2017年12月の記事一覧

12月4~8日の給食

 

   12月4日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚揚げと豚肉の味噌炒め

 のっぺい汁

  みそ炒めに使われている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180度前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも 正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。


 

   11月5日の給食

 タンメン

 牛乳

 彩の国肉まん

 小松菜とひじきの炒め物

 りんご

  肉まんは中国では「ロウパオヅ」といい、小麦粉をこねて発酵させた蒸し中華まんじゅうの中に、肉を入れた点心のひとつです。今日の肉まんの正式名は「彩の国肉まん」といいます。この肉まんは名前のとおり埼玉県で採れた食材をたくさん使って作られています。皮は埼玉県産の小麦、具の豚肉も埼玉産の豚を使っています。

 タンメンとは、もやし、キャベツ、にら、にんじん、たまねぎなどの野菜と豚肉を炒めた中華料理店でも一般的なメニューです。タンメンは東京や横浜が発祥と言われている日本生まれの麺調理です。しかも今でも関東地方でしか知られていないようです。タンメンには塩味ものが多いですが、塩ラーメンとは違うようです。今日の給食では、豚肉、にんじん、にら、しいたけ、鴻巣産のキャベツとねぎを使ったタンメンです。


 

   12月6日の給食

 かて飯

 牛乳

 たらの野菜あんかけ

 鋳物汁

  「かて飯」って何だろう?炊き込みごはんとは違うの?と思っている人も多いでしょう。炊き込みごはんとは、季節の食材を豊富に使うごはん料理として食卓に登場しています。また、各地の郷土料理の中にも具に特徴のある炊き込みごはんがみられます。いずれにしても現在では、お米が主役で具が脇役になっています。しかし、その原型はお米が高価で十分に食べられなかった時代にお米を節約するために、麦や粟、稗などの雑穀や、野草、芋、だいこんといった「糧」と呼ばれるたくさんの具をかさを増す増量材として、少量の米に混ぜて炊き込んだものが「かて飯」だったのです。また、かて飯は秩父地方の郷土料理になっていて、秩父ではお客様がくると「おもてなし」の食事として作られています。今日のかて飯には「ずいき」という食品が入っています。「ずいき」は里芋の茎の部分を干したものです。今日のずいきは先月使った丸系八つ頭の茎を干しておいたものです。里芋は芋の部分だけでなく、茎もおいしく食べられることをぜひ知っておいてください。


 

   12月7日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごごまフライ

 五目煮豆

 みぞれ汁

 「みぞれ汁」とは「みぞれ鍋」を給食用にアレンジしたものです。みぞれ鍋とは大量のだいこんおろしを使った鍋料理です。だいこんおろしに火が通って半透明になった様子が、みぞれに似ていることからこう呼ばれています。別名「雪鍋」「あわ雪鍋」ともいわれます。寒くなり、だいこんもたくさん採れる冬に食べられる料理です。和食にはこのように季節を表す言葉が料理名につくことがよくあります。和食がユネスコ文化遺産になった理由のひとつでもあります。みぞれ鍋をつくるときは、ふつうのおろし金でだいこんおろしを作るよりも、「鬼おろし」という竹製のおろし器を使っただいこんおろしの方が食感が良いそうです。今日の給食では26kgのだいこんをおろしました。だいこんおろしによって汁にとろみがついて冷めにくくなります。まただいこんには消化を助ける酵素がたくさん入っています。食べ過ぎていたり、胃が疲れていたりするときにおすすめの食材です。


 

   12月8日の給食

 コッペパン

 牛乳

 ラザニア

 ボイルブロッコリー

 コンソメスープ

 

 

 今日は田間宮小特性の「ラザニア」についてお話しします。「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタ何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。