学校ブログ

2月1日~2日の給食

 

   2月1日の給食

 食パン

 牛乳

 チリコンカン

 コールスローサラダ

 フルーツクリーム

  今日はクラスでフルーツとクリームを混ぜてフルーツクリームにしてください。食パンはフルーツクリームサンドにするか、チリコンカンを挟んで食べてもいいですよ。

 今日はチリコンカンのお話です。チリコンカンはアメリカの料理で、テキサス州の料理に指定されています。名前はスペイン語で「肉入り唐辛子」という意味です。ひき肉と玉ねぎを炒め、トマトやチリパウダー、いんげん豆を加えて煮込んで作ります。クラッカーやチーズを加える作り方もあります。昔、肉が手に入りにくかった時代にトマトや豆で量を増やしたのが始まりだそうです。給食では豚肉を使いますが、牛肉や鶏肉、七面鳥の肉を使うこともあるそうです。また、ピリッと辛い唐辛子ではなく、シナモンの香りをつけることもあります。

 さあ、みなさんの今日の給食は食パンにフルーツクリームを挟みますか?それともチリコンカンを挟みますか?


 

   2月2日の給食

 豚肉とごぼうの炊き込みごはん

 牛乳

 いわしのサクサク揚げ

 こづゆ

 福豆

  「こづゆ」は福島県の内陸部である会津地方の郷土料理です。当時内陸部ではなかなか食べることができなかった海産物の貝を、ホタテの貝柱としてだしとともに使用し、新鮮なじもとの野菜と煮た汁物です。こづゆ専用の会津塗りの朱色の椀で食べるのがしきたりです。

 「節分」とは季節と季節と分かれ目のことです。明後日2月4日が立春といって、昔の暦の上では春の始まりです。そして明日2月3日が節分です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるようになったのは「鬼(悪いこと)から逃れられるように」、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では節分の翌日の立春から新しい一年が始まるからです。みなさんはいくつ食べるのでしょうか?先生たちは1袋で足りますか?地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。給食の大豆はまかないでしっかり食べてください。大豆を箸でつまんで箸練習をしてもいいですね。

 今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしがわからない人はもりつけ表を見てください。いわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が嫌がり、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて追い払うものです。やいかがしを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。

 節分の時に他にどんな風習があるか調べてみましょう。季節の行事食に込められた思いを知り、これからも大切に受け継いでいきたいですね。

2月5日~9日の給食

 

   2月5日の給食

 山菜ごはん

 牛乳

 ほっけの塩焼き

 呉汁

 ハニーピーナッツ

 今日の魚は「ホッケ」です。塩焼きになって登場しました。ホッケは開いて干物にして、酒の肴としても親しまれています。ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。11月下旬から3月くらいまでが旬です。ホッケは成長するに従って呼び方が変わります。幼魚の頃は青緑色なことから「アオボッケ」「ロウソクボッケ」、1年くらいたったものを「ハルボッケ」、成魚になると「マボッケ」「ネボッケ」と呼ばれます。

 ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。適度な脂と淡泊な味、ホクホクした食感、そして骨のとりやすさから人気があります。


 

   2月6日の給食

 けんちんうどん

 牛乳

 小松菜のごまカレー炒め

 りんご

  6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。1年~5年生のみなさんは、6年生になった時に献立を考えられるように、給食や食品の栄養や旬、行事など知ってくださいね。

 第1弾の今日は6年3組Yさんの献立です。考えた理由は「冬なので温かくて野菜をたくさんとれるけんちんうどんにしました。里芋、にんじん、ごぼう、ねぎは埼玉県産を使うので地産地消ができます。小松菜は苦手な人も食べやすいよう、カレー味にしました。りんごは食物繊維が多く、腸の調子を整えてくれます。今の時期にぴったりな献立だと思います。」とのことです。

 

   2月7日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 にらまんじゅう

 チンゲンサイとあさりのスープ

  給食で上位に入る人気メニューのキムチチャーハン。今日はその中に使われている「キムチ」についてお話します。キムチとは朝鮮料理の漬物のことで、朝鮮漬けといわれるときもあります。塩漬けしたはくさい、だいこん、きゅうりなどに唐辛子やにんにく、塩辛、くだものなどを混ぜて作ったたれのヤンニョムに漬け込んだものです。一般的にキムチというと、はくさいの真っ赤な辛い物を思い浮かべますが、本来キムチとは朝鮮語の「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。

