カテゴリ:給食室から

2月1日~8日の給食

 

   2月1日の給食

 鶏五目ごはん

 牛乳

 いわしの甘露煮

 みそけんちん汁

 福豆

  今日は「節分」についてお話しします。「節分」とは季節と季節と分かれ目のことです。2月4日が立春といって、昔の暦の上ではこの日からが春の始まりです。そして2月3日が節分です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるようになったのは「鬼(悪いこと)から逃れられるように」、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では節分の翌日の立春から新しい一年が始まるからです。みなさんはいくつ食べるのでしょうか?先生たちは1袋で足りますか?地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。給食の大豆はまかないでしっかり食べてください。大豆を箸でつまんで箸練習をしてもいいですね。
 今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしがわからない人はもりつけ表を見てください。いわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が嫌がり、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて追い払うものです。やいかがしを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。
 節分の時に他にどんな風習があるか調べてみましょう。季節の行事食に込められた思いを知り、これからも大切に受け継いでいきたいですね。


 

   2月4日の給食

 小松菜ごはん

 牛乳

 厚焼きたまご

 石狩汁

 いちご

  今日は「石狩汁」についてお話しをします。日本料理の世界では、ある食材を使った料理に「石狩」という言葉をつけることがあるのですが、その材料とは何でしょうか?(1)白菜(2)豆腐(3)鮭  今日の石狩汁をよく見て考えましょう。正解は(3)鮭です。北海道の石狩川に鮭が上がり、よくとれることから、鮭を使った料理に「石狩」という言葉がつくことがあります。代表的なものに「石狩鍋」がありますが、これは、石狩川でとれた鮭と野菜を昆布のだしで煮た鍋料理です。酒粕やバター、牛乳などでコクを加える場合もあります。寒いにぴったりの体が温まる料理です。鮭の骨に気をつけて、今日もおいしくいただきましょう。


 

   2月5日の給食

 わかめうどん

 牛乳

 五平もち

 千草炒め

 五平餅は長野県南部や岐阜県、富山県、愛知県など中部地方の山間部で古くから伝わる郷土料理です。携帯食として、秋の豊作の感謝を込めて、家族そろった時など作られます。
ごはんを軽くつぶして細長い板にして手で握りつけてしゃもじ状にしたり、平たい団子状にして2,3個串に刺したりします。これを火にかざしてあぶり焼き、くるみ、ごま、山椒などにみそやしょうゆ砂糖をなどを混ぜたたれを作り、塗ってまた焼きます。餅の形がたわら型やだんご型などがあるように、たれも地域や家庭によって秘伝があり、微妙に違うそうです。
名前の由来もいくつもあり、形が神主が使う御幣に似ているから、五兵衛という人が作ったからなどいろいろありますが昔から食べ継がれていたものにはかわりありません。
 今日はその五平餅を給食風にアレンジしました。串刺しごはんのかわりにだまこ餅を使い、タレはごぼう、ごまにみそ、しょうゆ、砂糖で練り合わせました。給食秘伝のタレのお味はいかがですか? 


 

   2月6日の給食

 パエリア

 牛乳

 わかさぎフリッター

 長ねぎのクリームスープ

 今日のお魚は「わかさぎ」です。氷の張った湖面に穴を開けてわかさぎを釣る風景は、よくニュースでも取り上げられる冬の風物詩です。
 わかさぎは全長10~15cmほどの小さく襲長居透き通るような魚です。本来は、サケやアユと同じように、海にすんでいて産卵期になると川を上る魚です。しかし、淡水にもすめるため、最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移され繁殖し、淡水魚化しています。わかさぎは丸ごと食べられるのでカルシウムたっぷりです。5,6匹食べれば1日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血に効果がある鉄分、口内炎の予防になるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富です。
 今日のクリームスープには鴻巣産のねぎがたっぷり使われています。よく炒めることで甘味が出ています。


 

   2月7日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 ぶりの照り焼き

 卯の花炒め

 お事汁

  大豆を水に浸けて砕き、絞って、 豆乳を取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。
 今日は、お事汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがお事汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。


 

