7月9日~13日の給食
7月9日の給食
ごはん
牛乳
マーボーなす
中華スープ
ハニーピーナッツ
なすは英語で「エッグプラント(卵植物)」、ドイツ語では「アイエル・アプフェル(卵型りんご)」といいます。きっとその丸い形から名づけられたのでしょう。なすはいろいろな種類がありますが、九州などのあたたかい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が栽培されています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす作用がありますが、その中でもなすは特に効果があり、暑さ負けしそうな時や体のほてりやのぼせがあるときに食べると効果があるといわれています。なすは他の野菜に比べてビタミン類はあまり多くありませんが、なすの紫の色素の「ナスニン」にはガンの予防や老化防止に効果があるポリフェノールが含まれています。なすは油との相性が良く、和食、洋食、中華のどんな料理にも合います。今日は疲れをとる働きのあるビタミンB1の多い豚肉と元気を出す働きのあるにんにくやしょうが、豆板醤で味にアクセントをつけた「マーボーなす」にしました。実はこのマーボーなすという料理は日本独自のものです。マーボー豆腐と同じようにNHKの料理番組で陳建民さんが四川料理を日本人に合うように考えた料理です。
7月10日の給食
天ぷらうどん
牛乳
もずくとさつまいもの天ぷら
とうもろこし
「とうもろこし」はイネ科の植物で、原産地はメキシコ、ボリビアなどのアメリカ大陸です。15世紀にコロンブスがキューバよりスペインに持ち帰り、急速に世界各地に広まりました。日本へは1579年にポルトガル人が長崎に伝えたのが最初です。そのためポルトガル人を表す「南蛮」という言葉を使い、とうもろこしは「南蛮黍」ともよばれています。とうもろこしのてっぺんにあるふさふさとしたススキの穂のような部分がおしべで、とうもろこしの実についている「ヒゲ」がめしべです。つまりヒゲがいっぱいあるものが実がいっぱいあるということです。そしてヒゲが茶色くなっているものが実が熟しているということなので買うときの参考にしてください。とうもろこしは、炭水化物を主として、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群や食物繊維そして、カルシウムなどをバランスよく含んでいる栄養豊富な食品です。とうもろこしを主食にしている国もたくさんあります。便秘や動脈硬化を予防する働きがあります。とうもろこしのヒゲを煎じて毎日飲むとむくみがとれるといわれています。
今日は1時間目に2年生とわかば学級が全校分のとうもろこしの皮むきを手伝ってくれました。みなさんありがとうございました。
7月11日の給食
夏野菜カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
もりつけ表に書いてある野菜の名前はわかりますか?左上からかぼちゃ、ピーマン、トマト、ゴーヤー、とうもろこし、なす、下の段に行ってオクラです。その他にもきゅうりやズッキーニなども夏が旬の野菜です。これらの野菜は夏の太陽をたっぷりと浴び、ビタミンやミネラル、カロテンなどの栄養素をたくさん蓄えていて、私たちの体の調子を整えたり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を冷ましてくれるはたらきがあります。今日のカレーも名前のとおり、かぼちゃや枝豆、トマト、コーンなど、たくさんの夏野菜が入っています。おいしくいただきましょう。
この日の残食はごはん100g、カレールウ100g、フルーツポンチ10g、牛乳50gの合わせても全体でわずか260gでした。\(^o^)/
7月12日の給食
もぶり飯
牛乳
ししゃもの甘酢あんかけ
なすのみそ汁
「もぶり飯」は、愛媛県の郷土料理です。「もぶる」というのは、愛媛県の古い方言で「まぜる、まぶす」という意味です。関東ではちらしご飯やちらし寿司といわれるものです。もともとは瀬戸内海の小魚でだしをとり、小魚や昆布などの海の幸や季節の野菜を甘辛く煮つけて混ぜ込みます。お祝いの時に食べることが多いそうです。問題絵です。今日の給食のもぶり飯には何種類の具が入っているでしょうか?(1)5種類(2)7種類(3)9種類 正解は(2)7種類です。では、これからその愚を読み上げるので見つけながら食べましょう。昆布、にんじん、ごぼう、しいたけ、ちくわ、油揚げ、枝豆です。毎日の給食にどんな具が使われているかよく見ながら、よく噛んで残さず食べるようにしましょう。
この日の残食はもぶり飯5140g、ししゃも7本分、甘酢あん1100g、みそ汁4100g、牛乳1本分で合わせて10700gでした。昨日とのギャップが・・・(>_<)混ぜごはんは苦手な児童が多いようです。みそ汁の残りも多くなってきました。暑いときこそ、塩分、水分、ビタミンなどが補給できるみそ汁をしっかり飲んでほしいものです。
7月13日の給食
黒パン
牛乳
トマトスパゲティ
たこナゲット
イタリアンサラダ
今日のトマトスパゲティは、ホールトマトや、トマトケチャップのほかに、ドライトマトを使っています。ドライトマトとは、トマトのうま味がぎゅっと凝縮された、「乾燥トマト」のことです。トマトのうま味の正体は、実は、魚や昆布など、日本の伝統的なだしのうま味成分と同じものです。和食は、かつおの削り節や昆布のだしがベースになっていますが、イタリアでは、トマトソースがだしのベースになっています。トマトの赤い色素のリコピンは老化防止の効果があり、生でトマトを食べるより加工したものの方が3倍多くなると言われています。リコピンをたっぷりとって若返りましょう。