 キムチは乳酸菌による発酵食品で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。また、唐辛子の成分であるカプサイシンには、発汗作用やダイエット効果があるといわれています。ただ、大量に食べると辛味によって味覚が鈍くなったり、塩分の取り過ぎになったりするので注意しましょう。

 間もなくお隣の韓国ではピョンチャンオリンピックが開催されますね。キムチを食べて応援しましょう。


 

   2月8日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 ハタハタのから揚げ

 卯の花炒め

 お事汁

 大豆を水に浸けて砕き、しぼってとうにゅうを取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。

 今日は、おこと汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがおこと汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。


 

   2月9日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 海そうサラダ

 オニオンスープ

 今日は6年生作成献立第2弾、6年2組のHさんの献立です。考えた理由は「オニオンスープは体が温まるし、玉ねぎは食べると血液がサラサラになるのでオニオンスープを入れました。海藻サラダは腸の働きを良くしてくれるので入れました。他にも海藻は低カロリーで食物繊維が多く、ミネラルも豊富なため入れました。きなこ揚げパンは、植物性たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル、ビタミンという様々な栄養が含まれています。きなこは大豆からできているのでとても栄養のある食べ物でもあります。他にも、栄養や酸素を体全体に行き渡らせる働きがあるレシチンや抗酸化作用のあるビタミンE、天然ポリフェノールも含まれています。2月は節分もあるのできなこ揚げパンにしました。」とのことです。

1月22日~26日の給食

 

   1月22日の給食

 メロンパン

 牛乳

 ポテトのチーズ焼き

 こんにゃくサラダ

 コーンクリームスープ

 今日は6年生のリクエスト献立です。アンケートで人気のあったごはん、コーン味噌ラーメン、メロンパン、ビビンバ丼、キムチチャーハンなど人気のあったおかずと組み合わせて再調査したところ・・・主食部門3位のメロンパン、主菜部門3位のポテトのチーズ焼き、副菜部門3位のこんにゃくサラダ、汁物部門1位のコーンクリームスープを組み合わせた献立になりました。不思議なことに再調査すると主食部門ダントツ1位のごはん、主菜部門ダントツ1位の肉じゃが、副菜部門5位の野菜炒め、汁部門3位のみそ汁の組み合わせは選ばれないのですね。学年のリクエスト給食はこれが最後です。あとは来月に先生たちのリクエスト献立を実施します。2月3月の給食は今までのリクエスト給食で人気があった献立を多く取り入れていきます。楽しみにしていてください。

 田間宮小のみなさんは本当に毎日給食を残さず食べてくれますが、残念なことに毎日の給食を何を食べているかわからないようで、リクエスト給食の調査をしても選べない人がたくさんいたようです。来年のリクエスト給食にむけて毎日の給食の料理の名前を覚えるようにしましょう。まずは今日の給食の料理名を全部クラス全員で言ってみましょう。


 

   1月23日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フルーツ杏仁

 昨日が何の日か知っていましたか?実は昨日1月22日は「カレーの日」でした。これは第二次世界大戦後給食が始まって35周年を記念して、全国学校栄養士協議会が1982年のこの日、全国の小中学校の給食で一斉にカレーを出すことになりました。当時の給食の人気メニュー1位がカレーライスだったからのようです。みなさんの好きなメニューは何ですか?36年経ってもカレーは1位でしょうか?1日遅くなってしまいましたが鴻巣市内の小学校全校でカレーを食べています。

 今日はフルーツといっしょに入っているつるっとした「杏仁豆腐」についてもお話しします。杏仁豆腐とは杏仁で作られていて豆腐に似ていることからこの名前が付きました。羊羹みたいなので杏仁羹とよばれることもあります。もともとは中国であんずの種の中の「仁」である杏仁を使った咳止めに効くとても苦い薬膳料理を食べやすくするために甘味を付けたのが始まりだそうです。現在の杏仁豆腐では、苦い杏仁を使うことはなく、杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスで香りをつけ、牛乳でのばし、寒天やゼラチンで固めて作っています。


 