   2月8日の給食

 コッペパン

 牛乳

 きのこソースハンバーグ

 ボイルブロッコリー

 野菜シチュー

  今月は6年生に家庭科で学習したことを生かして給食の献立を考えてもらいました。6年生作成献立第1弾は6年1組Tさんの献立です。考えた理由は「野菜シチューの中には旬の野菜を使用し、旨味をアップさせ、シチューにパンをつけるとおいしく温まるので主食はパン。ハンバーグのソースにはきのこを2種類使い、栄養バランスを良くして、ブロッコリーはシチューにつけて食べるとおいしいと思います。ハンバーグをパンにはさんでもおいしく食べられます。」とのことです。

1月28日~31日の給食

 

   1月28日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツヨーグルト

 みなさんは「カレーライスの日」という記念日があることを知っていますか?それは1月22日です。ちょっと過ぎてしまいましたが田間宮小でもカレーの日にちなんで今日はカレーの日です。この日が制定されたのは1982年で、全国学校栄養士協議会が当時の子どもたちが一番好きだったカレーを全国の小中学校で一斉に提供したことにちなんでいます。今もカレーは一番人気かな?

 今日はフルーツと和えてある「ヨーグルト」についてお話します。問題です。ヨーグルトは何からできているでしょうか?(1)米(2)豆腐(3)牛乳  正解は(3)牛乳です。ヨーグルトは牛や羊、やぎなどの乳に乳酸菌を混ぜて発酵させた食品です。7000年以上前に偶然できたもので、とても歴史の古い食品です。ヨーグルトになることで生の乳よりも日持ちがするようになり、さらには乳酸菌の働きでビタミンの量も増えます。また菌による発酵食品は花粉症などのアレルギーを抑える働きや病気とたたかう免疫力を高める働きがあります。乳酸菌は腸の中で悪い菌が増えるのを防ぎます。しっかり乳酸菌をとって病気に負けない体を作りましょう。


 

   1月29日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 たらのこんがり焼き

 だいこんと水菜のスープ

 ファイバースープ

 今日は「水菜」についてお話しします。水菜は古くから京都を中心に栽培されている京野菜で、「京菜」ともよばれています。きれいな水を引き込んで育てることから水菜と名付けられたそうです。12月から3月に多く出回る冬野菜で、漬物やおひたし、鍋物にして食べることが多いです。鍋物に使うと魚や肉の臭みを和らげおいしさを引き立ててくれる役割もあるそうです。関西では「ハリハリ鍋」と名付けられ、たくさんの水菜を入れた鍋をよく食べています。水菜は独特の香りと、歯触りをもちます。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムが多く含まれているので、風邪などのバイ菌をやっつけてくれます。今日は大根や白菜と合わせてサラダにしました。


 

   1月30日の給食

 ごはん

 牛乳

 さばの塩焼き

 肉じゃが

 ほうれん草のお浸し

 りんご

 

1月21日~25日の給食

 

   1月21日の給食

 ごはん

 牛乳

 すき焼き風煮

 笹かまぼこ

 ほうれん草の磯香あえ

 今日は「すき焼き」についてお話します。すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にすきやきは牛肉、ねぎや春菊、豆腐、白滝などを砂糖としょうゆで濃いめに味付けし、溶き卵をからめて食べます。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。では、すき焼きの名前の由来は何でしょうか?好きなものを食べるからでしょうか?それとも好きな人と食べるからでしょうか?すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。日本では1800年代後半までは牛肉を食べる習慣はありませんでした。しかし農具の鋤を火にかざしてカモ肉や鶏肉を焼いた「鋤焼き」がありました。これが今のすき焼きのルーツになります。幕末には、京都の三条河原にすき焼き屋が初めて誕生しました。給食では牛肉も生卵も出すことはできませんが、白いごはんにとても合う料理です。冬野菜もたくさ使われています。インフルエンザにかからないためにもほうれんそうの磯香和えとともに残さず食べるようにしましょう。。

 今日の給食にも鴻巣産の野菜がたくさん使われています。ねぎとにんじんは島田さん、白菜は村田さん、ほうれんそうは村松さんにお世話になりました。


 

