カテゴリ:給食室から
6月4日~7日の給食
6月4日の給食
ハヤシライス
牛乳
フルーツ白玉
ハヤシライスとは、薄切りにした牛肉と玉ねぎをバターで炒め、赤ワインとデミグラスソースで煮込んだものを、ご飯の上にかけた料理のことをいいます。(給食では牛肉ではなく豚肉を使っています。)辛くないカレーとは言わないでね。
では、なぜ「ハヤシライス」というのでしょうか?この名前の由来にはいくつかの説があります。ひとつめは、ある会社の社長が考えた説。ふたつめは、あるレストランのシェフが賄い食として考えたという説。みっつめはハッシュドビーフウィズライス(細かく刻んだ牛肉とごはん)がなまったものという説があります。代表的な洋食のひとつですが、実は日本独特の料理です。
6月5日の給食
コッペパンスライス
牛乳
焼きそば
枝豆フリッター
チンゲンサイのスープ
6月1日は世界食糧農業機関が「牛乳の日」と制定しています。そして6月は「牛乳月間」でもあります。そこで今日は牛乳のお話です。牛乳は聖徳太子が活躍していた飛鳥時代に中国から伝えられたようです。しかし、一般的に飲まれるようになったのは明治時代になってからです。今では給食に欠かせない飲み物になっています。では給食では毎日牛乳が出るのはなぜでしょう。「飲みやすいから?」「栄養があるから?」「足りない栄養を補ってくれるから?」「給食には牛乳を出すことが法律で決まっているから?」・・・どれも正解です。日本人の食事に、カルシウムが足りないと言われています。特に小学生のみなさんの体は、毎日少しずつ大きくなっているので、たんぱく質やカルシウムは欠かすことができない栄養です。給食で飲む牛乳1本でみなさんが1日に必要なカルシウムの3分の1をとることができます。もし同じカルシウムをさんまだけでとろうとすると頭から尻尾まで丸ごと3匹食べなければなりません。丈夫な体を作るためにも牛乳は毎日飲む必要があるのです。
6月6日の給食
ごはん
牛乳
あじの梅塩麹焼き
茎わかめのきんぴら
キャベツのみそ汁
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。今日は「かむこと」についてお話します。問題です。一口食べたら何回かむと良いでしょうか?(1)5回(2)10回(3)30回 正解は(3)30回です。今一口入れて数えてみてください。よくかむことには良いことがたくさんあえいます。「ひみこのはがいーぜ」という合言葉を知っていますか?これはかむことの効果をあらわしています。よくかむとあごの骨が強くなり、歯並びが良くなります。小学生の頃に柔らかいものばかり食べていて、あまりかまずに食べる習慣が身についてしまうと、きれいな歯並びにならないだけでなく、虫歯の原因にもなってしまいます。そして、よくかむと頭の中の血の流れが早くなるので、記憶力が良くなります。今日の給食も茎わかめのきんぴらやキャベツのみそ汁などよくかめる料理になっています。今日はお友だちとのお話はほどほどにかむことに集中しましょう。
6月7日の給食
こどもパンスライス
牛乳
たらフライ
ボイルキャベツ
クラムチャウダー
「クラムチャウダー」はアメリカでの代表的な料理です。日本のクラムチャウダーは「あさり」や「はまぐり」を使いますが、本場のアメリカでは「ボンビノス貝」というあさりよりも大きな二枚貝を使います。クラムチャウダーというと日本では牛乳をベースとしたクリームスープというのが定番です。アメリカでは、東海岸のニューイングランド風は、日本と同じ白いクリームスープですが、ニューヨークのマンハッタン風は、ミネストローネと同じ赤いトマトスープだそうです。
「チャウダー」とはたっぷりの野菜を使用するのは共通していますが、スープに入れる主な材料によって名前が変わります。白身魚を使えば「フィッシュチャウダー」、とうもろこしを使えば「コーンチャウダー」になります。今日の給食でもたくさんの野菜とあさりを使っています。
6月10日~14日の給食
6月10日の給食
ごはん
牛乳
彩の国納豆
笹かまぼこ
いんげんともやしのごま炒め
相性汁
