カテゴリ:給食室から

5月8日~12日の給食

 

   5月8日の給食

 ココア揚げパン

 牛乳

 アスパラソテー

 ビーンズシチュー

  今日はサラダに入っている「アスパラガス」についてお話します。アスパラガスは春から初夏にかけて旬を迎え、若い茎状の芽の部分を食べる野菜です。アスパラガスには「ホワイトアスパラガス」と「グリーンアスパラガス」があるのを知っていますか?もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日が当たらないようにすると白くなり、やわらかく甘味が増します。お日様に当たって緑になると歯ごたえとビタミンが増します。みなさんは「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?栄養ドリンクに入っている成分です。名前のとおり、アスパラガスに入っているのでこの名前がつきました。みなさんも栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをしっかり食べ、外で元気に遊んで健康になりましょう。

 今日はみなさんの大好きなココア揚げパンですね。ココアをこぼさずに一番きれいに食べられるのは誰でしょうか?今日もおいしくいただきましょう。


 

   5月9日の給食

 ごはん

 牛乳

 にらまんじゅう

 マーボー春雨

 わかめスープ

  今日はにら饅頭の中に入っている「にら」についてお話しします。にらは、にんにくや玉ねぎと同じねぎの一種でユリ科の植物です。原産地の中国では3000年以上前から食べられていました。日本でも1300年以上前の「古事記」や「日本書記」にも記されていました。にらは、刈り取った後、再び葉が伸びて、年に何回も収穫が可能な生命力の強さから、精力野菜として食べられています。にらにはビタミンAが豊富で夏バテしたとき、疲れた時、風邪をひいたときなど回復させる働きがあります。また、にら独特の強い香りには、食品をエネルギーに変える働きがあるためスタミナ野菜といわれています。他にも胃腸の病気を防いだり、血液をサラサラにしたりするなどいいことづくめです。にらまんじゅうを食べてにらパワーをゲットしましょう。


 

   5月10日の給食

 深川飯

 牛乳

 ししゃもの磯辺フライ

 ちゃんこ汁

  今日は「深川飯」についてお話します。なぜ、あさりごはんを深川飯というのでしょうか?「深川」とは、東京都の地名の一つです。昔、深川の近くには、海があり、あさりがたくさんとれました。最初は、とれたあさりを、みそ汁にいれたり、佃煮にしたりしていましたが、そのうち、ごはんといっしょに料理して食べるようになりました。それが、深川飯のはじまりです。あさりは、日本で一番多く食べられている貝です。春になると、身が大きくなってうまみがまします。この時期には潮干狩りで、たくさんとることもできますね。あさりには貧血を予防する鉄分がたっぷり入っています。鉄分は運動をたくさんする人には特に必要な栄養です。今日は、季節の味、あさりの入った、ごはんをおいしくいただきましょう。


 

   5月11日の給食

 山菜うどん

 牛乳

 きんぴらごぼう

 抹茶蒸しパン

  5月2日は八十八夜でした。これは昔の暦で新年になってから八十八日目ということです。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。

 そこで今日は埼玉の「抹茶」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑えるカテキンという栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は最強の組み合わせです。味わって食べましょう。


 

   ごはん

 牛乳

 さわらの西京焼き

 にらともやしのおひたし

 新じゃがの炒め煮

  今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。