   1月24日の給食

 雑穀ごはん

 牛乳

 鮭の塩焼き

 たくさん

 小松菜のみそ汁

 今日のごはんはラップを使って、自分でおにぎりを握って食べましょう。よく味わってください。

 今日1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。給食週間の意味はもう知っていますよね?知らない人は献立表や給食だよりをもう一度よく読んでください。世界で初めての学校給食は、1796年にドイツで貧しい家の子供を助けるために出したお昼ごはんといわれています。やがて、世界各地に広がり、日本では、1889年(明治22年)に山形県の小学校で、お弁当を持ってこられない貧しい児童のために「おにぎりと焼き魚、漬け物」の給食を用意したのが、日本の学校給食の始まりです。昔は米が貴重なものだったので、おにぎりも米だけでなく、今日のごはんのように麦やヒエ、アワといったものが混ぜられたものでした。みそ汁もほとんど実の無いものでした。そして、現在のように交通やお店が発達していないので、地元でとれたものや保存のきくものが給食になりました。

 食べ物が十分にある現在でも給食がなくならないのはなぜでしょうか?それはみなさんが嫌いなものは残して、好きなものばかりたくさん食べ、栄養が偏ってしまっているからです。今日の給食は、明治時代日本で一番初めの給食を再現した献立になっています。当時は牛乳はありませんでいたが、現代のわたしたちに欠かすことのできない栄養がたっぷり入っているので今日も牛乳がついています。ビタミンの多い小松菜がたっぷり入ったみそ汁もつけました。 

 おにぎりは上手に握れたでしょうか?三角?俵型?だんご型?どんな形にしましたか?食事が当たり前のようにできることに感謝して、今日も残さずいただきましょう。


 

   1月25日の給食

 ツイストパン

 牛乳

 ゼリーフライ

 ボイルブロッコリー

 ミネストローネ

 ミネストローネはイタリア北西部ロンバルディアでうまれた代表的なスープです。具だくさんなのが特徴です。ベーコンやにんじん、たまねぎ、セロリなど季節の野菜を炒め、トマトを加えて煮ます。さらにスパゲティやマカロニ、米などを入れます。スープに米を入れるのは外国では米は主食ではなく野菜のひとつと考えられているからです。イタリアではミネストローネにパルメザンチーズをふりかけて食べることもあります。それぞれの家庭の味があり、材料は冷蔵庫の中にあるもので作るので、日本でいえばみそ汁のようなものです。田間宮小の給食のミネストローネには貝殻の形のシェルマカロニを使い、油で、にんにく、ベーコン、にんじん、たまねぎ、セロリを炒め、コーンを入れ、トマトと塩、胡椒、最後にバターでコクを出し、パセリを散らしました。お味はいかがですか?


 

   1月26日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 いなだの照り焼き

 切り昆布の煮物

 せんべい汁

 今日の給食の照り焼きになっている魚の名前はわかりますか?(1)ワカシ(2)イナダ(3)ワラサ(4)ブリ 正解は(2)イナダです。とは言っても、全て同じ種類の魚のことで、成長によって名前が変わる魚です。関東では15cm程度までをワカシと言い、40cmくらいまでをイナダ、60cmくらいまでをワラサ、1mになるとブリと呼びます。地方によっても少し呼び方が変わります。今日はイナダなので40cmくらいのものを使っているということです。

 「ブリ」という名前の由来は「あぶら多き魚」ということから「あ」の字を略して「ブリ」となったそうです。昔の武将は出世するたびに名前を変える習慣があったので、成長とともに名前が変わる魚のブリは出世魚として縁起物とされています。今でも正月などおめでたい席でブリの照り焼きが出されるのはこのためです。11月から2月くらいまでのものを寒ブリと言い特に脂がのっておいしいとされています。

 せんべい汁は青森県八戸市周辺の郷土料理です。南部煎餅を割ったものを醤油ベースの鶏や豚のだしでごぼう、きのこ、ねぎなどの具と一緒に煮たてます。せんべい汁の歴史は古く、1833年からの江戸時代の天保の大飢饉の頃に八戸藩でうまれたとされ、その後200年にわたり現在の青森県の南部地方で食べられてきました。

1月11日~12日の給食

 

   1月11日の給食

 くわいごはん

 牛乳

 だし巻きたまご

 雑煮

 ストロベリーゼリー

 平成30年の給食が始まりました。今日は「くわい」を炊き込んだごはんです。くわいは埼玉県のふるさと野菜のひとつです。500年くらい前から作られていて、現在も越谷市、春日部市、さいたま市などでつくられています。欧米では観賞用として、日本や中国では、茎の部分が大きく膨らむ塊茎という部分を食べています。特に日本では葉の部分が矢じりの形をしているので「芽が出る」縁起の良い植物としておせち料理でも食べられています。

