学校ブログ

12月18~19日の給食

    12月18日の給食

 ごはん

 牛乳

 カレイの竜田揚げ

 水菜とだいこんのサラダ

 かきたま汁

  水菜はアブラナ科の植物で、古くから京都を中心に栽培されている「京野菜」で、別名「京菜」ともよばれています。きれいな水を引き込んで栽培することから水菜という名前がついたようです。寒さ強い野菜で、12月から3月に多く出回る冬野菜です。漬物やお浸し、鍋物にして食べることが多い野菜です。関西では「ハリハリ鍋」と名付けられ、たくさんの水菜を入れた鍋がよく食べられています。水菜は独特の香りと、歯触りを持ちます。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムを多く含んでいます。今日は鴻巣産の水菜と鴻巣産のだいこん、白菜と合わせてサラダにしました。風邪に負けそうな人にはぜひたくさん食べてほしいですね。


 

   12月19日の給食

 パエリア

 牛乳

 セレクトメインディッシュ

 ベジタブルスープ

 デザート

  パエリアはスペイン東部のバレンシア地方発祥の代表的な米料理です。フライパンに、オリーブオイルを入れ、魚介類や肉、野菜などの具を炒めて、そこに米、水、サフランという植物を乾燥させた香辛料で色と香りをつけて炊き上げます。給食ではカレー粉の黄色の成分でもあるターメリックで色を付けてあります。「パエリア」とは両手に取っ手の付いたフライパンのことで、もともとはお祝いなど晴れやかな日に男の人たちが作り、外で食べられる料理です。食べる時もこのパエリア鍋ごと食卓に出し、直接食べるのが正式です。

 今日はセレクト給食です。タンドリーチキン384人、ポテトのチーズ焼き263人でした。みなさんは何を基準に選んだのでしょうか?

 2学期の給食も今日が最後です。今学期もよくかんで、好き嫌いなく食べられたでしょうか?冬休み中も栄養バランスの整った食事をするようにし、3学期に元気なみなさんに会いたいですね。

 

12月1日の給食

 

   12月1日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 くきわかめサラダ

 ハニーピーナッツ

  みなさんはスパゲティというと何味を思い浮かべますか?カルボナーラ?ペペロンチーノ?明太子?忘れてならないのがナポリタンです。ふた昔前までは日本ではスパゲティというとナポリタンという人が多かったようです。

 ナポリタンとはスパゲティをトマトソースやケチャップでからめ、パルメザンチーズをかけたものです。具はピーマンやソーセージが一般的です。しかしナポリタンという種類のスパゲティはスパゲティの本場イタリアにはないそうです。ナポリタンという名前は、イタリアではトマトが多くとれるので首都のナポリの名前をとって「ナポリ風」ということでナポリタンと名付けたようで、日本独自のスパゲティになっています。

12月4~8日の給食

 

   12月4日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚揚げと豚肉の味噌炒め

 のっぺい汁

  みそ炒めに使われている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180度前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも 正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。


 

   11月5日の給食

 タンメン

 牛乳

 彩の国肉まん

 小松菜とひじきの炒め物

 りんご

  肉まんは中国では「ロウパオヅ」といい、小麦粉をこねて発酵させた蒸し中華まんじゅうの中に、肉を入れた点心のひとつです。今日の肉まんの正式名は「彩の国肉まん」といいます。この肉まんは名前のとおり埼玉県で採れた食材をたくさん使って作られています。皮は埼玉県産の小麦、具の豚肉も埼玉産の豚を使っています。

 タンメンとは、もやし、キャベツ、にら、にんじん、たまねぎなどの野菜と豚肉を炒めた中華料理店でも一般的なメニューです。タンメンは東京や横浜が発祥と言われている日本生まれの麺調理です。しかも今でも関東地方でしか知られていないようです。タンメンには塩味ものが多いですが、塩ラーメンとは違うようです。今日の給食では、豚肉、にんじん、にら、しいたけ、鴻巣産のキャベツとねぎを使ったタンメンです。


 

   12月6日の給食

 かて飯

 牛乳

 たらの野菜あんかけ

 鋳物汁

  「かて飯」って何だろう?炊き込みごはんとは違うの?と思っている人も多いでしょう。炊き込みごはんとは、季節の食材を豊富に使うごはん料理として食卓に登場しています。また、各地の郷土料理の中にも具に特徴のある炊き込みごはんがみられます。いずれにしても現在では、お米が主役で具が脇役になっています。しかし、その原型はお米が高価で十分に食べられなかった時代にお米を節約するために、麦や粟、稗などの雑穀や、野草、芋、だいこんといった「糧」と呼ばれるたくさんの具をかさを増す増量材として、少量の米に混ぜて炊き込んだものが「かて飯」だったのです。また、かて飯は秩父地方の郷土料理になっていて、秩父ではお客様がくると「おもてなし」の食事として作られています。今日のかて飯には「ずいき」という食品が入っています。「ずいき」は里芋の茎の部分を干したものです。今日のずいきは先月使った丸系八つ頭の茎を干しておいたものです。里芋は芋の部分だけでなく、茎もおいしく食べられることをぜひ知っておいてください。


