カテゴリ:給食室から
2月19日~23日の給食
2月19日の給食
こどもパン
牛乳
照り焼きチキン
キャベツコーンソテー
ベジタブルスープ
今日は鶏肉を照り焼きにしてあります。では、「照り焼き」とは何でしょう?「照り焼き」とは日本料理の調理方法です。醤油に砂糖やみりん、酒などを混ぜた甘味のあるたれを肉や魚にぬって焼いたものです。今日の照り焼きキチンも有名ですがぶりの照り焼きなどにも使われます。たれの糖分で焼いた時に照りがでるのでこの名前がつきました。今ではアメリカやヨーロッパでもアルファベットで「teriyaki」とそのまま日本語で通じるほど有名な味付け、調理方法になりました。外国ではおもに肉料理に使われます。
今日は照り焼きチキンそのままで食べても、パンを割いてソテーと一緒にはさんで照り焼きチキンバーガーにして食べてもおいしいですよ。
2月20日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
今日は「ナタデココ」についてお話します。タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。弾力があるので、よく噛んで食べるようにしましょう。
2月21日の給食
かて飯
牛乳
わかさぎごまフライ
かみかみきんぴら
だまこ汁
今日は6年生作成献立第5弾。6の1Kさんの献立です。考えた理由は「きんぴらはよくかむことでよく味わえるし、あごをきたえられつつ、頭の働きも活発になります。かて飯とだまこ汁は野菜が豊富にあるので、寒くかぜをひきやすいこの時期には温かいだまこ汁に体の調子を整える野菜がたくさんあるのでぴったりだと思います。しかし、たんぱく質が少ないので冬の魚であるわかさぎを使ったごまフライを入れました。だまこ汁は秋田県、かて飯は埼玉県の郷土料理なので自分の国の郷土料理を知ることができます。」とのことです。
2月22日の給食
たまごとじうどん
牛乳
根菜のさっぱり炒め
鬼まん
今日は「蒸しパン」についてお話します。給食の蒸しパンはホットケーキミックス粉に牛乳、溶かしたバター、砂糖を混ぜ、カップに注ぎ蒸し上げます。そこにまっちゃを入れたり、ココアやアーモンドを入れたりしていろいろな蒸しパンを作っています。今日はそのベースの生地にさつまいもの角切りを入れて一緒に蒸しあげました。さつま芋の入った蒸しパンは愛知県の尾張地方では「鬼まん」と呼ばれ、素朴なお菓子として古くから各家庭で伝わっています。さつま芋が入って、でこぼこした様子を鬼のツノに見立ててこの名前がつきました。さつまいもは皮にも食物繊維など栄養がたっぷり含まれています。
2月23日の給食
ごはん
牛乳
さばのみそ煮
切り干し大根の炒め煮
みぞれ汁
今日は6年生作成献立第6弾。6の1Hさんの献立です。考えた理由は「水分を多く含む大根は、根の部分は95%が水分です。なので大根を干すと野菜本来の旨味がぎゅっと凝縮され、栄養価もとても高くなります。切り干し大根は生の大根よりカルシウムが23倍、食物繊維が6倍、鉄分が49倍にもなります。さばはがんが予防できる成分やカルシウムの吸収をサポートする成分が含まれています。特に「DHA」という成分は脳を活性化する働きがあり、学業に励む人にはぴったりな食材です。みぞれ汁には大根おろしを使い、みぞれの雨と雪が混ざった様をあらわしました。」とのことです。
1月29日~31日の給食
1月29日の給食
あやひかりコッペパン
マーガリン
牛乳
くじらの竜田おろしあんかけ
すいとん
今日のコッペパンには鴻巣産の「あやひかり」小麦を使っています。
今日の給食は昭和時代の献立です。コッペパンとマーガリンは第二次世界大戦後アメリカから援助されたことが始まりで昭和20年代に脱脂粉乳とともによく食べられ、くじらは昭和20年代から50年代まで竜田揚げやオーロラソースかけとして幅広い世代が食べていました。日本では縄文時代の頃からくじらを食べていたようです。今は、国際的な取り決めによって、くじらをとる量が決められているので、くじらを食べられる機会はかなり少なくなってしみました。くじらは海の中で生活していますが、魚の仲間ではなく、人間と同じ哺乳類です。ですから赤ちゃんくじらはお母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。食べてみると牛肉や豚肉のような食感に気づくと思います。くじらは貴重な食材なのでよく味わって食べてください。
