カテゴリ:給食室から
2月1日~8日の給食
2月1日の給食
鶏五目ごはん
牛乳
いわしの甘露煮
みそけんちん汁
福豆
今日は「節分」についてお話しします。「節分」とは季節と季節と分かれ目のことです。2月4日が立春といって、昔の暦の上ではこの日からが春の始まりです。そして2月3日が節分です。節分に豆をまくようになったのは中国から伝わった「ついな」という大晦日に豆をまいて鬼を追い払う行事が広まったものです。福豆を食べるようになったのは「鬼(悪いこと)から逃れられるように」、また「マメに暮らせるように」という語呂合わせからです。福豆は自分の歳より1個多く食べます。それは昔の暦では節分の翌日の立春から新しい一年が始まるからです。みなさんはいくつ食べるのでしょうか?先生たちは1袋で足りますか?地方によっては大豆ではなく落花生をまくところもあるそうです。給食の大豆はまかないでしっかり食べてください。大豆を箸でつまんで箸練習をしてもいいですね。
今日はいわしも給食に登場です。これは節分のもうひとつの風習である「やいかがし」があるためです。やいかがしがわからない人はもりつけ表を見てください。いわしの頭とヒイラギの葉で作ったものです。いわしの頭は臭いので鬼が嫌がり、ヒイラギのトゲで鬼の目をついて追い払うものです。やいかがしを玄関に飾れば鬼が家の中に入ってこないそうです。
節分の時に他にどんな風習があるか調べてみましょう。季節の行事食に込められた思いを知り、これからも大切に受け継いでいきたいですね。
2月4日の給食
小松菜ごはん
牛乳
厚焼きたまご
石狩汁
いちご
今日は「石狩汁」についてお話しをします。日本料理の世界では、ある食材を使った料理に「石狩」という言葉をつけることがあるのですが、その材料とは何でしょうか?(1)白菜(2)豆腐(3)鮭 今日の石狩汁をよく見て考えましょう。正解は(3)鮭です。北海道の石狩川に鮭が上がり、よくとれることから、鮭を使った料理に「石狩」という言葉がつくことがあります。代表的なものに「石狩鍋」がありますが、これは、石狩川でとれた鮭と野菜を昆布のだしで煮た鍋料理です。酒粕やバター、牛乳などでコクを加える場合もあります。寒いにぴったりの体が温まる料理です。鮭の骨に気をつけて、今日もおいしくいただきましょう。
2月5日の給食
わかめうどん
牛乳
五平もち
千草炒め
五平餅は長野県南部や岐阜県、富山県、愛知県など中部地方の山間部で古くから伝わる郷土料理です。携帯食として、秋の豊作の感謝を込めて、家族そろった時など作られます。
ごはんを軽くつぶして細長い板にして手で握りつけてしゃもじ状にしたり、平たい団子状にして2,3個串に刺したりします。これを火にかざしてあぶり焼き、くるみ、ごま、山椒などにみそやしょうゆ砂糖をなどを混ぜたたれを作り、塗ってまた焼きます。餅の形がたわら型やだんご型などがあるように、たれも地域や家庭によって秘伝があり、微妙に違うそうです。
名前の由来もいくつもあり、形が神主が使う御幣に似ているから、五兵衛という人が作ったからなどいろいろありますが昔から食べ継がれていたものにはかわりありません。
今日はその五平餅を給食風にアレンジしました。串刺しごはんのかわりにだまこ餅を使い、タレはごぼう、ごまにみそ、しょうゆ、砂糖で練り合わせました。給食秘伝のタレのお味はいかがですか?
