カテゴリ:給食室から

9月25~29日の給食

 

   9月25日の給食

 バターロールパン

 牛乳

 きのこスパゲティ

 枝豆フリッター

 キャベツとコーンのサラダ

  今日は「きのこ」についてお話します。しいたけやまつたけ、しめじなどをまとめて「きのこ」と言います。問題です。きのこは植物でしょうか?動物でしょうか?正解はきのこは植物でも動物でもありません。きのこは「菌類」といって植物や動物の仲間とも違う第三の生き物なのです。菌類は世界で10万種類もあるそうですが、詳しい生態がわかっているのはごく一部です。日本は世界で一番きのこの種類が多く、一年中食べられますが、きのこといえば秋が一番おいしくなります。今日のスパゲティにはしめじ、えのきたけ、マッシュルーム、エリンギが入っています。見分けがつきますか?きのこはエネルギーが少なく、お腹ぽっこりが気になる人にはおすすめの食品です。食物繊維が多く、お腹の掃除もしてくれます。また、きのこにはカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDがたっぷり入っています。骨を丈夫にしたい!背が高くなりたい!という人は牛乳ときのこをセットでしっかり食べましょう。


 

   9月26日の給食

 ごはん

 牛乳

 さんまの蒲焼き

 きゅうりの漬物

 なめこのみそ汁

  今日は「さんまのかば焼き」についてお話します。かば焼きといったらうなぎですが、そこは給食、残念ながら1食244円の給食費ではうなぎのかば焼きは出せません。かば焼きという名前は、昔うなぎは口から尾にかけて串を刺して丸焼にしていました。その形がガマという植物の穂に似ていることから「ガマ焼き」がなまって「かば焼き」とよばれるようになりました。

 さんまは漢字で「秋刀魚」と書きます。この由来は、さんまが秋が旬で、形が刀のように鋭く、細長い魚なのでこの漢字があてられました。「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂がたっぷりのった秋のさんまには栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていたからです。さんまには筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらにさんまには脳を刺激し、ボケを防ぎ、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。成績アップを望む人はさんまをよくかんで食べればさらに効果があるでしょう。こんな栄養たっぷりのさんまを残すなんてもったいないですよね。


 

   9月27日の給食

 マーブル食パン(ココア)

 りんごジュース

 ハンバーグのケチャップソースかけ

 野菜コロッケ

 野菜入りさつま揚げ

 ボイルブロッコリー

  今日はなかよし給食です。教室でお弁当箱におかずをつめて、体育館で食べました。なかよしグループになり上学年は下学年のお世話をしっかりして、楽しい給食時間を過ごしていました。


 

   9月28日の給食

 コーンみそラーメン

 牛乳

 わかさぎフリッター

 千草炒め

  フリッターになっている「わかさぎ」のお話です。わかさぎは全長10cmほどの小さく細長く透き通るような魚です。氷の張った湖に穴を開けてわかさぎを釣る風景はニュースでもとりあげられています。わかさぎは本来サケやアユと同じように、海にすんでいて、産卵期になると川を上る魚ですが、淡水にもすめるため最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移されて繁殖し、淡水魚化しています。

 わかさぎは漢字で「公魚」とも書きます。これは江戸時代に霞ケ浦の北にある麻生の藩主が毎年将軍家(公方)へ年賀に参上する時に串焼きにしたわかさぎを献上していたことから将軍家御用達の魚「御公儀の魚」からこの漢字があてられたそうです。

 わかさぎは丸ごと食べられるので、カルシウムたっぷりです。5,6尾食べれば一日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血予防に効果がある鉄分、口内炎に予防に効果があるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富に含まれています。


 

   9月29日の給食

 えびピラフのパプリカソースかけ

 牛乳

 グリーンサラダ

 ミックスナッツ

  ナッツとは殻に包まれた木の実のことをいいます。今日のミックスナッツの袋のにはアーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ひよこ豆が入っています。みなさんはもちろん見分けがつきますよね?