 もうひとつ今日はお雑煮の話です。今日1月11日は「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を1月11日に手や木槌で割って、おしるこや雑煮にして食べます。今日の給食が雑煮なのもそのためです。昔、鏡はとても神聖なものとされていたので、その鏡に似せて作ったもちを鏡餅というようになりました。正月に「切る、割る」といった言葉が縁起が悪いので、包丁を使わずに「開く」というようになりました。

 雑煮は室町時代から食べる習慣があったそうです。みなさんの家ではどんな雑煮を食べましたか?地方によって丸餅や角餅、あん入り餅、塩味、醤油味、味噌味などいろいろあります今日の給食は埼玉県でよく食べられている雑煮にしてあります。

 さて、今年一年の運だめしです。田間宮小650人のうち40人だけにラッキースターが入っています。雑煮に星型のにんじんが入っていた人は大吉、星の形に穴のあいたにんじんが入っていた人は中吉です。入っていた人はぜひ教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。


 

   1月12日の給食

 中華丼

 牛乳

 わかめスープ

 アーモンド

 中華丼はラーメン屋や中華料理屋、食堂、ファミレスなどでもメニューにあるよく知られた料理です。名前に「中華」と入っていますが、実は中華丼は日本発祥の料理です。なので日本でも本格的な中国料理店ではメニューに入っていないこともあります。中華丼は広東料理の八宝菜をごはんの上にのせたようなものですが、発祥は料理屋のまかない料理とか、お客の要望だとかいつくかの説があります。どちらにしても昭和初期に関東から広まったようです。給食の中華丼には何種類の具が入っているでしょうか?(1)7種類(2)8種類(3)9種類  正解は(3)9種類です。豚肉、えび、いか、にんじん、たまねぎ、たけのこ、白菜、かまぼこ、うずら卵が入っています。みつけながら食べてみましょう。

1月15日~19日の給食

 

   1月15日の給食

 黒パン

 牛乳

 ポークビーンズ

 花野菜のアーリオオーリオ

 今日は「花野菜のアーリオオーリオ」のお話です。「花野菜」はつぼみの部分を食べているブロッコリーとカリフラワーのことです。では、「アーリオオーリオ」とは何でしょうか?イタリア語でアーリオはにんにくのこと、オーリオは油のことです。アーリオオーリオとはオリーブオイルににんにくを加え、風味が行き渡るように加熱した油のことです。唐辛子のペペロンチーノを加え、パスタソースなどにも使われます。今日はこのオイルソースを花野菜に和えてみました。お味はいかがですか?イタリア料理店でも時々メニューに書いてある「アーリオオーリオ」覚えてくださいね。


 

   1月16日の給食

 ごはん

 ひじきのり

 牛乳

 筑前煮

 だいこんの味噌汁

 筑前煮とは「炒り鶏」ともいい、鶏肉と野菜を炒め煮したものです。「筑前」と呼ばれる博多を中心とする福岡県の北部地方の郷土料理のため「筑前煮」と呼ばれています。一般的に福岡県では「がめ煮」といいます。古くは鶏肉の代わりに「がめ」と呼ばれるスッポンを使っていたからです。1592年に朝鮮出兵の豊臣秀吉軍が近くの入り江にいたスッポンを捕まえて食べたのが始まりという説もあります。

 作り方は、鶏肉、ごぼう、人参、たけのこ、こんにゃくを食べやすい大きさの乱切りにし、油で炒めてから、うま煮にします。じゃがいもや里芋を入れることもあります。具だくさんで、栄養満点の煮物です。冷めてもおいしく、おせち料理としても食べられる庶民の代表的な料理です。


 

