6月17日~21日の給食
6月17日の給食
とり五目ごはん
牛乳
いわしの梅煮
キャベツの浅漬け
豚汁
今日のいわしは梅干しと砂糖、醤油に漬け込んで煮ました。骨までやわらかくなっています。
梅は2月から4月に花が咲き、6月から7月頃にかけて熟した実を収穫します。この時季に降る雨を「梅雨」と書いて「ばいう、つゆ」と読むのも梅の収穫時期と重なるからともいわれています。
梅は実が熟しても甘くならず、強い酸味が特徴の果物です。生の青梅をそのまま食べると猛毒ですが、梅干しや梅酒、梅ジュース、ジャムなどに加工すると程よい酸味でおいしく食べられます。梅干しには殺菌効果があるため、食べ物を腐りにくくする働きがあります。お弁当のご飯のまん中に梅干しを入れるとごはんが傷みにくくなるということで、「日の丸弁当」は昔から親しまれてきました。また、梅干しの酸味には疲れをとる働きもあります。よく味わって食べてください。
6月18日の給食
ちゃんぽん麺
牛乳
ひじきの中華炒め
メロン
「メロン」の名前の由来は、ギリシャ語の「メロペポン」だといわれています。「メロ」はりんご、「ペポン」は瓜という意味です。日本には、今から150年くらい前に伝わりました。
メロンには表面に網目があるものと、表面がつるっとしたものの分け方と、果肉がオレンジ色のもの、グリーンのもの、ホワイトのものの分け方があります。今、日本で食べられるメロンには、いろいろな種類があり、代表的なものは「マスクメロン」「アンデスメロン」「プリンスメロン」などです。今日のメロンは「アンデスメロン」です。では、アンデスメロンの名前の由来は何でしょう。(1)安心ですメロン(2)アンデス山脈が発祥(3)アンテナみたいなつるだから 正解は(1)安心ですメロンです。このアンデスメロンは日本で品種改良してできたもので、高級マスクメロンよりも値段は安いが味は同じくらいおいしいということで、農家が「安心して作れて」、消費者が「安心して買える」ということから「安心でメロン」を略して名前がつきました。メロンは、主な成分は、「糖質」です。メロンの糖質は、素早く体に吸収されて、エネルギーになります。また、たんぱく質を体の中で効率よく使えるようにする成分も含まれているので、食後のデザートに食べると、夏バテ防止によいといわれています。
6月19日の給食
ツイストパン
牛乳
ホキのピザ焼き
フレンチサラダ
ひよこ豆のクリームスープ
今日はクリームスープに入っている「ひよこ豆」についてお話します。ひよこ豆の原産地は西アジア地方といわれています。インドや南ヨーロッパ、中近東、メキシコなどで栽培されています。日本ではまだあまり栽培されていませんが最近とても注目を浴びています。カルシウムやビタミンB1が多く、じゃがいものような食感で、スープだけでなく、サラダや料理の付け合わせ、煮物、煮豆、あんこなどお菓子の材料にと何にでも使えるとっても便利な豆だからです。実は、7500年も前から食べられていたことが、今も記録に残されているほど、古くから食べられています。ではどうしてひよこ豆という名前なのでしょうか?それは豆粒の形がひよこの頭ににているからです。今日のスープはすりつぶしたひよこ豆でとろみをつけてあります。
6月20日の給食
ごはん
牛乳
なすといんげんの肉みそ炒め
雷汁
田間宮小産夏みかん
「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁、ねぎを加えた、具だくさんの味噌汁です。豆腐やこんにゃくを油で炒めている時の音が、「バリバリ」とかみなりの音に似ていることから「かみなり汁」と名前がつきました。炒めることによりコクのある汁物になります。ごぼうやこんにゃくが入っていて、食物繊維が豊富で体にとても良いです。雷汁をしっかり食べて雷に合わないようにしましょう。
今日のくだものはには秘密があります。献立表をよーく見ていた人はわかりますよね?この夏みかんは田間宮小産です。ちょっと(かなり?)すっぱいですが、みなさんといっしょに田間宮小で育った夏みかんを味わって食べましょう。
6月21日の給食
食パン
いちごジャム
牛乳
とり肉のマスタード煮
スナップえんどう
トマトスープ
「ジャム」とは果実に砂糖を加えて煮詰めたもののことをいいます。「jam(ジャム)」という英語の語源は、今は使われなくなった「ぐちゃぐちゃかむ」という意味の「cham(チャム)」という古い方言だそうです。
ジャムの歴史は非常に古く、今から1万年から1万5千年前の旧石器時代後期に、人類がミツバチの巣から蜜をとっている風景がスペインの洞窟で発見され、その後、果実を土器で煮た跡がみつかっています。人類の生活の知恵として果実を蜂蜜で煮たものと想像されます。ジャムは栄養も多く、消化の良い最古の保存食品であるといえます。
日本へジャムが入ってきたのは、16世紀後半に宣教師によって考えられています。その後日本で初めてジャムを作ったのは1877年(明治10年)、東京の新宿にあった勧農局でいちごジャムを試しに販売したそうです。企業としてはそれから4年後の1881年(明治14年)に、長野県人により缶詰のいちごジャムが作られました。そのため今でも長野県はジャム作りが盛んです。
いちごの旬は春ですが、ジャムにすることで一年中おいしく食べられます。今日は食パンにいちごジャムをぬっていただきましょう。みなさんはどんなジャムが好きですか?