2月6日の給食
パエリア
牛乳
わかさぎフリッター
長ねぎのクリームスープ
今日のお魚は「わかさぎ」です。氷の張った湖面に穴を開けてわかさぎを釣る風景は、よくニュースでも取り上げられる冬の風物詩です。
わかさぎは全長10~15cmほどの小さく襲長居透き通るような魚です。本来は、サケやアユと同じように、海にすんでいて産卵期になると川を上る魚です。しかし、淡水にもすめるため、最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移され繁殖し、淡水魚化しています。わかさぎは丸ごと食べられるのでカルシウムたっぷりです。5,6匹食べれば1日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血に効果がある鉄分、口内炎の予防になるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富です。
今日のクリームスープには鴻巣産のねぎがたっぷり使われています。よく炒めることで甘味が出ています。
2月7日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
ぶりの照り焼き
卯の花炒め
お事汁
大豆を水に浸けて砕き、絞って、 豆乳を取った残りを「おから」といいます。このおからが白くて小さい春に咲く「うの花」に似ていることから、おからのことを卯の花というようになりました。豆腐を作る工程で出た絞りかすなので昔は捨てられていたり、家畜のえさになったりしていましたが、食物繊維、カルシウム、たんぱく質、炭水化物が多く含まれていて現在では健康食品として見直されている食品です。特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。また、おからには集中力、記憶力を高める働きもあるといわれています。成績アップを望みたい人は残せないですね。
今日は、お事汁についてお話しをします。昔の暦の12月8日、2月8日は「事八日」と呼ばれ、仕事初めや仕事納めの日とし、一年間お世話になった道具を片づけたり、供養する風習があります。当時は農具を休め豊作を祈願したり、針仕事で折れた針を豆腐やなどの柔らかいものに刺して、感謝の気持ちを込め、裁縫の上達を願いました。その時に食べていたのがお事汁です。別名「六質汁」とも呼ばれ、もともとは芋、大根、にんじん、ごぼう、小豆、こんにゃくの6種類の具を入れた味噌汁を飲みながら、無病息災を祈りました。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体が温まる伝統の健康食です。
2月8日の給食
コッペパン
牛乳
きのこソースハンバーグ
ボイルブロッコリー
野菜シチュー
今月は6年生に家庭科で学習したことを生かして給食の献立を考えてもらいました。6年生作成献立第1弾は6年1組Tさんの献立です。考えた理由は「野菜シチューの中には旬の野菜を使用し、旨味をアップさせ、シチューにパンをつけるとおいしく温まるので主食はパン。ハンバーグのソースにはきのこを2種類使い、栄養バランスを良くして、ブロッコリーはシチューにつけて食べるとおいしいと思います。ハンバーグをパンにはさんでもおいしく食べられます。」とのことです。
1月28日~31日の給食
1月28日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツヨーグルト
みなさんは「カレーライスの日」という記念日があることを知っていますか?それは1月22日です。ちょっと過ぎてしまいましたが田間宮小でもカレーの日にちなんで今日はカレーの日です。この日が制定されたのは1982年で、全国学校栄養士協議会が当時の子どもたちが一番好きだったカレーを全国の小中学校で一斉に提供したことにちなんでいます。今もカレーは一番人気かな?
今日はフルーツと和えてある「ヨーグルト」についてお話します。問題です。ヨーグルトは何からできているでしょうか?(1)米(2)豆腐(3)牛乳 正解は(3)牛乳です。ヨーグルトは牛や羊、やぎなどの乳に乳酸菌を混ぜて発酵させた食品です。7000年以上前に偶然できたもので、とても歴史の古い食品です。ヨーグルトになることで生の乳よりも日持ちがするようになり、さらには乳酸菌の働きでビタミンの量も増えます。また菌による発酵食品は花粉症などのアレルギーを抑える働きや病気とたたかう免疫力を高める働きがあります。乳酸菌は腸の中で悪い菌が増えるのを防ぎます。しっかり乳酸菌をとって病気に負けない体を作りましょう。
1月29日の給食
はちみつパン
牛乳
たらのこんがり焼き
