12月9日~13日の給食
12月9日の給食
ツイストパン
牛乳
手作りハンバーグ
ボイルキャベツ
クラムチャウダー
今日は「手作りハンバーグ」についてお話します。ハンバーグはドイツの都市「ハンブルク」で労働者が向けの食事として流行した「タルタルステーキ」がもとになり、その後アメリカに伝わり、「ハンブルクのステーキ」が「ハンバーグステーキ」となったそうです。
給食室手作りのハンバーグは今回初めてです。作り方は、まず、みじん切りにした17kgのたまねぎを油で炒めてます。豚と牛のひき肉25kgとパン粉、牛乳、さらにカルシウムをアップするためにスキムミルクを混ぜて粗熱をとった玉ねぎを加え、よくこね、丸めて小判型にします。鉄板に並べ、オーブンで蒸し焼きにし、ソースをかけて出来上がりです。家で作るハンバーグと作り方は同じですが、給食では全校分640個を作るので、大変な作業です。調理員さんが愛情を込めて作ったハンバーグをおいしくいただきましょう。
12月10日の給食
ごはん
牛乳
カレイのレモン風味
大豆の磯煮
白菜の味噌汁
今日、給食に使われている魚の名前はわかりますか?今日は「カレイ」についてお話しします。カレイは日本に約40種類ほど生息しています。体が薄く平らで、片側に目が寄っている魚です。皮の色は目がある方が茶色で反対が白です。白側を下にして海底の砂地に住んでいます。
よく似た魚に「ひらめ」がいます。かれいとひらめの見分け方のひとつに「左ひらめ、右かれい」と言って目のある側を表にし、背を上、腹を下にして見たとき、「頭と目が左側にあるのがひらめ、右側にあるものがかれい」と言われています。しかし例外もあります。同じかれいでも、アメリカ産と日本産では違うものもあります。他の見分け方は多くの場合、かれいは口が小さく、ひらめは大きいようです。これを目安に魚売り場を見てみましょう。
今日はカレイに片栗粉をまぶして油で揚げて、砂糖、しょうゆ、レモン汁で作った甘酸っぱいタレをかけました。骨まで軟らかくなっているので丸ごと食べられます。
12月11日の給食
バターロールパン
牛乳
スパゲティナポリタン
いかナゲット
フラワーサラダ
今日は、「カリフラワー」についてお話しします。
白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。
カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。問題です。カリフラワー植物のどの部分を食べているのでしょうか?(1)葉(2)実(3)つぼみ 正解は(3)つぼみです。ブロッコリーも同じく花が咲く前のつぼみの部分を食べています。そのため今日のサラダは花を表す英語の「フラワー」を使い、フラワーサラダという名前がついています。
12月12日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツヨーグルト
今日はフルーツと和えてある「ヨーグルト」についてお話します。問題です。ヨーグルトは何からできているでしょうか?(1)米(2)豆腐(3)牛乳 正解は(3)牛乳です。ヨーグルトは牛や羊、やぎなどの乳に乳酸菌を混ぜて発酵させた食品です。7000年以上前に偶然できたもので、とても歴史の古い食品です。ヨーグルトになることで生の乳よりも日持ちがするようになり、さらには乳酸菌の働きでビタミンの量も増えます。また菌による発酵食品は花粉症などのアレルギーを抑える働きや病気とたたかう免疫力を高める働きがあります。乳酸菌は腸の中で悪い菌が増えるのを防ぎます。しっかり乳酸菌をとって病気に負けない体を作りましょう。
12月13日の給食
しめじごはん
牛乳
たらの野菜あんかけ
沢煮椀
りんご
*今日のりんごは「王林」という
青りんごです。
野菜あんかけがかかっている今日の魚はタラです。タラは鍋などにも欠かせない魚です。タラは漢字で魚へんに雪と書くように冬に旬を迎える魚です。日本ではタラというとマダラ、スケトウダラ、コマイの3種類がいます。スケトウダラの卵巣を塩漬けにしたものがタラコ、タラコを唐辛子で味付けしたものが明太子です。お腹いっぱい食べることを「鱈腹食べる」といいますが、産卵期を迎えた成魚のタラはカニやエビ、イカ、カレイなど身近な生物を何でも食べてしまうほど大食いなことに由来するといわれています。今日の給食もたらふく食べましょう。