   1月22日の給食

 広東麺

 牛乳

 ひじきの中華炒め

 鬼まん

 今日は「蒸しパン」についてお話します。給食の蒸しパンはホットケーキミックス粉に牛乳、溶かしたバター、砂糖を混ぜ、カップに注ぎ蒸し上げます。そこにまっちゃを入れたり、ココアやアーモンドを入れたりしていろいろな蒸しパンを作っています。今日はそのベースの生地にさつまいもの角切りを入れて一緒に蒸しあげました。さつま芋の入った蒸しパンは愛知県の尾張地方では「鬼まん」と呼ばれ、素朴なお菓子として古くから各家庭で伝わっています。さつま芋が入って、でこぼこした様子を鬼のツノに見立ててこの名前がつきました。さつまいもは皮にも食物繊維など栄養がたっぷり含まれています。今日もおいしくいただきましょう。


 

   1月23日の給食

 かて飯

 牛乳

 きびなごのかりん揚げ

 けんちん汁

 いちご

 かて飯は埼玉県秩父地方の郷土料理です。

 今日の給食の魚は「キビナゴ」です。キビナゴとはウルメイワシの仲間で、全長10cm程度の小さな魚です。4~8月の産卵期になると海岸へ大群になって押し寄せます。三重県では「キミナゴ」、静岡県では「ハマゴ」、長崎県では「カナギ」と地方によって名前が違います。丸干しや煮干しにもされ、「きびないりこ」と呼ばれ高級品として取引されています。今日はきびなごに片栗粉の衣をつけて揚げ、砂糖、醤油、酢のたれをつけ、ごまをふりかけました。みなさんの骨や歯になるカルシウムたっぷりです。

 今日は2年生の各クラスにいつも田間宮小に新鮮な野菜を届けてくれている生産者の方が来ています。今日の給食のずいき、だいこんは武井さんに、ごぼう、さといもは村松さんに、にんじん、ねぎは島田さんにお世話になりました。


 

   1月24日の給食

 ごはん(こおうのとり伝説米)

 牛乳

 鮭の塩焼き

 たくあん

 小松菜の味噌汁

 今日のこうのとり伝説米ごはんはラップを使って、自分でおにぎりを握って食べましょう。よく味わってください。

 今日1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。給食週間の意味はもう知っていますよね?知らない人は献立表や給食だよりをもう一度よく読んでください。世界で初めての学校給食は、1796年にドイツで貧しい家の子供を助けるために出したお昼ごはんといわれています。やがて、世界各地に広がり、日本では、1889年(明治22年)に山形県の小学校で、お弁当を持ってこられない貧しい児童のために「おにぎりと焼き魚、漬け物」の給食を用意したのが、日本の学校給食の始まりです。昔は米が貴重なものだったので、おにぎりも米だけでなく、麦やヒエ、アワといったものが混ぜられたものでした。みそ汁もほとんど実の無いものでした。そして、現在のように交通やお店が発達していないので、地元でとれたものや保存のきくものが給食になりました。

 食べ物が十分にある現在でも給食がなくならないのはなぜでしょうか?それはみなさんが嫌いなものは残して、好きなものばかりたくさん食べ、栄養が偏ってしまっているからです。今日の給食は、明治時代日本で一番初めの給食を再現した献立になっています。当時は牛乳はありませんでいたが、現代のわたしたちに欠かすことのできない栄養がたっぷり入っているので今日も牛乳がついています。ビタミンの多い小松菜がたっぷり入ったみそ汁もつけました。 

 おにぎりは上手に握れたでしょうか?三角?俵型?だんご型?どんな形にしましたか?食事が当たり前のようにできることに感謝して、今日も残さずいただきましょう。


 

   1月25日の給食

 ゆめちからコッペパン

 マーガリン

 牛乳

 くじらの竜田おろしかけ

 すいとん

 今日のコッペパンには鴻巣産の「ゆめちから」小麦を使っています。

 今日の給食は昭和時代の献立です。コッペパンとマーガリンは第二次世界大戦後アメリカから援助されたことが始まりで昭和20年代に脱脂粉乳とともによく食べられ、くじらは昭和20年代から50年代まで竜田揚げやオーロラソースかけとして幅広い世代が食べていました。日本では縄文時代の頃からくじらを食べていたようです。今は、国際的な取り決めによって、くじらをとる量が決められているので、くじらを食べられる機会はかなり少なくなってしみました。くじらは海の中で生活していますが、魚の仲間ではなく、人間と同じ哺乳類です。ですから赤ちゃんくじらはお母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。食べてみると牛肉や豚肉のような食感に気づくと思います。くじらは貴重な食材なのでよく味わって食べてください。

