。


 

   6月2日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 フルーツナタデココ

  「コスタリカ」とは地球の反対側の南米の小さな国の名前です。スペイン語で「コスタ」は「海岸」、「リカ」は「豊かな」という意味です。

 コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありません。これはコスタリカの家庭料理を給食風にアレンジしたものです。コスタリカでは豆やバナナをよく食材に使います。暖かい国なのでカレー粉や唐辛子などの香辛料もよく使います。今日は大豆や鶏肉3色のピーマンをケチャップとカレー粉、唐辛子で煮込みました。大豆は筋肉など体をつくるもとになり、辛味は食欲を増進させ、余分な脂肪を燃やす働きがあります。残さず食べて無駄な脂肪の無い筋肉たっぷりの燃える体にしましょう。

 本日「ごみゼロの日」に再チャレンジしました。ごはん3人分、コスタリカライスの具3人分、フルーツナタデココ1人分、牛乳2分の1人分・・・合わせて1.3キロの残りでした。みんなよく食べてくれました。きっと引き締まった体になるでしょう。

5月22日~26日の給食

 

   5月22日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 海藻サラダ

 小魚アーモンド

  アーモンドはアメリカのカリフォルニア、スペイン、イタリア、モロッコなどが主な産地の高さ7~8mにもなるバラ科の木で、桃の仲間です。果肉は薄くて食べることができないので、その果実の中の硬い種の中にある仁というやわらかいところを炒ったり、揚げたりして食べます。スイート種はナッツとして食用にし、ビター種はエッセンスを抽出して香りづけのリキュールなどとして使われます。アーモンドには、質の良い脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまう動脈硬化という病気を防ぎます。また、若返りの素と言われるビタミンEやおなかの掃除をしてくれる食物繊維も含まれています。鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。家でも進んで食べてほしい食品のひとつです。今日は小魚と一緒に食べるので、さらにカルシウムもとることができます。


 

   5月23日の給食

 コーン味噌ラーメン

 牛乳

 ポテトのマヨチーズ焼き

 ミニトマト

  トマトにはいろいろな種類のものがあります。そのトマトの中でも大きさが2~3cmのものを一般的に「ミニトマト」と呼んでいます。色も赤だけでなく、黄色やオレンジ、ピンク、緑、茶色などがあり、形も丸型、棒型、ハート型などのものもあります。問題です。トマトは別名何と呼ばれているでしょうか?(1)赤なす(2)赤きゅうり(3)赤メロン  正解は(1)赤なすです。名前のとおりトマトはなすの仲間で、色は違いますがなすの花と似た形の花が咲きます。次の問題です。ヨーロッパのことわざに「トマトが赤くなると○○が青くなる」というものがあります。ではこの〇〇に入る言葉は何でしょう?(1)空(2)葉っぱ(3)医者 正解は(3)医者です。トマトを食べていると病気にかかりにくくなることからこのことわざができたそうです。疲れをとるビタミンCや美肌になるリコピンなど体に良い栄養素がたくさん入っているということですね。今日は栄養がぎっしり詰まったミニトマトです。


 

   5月24日の給食

 ごはん

 牛乳

 豆腐つくね

 土佐煮

 ピリ辛みそ汁

  土佐煮は高知県の郷土料理です。「土佐」とは四国にある高知県の昔の名前です。有名な坂本龍馬はここ土佐の英雄です。高知県は昔からカツオがよく獲れ、鰹節作りも盛んです。どこの地方の煮物でも鰹節をだしとして使うものは多いのですが、土佐煮では鰹節の濃厚な味を生かしたり、鰹節を具材の一部として使う特徴があります。今日もたけのこやにんじん、こんにゃくなど甘辛く煮て鰹節を混ぜ込みました。鰹節を味わって食べましょう。


 

   5月25日の給食

 コッペパン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 粉ふきいも

 オニオンスープ

 玉ねぎはユリ科の植物で、4月には生で食べられる新玉ねぎの旬があり、10月には炒めて甘味の強く出るものが出回ります。玉ねぎには独特の辛味と香りがありますが、これは硫化アリルという成分によるものです。この硫化アリルには食欲を増進させたり、疲れをとったり、血液をサラサラにする働きがあります。

今日は鶏肉のパプリカージュとオニオンスープ合わせて67kg、約330個の玉ねぎを使っています。涙を流しながら調理員さんたちは1個1個皮むきをし、スライスしていました。これで残食が多かったらまた泣いてしまいます。もうこれ以上調理員さんたちを泣かせないでくださいね。


 