   1月17日の給食

 キャロットピラフ

 牛乳

 ししゃもフリッター

 白菜のシチュー

 いちご

 ししゃもは北海道の太平洋側にしか生息していない日本固有の貴重な魚です。漢字では「柳葉魚」と書きます。これはアイヌに伝わる伝説から、アイヌ語で「ススハム」「シュシュハム」が語源です。英語でも「シシャモ」とよばれています。ししゃもは水深120mくらいのところにいて、1歳半となる10月中旬から11月下旬にかけて群れをなして川を上っていき、川底に産卵します。味もよくとても数の少ない魚です。そのため、今日の給食のししゃももそうですが、普段わたしたちが目にするししゃものほとんどはキュウリウオ科の「カペリン(樺太ししゃも)」で、アイスランド、ノルウェー、カナダなどから輸入されています。日本のししゃもとは親戚にあたる魚です。

 ししゃもを丸ごと5匹食べると1日にみなさんが必要なカルシウムを補えるそうです。特に頭にはカルシウムがたっぷりです。最近では骨粗しょう症や老化防止に効果があると注目されています。


 

   1月18日の給食

 コーン味噌ラーメン

 牛乳

 根菜のさっぱり炒め

 小松菜チーズのマフィン

 今日は「根菜のさっぱり炒め」に入っているれんこんのお話です。れんこんは「蓮の根っこ」という意味ですが、正しくは泥の中に長くのびた茎「地下茎」が大きくなったものです。蓮はスイレン科の植物で、原産地はインドや中国といわれています。日本には今から1200年以上前に神社やお寺の池や沼に観賞用として入ってきました。れんこんを食べるようになったのはそれからずっと後で今から500年くらい前からだといわれています。今でもれんこんを食用としているのは日本や中国など世界でもわずかな国だけです。れんこんは漢方薬として根も葉も花も実も使われています。それだけ体によい食べものなのです。高血圧や貧血を防ぎ。肝臓や皮膚にも良いです。加熱しても壊れにくいビタミンCやシャキシャキとした歯ざわりでもわかるように食物繊維が豊富です。

 れんこんには穴が開いていてのぞくと向こうが見えることから「見通しがきく」という縁起をかついでお正月やひなまつりなどのお祝いの料理に使われます。


 

   1月19日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 ささかまぼこ

 すき焼き風煮

 ほうれんそうの胡麻和え

 すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にすきやきは牛肉、ねぎや春菊、豆腐、白滝などを砂糖としょうゆで濃いめに味付けし、溶き卵をからめて食べます。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。では、すき焼きの名前の由来は何でしょうか?好きなものを食べるからでしょうか?それとも好きな人と食べるからでしょうか?すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。日本では1800年代後半までは牛肉を食べる習慣はありませんでした。しかし農具の鋤を火にかざしてカモ肉や鶏肉を焼いた「鋤焼き」がありました。これが今のすき焼きのルーツになります。幕末には、京都の三条河原にすき焼き屋が初めて誕生しました。給食では牛肉も生卵も出すことはできませんが、白いごはんにとても合う料理です。冬野菜もたくさ使われています。インフルエンザにかからないためにもほうれんそうの胡麻和えとともに残さず食べるようにしましょう。

12月18~19日の給食

    12月18日の給食

 ごはん

 牛乳

 カレイの竜田揚げ

 水菜とだいこんのサラダ

 かきたま汁

  水菜はアブラナ科の植物で、古くから京都を中心に栽培されている「京野菜」で、別名「京菜」ともよばれています。きれいな水を引き込んで栽培することから水菜という名前がついたようです。寒さ強い野菜で、12月から3月に多く出回る冬野菜です。漬物やお浸し、鍋物にして食べることが多い野菜です。関西では「ハリハリ鍋」と名付けられ、たくさんの水菜を入れた鍋がよく食べられています。水菜は独特の香りと、歯触りを持ちます。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムを多く含んでいます。今日は鴻巣産の水菜と鴻巣産のだいこん、白菜と合わせてサラダにしました。風邪に負けそうな人にはぜひたくさん食べてほしいですね。


 

   12月19日の給食

 パエリア

 牛乳

 セレクトメインディッシュ

 ベジタブルスープ

 デザート

  パエリアはスペイン東部のバレンシア地方発祥の代表的な米料理です。フライパンに、オリーブオイルを入れ、魚介類や肉、野菜などの具を炒めて、そこに米、水、サフランという植物を乾燥させた香辛料で色と香りをつけて炊き上げます。給食ではカレー粉の黄色の成分でもあるターメリックで色を付けてあります。「パエリア」とは両手に取っ手の付いたフライパンのことで、もともとはお祝いなど晴れやかな日に男の人たちが作り、外で食べられる料理です。食べる時もこのパエリア鍋ごと食卓に出し、直接食べるのが正式です。

 今日はセレクト給食です。タンドリーチキン384人、ポテトのチーズ焼き263人でした。みなさんは何を基準に選んだのでしょうか?