「すいとん」は小麦粉だんごを実とした汁のことをいいます。主食とおかずを兼ねた料理として1923年の関東大震災の時によく食べられるようになりました。また、第二次世界大戦後の食糧のない時代にも全国的に広まりました。食べるものが無い時代には栄養がとれる大変貴重なものでした。明日まで全国学校給食週間です。食事に感謝して、昔の給食をよく味わって食べましょう。
1月30日の給食
ごまあじうどん
牛乳
さといものみそ煮
ひじきの和え物
「うどん」は小麦粉を練って細長く切った麺のことをいいます。1300年ほど前に中国から伝わりました。手軽な庶民の食事で、米食の代わりとして、またお祝いごとに際してふるまわれる食べ物として古くから日本全国で食べられていました。地域によって、季節によって食べ方に多くの種類があります。埼玉県も全国で有数の小麦の産地です。よって「武蔵野うどん」と呼ばれる文化があり、うどんの生産量は讃岐うどんで有名な香川県に次いで全国第2位です。給食のうどんも埼玉県産の小麦を使っています。
埼玉県にはごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。川島町ではこの冷汁うどんを「すったて」とよび、加須市では「ごま汁うどん」とも呼んでいて、埼玉県の郷土料理にもなっています。給食では冷たい汁は出せないので、温かくしたごまがたっぷり入った汁でうどんを食べてください。
田間宮小の給食には毎月鴻巣市内で作られた野菜をたくさん使用していることをみなさんは知っていますよね?献立表の下の方に毎月書いてありますよ。そこで今日は田間宮小にお客様が来ています。いつも新鮮な野菜を作って届けている方々です。今日の給食でもお世話になっています。今日の給食のにんじんとねぎでお世話になった武井さん、白菜でお世話になった島田さん、里芋としょうがでお世話になった村松さんが2年生の各教室でいっしょに給食を食べています。みなさんのいろいろな野菜を作っていますが、今日の野菜以外にもだいこん、ずいき、さつまいも、たまねぎ、じゃがいも、なす、ごぼう、きゅうり、キャベツ、ほうれんそう、水菜など田間宮小のみなさんはこの3名の方が作られた野菜を何度も食べています。今日の給食も味わって感謝して食べましょう。2年生は野菜のいろいろな話を聞けるといいですね。
1月31日の給食
ごはん
牛乳
ポークしゅうまい
スンドゥブ
ナムル
セレクトデザート
今日はナムル、スンドゥブとも今ではすっかり日本でもおなじみになった韓国料理です。お隣の国の韓国は日本と同じように米が主食です。それに肉料理や魚料理、野菜料理がたくさんあり、栄養バランスの取れた食事が特徴です。また、辛い料理も有名です。辛さのもとは唐辛子を生のままや粉状にして使ったりします。その他にもねぎやにんにく、しょうがといった香りの強い野菜を多く使うのも特徴です。特ににんにくの消費量は多く、韓国料理がスタミナ料理といわれる理由のひとつになっています。
スンドゥブの正式名は「スンドゥブチゲ」です。スンドゥブとは豆腐のことでチゲは鍋という意味です。つまりスンドゥブチゲとは豆腐を使った鍋料理ということです。鍋にあさりやしじみを敷き、豆腐、肉、野菜、コチュジャンや唐辛子、ごま油、にんにくなどのスープで煮て、最後に生卵を落とします。残ったスープにごはんを入れて食べてもおいしいです。とても体が温まる料理です。
今日はセレクト給食です。チーズクリームクレープ216人、ガトーショコラ313人、いよかんゼリー123人でした。
2月1日~2日の給食
2月1日の給食
食パン
牛乳
チリコンカン
コールスローサラダ
フルーツクリーム
今日はクラスでフルーツとクリームを混ぜてフルーツクリームにしてください。食パンはフルーツクリームサンドにするか、チリコンカンを挟んで食べてもいいですよ。
今日はチリコンカンのお話です。チリコンカンはアメリカの料理で、テキサス州の料理に指定されています。名前はスペイン語で「肉入り唐辛子」という意味です。ひき肉と玉ねぎを炒め、トマトやチリパウダー、いんげん豆を加えて煮込んで作ります。クラッカーやチーズを加える作り方もあります。昔、肉が手に入りにくかった時代にトマトや豆で量を増やしたのが始まりだそうです。給食では豚肉を使いますが、牛肉や鶏肉、七面鳥の肉を使うこともあるそうです。また、ピリッと辛い唐辛子ではなく、シナモンの香りをつけることもあります。
さあ、みなさんの今日の給食は食パンにフルーツクリームを挟みますか?それともチリコンカンを挟みますか?