今月は牛乳月間のほかに埼玉県では「食育月間」と「彩の国ふるさと学校給食月間」でもあります。これは給食に地元の食材をたくさん取り入れ、生産に携わる人に感謝し、ふるさと、郷土食に理解を深めるためにつくられました。みなさんも埼玉県や鴻巣市についてたくさんのことを知ってください。実は毎日飲んでいる牛乳も埼玉県産、うどんの小麦も埼玉県産、お米は鴻巣市産と、給食では地元のものが一年中使われています。そこで、今月の給食ではいつも以上に埼玉県や鴻巣市の食材や埼玉県の郷土料理が登場します。献立表をよく見ておきましょう。
今日の納豆も埼玉県で収穫された「里のほほえみ」という大きな粒の大豆から作られています。豆本来の味わいがあります。よく混ぜ、ねばりをたくさん出してごはんといっしょにおいしくいただきましょう。
6月11日の給食
わかめうどん
牛乳
ゼリーフライ
キャベツのおかか炒め
「ゼリーフライ」は行田市の郷土料理です。最初名前を聞いて驚いた人も多いでしょうが、最近はB級グルメにも取り上げられています。もともとある料理屋の主人が日露戦争で中国に行った際に食べた野菜まんじゅうをアレンジして作ったものが始まりのようです。おからとじゃがいもをコロッケのようにまとめて揚げて、たっぷりのソースに浸して作ります。もともと「銭富来(ぜにふらい)」と言って、銭とは小判、つまりお金のことです。形が昔のお金の小判に似ているので「銭富来」とよばれたものがなまり、ゼリーフライになったそうです。
6月12日の給食
しゃくし菜チャーハン
牛乳
いかのみそ焼き
青菜とあさりのスープ
冷凍みかん
給食では夏の定番デザートの夏みかん。もともとは、春頃までしか販売されていなかったみかんを一年中販売できる商品にしようとして考えられたものです。昭和30年から小田原駅で販売されるようになったのが始まりです。以前は電車での長距離移動のお供としてよく食べられていました。低温で食べると人は甘味を感じにくいので、冷凍みかんには特に甘味の強いみかんが使うのがおいしさの秘密です。さらにみかんのまわりに氷の膜を作り、パサパサにならないようにすることだそうです。みかんにはビタミンCが多く、疲れをとる働きがあります。また水分も多いので、暑さに負けそうな人はしっかり食べてください。今日は「冷凍みかん」の歌も聞いてください。
6月13日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
丸ごとあじフライ
もやしとにらのおひたし
肉じゃが
給食では、いろいろな魚が登場します。給食では、魚を最初から切って味付けした「切り身」の魚料理が多く出ています。今日の「丸ごとあじフライ」は名前のとおり、あじを丸ごと揚げたものです。魚をまるごと食べるのはししゃもやきびなご、かたくちいわしなどの小魚のときだけです。
今日の魚の「あじ」は小魚ではなく、「ひもの」といって、あじをまるごと干して、乾燥させたものを油で揚げたので、おせんべいのようにパリパリして、全部骨までおいしく食べられます。骨を強くするカルシウムも多く入っています。また、あじには脳の働きを良くしてくれるDHAやEPAという栄養が多く含まれています。魚好きは頭がよくなるかもしれませんよ。よーくよーく噛んで骨や歯、頭に栄養を与えてください。
6月14日の給食
こどもパンスライス
牛乳
チーズオンハンバーグ
コーンポテト
コンソメスープ
今日はパンにチーズハンバーグをはさんで、チーズハンバーガーとして食べてください。
田間宮小では毎月一学年ずつリクエスト給食を取り入れています。今日は5年生のリクエスト献立です。調査をし、集計後、人気メニューの数パターン作り再調査したところ、主食部門2位のハンバーガー、主菜部門3位のチーズハンバーグ、副菜部門2位のコーンポテト、汁物部門3位のコンソメスープの組み合わせになりました。他に人気があったものは醤油ラーメン、ごはん、ポテトのチーズ焼き、肉じゃが、海藻サラダ、ミニトマト、ワンタンスープ、コーンクリームスープなどが人気がありました。
もうすぐ3年生に調査をします。いろいろな料理をリクエストできるように他の学年のみなさんも献立表をよく見て料理名を覚えるようにしましょう。
5月27日~31日の給食
