学校ブログ

11月6~10日の給食

    

   11月6日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 鮭のねぎみそ焼き

 肉じゃが

 ほうれんそうのおひたし

  今月は「彩の国ふるさと学校給食月間」です。これは収穫の秋の11月に、給食に地元の食材をたくさん取り入れ、生産に携わる人に感謝し、ふるさと、郷土食に理解を深めるために作られました。みなさんも埼玉県や鴻巣市のついてたくさんのことを知ってください。

 給食では毎日飲んでいる牛乳も埼玉県の牛から絞られたもの、そしてお米もすべて鴻巣市産です。さらに今日のお米は特別栽培米の「こうのとり伝説米」です。給食では一年中地元の食材が使われていることを知っていましたか?今月の給食ではねぎ、キャベツ、だいこん、はくさい、さつまいもは鴻巣市産のものを使います。さらに埼玉県や各地域の郷土料理もたくさん給食に登場します。楽しみにしていてください。合わせて、みなさんはもう第3校舎1階に貼ってある「こんなにあるよ!埼玉の農産物」よいう掲示物を見ましたか?よく見て埼玉県のことを知ってください。


 

   11月7日の給食

 しゃくし菜ごはん

 牛乳

 いかのかりん揚げ(低1こ高2こ)

 煮ぼうとう

  今日のごはんに入っている葉野菜は「しゃくし菜」です。正式名は「雪白体菜」といいます。葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。今日はその秩父産のしゃくし菜を漬物にしたものをごはんに炊き込みました。

 今日はもうひとつ「煮ぼうとう」のお話です。煮ぼうとうは埼玉県深谷市の郷土料理です。幅の広い平打ち麺と野菜を煮込んだものです。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」「おっきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそうなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを下茹でせずに野菜と煮込むことで、ほどよくとろみがつき、温かさが増します。地元の偉人の渋沢栄一も好んでよく食べていたそうです。埼玉県の味を良く味わってください。


 

 

   11月8日の給食

 ソフトフランスパン

 ブルーベリージャム

 牛乳

 たこナゲット

 ポークビーンズ

 ブロッコリーサラダ

  今日11月8日は「118」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本歯科医師会によって制定された記念日です。そこで、今日の給食にはソフトフランスパン、たこ、大豆、ブロッコリーやキャベツなどたっぷりの野菜など噛みごたえあるものがたくさん登場しています。よく噛むことで歯が丈夫になるだけでなく、脳の働きも活発になります。

 ジャムになっているブルーベリーは北アメリカ原産のいちごの仲間のくだものです。日本では長野や岩手、北海道などの涼しいところで栽培され、6~8月にかけて収穫されます。埼玉県も美里町や秩父市などで栽培されています。ブルーベリーの色素のアントシアニンは目の働きを高める働きがあります。


 

   11月9日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 さばの塩焼き

 ねぎぬた

 けんちん汁

  今日のごはんも「こうのとり伝説米」です。

 「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。

 ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。ふっかちゃんで有名なたくさんとれる深谷ねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。味わって食べてください。


 

   11月10日の給食

 ナン

 牛乳

 カレーミート

 コンソメスープ

 りんご

  みなさんが大好きなカレーがどこの国の料理か知っていますか?カレーはもともと「カリ」と呼ばれるインドの料理がイギリスへ伝わったものです。日本へは今から100年以上前に伝わりました。そこで今日はいつもより本格的にインド料理らしく食べようとナンを登場させました。ナンは「インドのパン」と言われ、インド、パキスタン、イランなど中央アジアで広く食べられています。もともとは焼き菓子全体をさすペルシャ語が名前の由来といわれています。小麦粉をヨーグルトと牛乳でのばし、タンドールという土窯の内側にはりつけてふんわり焼き上げるため、表面はでこぼこしてところどころにふくらんだ焦げがあるのが特徴です。さらに伝統的な「ギー」というヤギの脂を薄く塗るそうです。今日はナンをちぎってカレーミートをつけながら食べてください。

11月1~2日の給食

 

   11月1日の給食

 豚肉とごぼうの炊き込みご飯

 牛乳

 だし巻きたまご

 なめこ汁

  目玉焼き、炒りたまご、オムレツ・・・焼いた卵料理がたくさんある中で、今日の給食は「だし巻きたまご」の登場です。名前のとおり、だし巻きたまごは、よく溶いたたまごとだし汁を合わせて、ふんわりと四角く焼き上げたものです。あれ?似た料理に厚焼きたまごもありますが、どこが違うのでしょうか?だし巻きたまごはだし汁を入れ、薄味で仕上げ、関西でよく食べられています。厚焼きたまごはだし汁をいれることもありますが、砂糖などを入れ、しっかり味をつけ、関東でよく食べられています。この違いは江戸時代の生活の違いからできたものだそうです。みなさんの家のたまご焼きはどんな味ですか?