だいこんと水菜のスープ
ファイバースープ
今日は「水菜」についてお話しします。水菜は古くから京都を中心に栽培されている京野菜で、「京菜」ともよばれています。きれいな水を引き込んで育てることから水菜と名付けられたそうです。12月から3月に多く出回る冬野菜で、漬物やおひたし、鍋物にして食べることが多いです。鍋物に使うと魚や肉の臭みを和らげおいしさを引き立ててくれる役割もあるそうです。関西では「ハリハリ鍋」と名付けられ、たくさんの水菜を入れた鍋をよく食べています。水菜は独特の香りと、歯触りをもちます。ビタミンA、ビタミンC、カルシウムが多く含まれているので、風邪などのバイ菌をやっつけてくれます。今日は大根や白菜と合わせてサラダにしました。
1月30日の給食
ごはん
牛乳
さばの塩焼き
肉じゃが
ほうれん草のお浸し
りんご
1月21日~25日の給食
1月21日の給食
ごはん
牛乳
すき焼き風煮
笹かまぼこ
ほうれん草の磯香あえ
今日は「すき焼き」についてお話します。すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にすきやきは牛肉、ねぎや春菊、豆腐、白滝などを砂糖としょうゆで濃いめに味付けし、溶き卵をからめて食べます。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。では、すき焼きの名前の由来は何でしょうか?好きなものを食べるからでしょうか?それとも好きな人と食べるからでしょうか?すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。日本では1800年代後半までは牛肉を食べる習慣はありませんでした。しかし農具の鋤を火にかざしてカモ肉や鶏肉を焼いた「鋤焼き」がありました。これが今のすき焼きのルーツになります。幕末には、京都の三条河原にすき焼き屋が初めて誕生しました。給食では牛肉も生卵も出すことはできませんが、白いごはんにとても合う料理です。冬野菜もたくさ使われています。インフルエンザにかからないためにもほうれんそうの磯香和えとともに残さず食べるようにしましょう。。
今日の給食にも鴻巣産の野菜がたくさん使われています。ねぎとにんじんは島田さん、白菜は村田さん、ほうれんそうは村松さんにお世話になりました。
1月22日の給食
広東麺
牛乳
ひじきの中華炒め
鬼まん
今日は「蒸しパン」についてお話します。給食の蒸しパンはホットケーキミックス粉に牛乳、溶かしたバター、砂糖を混ぜ、カップに注ぎ蒸し上げます。そこにまっちゃを入れたり、ココアやアーモンドを入れたりしていろいろな蒸しパンを作っています。今日はそのベースの生地にさつまいもの角切りを入れて一緒に蒸しあげました。さつま芋の入った蒸しパンは愛知県の尾張地方では「鬼まん」と呼ばれ、素朴なお菓子として古くから各家庭で伝わっています。さつま芋が入って、でこぼこした様子を鬼のツノに見立ててこの名前がつきました。さつまいもは皮にも食物繊維など栄養がたっぷり含まれています。今日もおいしくいただきましょう。
1月23日の給食
かて飯
牛乳
きびなごのかりん揚げ
けんちん汁
いちご
かて飯は埼玉県秩父地方の郷土料理です。
今日の給食の魚は「キビナゴ」です。キビナゴとはウルメイワシの仲間で、全長10cm程度の小さな魚です。4~8月の産卵期になると海岸へ大群になって押し寄せます。三重県では「キミナゴ」、静岡県では「ハマゴ」、長崎県では「カナギ」と地方によって名前が違います。丸干しや煮干しにもされ、「きびないりこ」と呼ばれ高級品として取引されています。今日はきびなごに片栗粉の衣をつけて揚げ、砂糖、醤油、酢のたれをつけ、ごまをふりかけました。みなさんの骨や歯になるカルシウムたっぷりです。
今日は2年生の各クラスにいつも田間宮小に新鮮な野菜を届けてくれている生産者の方が来ています。今日の給食のずいき、だいこんは武井さんに、ごぼう、さといもは村松さんに、にんじん、ねぎは島田さんにお世話になりました。
1月24日の給食
ごはん(こおうのとり伝説米)
牛乳
鮭の塩焼き
たくあん
小松菜の味噌汁
今日のこうのとり伝説米ごはんはラップを使って、自分でおにぎりを握って食べましょう。よく味わってください。
今日1月24日から1月30日までは、「全国学校給食週間」です。給食週間の意味はもう知っていますよね?知らない人は献立表や給食だよりをもう一度よく読んでください。世界で初めての学校給食は、1796年にドイツで貧しい家の子供を助けるために出したお昼ごはんといわれています。やがて、世界各地に広がり、日本では、1889年(明治22年)に山形県の小学校で、お弁当を持ってこられない貧しい児童のために「おにぎりと焼き魚、漬け物」の給食を用意したのが、日本の学校給食の始まりです。昔は米が貴重なものだったので、おにぎりも米だけでなく、麦やヒエ、アワといったものが混ぜられたものでした。みそ汁もほとんど実の無いものでした。そして、現在のように交通やお店が発達していないので、地元でとれたものや保存のきくものが給食になりました。