 「すいとん」は小麦粉だんごを実とした汁のことをいいます。主食とおかずを兼ねた料理として1923年の関東大震災の時によく食べられるようになりました。また、第二次世界大戦後の食糧のない時代にも全国的に広まりました。食べるものが無い時代には栄養がとれる大変貴重なものでした。30日まで全国学校給食週間です。食事ができることに感謝して、昔の給食をよく味わって食べましょう。 

1月10日~11日の給食

 

   1月10日の給食

 くわいごはん

 牛乳

 だし巻きたまご

 雑煮

 ストロベリーゼリー

 平成31年の給食が始まりました。今日は「くわい」を炊き込んだごはんです。くわいは埼玉県のふるさと野菜のひとつです。500年くらい前から作られていて、現在も越谷市、春日部市、さいたま市などでつくられています。欧米では観賞用として、日本や中国では、茎の部分が大きく膨らむ塊茎という部分を食べています。特に日本では葉の部分が矢じりの形をしているので「芽が出る」縁起の良い植物としておせち料理でも食べられています。

 もうひとつ今日はお雑煮の話です。明日1月11日は「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を1月11日に手や木槌で割って、おしるこや雑煮にして食べます。今日の給食が雑煮なのもそのためです。昔、鏡はとても神聖なものとされていたので、その鏡に似せて作ったもちを鏡餅というようになりました。正月に「切る、割る」といった言葉が縁起が悪いので、包丁を使わずに「開く」というようになりました。

 雑煮は室町時代から食べる習慣があったそうです。みなさんの家ではどんな雑煮を食べましたか?地方によって丸餅や角餅、あん入り餅、塩味、醤油味、味噌味などいろいろあります。第三校舎の1階に全国のお雑煮の写真が貼ってあります。みなさんの家のものと比べてみてください。今日の給食は埼玉県でよく食べられている雑煮にしてあります。

  さて、今年一年の運だめしです。田間宮小650人のうち40人だけにラッキースターが入っています。雑煮に星型のにんじんが入っていた人は大吉、星の形に穴のあいたにんじんが入っていた人は中吉です。入っていた人はぜひ教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。


   1月11日の給食

 ごはん

 牛乳

 チンジャオロース

 春雨スープ

 今日は「片栗粉」のお話です。献立表には「でんぷん」と書かれていて、毎月何度も登場しています。

 問題です。片栗粉は何からできているでしょうか?(1)じゃがいも(2)小麦(3)米  正解は(1)じゃがいもです。本来は片栗粉はその名前のとおりユリの仲間の「カタクリ」という薄紫色の花を咲かせる植物の地下茎から作られていましたが、生産量が少ないため今ではほとんどがじゃがいもから作られているものが出回っています。

 日本料理、中華料理などでよく使われます。片栗粉を料理に使うとスープや炒め物はとろみが付き、冷めにくくなったり、のど越しが良くなります。揚げものに使うとカラッと仕上がります。見えないけれどいい仕事をしてくれる名脇役です。今日はチンジャオロースーに使われています。

1月15日~18日の給食

 

   1月15日の給食

 五目うどん

 牛乳

 里芋のみそ煮

 みかん

 今日はかまぼこのお話です。みなさんもおせち料理で紅白や「寿」の漢字入りのかまぼこを食べた人も多いでしょう。給食ではメインで登場することは少なく、でもちょこちょこいろいろな料理に入っています。まず問題です。かまぼこの主な材料は何でしょう?(1)小麦粉(2)魚(3)じゃがいも   正解は(2)魚です。魚の中でもタラやサメなど白身の魚がよく使われます。白身魚をすってつなぎや味付けをしてペースト状にして焼いたり、蒸したりして作ります。「かまぼこ」という名前の由来は、もともとすりつぶした魚の身を竹の棒に筒状に巻いて作っていました。その形がガマの穂に似ていることから「蒲鉾」とよばれるようになったそうです。今では、筒状のかまぼこは「竹輪蒲鉾」と呼ばれ、省略して「竹輪」、板に漬けて作った「板蒲鉾」は省略されて「蒲鉾」と呼ばれることが多くなっています。今日はかまぼこは五目うどんの汁の中に入っています。


