6月18日~22日の給食

 

   6月18日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 鶏肉のマスタード煮

 粉ふきいも

 パスタスープ

 今日は鶏肉を粒マスタードで味付けし煮たさっぱり味の料理です。マスタードは「からし」のことですが、からしにも種類があり、冷やし中華や中華料理、おでんなどに使うのは「和がらし」で、サンドイッチやホットドックなどに使うのは「マスタード」です。どちらもアブラナ科の「カラシナ」の種を原料にしてつくりますが、辛さが違うのは原料のカラシナの種類が違うためで、和がらしは「ツン」とくる辛み、マスタードはまろやかな辛みが特徴です。

 辛子の歴史は古く、紀元前からレバノン近辺で栽培されていました。しかし香辛料としてではなく湿布薬などの薬として使われていました。マスタードには食べたものの消化を助けたり、新陳代謝を活発にする働きもあり、またこの辛味の成分が腹痛を起こす悪い菌をやっつけてくれます。暑くなり食欲が落ちるこの時期にぴったりの食材です。


 

   6月19日の給食

 ごはん

 牛乳

 赤魚のねぎみそ焼き

 根菜のさっぱり炒め

 ちゃんこ汁

 問題です。毎月19日は何の日でしょう?もりつけ表を見ている人は簡単ですよね?答えは「食育の日」です。食育がどういうものかは給食委員の紙芝居で知っていますよね?「食育」とは生きる上での基本になります。食事を通して良い人になるためにみなさんに今日の給食から食事の時に心掛けてほしいことがあります。感謝の気持ちを込めて「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする。自分の体のことを考えて好き嫌いせず何でも食べるようにする、です。ここまでは田間宮小のみなさんはよくできているのですが…もうひとつは食事のマナーに気を付けるです。まず今日の食器はどのように置かれていますか?ごはんが左、ちゃんこ汁が右にありますか?お友達と確認しましょう。そして食べる時は必ず食器を持って食べるようにしましょう。これから毎日チェックしてください。

 今日の赤魚のねぎみそ焼きのねぎは深谷産のものを使用しています。


 

   6月20日の給食

 キャロットピラフのホワイトソースかけ

 牛乳

 ごぼうサラダ

 今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。


   6月21日の給食

 ごまあじうどん

 野菜炒め

 黒糖蒸しパン

 埼玉県は香川県に次いでうどんをよく食べる地域です。埼玉県では、ごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。ごまを煎って、すり鉢でよくすり、青しそやみょうがなどを細かく切って加え、砂糖やみそを加えて作ります。さっぱりしたうどんが食べたい時、このごまみそを冷たい水でのばし、うどんやそうめんをつけて食べます。ごはんにかけて食べる時もあります。暑くて食欲がない夏場や農作業の合間によく食べられていました。みそのたんぱく質とごまの油、さらにきゅうりやなすなども加え栄養補給もできるという先祖の知恵です。この冷汁うどんを加須地域ではごま汁うどん、川島地域ではすったてとよんでいます。

 給食では冷たいつけ汁は出せないので、温かくしたごまたっぷりのおつゆでうどんを食べてください。


 

   6月22日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 ゼリーフライ

 枝豆

 青菜とあさりのスープ

 ゼリーフライはお隣の行田市の郷土料理です。

 今日は枝豆のお話です。枝豆は熟すと別の名前になります。それは次のうちどれでしょう。(1)ひよこ豆(2)白花豆(3)小豆(4)大豆(5)そら豆  正解は(4)大豆です。枝豆は大豆が熟す前のもので、枝つきのまま塩ゆでにしていたことから枝豆という名前がつきました。日本独特の食べ方だそうです。昔は田んぼのあぜで栽培されていたことから「あぜ豆」、また、さやを摘み取って用いるので「さや豆」ともいいます。東北地方では枝豆をすりつぶしたものを「ずんだ」といい、餅などにからめて食べます。

 枝豆は豆と野菜の両方の栄養を持っているすぐれた食品です。ビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を多く含んでいて、食べた糖質をエネルギーに変え、疲れがたまるのを抑える働きがあります。また、大豆になってしまうとなくなってしまうビタミンAやCも含みます。枝豆のたんぱく質はビタミンとともにアルコールの分解を助け、肝臓の負担を軽くします。ですから、ビールのおともに枝豆が登場するのです。おうちの人にも教えてあげてくださいね。

 5月から初夏が旬の枝豆を味わって食べましょう。