カテゴリ:給食室から

8月31日~9月1日の給食

 

   8月31日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 ポークパオズ

 わかめスープ

 梨

  今日から給食が始まりました。楽しみにしていてくれたでしょうか?

 今日は「梨」についてお話します。梨は 1800年前から食べられている秋の味覚を代表する果物です。埼玉県は梨栽培の盛んなところで、収穫量は全国第7位です。鴻巣市も常光地区を中心に梨畑がたくさんあります。

 梨には別の名前があることを知っていますか?「なし」という名前が「無い」という意味につながるため縁起が悪いので「有りの実」という呼び方もあります。

 今日の梨は皮が赤っぽく、シャリシャリした歯ざわりと、名前が「豊かな水」と書くようにみずみずしさが特徴の「豊水」という種類です。梨には、のどにうるおいを与え、熱を下げたり、肉を食べた時の消化を助けたり、便秘を防いだり、疲れをとったりといった働きがあります。今のみなさんの体が必要としている働きばかりですね。旬の果物をしっかり食べましょう。


 

   9月1日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじのスタミナ焼き

 麩チャンプル

 豚汁

  今日は麩の炒め物「麩チャンプル」に入っている「麩」のについてお話します。まず麩をみつけてください。問題です。麩は何からできているでしょうか?(1)米(2)小麦(3)じゃがいも(4)砂糖(5)大豆  正解は(2)小麦です。麩は小麦粉の中に含まれるたんぱく質のグルテンというものの塊です。小麦粉に水と少量の塩を混ぜてよく練って生地を作り、粘りが出たものを水の中で揉むとガムのようなグルテンが残ります。このグルテンを蒸したり、茹でたりしたものが「生麩」、生麩を揚げたものが「揚げ麩」、グルテンにさらに小麦粉やもち米などを加えて焼いたものが「焼き麩」といい、焼き麩には四角いもの、花型のもの、丸いもの、ドーナツ型のものなどがあります。今日は小さいドーナツ型の「小車麩」です。

 麩の歴史は古く、今から1300年以上前の中国ではすでに食べられていたそうで、日本へは700年くらい前に伝わってきました。当時の日本は仏教の教えから僧侶は肉食を禁じられていました。そこで肉に代わるたんぱく質源として、大豆から豆腐や湯葉を作り、小麦から麩を作り食べていました。今でも、お寺などで食べられる精進料理には麩がよくつかわれています。夏休みにお寺の多いところに旅行に行った人は麩の料理を食べませんでしたか?今日の麩チャンプルには鶏肉と麩がたんぱく源として入っていますが、目をつぶって食べて違いがわかりますか?