 ナッツには質の良い植物性の脂肪のリノール酸が含まれていて、血管がかたくなってしまい血の流れが悪くなってしまう動脈硬化という病気を予防してくれます。また、鉄分やカルシウムも多く、他の食品に比べて吸収が良いのも特徴です。さらにナッツ類にはビタミンBやビタミンEが多く、若返りの効果もあります。よくかみしめて食べましょう。

10月2~6日の給食

 

   10月2日の給食

 豆腐飯

 牛乳

 ツナ入りたまご焼き

 ちゃんこ汁

  豆腐飯は群馬県の利根地区の郷土料理です。群馬県利根地区平地が少なく米を作るのが困難だったため、昔からこの地域は大豆の産地で豆腐作りが盛んでした。大豆は荒れ地でも作れる作物だったため、大豆加工品は貴重なたんぱく源として生活の知恵が受け継がれています。豆腐飯も米が貴重だった時代、豆腐や野菜を入れて、かさを増した昔の人の工夫が生かされています。豆腐は植物性のたんぱく質やビタミン、ミネラルがたっぷり含まれているため健康食品として世界各国でも注目され食べられるようになってきました。


 

   10月3日の給食

 ごはん

 いわしの南蛮漬け

 ほうれんそうの磯香あえ

 豚汁

  明日10月4日は「104」でいわしの日です。いわしはこの時期に脂がのる秋が旬の魚です。今日はピリ辛の南蛮漬けになって給食に登場しました。

 いわしはニシンの仲間の魚で、群れをつくって回遊するのでまとめて捕まえることができ、昔から庶民の味として親しまれ、日本各地の郷土料理にもよく登場する魚です。また、いわしは世界中で食べられていて、特に南フランス、イタリア、スペインでいわし料理がたくさんあります。

 いわしの脂には血液をサラサラにしたり、頭の働きを活発にするEPAやDHAがとても多く含まれています。また、骨まで丸ごと食べるのでカルシウムもたくさんとれ、骨が丈夫になります。よく噛んで頭と体に栄養を与えてください。


 

   10月4日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 照り焼きチキン

 ミニトマト

 武蔵野スープ

 お月見デザート

  埼玉県川越市はさつまいもの名産地として有名です。そこで今日の給食のさつまいもの入ったスープに川越市周辺の昔の呼び名の「武蔵野」をとり武蔵野スープと名付けました。よく味わって食べてください。

 今日は十五夜です。十五夜とは昔の暦の8月15日のことをいいます。昔の暦は月の満ち欠けで日付を決めていました。昔の暦で秋は7月から9月のことをさし、真ん中の8月15日の月を「中秋の名月」と呼びました。今年は今日がこの中秋の名月です。この日にはススキや団子を飾り、月を眺めながら、豊作を願ったり、収穫を祝ったりしていました。採れたてのの茹でた里芋を飾ることから「芋名月」とも呼ばれています。今日はかわいいうさぎのデザートがついているのはこのためです。今夜はぜひ月を眺めてみてください。


 

   10月6日の給食

 海鮮ピリ辛ラーメン

 牛乳

 おさかナッツ

  今日はカシューナッツについてお話しします。カシューナッツはとてもユニークな実の付け方をします。ナッツの部分は種ですが、その種はほかの野菜や果物と違って果実の中ではなく外に実ります。カシューナッツの果実はカシューアップルといい、りんごのような黄色や赤色をしていて、ピーマンのような形をしています。その下に勾玉のような形の皮におおわれたナッツが実ります。普通は生で食べずに、収穫した実は手作業で果肉と種子に分けられてから、天日干しにして、煎って殻をむいたものが使われます。中国料理やインド料理によく使われます。カシューナッツにはお肌をつるつるにしたり、若返りのもとになるビタミンEという栄養が含まれています。その他に、カルシウムの吸収をよくしてくれるマグネシウムという栄養も含まれています。今日はホキという白身の魚、じゃがいも、ピーマンと一緒に炒めました。よくかんで若返りの栄養を手に入れましょう。


 

   10月6日の給食

 ひき肉ともやしのあんかけ丼

 牛乳

 こんにゃく入り海そうサラダ

 小魚アーモンド

  昆布、ひじき、わかめなどをまとめて海藻といいます。今日のサラダは海藻サラダです。今日のサラダに使われている海藻は、わかめ、こんぶ、茎わかめ、とさかのりです。見分けはつきますか?島国の日本にとって海藻は大昔から貴重な食料でした。縄文時代や弥生時代の遺跡からも海藻を食べていた形跡が残っています。また、日本最古の法律701年の大宝律令には税をわかめや昆布で納めるようになっていました。