5月27日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツナタデココ
今日は「ナタデココ」についてお話します。タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。弾力があるので、よく噛んで食べるようにしましょう。
5月28日の給食
ごまあじうどん
牛乳
さつまいもと大豆の甘辛揚げ
冷凍みかん
埼玉県は香川県に次いでうどんをよく食べる地域です。埼玉県では、ごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。ごまを煎って、すり鉢でよくすり、青しそやみょうがなどを細かく切って加え、砂糖やみそを加えて作ります。さっぱりしたうどんが食べたい時、このごまみそを冷たい水でのばし、うどんやそうめんをつけて食べます。ごはんにかけて食べる時もあります。暑くて食欲がない夏場や農作業の合間によく食べられていました。みそのたんぱく質とごまの油、さらにきゅうりやなすなども加え栄養補給もできるという先祖の知恵です。この冷汁うどんを加須地域では「ごま汁うどん」、川島町では「すったて」ともよんでいます。
給食では冷たいつけ汁は出せないので、温かくしたごまたっぷりのおつゆでうどんを食べてください。
5月29日の給食
大山おこわ
牛乳
五目厚焼きたまご
沢煮椀
セレクトデザート
今日はセレクトデザートです。アセロラゼリーは165人、はちみつレモンゼリーは239人、プリンは242人が選びました。アセロラゼリーがちょっと少なかったのはこれだけが40gだったからでしょうか?毎回みなさんが何を基準に選んでいるか聞きたいですね。
「大山おこわ」とは鳥取県大山町の郷土料理です。使用する食材はまちまちですが、大山山麓の食材を使用した醤油味のおこわです。昔、戦場に行く兵が勝利を祈願して山鳥や山菜を入れたごはんを炊きだしたのが始まりです。お祭りやお祝いのごちそうとして受け継がれてきました。今日の大山おこわには、うるち米ともち米を使い、具には鶏肉、油揚げ、にんじん、たけのこ、しいたけ、えのきたけに、わらび、うわばみそうなどの山菜を使用しています。
5月30日の給食
ごはん
牛乳
さばの辛味焼き
切り昆布の煮物
じゃがいものみそ汁
昆布は「海の野菜」とも呼ばれ、ビタミンやヨウ素、カリウム、カルシウムなどが多く含まれていて、薬と同じような効き目がある貴重な食材のひとつです。とくにヨウ素は子どもの成長に欠かせない栄養で、不足すると成長しなかったり、神経の働きが鈍くなってしまいます。また、昆布には免疫力を高め、病気になりにくくする働きや、ガンを抑える働きもあります。昆布から出るねばりは「アルギン酸」といい血圧を下げてくれます。
昆布はむかしは「ひろめ」とも呼ばれ、「よろこぶ」「広める」に通じることから縁起の良い食べものとしておせち料理や結納の品としても用いられています。食材として使うことはもちろん、だしの材料として日本料理には欠かせないものです。
5月31日の給食
ココア揚げパン
牛乳
ビーンズシチュー
アスパラサラダ
「アスパラガス」は春から初夏にかけて旬を迎える野菜です。アスパラは古くからヨーロッパで栽培され、日本には江戸時代にオランダ人によって伝えられました。アスパラは株から出てきた新しい茎が20cmくらいになったときに収穫して食べます。みなさんは「アスパラギン酸」という栄養を知っていますか?これは疲れをとったり、元気にしてくれる栄養です。栄養ドリンクのコマーシャルで聞いたことがあるでしょう?アスパラガスにたくさん含まれているのでこの名前がつきました。
みなさんはアスパラにはグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあるのを知っていますか?もとは同じものですが成長中にずっと土をかけ日に当たらないように育てるとホワイトアスパラガスになり、やわらかく甘味の強いものになります。茎をそのまま伸ばし、太陽の光を浴びたものがグリーンアスパラです。歯ごたえとビタミンが増します。太陽の力ってすごいですね。今日の給食には栄養たっぷりのグリーンアスパラガスをサラダに使いました。旬のものをしっかり食べてください。そして、外でお日様に当たりみんなも健康になりましょう。
