2018年5月の記事一覧
5月7日~11日の給食
5月7日の給食
ごはん
牛乳
和風ハンバーグ
ポテトきんぴら
キャベツのみそ汁
今日は味噌汁にたっぷり入っている「キャベツ」のお話です。キャベツはアブラナの仲間の植物でヨーロッパから地中海あたりが原産です。野菜全体の中でもだいこんに次いで2番目に生産量の多いこのキャベツが日本へ入ってきたのは今から300年くらい前です。でも当時のキャベツは食用ではなく観賞用でした。キャベツは一年中作られていますが、大きく2つの種類に分けられます。一つは「冬キャベツ」と言われるキャベツです。葉と葉のすき間がなく、ギュッと詰まった重たいキャベツで、一般的にキャベツといえば、この冬キャベツのことです。もう一つは「春キャベツ」といわれるもので、3月から6月ころに出回るキャベツです。こちらは、葉と葉の隙間があるので、持つと軽く感じます。水分が多くて、甘味があるのが特徴です。キャベツには胃の働きを助ける栄養が含まれています。それは、他の野菜にはほとんどないビタミンU、別名キャベジンと呼ばれるものです。キャベジンという言葉聞いたことありますよね?そう、有名な胃薬の名前です。薬や栄養の名前になってしまうほどキャベツは体に良い野菜なのです。今日のみそ汁残したりできませんよね?
5月8日の給食
山菜うどん
牛乳
いんげんのごま炒め
抹茶蒸しパン
「茶摘み」という歌は「夏も近づく八十八夜~」という歌詞で始まります。これは昔の暦で新年、つまり今の暦の2月4日になってから八十八日目ということです。今年の八十八夜は5月2日でした。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。
そこで今日は埼玉の「抹茶」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑える「カテキン」という栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は最強の組み合わせです。味わって食べましょう。
5月9日の給食
キムたくごはん
牛乳
きびなごのカリカリフライ
中華スープ
ハニーピーナッツ
今日は「キムタクごはん」についてお話します。この料理の名前の由来はなんでしょうか?(1)ある芸能人の名前から(2)材料の名前から(3)この料理を考えた人の名前から 正解は(2)材料の名前からです。料理をよく見れば簡単ですよね。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。もともとは漬物の盛んな長野県の給食で、子供たちに漬物の良さをしってもらおうと考えられたものです。漬物はヨーグルトや納豆と同じく発酵食品とよばれるもので、漬物の酸っぱさのもとになっている乳酸菌がお腹の調子を整えてくれます。ピリ辛とコリコリを味わって食べてください。
5月10日の給食
ごはん
牛乳
さわらの西京焼き
にらともやしのおひたし
新じゃがの炒め煮
今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。
5月11日の給食
ツイストパン
牛乳
ポークビーンズ
イタリアンサラダ
「ポークビーンズ」は正式には「ポークアンドビーンズ」といい、白いんげん豆と豚肉をトマト味で煮込んだアメリカの家庭料理です。給食では白いんげん豆の代わりに大豆を使って作っています。問題です。大豆の別名は何でしょう?(1)肉の粒(2)大きい豆(3)畑の肉 正解は(3)畑の肉です。大豆には肉や魚と同じように体をつくるもとになるたんぱく質がたくさん含まれています。また、血液の中の悪い脂のコレステロールを減らす働きがあります。
エネルギーのもとになる働きのあるパン、からだの調子を整える働きのあるコールスローサラダとともに、三角食べというように交互に食べて、健康な体を手に入れましょう。もちろん牛乳もしっかり飲んでね。