   5月26日の給食

 ごはん

 牛乳

 鮭の塩焼き

 大豆の磯煮

 キャベツのみそ汁

  キャベツはアブラナの仲間の植物です。ヨーロッパの地中海あたりが原産です。日本に入ってきたのは300年くらい前で、最初キャベツは観賞用でした。食べられるようになったのは今から150年くらい前からです。

 キャベツはだいこんに次いで2番目に生産量の多い野菜です。収穫時期や産地によって春キャベツ、高原キャベツ、冬キャベツと呼ばれます。特にこの時期に収穫される春キャベツは葉がやわらかく、ふわっとしていて、色も濃く、甘味があります。キャベツには他の野菜にはないビタミンU、別名キャベジンと呼ばれる栄養が含まれています。そう、胃薬の名前にもなっていますね。薬や栄養の名前になってしまうほどキャベツは体に良い食べ物です。今日も春キャベツをたっぷり使ったみそ汁です。キャベツの甘味を味わっていただきましょう。

5月15日~19日の給食

 

   5月15日の給食

 黒パン

 牛乳

 さばのトマトソースかけ

 ベジタブルスープ

 

 

 


 

   5月16日の給食

 肉丼

 牛乳

 利休汁

 夏みかん

 「利休汁」はすりごまの入った濃厚な味噌汁です。地域によってはねりごまを入れて利休汁を呼ぶ所もあります。名前の由来は、戦国時代に活躍したお茶で有名な千利休が、ごまを好んでよく料理に使っていたため利休汁と名付けられました。ごまはこんなに小さくてもとても栄養価が高く、鉄分やカルシウムを含みます。

 今日の果物には秘密があります。この夏みかんは田間宮小産です。ちょっと(かなり?)すっぱいですが、みなさんと一緒に田間宮小で育った夏みかんを味わって食べましょう。

 


 

   5月17日の給食

 キムたくごはん

 牛乳

 春巻

 ワンタンスープ

 今日は「キムタクごはん」についてお話します。この料理の名前の由来はなんでしょうか?料理をよく見れば簡単です。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。ピリ辛とコリコリを味わってください。

 春巻は中華料理の中でも人気のあるメニューです。小麦粉で作った薄い皮で具を巻いて揚げたものです。もともと立春の頃お祝いとして新芽が出た野菜を具として巻いたところから「春の食材を巻く」「春巻」と名付けられました。英語でもそのまま「スプリングロール」とよばれます。今日の春巻の正式名称は「彩の国春巻」です。具の豚肉、小松菜、えのきたけが埼玉県産です。


 

   5月18日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティボンゴレ 

 豆サラダ

  「ボンゴレ」とはあさりやはまぐりなどを使ったイタリアのナポリの料理です。日本ではあさりを使ったスパゲティのことを一般的にボンゴレスパゲティといいます。イタリアではボンゴレスパゲティもソースによって名前が変わります。トマトを使った赤いの場合は「ボンゴレ・ロッソ」、バジルを使った緑の場合は「ボンゴレ・ベルテ」、イカ墨を使った黒いものは「ボンゴレ・ネロ」、そして今日の給食のように色のついていないものは「ボンゴレ・ビアンコ」といいます。イタリア語で「スパゲティ・アッレ・ボンゴレ・ビアンコ」とかっこよく注文してみてください。

 今日は、アサリについてお話しをします。冬から春にかけたこの時季、潮干狩りでよく獲れるうま味の多い貝がこのアサリです。アサリという名前は、魚介類を「漁る」からついたようです。アサリには貧血を防ぐ鉄分が多く含まれています。貧血とは血液の中の鉄分が足りなくなっておこる病気です。「いつも眠い」「なんとなくだるい」「すぐ疲れる」という人は鉄分が足りないと体が赤信号を出しているかもしれません。鉄分は体の中で作られない栄養素なので食事からしっかりとらなければなりません。しかも運動する人はさらに必要になります。運動会の練習も始まり、いつも以上に運動量が増えているみなさんには必要ですね。みなさんのスパゲティの中に、血液の宝になるアサリはいくつ入っていたでしょうか。


 

   5月19日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 あじの塩麹焼き

 切り昆布の煮物

 じゃがいもとたまねぎのみそ汁

  あじはマアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬にかけて南へ回遊します。4月~7月頃になると浅瀬に来て産卵します。「あじ」は、味がよいから「あじ」とよぶことになった魚だといわれています。さばや、いわしなどにくらべると、脂肪がすくないので、くせがなく、さっぱりした味わいです。そして、魚の旨味成分の、「たんぱく質」が、魚の中でも特にたくさん含まれています。あじは、フライにしたり、塩焼きにしたり、おさしみで食べたり、いろいろな食べ方があります。今日は、「あじ」を、旨味を引き出してくれる魔法の調味料の塩麹に漬け込んだものを焼いた、「あじの塩麹焼き」です。