5月20日~24日の給食
5月20日の給食
ごはん
牛乳
さわらの西京焼き
にらともやしのおひたし
新じゃがの炒め煮
今日は「新じゃが」についてお話します。普通のじゃがいもとどう違うのでしょうか?新じゃがいもは冬に植えたじゃがいもを通常の収穫期である秋よりも早く収穫したもので、皮が薄くみずみずしい食感が特徴です。3月初めに九州から始まり、7月の北海道まで各地の新じゃがが出回ります。新じゃがの皮は、手でむけるくらい薄く、皮もおいしく食べられるのが特徴です。じゃがいもは、一年中、給食の献立に使われていますが、今日は特に新じゃがを味わうための献立です。パワーアップの野菜のにらとともによく味わっていただきましょう。
5月21日の給食
コーンみそラーメン
牛乳
春巻
スナップえんどう
今日の給食で春巻の横にいる緑色の野菜の名前を知っていますか?(1)えだまめ(2)スナップえんどう(3)きゅうり 正解は(2)スナップえんどうです。スナップえんどうは3月~6月が旬です。1970年代にアメリカから輸入された品種です。「えんどう」には完熟した豆を食べる「えんどうまめ」や未熟なさやを食べる「さやえんどう、絹さや」、完熟前のやわらかい豆を食べる「みえんどう、グリンピース」があります。そしてスナップえんどうはグリンピースが進化したもので、豆が成長して大きくなっても、さやがかたくならず、さやごと食べられます。この時季にしか食べられないものなので味わって食べましょう。・・・とお話ししたのに、枝豆のようにさやを残している児童がたくさんいました。またグリンピースが苦手な児童は逆に豆の部分だけ残していたようです。この時季にしか食べられないものだったのでぜひ食べてほしかったのですが・・・。
5月22日の給食
キャロットピラフのホワイトソースかけ
牛乳
ごぼうサラダ
サラダにたっぷり入っているごぼうのお話です。ごぼうはキク科の植物で、ヒマラヤや中国など中央アジアが原産の植物です。日本へは今から1000年以上前に中国から漢方薬として伝わりました。これを品種改良して日本では野菜として食べるようになりました。今でもごぼうを野菜として食べるのは日本や韓国だけのようで、欧米人は「日本は木の根を食べている」と驚くとか・・・。ごぼうは食物繊維が多いので、お腹の掃除をしてくれて便秘解消にはもってこいの野菜です。よく噛んで食べなくてはいけないのであごや歯を丈夫にし、さらに脳の働きを活発にしてくれます。
5月23日の給食
ごはん
牛乳
マーボー春雨
えびしゅうまい
わかめスープ
春雨の発祥の地は中国で1000年以上前に作り始められたといわれています。中国では「粉の糸」という漢字を使って「フェンスー」と呼ばれていて、緑豆という豆のでんぷんを使って作っていました。そのため、日本に伝わった鎌倉時代には豆の麺と書いて「豆麺」とよばれていました。春雨とよばれるようになったのは、半透明で細長く伸ばされた様子が、しとしと降る春の雨の線に似ていることから名づけられたそうです。春雨の材料になる緑豆は栄養価が高いので薬膳料理にもよく使われます。日本では緑豆を、豆の状態で食べることはあまりありませんが、もやしや今日のような春雨などとして食べられています。
5月24日の給食
はちみつパン
牛乳
チキンのこんがり焼き
ボイルブロッコリー
ミネストローネはイタリア北西部ロンバルディアでうまれた代表的なスープです。具だくさんなのが特徴です。ベーコンやにんじん、たまねぎ、セロリなど季節の野菜を炒め、トマトを加えて煮ます。さらにスパゲティやマカロニ、米などを入れます。スープに米を入れるのは外国では米は主食ではなく野菜のひとつと考えられているからです。イタリアではミネストローネにパルメザンチーズをふりかけて食べることもあります。それぞれの家庭の味があり、材料は冷蔵庫の中にあるもので作るので、日本でいえばみそ汁のようなものです。今日の田間宮小の給食のミネストローネは、バターで、にんにく、セロリ、ベーコン、にんじん、たまねぎ、じゃがいもを炒め、コーン、レンズ豆を入れ、トマトと塩、胡椒で味を調え、最後にパセリを散らしました。お味はいかがですか?
