12月10日~14日の給食

 

   12月10日の給食

 さきたまロール

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 チキンナゲット

 だいこんと水菜のサラダ

 今日はみなさんの大好きなスパゲティ。みなさんはスパゲティというと何味を思い浮かべますか?カルボナーラ?ペペロンチーノ?明太子?忘れてならないのがナポリタンです。ふた昔前までは日本ではスパゲティというとナポリタンという人が多かったようです。
 ナポリタンとはスパゲティをトマトソースやケチャップでからめ、パルメザンチーズをかけたものです。具はピーマンやソーセージが一般的です。しかしナポリタンという種類のスパゲティはスパゲティの本場イタリアにはないそうです。ナポリタンという名前は、イタリアではトマトが多くとれるので首都のナポリの名前をとって「ナポリ風」ということでナポリタンと名付けたようで、日本独自のスパゲティになっています。


 

   12月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 カレイの竜田揚げ

 ほうれんそうのおひたし

 鶏肉とだいこんの旨煮

  今日は煮物にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり大きい根と書いて「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。
 だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。


 

   12月12日の給食

 キムたくごはん

 牛乳

 焼きぎょうざ

 ワンタンスープ

 りんご

 今日はわかば学級のリクエスト給食です。わかば学級のみなさんは中華系の給食が好きなようでみんなの意見がほとんど一致していて、どの料理も各部門1位でした。キムたくごはんやワンタンスープは4年生のリクエスト給食でも採用されている人気メニューです。

 キムたくごはんの名前の由来はなんでしょうか?(1)芸能人の名前から(2)材料の名前から(3)この料理を考えた人の名前から  正解は(2)材料の名前からです。料理をよく見れば簡単ですよね。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。もともとは漬物の盛んな長野県の給食で、子供たちの漬物離れを心配して考えられたものです。漬物はヨーグルトや納豆と同じく発酵食品とよばれるもので、漬物の酸っぱさのもとになっている乳酸菌がお腹の調子を整えてくれます。ピリ辛とコリコリを味わって食べてください。


 

   12月13日の給食

 わかめうどん

 牛乳

 あつあげの薬味ソースかけ

 ハニーピーナッツ

 今日のメインディッシュになっている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180℃前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。

 厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも  正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。

 今日ははちみつで甘く味付けしてある「ピーナッツ」についてお話します。ピーナッツはブラジルからペルーにわたる地域が原産国とされています。ピーナッツは日本語では「落花生」と書きます。これは、花が落ちるとめしべの部分が地中にもぐって成長し、実をつける(生まれる)ことからこの名前がつきました。落花生が世界的に栽培されるようになったのは西暦1500年以後であり、栽培の歴史は新しいとされています。日本には江戸時代に中国から伝わったため中国の都市の名前をとって「南京豆」ともよばれます。明治に入ってから千葉県、静岡県、神奈川県などで多く栽培されています。ピーナッツには、細胞や脳の若返りに役立つビタミンEや血液をサラサラにしてくれるオレイン酸、リノール酸などが含まれています。


 

   油麩丼

 牛乳

 白菜の味噌汁

 きゅうりの漬物

 油麩丼は宮城県の郷土料理です。この料理には仙台麩が使われています。仙台麩とは旧仙台藩(宮城県北部の登米地方)で食べられている油で揚げた麩のことです。作り方から油麩と呼ばれています。麩は鎌倉・室町時代に中国より伝わったといわれています。現代では、京都の京小町麩、石川県の加賀麩、山形県の庄内麩、新潟県の車麩などがあり、油で揚げた宮城県の油麩もその一つとして広く知られています。麩は日持ちのする食材なので昔は肉の代わりになる貴重なたんぱく源でした。煮物やみそ汁の具として使われることが多いですが、登米市ではかつ丼や親子丼の肉の代わりにこの油麩丼が郷土料理として広まりました。ご飯の上に甘辛く煮て卵でとじた油麩をのせて食べましょう。