2020年1月の記事一覧

1月10日~17日の給食

 1月10日の給食

 くわいごはん

 牛乳

 五目厚焼きたまご

 雑煮

 紅白ゼリー

 令和2年の給食が始まりました。今日は「くわい」を炊き込んだごはんです。くわいは埼玉県のふるさと野菜のひとつです。500年くらい前から作られていて、現在も越谷市、春日部市、さいたま市などでつくられています。欧米では観賞用として、日本や中国では、茎の部分が大きく膨らむ塊茎という部分を食べています。特に日本では葉の部分が矢じりの形をしているので「芽が出る」縁起の良い植物としておせち料理でも食べられています。
 明日1月11日は「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を1月11日に手や木槌で割って、おしるこや雑煮にして食べます。今日の給食が雑煮なのもそのためです。昔、鏡はとても神聖なものとされていたので、その鏡に似せて作ったもちを鏡餅というようになりました。正月に「切る、割る」といった言葉が縁起が悪いので、包丁を使わずに「開く」というようになりました。
 雑煮は室町時代から食べる習慣があったそうです。みなさんの家ではどんな雑煮を食べましたか?地方によって丸餅や角餅、あん入り餅、塩味、醤油味、味噌味などいろいろあります。第三校舎の1階に全国のお雑煮の写真が貼ってあります。みなさんの家のものと比べてみてください。今日の給食は埼玉県でよく食べられている雑煮にしてあります。

 さて、今年一年の運だめしです。田間宮小640人のうち40人だけにラッキースターが入っています。雑煮に星型のにんじんが入っていた人は大吉、星の形に穴のあいたにんじんが入っていた人は中吉です。入っていた人はぜひ教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。


 1月14日の給食

 ごはん

 牛乳

 笹かまぼこ

 すき焼き風煮

 にらともやしのごま酢和え

  すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にすきやきは牛肉、ねぎや春菊、豆腐、白滝などを砂糖としょうゆで濃いめに味付けし、溶き卵をからめて食べます。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。では、すき焼きの名前の由来は何でしょうか?好きなものを食べるからでしょうか?それとも好きな人と食べるからでしょうか?すき焼きは江戸時代末期に誕生しました。日本では1800年代後半までは牛肉を食べる習慣はありませんでした。しかし農具の鋤を火にかざしてカモ肉や鶏肉を焼いた「鋤焼き」がありました。これが今のすき焼きのルーツになります。幕末には、京都の三条河原にすき焼き屋が初めて誕生しました。給食では生卵を出すことはできませんが、白いごはんにとても合う料理です。冬野菜もたくさ使われています。インフルエンザにかからないためにもにらともやしのごま酢あえとともに残さず食べるようにしましょう。。
 今日の給食にも鴻巣産の野菜がたくさん使われています。ねぎ、にんじん、白菜が鴻巣産野菜です。


 1月15日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 チーズオンハンバーグ

 ブロッコリーサラダ

 ウインナーとレンズ豆のスープ

  スープに入っているレンズ豆のお話です。レンズ豆はマメ科の植物で原産地は西アジアです。今から4000年以上も前から栽培されていて、人類最初の栽培植物のひとつですが、日本に入ってきたのはごく最近のことです。マメの形から「ひら豆」ともよばれています。種子の部分を食用として、スープ、サラダ、鍋料理、肉の代用品としても食べられています。また、豆を挽いて粉にし、小麦粉などと混ぜてケーキなどのお菓子にも使われれています。消化が良く、病人食や乳幼児食、高齢者の食事の材料としても使われています。
 レンズ豆。めがねなどのレンズのような形だからこの名前がついたと思っている人もいるかもしれませんが、これは逆。昔、最初にガラスで「レンズ」を作った人が、このガラスの形がレンズ豆に似ているので「レンズ」という言葉をとったと言われています。


 1月16日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 丸ごとあじフライ

 わかめスープ

 ライチゼリー

 今日は6年生のリクエスト給食第1弾です。主食部門1位のキムチチャーハン、主菜部門2位の丸ごとアジフライ、汁物部門2位のわかめスープの組み合わせです。これは特に6年1組で人気がありました。そこでエネルギーも低めだったので6年1組で人気のあったライチゼリーをつけました。6年生の集計をしてみると各クラスでずいぶん好みの違いがあるんだなと気づかされました。(それともだれかのつぶやきによるものでしょうか?)


 1月17日の給食

 こどもパンスライス

 牛乳

 照り焼きチキン

 ボイルキャベツ

 白花豆のスープ

 パイン

 今日は「白花豆」についてお話しします。白花豆の正式な名前は「紅花隠元」といいます。この豆は、大きくてきれいな花が咲くので、花を観賞するための「花豆」として栽培されていました。種子の色から「白花豆」と「紫花豆」の2種類があります。豆類の中で最も豆粒が大きく、特に白花豆は大粒で純白なことから「豆の女王」とも呼ばれ、高級な甘納豆や、あんこにして食べたりします。と言いながらもみなさんは今日の給食の中から白花豆をみつけることができましたか?料理の名前からスープに入っていることはわかったでしょう。実は今日のクリームスープのとろみは白花豆をすりつぶしたものでつけてあります。