 海藻には多くのビタミン、ミネラルが含まれています。また食物繊維も多く、お腹の調子を整えるだけでなく、糖尿病や高コレステロールなどの生活習慣病を予防する働きがあります。また海藻類に多いぬめりの成分のフコイダンは免疫力を高めたり、アレルギー症状を和らげたりするといった働きがあり、近年注目を浴びています。

9月19~22日の給食

 

   9月19日の給食

 ごはん

 牛乳

 かつおの竜田揚げ

 切り干し大根の炒め煮

 つぼん汁

  今日は「つぼん汁」についてお話します。つぼん汁は熊本県人吉球磨地方に伝わる郷土料理です。もともとは秋祭りに作られていましたが、今では正月や祭り、祝い事などの行事に作られています。この地域では、赤飯には必ずこのつぼん汁が添えられています。鶏肉、豆腐、にんじん、だいこん、ごぼう、こんにゃくなどたくさんの野菜を濃い口の醤油で味付けします。深い壺でこの汁を盛りつけることから「つぼの汁」がなまって「つぼん汁」になりました。


 

   9月20日の給食

 たまごパン

 牛乳

 マカロニのヒリヒリあえ

 イタリアンサラダ

  マカロニのヒリヒリあえに使われているマカロニはペンネマカロニというもので、太くて短く、筒状で、端が斜めに切ってあり、万年筆のペン先に形が似ているのでこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、ソースにからめてそのままパスタ料理として食べるほかに、グラタンやサラダなど幅広い料理に使われます。

 食べ物はみなさんの体に入ってからいろいろな働きをしてくれます。その働きは大きく3つに分かれます。今日はそのひとつ「エネルギーのもとになるたべもの」です。毎月の献立表にも書いてあるので知っていますよね?ごはんやパン、めん、マカロニ、さらに油や砂糖、じゃがいもやさつまいもなどがエネルギーのもとになる食べ物です。車でいったらガソリンです。車はガソリンがなかったら動きませんよね?みなさんの体もごはんやパン、いもなどを食べないと力が出なくなってしまいます。今日はパンとマカロニでエネルギーのもとになる食べ物がたっぷりです。よくかんで食べて、ガソリンを体に取り入れましょう。


 

   9月21日の給食

 ビビンバ丼

 牛乳

 中華スープ

  「ビビンバ」とは韓国の混ぜご飯です。「ビビン」が「混ぜる」、「パ」が「ごはん」という意味です。丼や専用の容器にごはんを入れ、その上にナムルと呼ばれる野菜のあえ物と肉や魚、たまごなどをのせます。具とごはんをさじでよく混ぜ、韓国の唐辛子みそのコチュジャンやごま油を加えて食べます。

 日本でも石焼きビビンバが焼き肉店のごはんものの定番メニューですよね。でもこの石焼きビビンバの発祥はなんと日本。1970年頃、大阪の韓国料理店で発案されました。熱々でお焦げの香ばしさで人気となり、韓国に逆輸入されました。

 今日の給食では、ピリ辛の豚肉、ほうれんそうともやしのナムル、錦糸卵をよく混ぜて食べてください。


 

   9月22日の給食

 もぶり飯

 牛乳

 さばのカレー醤油焼き

 ちゃんこ汁

 巨峰

  「もぶり飯」とは愛媛県の郷土料理です。「もぶる」とは愛媛県の古い方言で「混ぜる、まぶす」という意味です。もともと瀬戸内の小魚でだしをとり、小魚や昆布などの海の幸や季節の野菜を甘辛く煮つけて混ぜ込んだものです。

今日は秋の代表的な果物、ぶどうのお話です。ぶどうは日本だけで数百種類、世界中では一万種類以上あるといわれています。ぶどうは皮の色によって赤、黒、緑の3つに分けられます。赤は「甲斐路」、黒は「巨峰」や「ピオーネ」、緑は「マスカットオブアレキサンドリア」などが有名です。皮の色は若く未熟なうちはどれも緑色ですが、成長するにつれてだんだん赤や黒い色に変わっていきます。緑色のぶどうは、この赤や黒の色素が作られないため成長してもずっと緑色のままです。