 2学期の給食も今日が最後です。今学期もよくかんで、好き嫌いなく食べられたでしょうか?冬休み中も栄養バランスの整った食事をするようにし、3学期に元気なみなさんに会いたいですね。

 

12月1日の給食

 

   12月1日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 スパゲティナポリタン

 くきわかめサラダ

 ハニーピーナッツ

  みなさんはスパゲティというと何味を思い浮かべますか?カルボナーラ?ペペロンチーノ?明太子?忘れてならないのがナポリタンです。ふた昔前までは日本ではスパゲティというとナポリタンという人が多かったようです。

 ナポリタンとはスパゲティをトマトソースやケチャップでからめ、パルメザンチーズをかけたものです。具はピーマンやソーセージが一般的です。しかしナポリタンという種類のスパゲティはスパゲティの本場イタリアにはないそうです。ナポリタンという名前は、イタリアではトマトが多くとれるので首都のナポリの名前をとって「ナポリ風」ということでナポリタンと名付けたようで、日本独自のスパゲティになっています。

12月4~8日の給食

 

   12月4日の給食

 ごはん

 牛乳

 厚揚げと豚肉の味噌炒め

 のっぺい汁

  みそ炒めに使われている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180度前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも 正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。


 

   11月5日の給食

 タンメン

 牛乳

 彩の国肉まん

 小松菜とひじきの炒め物

 りんご

  肉まんは中国では「ロウパオヅ」といい、小麦粉をこねて発酵させた蒸し中華まんじゅうの中に、肉を入れた点心のひとつです。今日の肉まんの正式名は「彩の国肉まん」といいます。この肉まんは名前のとおり埼玉県で採れた食材をたくさん使って作られています。皮は埼玉県産の小麦、具の豚肉も埼玉産の豚を使っています。

 タンメンとは、もやし、キャベツ、にら、にんじん、たまねぎなどの野菜と豚肉を炒めた中華料理店でも一般的なメニューです。タンメンは東京や横浜が発祥と言われている日本生まれの麺調理です。しかも今でも関東地方でしか知られていないようです。タンメンには塩味ものが多いですが、塩ラーメンとは違うようです。今日の給食では、豚肉、にんじん、にら、しいたけ、鴻巣産のキャベツとねぎを使ったタンメンです。


 

   12月6日の給食

 かて飯

 牛乳

 たらの野菜あんかけ

 鋳物汁

  「かて飯」って何だろう?炊き込みごはんとは違うの?と思っている人も多いでしょう。炊き込みごはんとは、季節の食材を豊富に使うごはん料理として食卓に登場しています。また、各地の郷土料理の中にも具に特徴のある炊き込みごはんがみられます。いずれにしても現在では、お米が主役で具が脇役になっています。しかし、その原型はお米が高価で十分に食べられなかった時代にお米を節約するために、麦や粟、稗などの雑穀や、野草、芋、だいこんといった「糧」と呼ばれるたくさんの具をかさを増す増量材として、少量の米に混ぜて炊き込んだものが「かて飯」だったのです。また、かて飯は秩父地方の郷土料理になっていて、秩父ではお客様がくると「おもてなし」の食事として作られています。今日のかて飯には「ずいき」という食品が入っています。「ずいき」は里芋の茎の部分を干したものです。今日のずいきは先月使った丸系八つ頭の茎を干しておいたものです。里芋は芋の部分だけでなく、茎もおいしく食べられることをぜひ知っておいてください。


 

   12月7日の給食

 ごはん

 牛乳

 きびなごごまフライ

 五目煮豆

 みぞれ汁

 「みぞれ汁」とは「みぞれ鍋」を給食用にアレンジしたものです。みぞれ鍋とは大量のだいこんおろしを使った鍋料理です。だいこんおろしに火が通って半透明になった様子が、みぞれに似ていることからこう呼ばれています。別名「雪鍋」「あわ雪鍋」ともいわれます。寒くなり、だいこんもたくさん採れる冬に食べられる料理です。和食にはこのように季節を表す言葉が料理名につくことがよくあります。和食がユネスコ文化遺産になった理由のひとつでもあります。みぞれ鍋をつくるときは、ふつうのおろし金でだいこんおろしを作るよりも、「鬼おろし」という竹製のおろし器を使っただいこんおろしの方が食感が良いそうです。今日の給食では26kgのだいこんをおろしました。だいこんおろしによって汁にとろみがついて冷めにくくなります。まただいこんには消化を助ける酵素がたくさん入っています。食べ過ぎていたり、胃が疲れていたりするときにおすすめの食材です。