食べ物が十分にある現在でも給食がなくならないのはなぜでしょうか?それはみなさんが嫌いなものは残して、好きなものばかりたくさん食べ、栄養が偏ってしまっているからです。今日の給食は、明治時代日本で一番初めの給食を再現した献立になっています。当時は牛乳はありませんでいたが、現代のわたしたちに欠かすことのできない栄養がたっぷり入っているので今日も牛乳がついています。ビタミンの多い小松菜がたっぷり入ったみそ汁もつけました。
おにぎりは上手に握れたでしょうか?三角?俵型?だんご型?どんな形にしましたか?食事が当たり前のようにできることに感謝して、今日も残さずいただきましょう。
1月25日の給食
ゆめちからコッペパン
マーガリン
牛乳
くじらの竜田おろしかけ
すいとん
今日のコッペパンには鴻巣産の「ゆめちから」小麦を使っています。
今日の給食は昭和時代の献立です。コッペパンとマーガリンは第二次世界大戦後アメリカから援助されたことが始まりで昭和20年代に脱脂粉乳とともによく食べられ、くじらは昭和20年代から50年代まで竜田揚げやオーロラソースかけとして幅広い世代が食べていました。日本では縄文時代の頃からくじらを食べていたようです。今は、国際的な取り決めによって、くじらをとる量が決められているので、くじらを食べられる機会はかなり少なくなってしみました。くじらは海の中で生活していますが、魚の仲間ではなく、人間と同じ哺乳類です。ですから赤ちゃんくじらはお母さんのおっぱいを飲んで大きくなります。食べてみると牛肉や豚肉のような食感に気づくと思います。くじらは貴重な食材なのでよく味わって食べてください。
「すいとん」は小麦粉だんごを実とした汁のことをいいます。主食とおかずを兼ねた料理として1923年の関東大震災の時によく食べられるようになりました。また、第二次世界大戦後の食糧のない時代にも全国的に広まりました。食べるものが無い時代には栄養がとれる大変貴重なものでした。30日まで全国学校給食週間です。食事ができることに感謝して、昔の給食をよく味わって食べましょう。
1月10日~11日の給食
1月10日の給食
くわいごはん
牛乳
だし巻きたまご
雑煮
ストロベリーゼリー
平成31年の給食が始まりました。今日は「くわい」を炊き込んだごはんです。くわいは埼玉県のふるさと野菜のひとつです。500年くらい前から作られていて、現在も越谷市、春日部市、さいたま市などでつくられています。欧米では観賞用として、日本や中国では、茎の部分が大きく膨らむ塊茎という部分を食べています。特に日本では葉の部分が矢じりの形をしているので「芽が出る」縁起の良い植物としておせち料理でも食べられています。
もうひとつ今日はお雑煮の話です。明日1月11日は「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を1月11日に手や木槌で割って、おしるこや雑煮にして食べます。今日の給食が雑煮なのもそのためです。昔、鏡はとても神聖なものとされていたので、その鏡に似せて作ったもちを鏡餅というようになりました。正月に「切る、割る」といった言葉が縁起が悪いので、包丁を使わずに「開く」というようになりました。
雑煮は室町時代から食べる習慣があったそうです。みなさんの家ではどんな雑煮を食べましたか?地方によって丸餅や角餅、あん入り餅、塩味、醤油味、味噌味などいろいろあります。第三校舎の1階に全国のお雑煮の写真が貼ってあります。みなさんの家のものと比べてみてください。今日の給食は埼玉県でよく食べられている雑煮にしてあります。
さて、今年一年の運だめしです。田間宮小650人のうち40人だけにラッキースターが入っています。雑煮に星型のにんじんが入っていた人は大吉、星の形に穴のあいたにんじんが入っていた人は中吉です。入っていた人はぜひ教えてください。きっとラッキーな一年になるでしょう。
1月11日の給食
ごはん
牛乳
チンジャオロース
春雨スープ
今日は「片栗粉」のお話です。献立表には「でんぷん」と書かれていて、毎月何度も登場しています。
問題です。片栗粉は何からできているでしょうか?(1)じゃがいも(2)小麦(3)米 正解は(1)じゃがいもです。本来は片栗粉はその名前のとおりユリの仲間の「カタクリ」という薄紫色の花を咲かせる植物の地下茎から作られていましたが、生産量が少ないため今ではほとんどがじゃがいもから作られているものが出回っています。