 

   11月2日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 鶏肉とカシューナッツの炒めもの

  今日は「チャンポン」についてお話しします。始まりは明治32年の長崎で開店した中国福建省出身の中国人店主だといわれています。この料理の基本にあるのは故郷福建省の肉や野菜の入った麺料理です。これに長崎の海でとれるいか、えび、あさりなどを加えて麺にのせました。これを「ちゃんぽん」と名付けました。「ちゃんぽん」の名前の由来にはいくつかあります。福建省語の「ごはんを食べる」という意味の「シャポン」から、また江戸時代の造語で「異なるものを混ぜる」という意味の「ちゃんぽん」から、またインドネシア語の「ごちゃ混ぜ」という意味の「チャンプル」からとたくさんの説があります。肉、魚介類、卵、野菜が混ざって栄養たっぷりのちゃんぽん麺を残さず食べましょう

10月30~31日の給食

 

   10月30日の給食

 黒パン

 牛乳

 たらのピザ焼き

 ブロッコリーサラダ

 ウインナーとレンズ豆のスープ

  スープに入っているレンズ豆のお話です。レンズ豆はマメ科の植物で原産地は西アジアです。今から4000年以上も前から栽培されていて、人類最初の栽培植物のひとつですが、日本に入ってきたのはごく最近のことです。マメの形から「ひら豆」ともよばれています。種子の部分を食用として、スープ、サラダ、鍋料理、肉の代用品としても食べられています。また、豆を挽いて粉にし、小麦粉などと混ぜてケーキなどのお菓子にも使われれています。消化が良く、病人食や乳幼児食、高齢者の食事の材料としても使われています。

 レンズ豆。めがねなどのレンズのような形だからこの名前がついたと思っている人もいるかもしれませんが、これは逆。昔、最初にガラスで「レンズ」を作った人が、このガラスの形がレンズ豆に似ているので「レンズ」という言葉をとったそうです。


 

   10月31日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごのかりん揚げ(低2こ高3こ)

 かぼちゃの甘煮

 のっぺい汁

  のっぺい汁とは全国各地にある郷土料理です。にんじん、さといも、油揚げなどをだしで煮て、しょうゆ、塩で味をつけ片栗粉などでとろみをつけた料理です。鶏肉や魚を入れるところもあります。材料の組み合わせ方、切り方、汁の量なども地方によって少しずつ違います。祭り、仏事、正月など昔から催しもののある日に作られていました。地方によって「のっぺい汁」「のっぺ」「のっぺ汁」などいろいろな呼び方をしますが、いずれもとろみのある料理です。とろみがのっぺりしているのでのっぺいになったようですね。

 今日はかぼちゃ料理です。それは、今日10月31日がハロウィンだからです。ハロウィンとは古代ヨーロッパから伝わる霊をまつるお祭りです。アメリカでは大きなオレンジ色のかぼちゃをくり抜いて作ったお化けランタンにろうそくをともして飾る秋のお祭りになっています。日本では魔女などに仮装をしてパーティーやパレードを行っているところもあります。

 かぼちゃには目やのど、鼻の粘膜を強くするビタミンAがたくさん含まれています。風邪やインフルエンザにかかりたくない人はしっかり食べましょう。

10月24~27日の給食

 

   10月24日の給食

 鴻巣ねぎ旨うどん

 牛乳

 切り昆布の煮物

 いがまんじゅう

  今日は「市民の日お祝い献立」です。2005年に鴻巣市、吹上町、川里町の1市2町が合併した10月1日を「市民の日」として制定しました。そこで今日は鴻巣のねぎをたっぷり使ったうどんと、鴻巣市からプレゼントの「いがまんじゅう」が登場です。いがまんじゅうは旧川里町が発祥といわれ、羽生市や旧騎西町などで昔から食べられている和菓子です。田舎まんじゅうの表面に赤飯がまぶしてあり、見た目が「栗のいが」に似ていることから「いがまんじゅう」と名付けられたようです。まんじゅうと赤飯という一見ミスマッチな組み合わせですが、甘じょっぱさともっちりとした食感です。今でもお祝いなどのごちそうとして地域に親しまれています。

 今日は鴻巣市の菓子組合の職人さんたちが給食のために食べ切りサイズで特別に作ってくださいました。この機会に鴻巣市の歴史を調べたり、農業、工業、文化などについて興味を持ったりして、将来の鴻巣市についても考えてみましょう。


 

   10月25日の給食

 メロンパン

 牛乳

 ポテトのチーズ焼き

 ミニトマト

 コンソメスープ

  今日は2年生のリクエスト献立です。主食部門1位のメロンパン、主菜部門1位のポテトのチーズ焼き、副菜部門2位のミニトマト、汁物部門2位のコンソメスープを組み合わせました。他に人気があったメニューは黒パン、マーボー豆腐、肉じゃが、なめこ汁でした。