 

   12月7日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごごまフライ

 五目煮豆

 みぞれ汁

 「みぞれ汁」とは「みぞれ鍋」を給食用にアレンジしたものです。みぞれ鍋とは大量のだいこんおろしを使った鍋料理です。だいこんおろしに火が通って半透明になった様子が、みぞれに似ていることからこう呼ばれています。別名「雪鍋」「あわ雪鍋」ともいわれます。寒くなり、だいこんもたくさん採れる冬に食べられる料理です。和食にはこのように季節を表す言葉が料理名につくことがよくあります。和食がユネスコ文化遺産になった理由のひとつでもあります。みぞれ鍋をつくるときは、ふつうのおろし金でだいこんおろしを作るよりも、「鬼おろし」という竹製のおろし器を使っただいこんおろしの方が食感が良いそうです。今日の給食では26kgのだいこんをおろしました。だいこんおろしによって汁にとろみがついて冷めにくくなります。まただいこんには消化を助ける酵素がたくさん入っています。食べ過ぎていたり、胃が疲れていたりするときにおすすめの食材です。


 

   12月8日の給食

 コッペパン

 牛乳

 ラザニア

 ボイルブロッコリー

 コンソメスープ

 

 

 今日は田間宮小特性の「ラザニア」についてお話しします。「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタ何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。

 

12月11日~15日の給食

 

   12月11日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フツールポンチ

 1頭の乳牛から1日にとれる牛乳の量は給食の牛乳何本分でしょう?(1)20本(2)50本(3)80本(4)100本(5)150本  正解は(5)150本です。赤ちゃんが牛乳だけで大きくなるというほど牛乳は人間が必要な栄養のほとんどを含んでいる「完全栄養食品」です。牛乳にとくにたくさん含まれているカルシウムは骨や歯を丈夫にするのはもちろんのこと、神経が伝わる時にも必要な栄養です。ですから、カルシウムが足りなくなると骨が折れやすくなったり、虫歯になってしまったりすることもあります。また、イライラしたり、落ち着きがなくなってしまったりします。授業中に集中できずによそ見ばかりしている人はいませんか?これは体からのカルシウム不足の赤信号です。集中できないので勉強もはかどりません。今日もしっかり牛乳を飲んでくださいね。寒くなってきたり、フルーツポンチがあると牛乳の残りが増えてきて悲しいです。


 

   12月12日の給食

 五目うどん

 牛乳

 さつまいもと鶏肉の旨煮

 みかん

  今日の旨煮に使われているさつまいもは鴻巣産のシルクスイートというとてもなめらかでおいしい品種です。

 寒くなってくるとよく食べられるようになる「みかん」。旬が10月くらいから2月くらいまでだからです。みなさんがよく食べているみかんは「温州蜜柑」という種類です。温州蜜柑の原種ができたのが中国の温州地方だったためこの名前がつきましたが、実際わたしたちが食べている温州蜜柑は500年くらい前の鹿児島県長島でその原種が突然変異でできたものを改良したものです。今では温州蜜柑の原種は日本になっています。英語でも「サツママンダリン」と呼ばれています。

 みかんには風邪を予防するのに効果があるビタミンCが多く、給食のサイズのみかんを3個食べれば1日に必要なビタミンCを補うことができます。皮を乾燥させたものは「陳皮」といい、七味唐辛子の材料や咳止めの漢方薬としても使われます。また、みかんの皮の白い筋の部分にはビタミンPと呼ばれる血管を丈夫にする栄養があります。みかんを食べる時は白い筋ごと食べたほうが栄養が取れていいかもしれませんね。

 今日さつまいもは鴻巣でとれたシルクスイートという品種のさつまいもです。名前のとおり、繊維が少なくシルクのようななめらかさがある甘いさつまいもです。1個2キロ以上あるものもありました。


 

   12月13日の給食

 中華おこわ

 牛乳

 かに玉の甘酢あんかけ

 チンゲンサイのスープ

  わたしたちのまわりには、中国から伝わってきた野菜がいっぱいあります。まるで日本の代表野菜のような「だいこん」や「はくさい」も遠い昔中国からやってきました。今日はスープに使われているチンゲンサイのお話です。

 チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜で、キャベツやブロッコリーなどと同じ仲間です。葉は緑色、茎はうすい緑色をしています。やわらかくてシャキシャキした歯ごたえが特徴です。カロテンやビタミンCが多く風邪予防に効果があります。スープ、おひたし、炒め物、煮物にとどんな料理にもあいます。体調の悪い人、風邪に負けそうな人はぜひたくさん食べてほしい野菜です。


 

   12月14日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 さわらの幽庵焼き

 かぼちゃのそぼろ煮

 白菜のみそ汁

  今日は「冬至」についてお話しします。冬至は1年でもっとも昼が短くなる日のことで、今年は12月22日です。この日にかぼちゃを食べると長生きするといわれています。昔は冬至のころになると緑黄色野菜が不足しあまり食べることができなくなり栄養不足になっていました。そこで、長期保存できるかぼちゃを夏に収穫して取って置き、冬に食べていました。また冬至にはゆず湯に入るという風習もあります。これはお風呂に入って病気を治すという意味の「湯治」とかけているということ、また、融通良く暮らせるようにという融通とゆずをかけて、願いが込められています。実際、ゆず湯に入ると皮に含まれている油の成分が溶け出し、湯冷めしにくくなるそうです。今日の魚のさわらは刻んだゆずとみそに漬け込んであります。冬至献立を味わっていただきましょう。


   12月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チリコンカン

 フラワーサラダ

  今日は、「カリフラワー」についてお話しします。白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。

 カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。問題です。カリフラワー植物のどの部分を食べているのでしょうか?(1)葉(2)実(3)つぼみ 正解は(3)つぼみです。ブロッコリーも同じく花が咲く前のつぼみの部分を食べています。そのため今日のサラダはフラワーサラダという名前がついています。

11月13~17日の給食

 

   11月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 和風ハンバーグ

 だいこんのみそ汁

 今日は、就学時健康診断のため1時間就職時間が早くなりました。

 今日はみそ汁にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。

 だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。葉にはビタミンCが多く疲れをとったり病気を防いだりする働きがあります。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。今日も鴻巣の大根です。根も葉も丸ごと使っています。


 

   11月15日の給食

 とり五目ごはん

 牛乳

 わかさぎフリッター

 沢煮椀

  沢煮椀とは豚の背脂を細く切って塩でもんで湯通し、これとにんじん、ごぼう、みつばなどをせん切りにした野菜をだし汁で煮て、しょうゆや塩で薄く味付けした汁物です。「多い」ということ「沢山(たくさん)」といったことから、たくさんの材料を使ったこの料理に「沢煮」という名前がついたようです。

 今日の給食では、豚肉、豆腐、にんじん、ごぼう、だいこん、しめじ、こんにゃく、ねぎ、そして鴻巣産の丸系八つ頭という特別なお芋の入った沢煮椀になっています。ごぼうやにんじん、しめじだいこん、こんにゃくには食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれます。


 

   11月16日の給食

 肉汁うどん

 牛乳

 ゼリーフライ

 キャベツソテー

  ゼリーフライはドラマの陸王でも有名な行田市の郷土料理です。おからとじゃがいもで作った衣の無いコロッケようなものです。形が小判に似ていることから、銭フライがなまってゼリーフライになったそうです。

 今日はうどんのお話です。埼玉県では日照時間が長く江戸時代から小麦栽培が盛んです。埼玉でとれる小麦は特にうどんに適していて、加須、熊谷、鴻巣などは作付面積も多くむかしからうどんを食べる習慣が根付いていました。そのため、加須うどん、熊谷うどん、川島のすったて、深谷の煮ぼうとう、秩父のおきりこみ、鴻巣の川幅うどんなど郷土料理やご当地うどんなども多くなっています。

 豚肉やねぎ、なす、油揚げなど具のたくさん入った温かいおつゆに、茹でてから冷水でしめたうどんを入れながら食べるのは全国でもこのあたり独特の食べ方です。きんぴらごぼうなどといっしょに食べることも多いです。今日は豚肉と鴻巣のねぎが入った肉汁うどんです。


 

   11月17日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 ほうれんそうサラダ

 小魚

  今日はサラダにたっぷり入っているほうれんそうのお話です。ほうれんそうは西アジア原産でペルシャで栽培され始めました。「ほうれん」とは中国語で「ペルシャ」のことで、ペルシャからシルクロードを経由して中国に伝わり、日本へは17世紀に入ってきました。ほうれんそうはにんじん、かぼちゃと並び代表的な色の濃い野菜です。目や鼻の粘膜を強くするビタミンA、免疫力を高めるビタミンC、貧血予防に効果のある鉄分が多く含まれています。特に寒くなってくると栄養価や甘味が増します。寒くなってきたためか風邪気味の人が多いようです。調子が悪いな、と思う人はぜひおかわりしてください。