2018年2月の記事一覧
2月5日~9日の給食
2月5日の給食
山菜ごはん
牛乳
ほっけの塩焼き
呉汁
ハニーピーナッツ
今日の魚は「ホッケ」です。塩焼きになって登場しました。ホッケは開いて干物にして、酒の肴としても親しまれています。ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。11月下旬から3月くらいまでが旬です。ホッケは成長するに従って呼び方が変わります。幼魚の頃は青緑色なことから「アオボッケ」「ロウソクボッケ」、1年くらいたったものを「ハルボッケ」、成魚になると「マボッケ」「ネボッケ」と呼ばれます。
ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。適度な脂と淡泊な味、ホクホクした食感、そして骨のとりやすさから人気があります。
2月6日の給食
けんちんうどん
牛乳
小松菜のごまカレー炒め
りんご
6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。1年~5年生のみなさんは、6年生になった時に献立を考えられるように、給食や食品の栄養や旬、行事など知ってくださいね。
第1弾の今日は6年3組Yさんの献立です。考えた理由は「冬なので温かくて野菜をたくさんとれるけんちんうどんにしました。里芋、にんじん、ごぼう、ねぎは埼玉県産を使うので地産地消ができます。小松菜は苦手な人も食べやすいよう、カレー味にしました。りんごは食物繊維が多く、腸の調子を整えてくれます。今の時期にぴったりな献立だと思います。」とのことです。
2月7日の給食
キムチチャーハン
牛乳
にらまんじゅう
チンゲンサイとあさりのスープ
給食で上位に入る人気メニューのキムチチャーハン。今日はその中に使われている「キムチ」についてお話します。キムチとは朝鮮料理の漬物のことで、朝鮮漬けといわれるときもあります。塩漬けしたはくさい、だいこん、きゅうりなどに唐辛子やにんにく、塩辛、くだものなどを混ぜて作ったたれのヤンニョムに漬け込んだものです。一般的にキムチというと、はくさいの真っ赤な辛い物を思い浮かべますが、本来キムチとは朝鮮語の「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。
キムチは乳酸菌による発酵食品で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。また、唐辛子の成分であるカプサイシンには、発汗作用やダイエット効果があるといわれています。ただ、大量に食べると辛味によって味覚が鈍くなったり、塩分の取り過ぎになったりするので注意しましょう。
間もなくお隣の韓国ではピョンチャンオリンピックが開催されますね。キムチを食べて応援しましょう。
2月8日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
ハタハタのから揚げ
卯の花炒め
お事汁
大豆を水に浸けて砕き、しぼってとうにゅうを取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。
今日は、おこと汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがおこと汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。
2月9日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
海そうサラダ
オニオンスープ
今日は6年生作成献立第2弾、6年2組のHさんの献立です。考えた理由は「オニオンスープは体が温まるし、玉ねぎは食べると血液がサラサラになるのでオニオンスープを入れました。海藻サラダは腸の働きを良くしてくれるので入れました。他にも海藻は低カロリーで食物繊維が多く、ミネラルも豊富なため入れました。きなこ揚げパンは、植物性たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル、ビタミンという様々な栄養が含まれています。きなこは大豆からできているのでとても栄養のある食べ物でもあります。他にも、栄養や酸素を体全体に行き渡らせる働きがあるレシチンや抗酸化作用のあるビタミンE、天然ポリフェノールも含まれています。2月は節分もあるのできなこ揚げパンにしました。」とのことです。