5月7日~10日の給食
5月7日の給食
山菜うどん
牛乳
きんぴらごぼう
抹茶蒸しパン
5月から新元号の「令和」になりましたね。令和は日本で一番古い歌集「万葉集」からとられたもので「人々が美しく心寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められてそうです。今日はその記念もかねて山菜うどんの中に「祝い」の文字が浮かんでいます。みつかりましたか?
今日は抹茶のお話です。「茶摘み」という歌は「夏も近づく八十八夜~」という歌詞で始まります。これは昔の暦で新年、つまり今の暦の2月4日になってから八十八日目ということです。今年の八十八夜は5月2日でした。八十八夜に摘んだお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれていました。
そこで今日は埼玉の「茶葉」を使った蒸しパンです。埼玉のお茶は「狭山茶」という名前で全国に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれています。抹茶は蒸したお茶の葉を乾燥させ粉にしたものです。お茶には様々な細菌やウイルスを抑える「カテキン」という栄養が含まれていて、インフルエンザや食中毒菌、虫歯菌、胃潰瘍の原因のピロリ菌に対しても効果があるといわれています。中国では飲む野菜ともいわれています。抹茶と甘納豆は和菓子界の最強の組み合わせです。味わって食べましょう。
5月8日の給食
深川飯
牛乳
あじフライ
ちゃんこ汁
河内晩柑
今日は「深川飯」についてお話します。なぜ、あさりの入ったごはんを深川飯というのでしょうか?「深川」とは、東京都の地名の一つです。昔、深川の近くには、海があり、あさりがたくさんとれました。最初は、とれたあさりを、みそ汁にいれたり、佃煮にしたりしていましたが、そのうち、ごはんといっしょに料理して食べるようになりました。それが、深川飯のはじまりです。あさりは、日本で一番多く食べられている貝です。春になると、身が大きくなってうまみがまします。この時期には潮干狩りで、たくさんとることもできますね。あさりには貧血を予防する鉄分がたっぷり入っています。鉄分は運動をたくさんする人には特に必要な栄養です。もうすぐ運動会です。当日、力が発揮できるように、今日は、季節の味、あさりの入った、ごはんをおいしくいただきましょう。
5月9日の給食
ごはん
牛乳
ジャージャン豆腐
トックスープ
今日は「トック」についてお話します。「トック」は、うるち米で作った韓国伝統のおもちです。日本の餅は厚みのある四角や丸い形が普通ですが「トック」は平たい丸や長さが5、6cmくらいの棒の形をしています。日本のおもちと違って加熱してものびにくいため、韓国ではこれを炒め物や煮物、スープに入れて食べます。日本では「トック」といいますが正確には「ク」を発音しません。日本語の「トックスープ」という料理名を正しい韓国語にすると「トックッ」「クッ」はスープという意味で、「スープ餅」。日本のお雑煮ような料理です。平たいもちを使った給食のトックスープのお味はいかがですか?
5月10日の給食
こどもパン
牛乳
キャベツメンチカツ
コールスローサラダ
オニオンスープ
「メンチカツ」は豚ひき肉や玉ねぎのみじん切りなどを混ぜ、形をだ円にしたものにパン粉をまぶして揚げたものです。これは、ハンバーグが登場した明治時代に、誰かがそのハンバーグに衣をつけて揚げてみたらおいしかった・・・というのが始まりのようです。では、メンチカツの「メンチ」って何でしょう?「メンチ」は「ミンス」という「細かく切り刻む」という意味の英語からきています。ひき肉を「ミンスミート」といいます。そこで横浜や東京の洋食屋さんが「ミンスミートカツレツ」と言って売り出していたものが、いつのまにか「メンチカツ」と言って広まりました。
今日はキャベツのたっぷり入ったメンチカツです。こどもパンを自分で裂いてメンチカツを挟んで食べてもおいしいですよ。