2月2日の給食
豚肉とごぼうの炊き込みごはん
牛乳
いわしのサクサク揚げ
こづゆ
福豆
「こづゆ」は福島県の内陸部である会津地方の郷土料理です。当時内陸部ではなかなか食べることができなかった海産物の貝を、ホタテの貝柱としてだしとともに使用し、新鮮なじもとの野菜と煮た汁物です。こづゆ専用の会津塗りの朱色の椀で食べるのがしきたりです。
「節分」とは季節と季節と分かれ目のことです。明後日2月4日が立春といって、昔の暦の上では春の始まりです。そして明日2月3日が節分です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるようになったのは「鬼(悪いこと)から逃れられるように」、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では節分の翌日の立春から新しい一年が始まるからです。みなさんはいくつ食べるのでしょうか?先生たちは1袋で足りますか?地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。給食の大豆はまかないでしっかり食べてください。大豆を箸でつまんで箸練習をしてもいいですね。
今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしがわからない人はもりつけ表を見てください。いわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が嫌がり、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて追い払うものです。やいかがしを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。
節分の時に他にどんな風習があるか調べてみましょう。季節の行事食に込められた思いを知り、これからも大切に受け継いでいきたいですね。
2月5日~9日の給食
2月5日の給食
山菜ごはん
牛乳
ほっけの塩焼き
呉汁
ハニーピーナッツ
今日の魚は「ホッケ」です。塩焼きになって登場しました。ホッケは開いて干物にして、酒の肴としても親しまれています。ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。11月下旬から3月くらいまでが旬です。ホッケは成長するに従って呼び方が変わります。幼魚の頃は青緑色なことから「アオボッケ」「ロウソクボッケ」、1年くらいたったものを「ハルボッケ」、成魚になると「マボッケ」「ネボッケ」と呼ばれます。
ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。適度な脂と淡泊な味、ホクホクした食感、そして骨のとりやすさから人気があります。
2月6日の給食
けんちんうどん
牛乳
小松菜のごまカレー炒め
りんご
6年生は2学期に家庭科で一食分の献立を考える学習をしました。そこで、その学習を生かして給食の献立も考えてもらいました。その中で、栄養バランスがいいのはもちろんのことその他献立を考えた思いや理由がすばらしかった人の献立を今月の給食に取り入れました。1年~5年生のみなさんは、6年生になった時に献立を考えられるように、給食や食品の栄養や旬、行事など知ってくださいね。
第1弾の今日は6年3組Yさんの献立です。考えた理由は「冬なので温かくて野菜をたくさんとれるけんちんうどんにしました。里芋、にんじん、ごぼう、ねぎは埼玉県産を使うので地産地消ができます。小松菜は苦手な人も食べやすいよう、カレー味にしました。りんごは食物繊維が多く、腸の調子を整えてくれます。今の時期にぴったりな献立だと思います。」とのことです。
2月7日の給食
キムチチャーハン
牛乳
にらまんじゅう
チンゲンサイとあさりのスープ
給食で上位に入る人気メニューのキムチチャーハン。今日はその中に使われている「キムチ」についてお話します。キムチとは朝鮮料理の漬物のことで、朝鮮漬けといわれるときもあります。塩漬けしたはくさい、だいこん、きゅうりなどに唐辛子やにんにく、塩辛、くだものなどを混ぜて作ったたれのヤンニョムに漬け込んだものです。一般的にキムチというと、はくさいの真っ赤な辛い物を思い浮かべますが、本来キムチとは朝鮮語の「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。