 メロンパンは、あんぱん、ジャムパンなどと並ぶとてもメジャーなパンなのに謎が多くありませんか?メロンに似た形だから?メロンの香りがするから?メロンの味がするから?メロン入っている?日本発祥の菓子パンということは分かっているのですが誰が最初に作ったのか、名前の由来はなんなのかたくさんの説がありはっきりしていません。このパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方ではわたしたちがメロンパンといっているもののことを「サンライズ」といい、関西でメロンパンと呼ばれているものはラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っているそうです。旅行に行った時などに食べ比べてみてください。


 

   10月26日の給食

 タコライス

 牛乳

 にんじんしりしり

 セレクトおつまみ

  今日はセレクトおつまみです。ヨーグルトレーズン261人、ハニーピーナッツ328人、青のり小魚63人でした。みなさん何を基準に選んだのでしょうか?好きなもの?苦手なものを避けた?あまり食べたことのないものにチャレンジした?自分の選んだものなので残さず食べてくださいね。

 「タコライス」「人参しりしり」とも沖縄県の郷土料理です。タコライスといってもたこの入っているごはんではありません。メキシコ料理のタコスの具である、ひき肉、チーズ、レタス、トマトをのせたごはんです。辛味のあるサルサソースをかけて食べます。1984年に沖縄県の飲食店のオーナーがアメリカ兵のために考えたのが始まりです。給食では、ごはんの上に、ピリ辛の豚肉、レタスの代わりの茹でたキャベツ、タコスの代わりの揚げワンタンをのせて混ぜながら食べてください。


 

   10月27日の給食

 吹き寄せごはん

 牛乳

 鮭の幽庵焼き

 沢煮椀

 みかん

  今日は「吹き寄せごはん」についてお話します。「吹き寄せ」とは、秋の色づいた葉が風で吹き寄せられた様子を表したもので、秋から冬にかけて、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため秋の食材が使われることも多く、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日の給食でが秋が旬のさつまいも、しめじ、そして紅葉を表した人参を入れて炊き込みました。秋の味覚を楽しみながらおいしくいただきましょう。季節を感じることができましたか?

10月16~20日の給食

 

   10月16日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 炒り鶏

 相性汁

 のり佃煮

  相性汁は和食の調味料みそと洋食の素材の牛乳が相性良く組み合わさった汁物です。

 今日はごはんのお供の佃煮のお話です。「佃煮」は日本に昔からある保存食品です。江戸時代に徳川家康が江戸(今の東京)に移る際に摂津(今の大阪と兵庫の一部)の漁師を隅田川の河口付近の埋め立て地(今の中央区佃島)に住まわせました。その漁師たちが売り物にならない小魚を甘辛く煮詰め、自家製の惣菜にしたのが始まりです。味もよく、安く、保存もきくことから江戸庶民に広まり、その後参勤交代の武士が佃島名物として各地に持ち帰り、全国に広まっていきました。今日は海苔の佃煮です。ごはんにとても合いますが、佃煮だけでご飯を食べるのではなく、炒り鶏や相性汁とも交互に食べてください。


 

   10月17日の給食

 カレーピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 豆サラダ

 サラダに入っている緑色の豆は「枝豆」です。そして紫色の豆は「レッドキドニービーンズ」という豆です。日本では赤インゲン豆といわれています。9月から11月に旬を迎えます。問題です。レッドキドニーの「キドニー」とは私たちの体の中にある内臓の名前です。豆の形がこの内臓に似ているので、この名前がつきました。その内臓とは次のうちどれでしょうか?(1)心臓(2)肝臓(3)腎臓  正解は(3)腎臓です。鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。また、豆の中でも特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。


 

   10月18日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 コロッケ

 ボイルキャベツ

 パスタスープ

 

 

みなさんが大好きなコロッケ。さてコロッケはどこの国の料理でしょうか?(1)フランス(2)イタリア(3)ドイツ 正解は(1)フランスです。コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。

 今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた田間宮小独自の栄養いっぱいのコロッケです。


 

   10月19日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツポンチ

  今日は人気メニューのフルーツポンチのお話です。「ポンチ」とはもとは英語の「パンチ」がなまったものですが、そのさらにもとの言葉はインドのサンスクリット語の「パーンチ」です。なんとカレー発祥の地インドがルーツなのです。ですから今日もカレーライスとセットでフルーツポンチが登場です。

 昔、紅茶発祥の地でもあるインドで、紅茶の飲み方の一つに果物を入れた冷やした紅茶がありました。それがイギリスに伝わり、お酒や水、レモン水、砂糖などを混ぜ合わせた「パンチ」という飲み物になり、1600年には飲まれていたようです。日本では1923年に銀座のフルーツパーラーの千疋屋でお酒の入っていない、果物やシロップ、炭酸水などを入れたフルーツポンチが提供されています。田間宮小の今日のフルーツポンチにはパイン、みかん、黄桃、ぶどうゼリー、レモン味のこんにゃくゼリーが入っています。お味はいかがですか?


 

   10月20日の給食

 小松菜ごはん

 牛乳

 豚肉とれんこんの黒酢炒め

 たまねぎのみそ汁

  今日はごはんに入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。