 

   12月8日の給食

 コッペパン

 牛乳

 ラザニア

 ボイルブロッコリー

 コンソメスープ

 

 

 今日は田間宮小特性の「ラザニア」についてお話しします。「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタ何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。

 

12月11日~15日の給食

 

   12月11日の給食

 カレーライス

 牛乳

 フツールポンチ

 1頭の乳牛から1日にとれる牛乳の量は給食の牛乳何本分でしょう?(1)20本(2)50本(3)80本(4)100本(5)150本  正解は(5)150本です。赤ちゃんが牛乳だけで大きくなるというほど牛乳は人間が必要な栄養のほとんどを含んでいる「完全栄養食品」です。牛乳にとくにたくさん含まれているカルシウムは骨や歯を丈夫にするのはもちろんのこと、神経が伝わる時にも必要な栄養です。ですから、カルシウムが足りなくなると骨が折れやすくなったり、虫歯になってしまったりすることもあります。また、イライラしたり、落ち着きがなくなってしまったりします。授業中に集中できずによそ見ばかりしている人はいませんか?これは体からのカルシウム不足の赤信号です。集中できないので勉強もはかどりません。今日もしっかり牛乳を飲んでくださいね。寒くなってきたり、フルーツポンチがあると牛乳の残りが増えてきて悲しいです。


 

   12月12日の給食

 五目うどん

 牛乳

 さつまいもと鶏肉の旨煮

 みかん

  今日の旨煮に使われているさつまいもは鴻巣産のシルクスイートというとてもなめらかでおいしい品種です。

 寒くなってくるとよく食べられるようになる「みかん」。旬が10月くらいから2月くらいまでだからです。みなさんがよく食べているみかんは「温州蜜柑」という種類です。温州蜜柑の原種ができたのが中国の温州地方だったためこの名前がつきましたが、実際わたしたちが食べている温州蜜柑は500年くらい前の鹿児島県長島でその原種が突然変異でできたものを改良したものです。今では温州蜜柑の原種は日本になっています。英語でも「サツママンダリン」と呼ばれています。

 みかんには風邪を予防するのに効果があるビタミンCが多く、給食のサイズのみかんを3個食べれば1日に必要なビタミンCを補うことができます。皮を乾燥させたものは「陳皮」といい、七味唐辛子の材料や咳止めの漢方薬としても使われます。また、みかんの皮の白い筋の部分にはビタミンPと呼ばれる血管を丈夫にする栄養があります。みかんを食べる時は白い筋ごと食べたほうが栄養が取れていいかもしれませんね。

 今日さつまいもは鴻巣でとれたシルクスイートという品種のさつまいもです。名前のとおり、繊維が少なくシルクのようななめらかさがある甘いさつまいもです。1個2キロ以上あるものもありました。


 

   12月13日の給食

 中華おこわ

 牛乳

 かに玉の甘酢あんかけ

 チンゲンサイのスープ

  わたしたちのまわりには、中国から伝わってきた野菜がいっぱいあります。まるで日本の代表野菜のような「だいこん」や「はくさい」も遠い昔中国からやってきました。今日はスープに使われているチンゲンサイのお話です。

 チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜で、キャベツやブロッコリーなどと同じ仲間です。葉は緑色、茎はうすい緑色をしています。やわらかくてシャキシャキした歯ごたえが特徴です。カロテンやビタミンCが多く風邪予防に効果があります。スープ、おひたし、炒め物、煮物にとどんな料理にもあいます。体調の悪い人、風邪に負けそうな人はぜひたくさん食べてほしい野菜です。


 

   12月14日の給食

 ごはん(こうのとり伝説米)