キムチは乳酸菌による発酵食品で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。また、唐辛子の成分であるカプサイシンには、発汗作用やダイエット効果があるといわれています。ただ、大量に食べると辛味によって味覚が鈍くなったり、塩分の取り過ぎになったりするので注意しましょう。
間もなくお隣の韓国ではピョンチャンオリンピックが開催されますね。キムチを食べて応援しましょう。
2月8日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
ハタハタのから揚げ
卯の花炒め
お事汁
大豆を水に浸けて砕き、しぼってとうにゅうを取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。
今日は、おこと汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがおこと汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。
2月9日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
海そうサラダ
オニオンスープ
今日は6年生作成献立第2弾、6年2組のHさんの献立です。考えた理由は「オニオンスープは体が温まるし、玉ねぎは食べると血液がサラサラになるのでオニオンスープを入れました。海藻サラダは腸の働きを良くしてくれるので入れました。他にも海藻は低カロリーで食物繊維が多く、ミネラルも豊富なため入れました。きなこ揚げパンは、植物性たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル、ビタミンという様々な栄養が含まれています。きなこは大豆からできているのでとても栄養のある食べ物でもあります。他にも、栄養や酸素を体全体に行き渡らせる働きがあるレシチンや抗酸化作用のあるビタミンE、天然ポリフェノールも含まれています。2月は節分もあるのできなこ揚げパンにしました。」とのことです。
1月22日~26日の給食
1月22日の給食
メロンパン
牛乳
ポテトのチーズ焼き
こんにゃくサラダ
コーンクリームスープ
今日は6年生のリクエスト献立です。アンケートで人気のあったごはん、コーン味噌ラーメン、メロンパン、ビビンバ丼、キムチチャーハンなど人気のあったおかずと組み合わせて再調査したところ・・・主食部門3位のメロンパン、主菜部門3位のポテトのチーズ焼き、副菜部門3位のこんにゃくサラダ、汁物部門1位のコーンクリームスープを組み合わせた献立になりました。不思議なことに再調査すると主食部門ダントツ1位のごはん、主菜部門ダントツ1位の肉じゃが、副菜部門5位の野菜炒め、汁部門3位のみそ汁の組み合わせは選ばれないのですね。学年のリクエスト給食はこれが最後です。あとは来月に先生たちのリクエスト献立を実施します。2月3月の給食は今までのリクエスト給食で人気があった献立を多く取り入れていきます。楽しみにしていてください。
田間宮小のみなさんは本当に毎日給食を残さず食べてくれますが、残念なことに毎日の給食を何を食べているかわからないようで、リクエスト給食の調査をしても選べない人がたくさんいたようです。来年のリクエスト給食にむけて毎日の給食の料理の名前を覚えるようにしましょう。まずは今日の給食の料理名を全部クラス全員で言ってみましょう。
1月23日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツ杏仁
昨日が何の日か知っていましたか?実は昨日1月22日は「カレーの日」でした。これは第二次世界大戦後給食が始まって35周年を記念して、全国学校栄養士協議会が1982年のこの日、全国の小中学校の給食で一斉にカレーを出すことになりました。当時の給食の人気メニュー1位がカレーライスだったからのようです。みなさんの好きなメニューは何ですか?36年経ってもカレーは1位でしょうか?1日遅くなってしまいましたが鴻巣市内の小学校全校でカレーを食べています。
今日はフルーツといっしょに入っているつるっとした「杏仁豆腐」についてもお話しします。杏仁豆腐とは杏仁で作られていて豆腐に似ていることからこの名前が付きました。羊羹みたいなので杏仁羹とよばれることもあります。もともとは中国であんずの種の中の「仁」である杏仁を使った咳止めに効くとても苦い薬膳料理を食べやすくするために甘味を付けたのが始まりだそうです。現在の杏仁豆腐では、苦い杏仁を使うことはなく、杏仁と似た香りを持つアーモンドエッセンスで香りをつけ、牛乳でのばし、寒天やゼラチンで固めて作っています。
