カテゴリ:給食室から
10月28日~31日の給食
10月28日の給食
はちみつパン
牛乳
塩焼きそば
わかめスープ
もともと焼きそばは中国の料理で、中華麺を炒めたり、揚げたりした料理をまとめて「炒麺」とよんでいたものが日本に伝わって今のような料理になりました。縁日やバーベキューでも日本では焼きそばといえばソース味が主流ですが、中国では醤油味や塩味のもの、あんかけやスープのものもあり、バリエーションの多さはチャーハンと同じくらい何百もあります。日本でもじゃがいもを入れたり、魚の粉を入れたりとご当地の焼きそばが全国各地にあります。今日の給食では豚肉、いか、にんじん、もやし、キャベツなどの入った塩味の焼きそばです。オイスターソースも隠し味に入っています。お味はいかがですか?
今日は1年生保護者対象の試食会でした。65人の参加がありました。
10月29日の給食
ごはん
牛乳
ほっけの塩焼き
大豆の磯煮
キムチ豚汁
今日は「キムチ」についてお話します。すっかり日本でも定番となったキムチとは朝鮮料理の漬物のことです。キムチは白菜のキムチが代表的なものです。白菜の他にも、大根、きゅうり、青菜類などが材料として使われます。そこに塩、唐辛子、にんにく、塩辛、果実、コチュジャンなどを混ぜて作ったヤンニョムというたれに漬け込んだものです。一般的にキムチというと白菜の真っ赤な辛いものを思い浮かべますが本来のキムチとは朝鮮語で「野菜を漬けたもの」という意味なので、唐辛子やにんにくを使わないもの、辛くないものもあります。キムチは乳酸菌による発酵で、ビタミンの吸収率が生野菜を食べた時よりもアップします。キムチはそのまま食べる以外にも、今日のように料理の素材としても使われます。
10月30日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
イタリアンサラダ
武蔵野スープ
今日のスープには埼玉県の特産物が入っています。そのため昔のこのあたりの呼び方の「武蔵国」からとって、このスープにも「武蔵野」を名前につけてみました。
さて、その特産物とは何でしょう?(1)さつまいも(2)牛乳(3)小麦粉
正解は(1)さつまいもです。昔から川越を中心に埼玉県内でよく作られていました。江戸までは新河岸川を利用し、重いさつまいもを運んでいました。さつまいもは荒れた土地に植えてもできるため「飢饉に備えるための作物」として各地で作られるようになりました。
今日の給食で使ったさつまいもは1,2年生が畑で育てたものです。52キロ給食にプレゼントしてくれました。
10月31日の給食
たこ飯
牛乳
五目厚焼き玉子
ほうとう汁
りんご
問題です。たこの足のかずはいくつでしょうか?(1)8本(2)9本(3)10本 正解は(1)8本です。
今日はそのたこが主役の「たこ飯」についてお話しします。たこ飯は瀬戸内海周辺の愛知県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県などの島々や海岸地域で食べられている郷土料理です。漁船の中で漁師さんたちが獲れた「たこ」をぶつ切りにしてごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。関西地方では半夏生の日(今年は7月2日)にたこを食べる習慣があります。これはたこの足はくっついたら離れないことから、田んぼに植えた稲がたこの足のようにしっかりと根付いてお米がたくさんとれますようにという願いが込められています。そのため、たこの産地として知られる三原市や尾道市あたりでは、田植え祭りに豊作を願って食べる行事食にもなっています。行事食には自然の恵みに感謝し、受け継がれてきたものがたくさんあります。