 今日はその実の大きさから「ぶどうの王様」と呼ばれる巨峰です。巨峰は1936年に日本人によって作り出されました。ぶどうはヨーロッパでは「畑のミルク」とよばれています。ぶどうの甘味の成分であるブドウ糖は吸収されやすく、すぐにエネルギーになるので疲れがとれます。少し感じる渋みの成分のタンニンは殺菌作用やガンの予防に効果があります。紫色の成分であるアントシアニンは目の疲れをとったり、視力の回復に効果があるといわれています。また若返りの効果もあるそうです。皮と実の間に一番栄養があります。

8月31日~9月1日の給食

 

   8月31日の給食

 キムチチャーハン

 牛乳

 ポークパオズ

 わかめスープ

 梨

  今日から給食が始まりました。楽しみにしていてくれたでしょうか?

 今日は「梨」についてお話します。梨は 1800年前から食べられている秋の味覚を代表する果物です。埼玉県は梨栽培の盛んなところで、収穫量は全国第7位です。鴻巣市も常光地区を中心に梨畑がたくさんあります。

 梨には別の名前があることを知っていますか?「なし」という名前が「無い」という意味につながるため縁起が悪いので「有りの実」という呼び方もあります。

 今日の梨は皮が赤っぽく、シャリシャリした歯ざわりと、名前が「豊かな水」と書くようにみずみずしさが特徴の「豊水」という種類です。梨には、のどにうるおいを与え、熱を下げたり、肉を食べた時の消化を助けたり、便秘を防いだり、疲れをとったりといった働きがあります。今のみなさんの体が必要としている働きばかりですね。旬の果物をしっかり食べましょう。


 

   9月1日の給食

 ごはん

 牛乳

 あじのスタミナ焼き

 麩チャンプル

 豚汁

  今日は麩の炒め物「麩チャンプル」に入っている「麩」のについてお話します。まず麩をみつけてください。問題です。麩は何からできているでしょうか?(1)米(2)小麦(3)じゃがいも(4)砂糖(5)大豆  正解は(2)小麦です。麩は小麦粉の中に含まれるたんぱく質のグルテンというものの塊です。小麦粉に水と少量の塩を混ぜてよく練って生地を作り、粘りが出たものを水の中で揉むとガムのようなグルテンが残ります。このグルテンを蒸したり、茹でたりしたものが「生麩」、生麩を揚げたものが「揚げ麩」、グルテンにさらに小麦粉やもち米などを加えて焼いたものが「焼き麩」といい、焼き麩には四角いもの、花型のもの、丸いもの、ドーナツ型のものなどがあります。今日は小さいドーナツ型の「小車麩」です。

 麩の歴史は古く、今から1300年以上前の中国ではすでに食べられていたそうで、日本へは700年くらい前に伝わってきました。当時の日本は仏教の教えから僧侶は肉食を禁じられていました。そこで肉に代わるたんぱく質源として、大豆から豆腐や湯葉を作り、小麦から麩を作り食べていました。今でも、お寺などで食べられる精進料理には麩がよくつかわれています。夏休みにお寺の多いところに旅行に行った人は麩の料理を食べませんでしたか?今日の麩チャンプルには鶏肉と麩がたんぱく源として入っていますが、目をつぶって食べて違いがわかりますか?

9月4~8日の給食

 

   9月4日の給食

 きなこ揚げパン

 牛乳

 こんにゃく入り海藻サラダ

 コーンクリームスープ

  今日はみなさんが大好きな揚げパンです。今日は魔法の黄色い粉、きなこのついた揚げパンです。きなこは漢字で書くとその見た目の通り「黄粉、黄な粉」と書きます。では、問題です。きなこは何から作られているでしょうか?(1)米(2)とうもろこし(3)大豆  答えは(3)大豆です。きなこは大豆を煎り、粉にしたものです。大豆は「畑の肉」といわれるほど栄養が小さい豆粒の中にぎっしりつまった食品です。肉や魚と同じようにたんぱく質が豊富で筋肉のもとになります。用いられる大豆の種類により黄色いものと黄緑色のきなこがあります。砂糖と少量の塩を加え、もちにつけて「あべかわもち」にしたり、「おはぎ」「くずもち」「わらびもち」、ごはんにかけて食べられることもあります。

 さあ、この栄養たっぷりの魔法の粉、きなこをこぼさず、残さずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?


