2018年10月の記事一覧

10月1日~5日の給食

 

  10月1日の給食

 チキンライス

 牛乳

 スパニッシュオムレツ

 コンソメスープ

 みなさんはチキンライスって知っていますよね?鶏肉、玉ねぎ、マッシュルーム、グリンピースなどを炊いたご飯とともに炒め、トマトケチャップ、塩、こしょうで味付けした米料理です。赤いごはんが特徴で、卵に包まれてオムライスとして登場することもあります。お子様ランチで旗を立てられていることもあります。では問題です。このチキンライスの発祥の国はどこでしょうか?(1)日本(2)アメリカ(3)イギリス  正解は(1)日本です。チキンライスは昔はチッケンライスと言われ、鶏肉や玉ねぎ、にんじんなどを加えて炊いた西洋風ごはんでした。当時はケチャップを使用していなかったので赤くはありませんでした。その後血沈ライスは教会などで子どもたちに振舞われ日本でも広まっていきました。ケチャップ味になったのは大正末期から昭和初期になってからです。そのため、外国で「チキンライス」と言っても伝わりませんよ。


 

  10月2日の給食

 ごはん

 牛乳

 おろしハンバーグ

 カリフラワーのバター醤油炒め

 豆腐のみそ汁

 今日は、「カリフラワー」についてお話しします。白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。

 カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。

 今日の給食では、洋食に使うことの多いカリフラワーを和食にも合うように味付けしてみました。


 

  10月3日の給食

 黒パン

 牛乳

 鮭のマヨネーズ焼き

 フレンチサラダ

 ボルシチ

 ボルシチは東ヨーロッパにある、とても寒いウクライナという国の伝統的な料理です。世界三大スープのひとつとも言われています。ボルシチは日本の雑煮のように地域によって、肉や野菜など具や切り方が違いますが、特徴としては「テーブルビート」という赤かぶに似た野菜で赤い色をつけます。また、ボルシチにはサワークリームを仕上げに浮かべるのも特徴です。今日の給食でも、ビーツを使い、食べやすいようにトマトでも味をつけてあります。ビーツはちょっとすっぱいかもしれませんが、あまり食べることができない食材なので、ぜひ味わって食べてください。


 

  10月4日の給食

 けんちんうどん

 牛乳

 小松菜のたまごとじ

 みかん

 今日は炒め物に入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。


 

  10月5日の給食

 ごはん

 牛乳

 さんまのかば焼き

 五目きんぴら

 すまし汁

 秋の味覚の代表の「さんま」。今年度の給食にさんまが登場したのは何回目でしょうか?(1)1回目(2)2回目(3)4回目 正解は82)2回目です。今日は「さんまのかば焼き」についてお話します。かば焼きといったらうなぎですが、そこは給食、残念ながら1食245円の給食費ではうなぎのかば焼きは出せません。かば焼きという名前は、昔うなぎは口から尾にかけて串を刺して丸焼にしていました。その形がガマという植物の穂に似ていることから「ガマ焼き」がなまって「かば焼き」とよばれるようになりました。さんまに特に多く含まれるDHAという栄養にはどんな働きがあるでしょうか?(1)風邪をひきにくくする(2)よく眠れるようにする(3)記憶力が良くなる 正解は(3)記憶力が良くなるです。成績アップを望む人は残せないですね。今日は蒲焼きのタレでもごはんをもう3口は食べられるでしょう。