日本料理、中華料理などでよく使われます。片栗粉を料理に使うとスープや炒め物はとろみが付き、冷めにくくなったり、のど越しが良くなります。揚げものに使うとカラッと仕上がります。見えないけれどいい仕事をしてくれる名脇役です。今日はチンジャオロースーに使われています。
1月15日~18日の給食
1月15日の給食
五目うどん
牛乳
里芋のみそ煮
みかん
今日はかまぼこのお話です。みなさんもおせち料理で紅白や「寿」の漢字入りのかまぼこを食べた人も多いでしょう。給食ではメインで登場することは少なく、でもちょこちょこいろいろな料理に入っています。まず問題です。かまぼこの主な材料は何でしょう?(1)小麦粉(2)魚(3)じゃがいも 正解は(2)魚です。魚の中でもタラやサメなど白身の魚がよく使われます。白身魚をすってつなぎや味付けをしてペースト状にして焼いたり、蒸したりして作ります。「かまぼこ」という名前の由来は、もともとすりつぶした魚の身を竹の棒に筒状に巻いて作っていました。その形がガマの穂に似ていることから「蒲鉾」とよばれるようになったそうです。今では、筒状のかまぼこは「竹輪蒲鉾」と呼ばれ、省略して「竹輪」、板に漬けて作った「板蒲鉾」は省略されて「蒲鉾」と呼ばれることが多くなっています。今日はかまぼこは五目うどんの汁の中に入っています。
1月16日の給食
こどもパン
牛乳
鶏肉の香味焼き
ボイルブロッコリー
白いんげん豆のクリームスープ
問題です。「インゲンマメ」の名前の由来は何でしょうか?(1)都市の名前(2)山の名前(3)人の名前 正解は(3)人の名前です。インゲンマメは別名「菜豆」「三度豆」などとも呼ばれ、南米が原産地です。日本へは1654年に明(今の中国)から帰ってきた隠元和尚によって伝わったと言われているのでこの和尚の名前にちなんでつけられたと言われています。
インゲンマメには若い緑色のさやを食べる種類と成熟した実を食べる種類があります。若い緑のさやを食べると野菜になり「体の調子を整える働き」になり、熟した実を食べると「体を作る働き」になります。今日はクリームスープの中に白いんげん豆が入っています。みつかりましたか?入っていないと思っている人!・・・実は今日のクリームスープは白いんげん豆そのもの以外にも白いんげん豆をすりつぶしたものを使ってとろみをつけてあります。
今日から一気に6クラスが学級閉鎖になってしまいました。止め切れなかった給食もたくさんありましたが、元気に登校してきた児童がたくさん食べてくれました。鶏肉の香味焼きは665個を417人で食べ、残りは2個分でした。田間宮小の児童の食欲には脱帽です。
1月17日の給食
ごはん
牛乳
いなだの照り焼き
根菜のさっぱり炒め
利休汁
問題です。いなだはある魚の小さいときの名前です。ではそのある魚とは何でしょう?(1)かつお(2)まぐろ(3)ぶり 正解は・・・2月の給食にも出るので楽しみしていてください。
今日は「根菜のさっぱり炒め」に入っているれんこんのお話です。れんこんは穴が開いていてのぞくと向こうが見えることから「見通しがきく」という縁起をかついでお背が通夜ひなまつりなどのお祝いの料理に使われます。れんこんは「蓮の根っこ」という意味ですが、正しくは泥の中に長くのびた茎「地下茎」が大きくなったものです。蓮はスイレン科の植物で、原産地はインドや中国といわれています。日本には今から1200年以上前に神社やお寺の池や沼に観賞用として入ってきました。れんこんを食べるようになったのはそれからずっと後で今から500年くらい前からだといわれています。今でもれんこんを食用としているのは日本や中国など世界でもわずかな国だけです。れんこんは漢方薬として根も葉も花も実も使われています。それだけ体によい食べものなのです。高血圧や貧血を防ぎ。肝臓や皮膚にも良いです。加熱しても壊れにくいビタミンCやシャキシャキとした歯ざわりでもわかるように食物繊維が豊富です。
今日はいなだの照り焼きは634個を417人で食べ、残りはこれまた2個分だけ・・・鶏肉だけでなく魚もなんでもたくさん食べてくれる田間宮小です。
1月18日の給食
キムチチャーハン
牛乳
丸ごとあじフライ
わかめスープ
ライチゼリー
今日は6年生リクエスト給食第1弾です。6年生は小学校の給食が最後ということでリクエスト給食を特別に3日間行います。今日は主食部門同率2位のキムチチャーハン、主菜部門同率3位の丸ごとあじフライ、汁物部門7位のわかめスープ、デザート部門同率2位のライチゼリーを組み合わせました。リクエストで丸ごとあじフライが出てくるとは・・・今日の料理はどれも2組で特に人気が高かったようです。