 

   9月5日の給食

 ごはん

 牛乳

 酢豚

 青梗菜のスープ

  酢豚は一口大に角切りにした豚肉に下味をつけて揚げたものを、たまねぎ、ピーマン。にんじんなどの野菜と甘酢あんでからめたもので、中国料理のひとつです、今ではすっかり日本の家庭でもおなじみになりました。日本では2種類の酢豚が広まっているのを知っていますか?ひとつは広東料理の「クーラオロウ」で、たっぷりの野菜やパイン使い、甘酢あんにケチャップを使用しているもの、もうひとつは上海料理の「タンツーロウ」で野菜はほとんど使わず、肉がメインで甘酢あんもケチャップを使わないので黒っぽくなっています。今日の給食はどちらがもとになっているかわかりますか?給食の酢豚はクーラオロウですね。今日の給食の酢豚には入っていませんが、「酢豚にパインはいらない!」と思っている人も多いでしょう。パインには肉などのたんぱく質を分解する酵素が含まれているので、いっしょに調理することで肉がやわらかくなるという役割があります。


 

   9月6日の給食

 黒豆ごはん

 牛乳

 厚焼きたまご

 厚揚げときのこのすまし汁

 パイナップル

  今日9月6日は「く」と「ろく」のごろ合わせで「くろ」ということで、黒豆の日です。そこで今日はごはんに入っている「黒豆」についてお話します。黒豆はおせち料理には欠かせない煮豆として昔から食べ継がれてきました。黒い色には魔よけの力があるとされていて、黒豆のようにまっ黒になるまでマメ(真面目)に働き、マメ(健康)に暮らせるようにとの願いを込めて食べています。今日のごはんにマメマメパワーはいくつ入っていますか?おせち料理を作らない家も増えてきたので、黒豆を食べる機会も減ってきていると思います。ぜひ、今日の給食の黒豆を食べて、真面目で健康でいられるようにしましょう。


 

   9月7日の給食

 黒パン

 牛乳

 鶏肉のパプリカージュ

 ブロッコリーサラダ

  今日は「パプリカ」のお話です。どこに使われているかわかりますか?「パプリカ」はなす科の植物で、スペイン、フランス、ハンガリーなどで栽培されている辛くない唐辛子の一種です。みなさんが赤ピーマン、黄ピーマンと言っている大きくてカラフルな肉厚ピーマンが実はパプリカなのです。ビタミンCやビタミンAが豊富です。栄養的には緑のピーマンとほぼ同じですが、パプリカは苦みがほとんどなく、甘味があるのが特徴です。その完熟したあかパプリカの実を乾燥させ種を取り出し、粉にしたものがパプリカパウダーで今日のパプリカージュに使っています。ハンガリー料理では煮物やスープによく使われます。夏バテ、疲労回復、動脈硬化予防、美容に効果があるといわれています。

 パプリカの果実からは赤い天然着色料の「パプリカ色素」が作られます。今日のパプリカージュが赤っぽいのもそのためです。また、このパプリカ色素はみなさんがいつも食べているものによく使われています。今度、赤っぽい色、オレンジ色をした食べ物の箱の裏をよく見てみよう。


 

   9月8日の給食

 夏野菜カレーライス

 牛乳

 チキンゲット

 フルーツポンチ

  今日は3年生のリクエスト給食です。キムチチャーハン、コーンみそラーメン、チーズハンバーグ、しゅうまい、コーンクリームスープ、わかめスープなども人気がありましたが僅差だったため、絞って再調査したら、主食部門2位の夏野菜カレー、主菜部門4位のチキンナゲット、デザート部門1位のフルーツポンチの組み合わせになりました。

 今日は「アロエ」についてお話します。アロエはみつかりましたか?フルーツポンチの中に半透明で黄色っぽい筋のあるものがアロエです。こんにゃくゼリーやマスカットゼリーも入っているので間違えないでください。

 みなさんはアロエという植物を見たことはありますか?アロエはサボテンの仲間で、とげとげした厚みのある葉をしています。昔から「医者いらず」といわれ、葉の皮をむいた白い部分は軽いやけどに効くといわれ、アロエの汁を飲むと胃炎や便秘が治ると言われています。葉の内側の白い部分は、腸内の善玉菌を活発にし、免疫力をアップする効果があります。胃や腸を健康にする働きがあります。なかなか家では食べることができない食品です。よくかんで味わって食べましょう。