1月24日の給食
雑穀ごはん
牛乳
鮭の塩焼き
たくさん
小松菜のみそ汁
今日のごはんはラップを使って、自分でおにぎりを握って食べましょう。よく味わってください。
今日1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。給食週間の意味はもう知っていますよね?知らない人は献立表や給食だよりをもう一度よく読んでください。世界で初めての学校給食は、1796年にドイツで貧しい家の子供を助けるために出したお昼ごはんといわれています。やがて、世界各地に広がり、日本では、1889年(明治22年)に山形県の小学校で、お弁当を持ってこられない貧しい児童のために「おにぎりと焼き魚、漬け物」の給食を用意したのが、日本の学校給食の始まりです。昔は米が貴重なものだったので、おにぎりも米だけでなく、今日のごはんのように麦やヒエ、アワといったものが混ぜられたものでした。みそ汁もほとんど実の無いものでした。そして、現在のように交通やお店が発達していないので、地元でとれたものや保存のきくものが給食になりました。
食べ物が十分にある現在でも給食がなくならないのはなぜでしょうか?それはみなさんが嫌いなものは残して、好きなものばかりたくさん食べ、栄養が偏ってしまっているからです。今日の給食は、明治時代日本で一番初めの給食を再現した献立になっています。当時は牛乳はありませんでいたが、現代のわたしたちに欠かすことのできない栄養がたっぷり入っているので今日も牛乳がついています。ビタミンの多い小松菜がたっぷり入ったみそ汁もつけました。
おにぎりは上手に握れたでしょうか?三角?俵型?だんご型?どんな形にしましたか?食事が当たり前のようにできることに感謝して、今日も残さずいただきましょう。
1月25日の給食
ツイストパン
牛乳
ゼリーフライ
ボイルブロッコリー
ミネストローネ
ミネストローネはイタリア北西部ロンバルディアでうまれた代表的なスープです。具だくさんなのが特徴です。ベーコンやにんじん、たまねぎ、セロリなど季節の野菜を炒め、トマトを加えて煮ます。さらにスパゲティやマカロニ、米などを入れます。スープに米を入れるのは外国では米は主食ではなく野菜のひとつと考えられているからです。イタリアではミネストローネにパルメザンチーズをふりかけて食べることもあります。それぞれの家庭の味があり、材料は冷蔵庫の中にあるもので作るので、日本でいえばみそ汁のようなものです。田間宮小の給食のミネストローネには貝殻の形のシェルマカロニを使い、油で、にんにく、ベーコン、にんじん、たまねぎ、セロリを炒め、コーンを入れ、トマトと塩、胡椒、最後にバターでコクを出し、パセリを散らしました。お味はいかがですか?
1月26日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
いなだの照り焼き
切り昆布の煮物
せんべい汁
今日の給食の照り焼きになっている魚の名前はわかりますか?(1)ワカシ(2)イナダ(3)ワラサ(4)ブリ 正解は(2)イナダです。とは言っても、全て同じ種類の魚のことで、成長によって名前が変わる魚です。関東では15cm程度までをワカシと言い、40cmくらいまでをイナダ、60cmくらいまでをワラサ、1mになるとブリと呼びます。地方によっても少し呼び方が変わります。今日はイナダなので40cmくらいのものを使っているということです。
「ブリ」という名前の由来は「あぶら多き魚」ということから「あ」の字を略して「ブリ」となったそうです。昔の武将は出世するたびに名前を変える習慣があったので、成長とともに名前が変わる魚のブリは出世魚として縁起物とされています。今でも正月などおめでたい席でブリの照り焼きが出されるのはこのためです。11月から2月くらいまでのものを寒ブリと言い特に脂がのっておいしいとされています。
せんべい汁は青森県八戸市周辺の郷土料理です。南部煎餅を割ったものを醤油ベースの鶏や豚のだしでごぼう、きのこ、ねぎなどの具と一緒に煮たてます。せんべい汁の歴史は古く、1833年からの江戸時代の天保の大飢饉の頃に八戸藩でうまれたとされ、その後200年にわたり現在の青森県の南部地方で食べられてきました。