ゼリーに使われている「ライチ」とは中国南部原産のくだもので「レイシ」とも呼ばれています。中国では紀元前から栽培されていて世界三大美人の一人である楊貴妃も好んだといわれているくだものです。ライチは傷みやすいくだもので中国で有名な詩人の白虚易もそのライチのはかなさを詩っているほどです。
12月17日~19日の給食
12月17日の給食
はちみつパン
牛乳
スパニッシュオムレツ
コールスローサラダ
クラムチャウダー
「コールスローサラダ」とは細く切ったキャベツを使ったサラダのことです。コールスローの歴史は古く、おそらく古代ローマ時代から食べられてきたと考えられています。世界でコールスローの人気が高まったのは18世紀になり瓶詰めのマヨネーズが発明されてからだそうです。今日の給食のコールスローは「フレンチドレッシング」で和えてあります。「フレンチドレッシング」の「フレンチ」とは、フランスのことです。では、「フレンチドレッシング」が誕生したのは、フランスかというと、そうではなく、アメリカなのだそうです。フランスのヴィネグレットソースをアレンジしたものがアメリカで広まりこの名前がついたようです。今日のフレンチドレッシングは、給食室で調理員さんが、手作りしました。材料は、油、お酢、砂糖、塩、こしょう、からしです。冬の間は、給食のドレッシングは、給食室で手作りします。
12月18日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
さわらの幽庵焼き
かぼちゃのそぼろ煮
みぞれ汁
今日は「冬至」についてお話しします。当時は1年でもっとも昼が短くなる日のことで、今年は12月22日です。この日にかぼちゃを食べると長生きするといわれています。昔は冬至のころになると緑黄色野菜が不足しあまり食べることができなくなり栄養不足になっていました。そこで、長期保存できるかぼちゃを夏に収穫して取って置き、冬に食べていました。また冬至にはゆず湯に入るという風習もあります。これはお風呂に入って病気を治すという意味の「湯治」とかけているということ、また、融通良く暮らせるようにという融通とゆずをかけて、願いが込められています。実際、ゆず湯に入ると皮に含まれている油の成分が溶け出し、湯冷めしにくくなるそうです。今日の魚のさわらは刻んだゆずとみそに漬け込んであります。冬至献立を味わっていただきましょう。
12月19日の給食
キャロットピラフ
牛乳
セレクトディッシュ
(タンドリーチキン・ポテトのチーズ焼き)
ミネストローネ
セレクトデザート
(ストロベリーケーキ・チョコクリームケーキ・ワインゼリー)
今日はセレクト給食ですね。タンドリーチキン342人、ポテトのチーズ焼き313人、ストロベリーケーキ220人、チョコクリームケーキ301人、ワインゼリー136人でした。みなさん何を基準に選んだのでしょうか?
今日はキャロットピラフです。キャロットとは、「ニンジン」のことです。「ニンジン」は、中まで濃い色をしているので「緑黄色野菜」のひとつです。緑黄色野菜は、日に当たってできるものが多いので、「ニンジン」のように土の下にできる緑黄色野菜は珍しいです。ニンジンは緑黄色野菜の中でもカロテンを含む量がトップクラスです。カロテンの語源が英語のキャロットからついたものといえば納得するでしょう。カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、目の病気を防いだり、風邪やガンになりにくい体にする働きがあります。ニンジンのオレンジ色の素もカロテンです。今日はピラフはすりつぶしたニンジンを使っているのでオレンジ色をしています。
2学期最後の給食です。よく味わって食べてください。
3学期に元気でもりもり給食を食べてくれるみんなにまた会えるのを楽しみにしています。
12月10日~14日の給食
12月10日の給食
さきたまロール
牛乳
スパゲティナポリタン
チキンナゲット
だいこんと水菜のサラダ
今日はみなさんの大好きなスパゲティ。みなさんはスパゲティというと何味を思い浮かべますか?カルボナーラ?ペペロンチーノ?明太子?忘れてならないのがナポリタンです。ふた昔前までは日本ではスパゲティというとナポリタンという人が多かったようです。
ナポリタンとはスパゲティをトマトソースやケチャップでからめ、パルメザンチーズをかけたものです。具はピーマンやソーセージが一般的です。しかしナポリタンという種類のスパゲティはスパゲティの本場イタリアにはないそうです。ナポリタンという名前は、イタリアではトマトが多くとれるので首都のナポリの名前をとって「ナポリ風」ということでナポリタンと名付けたようで、日本独自のスパゲティになっています。