 

   1月16日の給食

 こどもパン

 牛乳

 鶏肉の香味焼き

 ボイルブロッコリー

 白いんげん豆のクリームスープ

 問題です。「インゲンマメ」の名前の由来は何でしょうか?(1)都市の名前(2)山の名前(3)人の名前  正解は(3)人の名前です。インゲンマメは別名「菜豆」「三度豆」などとも呼ばれ、南米が原産地です。日本へは1654年に明(今の中国)から帰ってきた隠元和尚によって伝わったと言われているのでこの和尚の名前にちなんでつけられたと言われています。

 インゲンマメには若い緑色のさやを食べる種類と成熟した実を食べる種類があります。若い緑のさやを食べると野菜になり「体の調子を整える働き」になり、熟した実を食べると「体を作る働き」になります。今日はクリームスープの中に白いんげん豆が入っています。みつかりましたか?入っていないと思っている人!・・・実は今日のクリームスープは白いんげん豆そのもの以外にも白いんげん豆をすりつぶしたものを使ってとろみをつけてあります。

 今日から一気に6クラスが学級閉鎖になってしまいました。止め切れなかった給食もたくさんありましたが、元気に登校してきた児童がたくさん食べてくれました。鶏肉の香味焼きは665個を417人で食べ、残りは2個分でした。田間宮小の児童の食欲には脱帽です。


 

   1月17日の給食

 ごはん

 牛乳

 いなだの照り焼き

 根菜のさっぱり炒め

 利休汁

 問題です。いなだはある魚の小さいときの名前です。ではそのある魚とは何でしょう?(1)かつお(2)まぐろ(3)ぶり   正解は・・・2月の給食にも出るので楽しみしていてください。

 今日は「根菜のさっぱり炒め」に入っているれんこんのお話です。れんこんは穴が開いていてのぞくと向こうが見えることから「見通しがきく」という縁起をかついでお背が通夜ひなまつりなどのお祝いの料理に使われます。れんこんは「蓮の根っこ」という意味ですが、正しくは泥の中に長くのびた茎「地下茎」が大きくなったものです。蓮はスイレン科の植物で、原産地はインドや中国といわれています。日本には今から1200年以上前に神社やお寺の池や沼に観賞用として入ってきました。れんこんを食べるようになったのはそれからずっと後で今から500年くらい前からだといわれています。今でもれんこんを食用としているのは日本や中国など世界でもわずかな国だけです。れんこんは漢方薬として根も葉も花も実も使われています。それだけ体によい食べものなのです。高血圧や貧血を防ぎ。肝臓や皮膚にも良いです。加熱しても壊れにくいビタミンCやシャキシャキとした歯ざわりでもわかるように食物繊維が豊富です。

 今日はいなだの照り焼きは634個を417人で食べ、残りはこれまた2個分だけ・・・鶏肉だけでなく魚もなんでもたくさん食べてくれる田間宮小です。


 

   1月18日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 丸ごとあじフライ

 わかめスープ

 ライチゼリー

 今日は6年生リクエスト給食第1弾です。6年生は小学校の給食が最後ということでリクエスト給食を特別に3日間行います。今日は主食部門同率2位のキムチチャーハン、主菜部門同率3位の丸ごとあじフライ、汁物部門7位のわかめスープ、デザート部門同率2位のライチゼリーを組み合わせました。リクエストで丸ごとあじフライが出てくるとは・・・今日の料理はどれも2組で特に人気が高かったようです。

 ゼリーに使われている「ライチ」とは中国南部原産のくだもので「レイシ」とも呼ばれています。中国では紀元前から栽培されていて世界三大美人の一人である楊貴妃も好んだといわれているくだものです。ライチは傷みやすいくだもので中国で有名な詩人の白虚易もそのライチのはかなさを詩っているほどです。