カテゴリ:給食室から

3月13日~21日の給食

 

   3月13日の給食

 鶏五目ごはん

 牛乳

 シイラの南蛮漬け

 だいこんのみそ汁

  「シイラ」とは世界中の暖かい海で生息する2m以上にもなる大きな魚です。漢字で「鱪」と書きます。シイラの名前の由来は「粃」という米の入っていない籾にこの魚の形が似ていることから「しいな」がなまって「しいら」と名付けられました。秋から春にかけて脂がのる、色の薄い赤身の魚です。魚肉加工品の材料や塩焼き、フライなどにして食べられます。ハワイでは「マヒマヒ」とよばれ、ソテーやムニエルなどで食べられます。今日の給食では片栗粉をつけて揚げ、ピリ辛のねぎたっぷりの南蛮だれをかけてあります


 

   3月14日の給食

 ちゃんぽん麺

 牛乳

 ポークしゅうまい

 ひじきの中華炒め

 ひじきは、日本近海の潮の満ち引きの激しい岩場で採れる海藻です。みなさんがよく見る店で売られているひじきは、春にやわらかい昔から「血を収める」と言われ、健康食・長寿食として食べられてきました。その理由はカルシウム、鉄分などのミネラル、食物繊維が豊富だからです。同じ量の牛乳と比べると鉄分は牛乳の550倍、カルシウムは14倍も含まれています。といっても牛乳のように一度にたくさん食べられないのが海藻の悲しいところ。ですが、毎日少しずつでも食べることによって、貧血や骨粗しょう症を防いでくれます。遺跡の発掘物から、縄文人や弥生人もひじきを食べていたことが分かっています。だから日本人は長生きなのでしょうね。


 

   3月15日の給食

 はちみつパン

 牛乳

 チキンのこんがり焼き

 チンゲン菜とコーンのソテー

 白菜のクリームスープ

  今日は野菜がたっぷりの給食です。ソテーにはチンゲンサイとコーンを使い、クリームスープにははくさいがたっぷり入っています。チンゲンサイもはくさいもアブラナ科の植物で、キャベツやだいこんも同じ仲間です。はくさいとチンゲンサイの見分けがつかない人も多いようです。よく見て違いに気づいてください。チンゲンサイにもはくさいにもビタミンCが多く含まれていて、病気などをおこす悪い菌をやっつけたり、疲れをとったりする働きがあります。


 

   3月16日の給食

 ごはん

 牛乳

 おふくろ煮

 利休汁

 こうなごの佃煮

  今日はごはんのお供に登場した「小女子の佃煮」のお話です。こうなごは正式な名前はいかなごという海の魚です。体は細長く、背は茶色、腹は銀色をしていて15~20cmになります。日本各地に住んでいて、東京では「こおうなご」、宮城では「めろと、めろうど」、九州では「かなぎ」といい、関西では小型のものが「かます」という魚の幼魚に似ているので「かますご」とよばれています。いかなごは5cmくらいまでの稚魚の時の方が味がよく、茹でて酢味噌、酢醤油で食べるほか、天ぷら、煮干し、佃煮として食べられます。

 お魚丸ごとなのでカルシウムたっぷり!みんなの骨や歯になってくれます。よーく噛んで食べましょう。


 

   3月17日の給食

 黒パン

 牛乳

 ペンネのブラウンソース

 茎わかめのサラダ

 いよかんゼリー

  ペンネはパスタの仲間で、マカロニのように筒状になっていますが、形がペン先に似ていることからこの名前がつきました。表面に筋が入っているためソースがからみやすく、パスタ料理のほかグラタンやサラダなど、幅広く料理に使われます。パスタといえばイタリアですが、トマトソースに唐辛子の辛味のきいた「ペンネ・アラビアータ」はローマの代表的なパスタ料理です。今日は小麦粉を香ばしく炒って作ったブラウンソースとからめました。


 

   3月21日の給食

 赤飯

 牛乳

 鶏肉のくわ焼き

 ほうれんそうのおひたし

 すまし汁

 キャラメルケーキ

  今日は「赤飯」についてお話します。ご飯は「炊く」といいますが、赤飯の場合は「蒸す」といいます。小豆やささげと一緒に蒸すので、お米が赤くなるのです。赤い色はおめでたい色といわれ、赤飯はお祝いの際に食べられてきました。しかし、地方によって色々な食べ方があるようです。東北地方では砂糖をかけて甘い赤飯にするところもあるそうです。北海道では小豆ではなく、甘納豆を混ぜるそうです。他にも、赤飯といえば醤油味!という醤油赤飯をつくる地方もあります。また、石川県や富山県では長寿の人が亡くなると、お葬式の時に赤飯を食べるそうです。 

 今日はみなさんの卒業、進級を祝うための赤飯です。このクラスメイト、先生との給食も今日が最後です。みんなと楽しく給食を食べましょう。