12月11日の給食
ごはん
牛乳
カレイの竜田揚げ
ほうれんそうのおひたし
鶏肉とだいこんの旨煮
今日は煮物にたっぷり入っているだいこんのお話です。だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、エジプトのピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書記」という古い本には「於朋禰(おおね)」と書かれています。その後漢字が変わり大きい根と書いて「大根(おおね)」となり、今では音読みで「大根(だいこん)」となりました。別名「すずしろ」ともよばれ、「春の七草」のひとつになっています。
だいこんの根には、唾液と同じアミラーゼよいう消化酵素が含まれています。そのため、消化を助ける働きがあります。その他に胸やけ、二日酔い、食中毒、熱にも効くそうです。また、大根おろしは昔から薬の代わりとしても使われていました。口内炎や歯肉炎に直接塗るとよく、はちみつを混ぜて飲めばのどの痛みや咳にもきくと伝えられています。風邪気味、お疲れ気味の人にはとくにたくさん食べてほしい野菜です。
12月12日の給食
キムたくごはん
牛乳
焼きぎょうざ
ワンタンスープ
りんご
今日はわかば学級のリクエスト給食です。わかば学級のみなさんは中華系の給食が好きなようでみんなの意見がほとんど一致していて、どの料理も各部門1位でした。キムたくごはんやワンタンスープは4年生のリクエスト給食でも採用されている人気メニューです。
キムたくごはんの名前の由来はなんでしょうか?(1)芸能人の名前から(2)材料の名前から(3)この料理を考えた人の名前から 正解は(2)材料の名前からです。料理をよく見れば簡単ですよね。キムチとたくあんを使っているのでこの名前が付きました。もともとは漬物の盛んな長野県の給食で、子供たちの漬物離れを心配して考えられたものです。漬物はヨーグルトや納豆と同じく発酵食品とよばれるもので、漬物の酸っぱさのもとになっている乳酸菌がお腹の調子を整えてくれます。ピリ辛とコリコリを味わって食べてください。
12月13日の給食
わかめうどん
牛乳
あつあげの薬味ソースかけ
ハニーピーナッツ
今日のメインディッシュになっている厚揚げの正式な食品名は「生揚げ」といいます。生揚げは厚めに切った豆腐の水気を切り、180℃前後の脂で揚げたものです。表面は油揚げのようにしっかりと揚がっているが、内部は豆腐の生の感触が残っているので「生揚げ」とよばれています。
厚揚げとは主に関西地方での呼び名です。関東での生揚げを関西では厚揚げと言い、関東での油揚げを関西では薄揚げといいます。厚揚げは形も地方によって、長方形、正方形、三角形などさまざまです。問題です。厚揚げのもとになっている豆腐は何から作られているでしょうか?(1)牛乳(2)大豆(3)じゃがいも 正解は(2)大豆です。大豆にはたんぱく質という栄養が含まれていて、筋肉や粘膜をつくるはたらきがあります。
今日ははちみつで甘く味付けしてある「ピーナッツ」についてお話します。ピーナッツはブラジルからペルーにわたる地域が原産国とされています。ピーナッツは日本語では「落花生」と書きます。これは、花が落ちるとめしべの部分が地中にもぐって成長し、実をつける(生まれる)ことからこの名前がつきました。落花生が世界的に栽培されるようになったのは西暦1500年以後であり、栽培の歴史は新しいとされています。日本には江戸時代に中国から伝わったため中国の都市の名前をとって「南京豆」ともよばれます。明治に入ってから千葉県、静岡県、神奈川県などで多く栽培されています。ピーナッツには、細胞や脳の若返りに役立つビタミンEや血液をサラサラにしてくれるオレイン酸、リノール酸などが含まれています。
油麩丼
牛乳
白菜の味噌汁
きゅうりの漬物
油麩丼は宮城県の郷土料理です。この料理には仙台麩が使われています。仙台麩とは旧仙台藩(宮城県北部の登米地方)で食べられている油で揚げた麩のことです。作り方から油麩と呼ばれています。麩は鎌倉・室町時代に中国より伝わったといわれています。現代では、京都の京小町麩、石川県の加賀麩、山形県の庄内麩、新潟県の車麩などがあり、油で揚げた宮城県の油麩もその一つとして広く知られています。麩は日持ちのする食材なので昔は肉の代わりになる貴重なたんぱく源でした。煮物やみそ汁の具として使われることが多いですが、登米市ではかつ丼や親子丼の肉の代わりにこの油麩丼が郷土料理として広まりました。ご飯の上に甘辛く煮て卵でとじた油麩をのせて食べましょう。
12月3日~7日の給食
12月3日の給食