 牛乳

 さわらの幽庵焼き

 かぼちゃのそぼろ煮

 白菜のみそ汁

  今日は「冬至」についてお話しします。冬至は1年でもっとも昼が短くなる日のことで、今年は12月22日です。この日にかぼちゃを食べると長生きするといわれています。昔は冬至のころになると緑黄色野菜が不足しあまり食べることができなくなり栄養不足になっていました。そこで、長期保存できるかぼちゃを夏に収穫して取って置き、冬に食べていました。また冬至にはゆず湯に入るという風習もあります。これはお風呂に入って病気を治すという意味の「湯治」とかけているということ、また、融通良く暮らせるようにという融通とゆずをかけて、願いが込められています。実際、ゆず湯に入ると皮に含まれている油の成分が溶け出し、湯冷めしにくくなるそうです。今日の魚のさわらは刻んだゆずとみそに漬け込んであります。冬至献立を味わっていただきましょう。


   12月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チリコンカン

 フラワーサラダ

  今日は、「カリフラワー」についてお話しします。白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。

 カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。問題です。カリフラワー植物のどの部分を食べているのでしょうか?(1)葉(2)実(3)つぼみ 正解は(3)つぼみです。ブロッコリーも同じく花が咲く前のつぼみの部分を食べています。そのため今日のサラダはフラワーサラダという名前がついています。

11月13~17日の給食

 

   11月13日の給食

 ごはん

 牛乳

 和風ハンバーグ

 だいこんのみそ汁

 今日は、就学時健康診断のため1時間就職時間が早くなりました。

 今日はみそ汁にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。

 だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。葉にはビタミンCが多く疲れをとったり病気を防いだりする働きがあります。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。今日も鴻巣の大根です。根も葉も丸ごと使っています。


 

   11月15日の給食

 とり五目ごはん

 牛乳

 わかさぎフリッター

 沢煮椀

  沢煮椀とは豚の背脂を細く切って塩でもんで湯通し、これとにんじん、ごぼう、みつばなどをせん切りにした野菜をだし汁で煮て、しょうゆや塩で薄く味付けした汁物です。「多い」ということ「沢山(たくさん)」といったことから、たくさんの材料を使ったこの料理に「沢煮」という名前がついたようです。

 今日の給食では、豚肉、豆腐、にんじん、ごぼう、だいこん、しめじ、こんにゃく、ねぎ、そして鴻巣産の丸系八つ頭という特別なお芋の入った沢煮椀になっています。ごぼうやにんじん、しめじだいこん、こんにゃくには食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれます。


 

   11月16日の給食

 肉汁うどん

 牛乳

 ゼリーフライ

 キャベツソテー

  ゼリーフライはドラマの陸王でも有名な行田市の郷土料理です。おからとじゃがいもで作った衣の無いコロッケようなものです。形が小判に似ていることから、銭フライがなまってゼリーフライになったそうです。

 今日はうどんのお話です。埼玉県では日照時間が長く江戸時代から小麦栽培が盛んです。埼玉でとれる小麦は特にうどんに適していて、加須、熊谷、鴻巣などは作付面積も多くむかしからうどんを食べる習慣が根付いていました。そのため、加須うどん、熊谷うどん、川島のすったて、深谷の煮ぼうとう、秩父のおきりこみ、鴻巣の川幅うどんなど郷土料理やご当地うどんなども多くなっています。

 豚肉やねぎ、なす、油揚げなど具のたくさん入った温かいおつゆに、茹でてから冷水でしめたうどんを入れながら食べるのは全国でもこのあたり独特の食べ方です。きんぴらごぼうなどといっしょに食べることも多いです。今日は豚肉と鴻巣のねぎが入った肉汁うどんです。


 

   11月17日の給食

 コスタリカライス

 牛乳

 ほうれんそうサラダ

 小魚

  今日はサラダにたっぷり入っているほうれんそうのお話です。ほうれんそうは西アジア原産でペルシャで栽培され始めました。「ほうれん」とは中国語で「ペルシャ」のことで、ペルシャからシルクロードを経由して中国に伝わり、日本へは17世紀に入ってきました。ほうれんそうはにんじん、かぼちゃと並び代表的な色の濃い野菜です。目や鼻の粘膜を強くするビタミンA、免疫力を高めるビタミンC、貧血予防に効果のある鉄分が多く含まれています。特に寒くなってくると栄養価や甘味が増します。寒くなってきたためか風邪気味の人が多いようです。調子が悪いな、と思う人はぜひおかわりしてください。