豚肉とごぼうの炊き込みごはん
牛乳
たらの野菜あんかけ
豆腐の味噌汁
ごはんにたっぷり入っているごぼうのお話です。ごぼうが豚肉との相性が抜群で、一緒に炒めて料理に使うと旨味が一段と増します。今日の「豚肉とごぼうの炊き込みごはん」は和食の混ぜごはんの中でも人気があります。ごぼうはキク科の植物で、ヒマラヤや中国など中央アジアが原産の植物です。日本へは今から1000年以上前に中国から漢方薬として伝わりました。これを品種改良して日本では野菜として食べるようになりました。今でもごぼうを野菜として食べるのは日本や韓国だけのようで、欧米人は「日本は木の根を食べている」と驚くとか・・・。ごぼうは食物繊維が多いので、お腹の掃除をしてくれて便秘解消にはもってこいの野菜です。よく噛んで食べなくてはいけないのであごや歯を丈夫にし、さらに脳の働きを活発にしてくれます。
12月4日の給食
ちゃんぽん麺
牛乳
小松菜とチーズのマフィン
ちゃんぽん麺は長崎県の郷土料理です。たっぷり野菜と魚介類が入っているので栄養も旨味もアップしています。何が入っているかみつけながら味わって食べてください。
今日はマフィンの登場です。マフィンとにはパンの一種であるイングリッシュマフィンとケーキの一種であるアメリカンマフィンがあります。今日の給食のものはカップに生地を入れて焼いたアメリカンマフィンです。似ているものにカップケーキがありますが、アメリカンマフィンとカップケーキはどう違うのでしょうか?・・・みなさん調べてみましょう。
今日は甘くない主食にもなるマフィンです。茹でて刻んだ小松菜ととろけるチーズが入っています。どちらもカルシウムが多い食品です。イライラしたくない人、丈夫な骨や歯を作りたい人はぜひ残さず食べてくださいね。
12月5日の給食
ごはん
牛乳
さけのねぎみそ焼き
昆布豆
沢煮椀
今日の給食には大豆から作られたものがたくさん使われています。3年生以上は国語の「すがたをかえる大豆」で学習したからわかりますよね?今日の給食をよく見てみましょう。まず、「大豆」そのものが煮物に入っていますね。次に大豆を茹でてくだいて絞ってできた豆乳をにがりで固めた「豆腐」が沢煮椀に入っています。大豆から作られた調味料の「みそ」は鮭のねぎみそ焼きに使われ、同じく大豆から作られた「醤油」は煮物や汁物に使われています。今日は大豆製品づくしですね。わたしたちは普段から大豆から作られているものをたくさん食べています。他にどんな食品があるか調べてみましょう。今日は3年生は午前中、醤油メーカーの方から「しょうゆができるまで」のお話をいただき、給食をいっしょに食べています。たくさんお話を聞けるといいですね。
12月6日の給食
ライスボール
牛乳
ラザニア
ボイルブロッコリー
コンソメスープ
今日は田間宮小特製の「ラザニア」についてお話しします。「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタ何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。給食室で1個1個、層を重ねながら作りました。お味はいかがですか?
今日のパンは今年度初登場のライスボールです。名前に「ライス」とついているように米粉を使ったパンです。米粉はもちろん埼玉県産の彩のかがやきを使っています。小麦100%のパンよりもちもちしています。アクセントに砂糖もついています。よく噛めば一段と甘みが口の中に広がります。
12月7日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
今日はみなさんの大好きなカレーライスとフルーツポンチです。この2つの料理はよく食べてくれるのですが・・・寒くなってくると残されがちな牛乳・・・赤ちゃんが牛乳だけで大きくなれるというほど牛乳には人間が必要な栄養のほとんどを含んでいる完全栄養食品です。特に牛乳にたくさん含まれている栄養のカルシウムは骨や歯を丈夫にするのはもちろんのこと、神経が伝わる時にも必要な栄養です。カルシウムが不足すると骨が折れやすくなったり、虫歯になりやすくなったりします。イライラしたり、落ち着きがなくなってしまったりもします。授業中によそ見ばかりしていたり、ふらふら歩き回ったりしている人はいませんか?これは体からカルシウム不足になっている赤信号です。集中できないので勉強もはかどりません。給食で飲む牛乳1本でみなさんが1日に必要なカルシウムの3分の1をとることができます。もし同じカルシウムをさんまだけでとろうとすると頭から尻尾まで丸ごと3匹食べなければなりません。カルシウムが多いといわれている魚でも牛乳にはかないません。丈夫な体を作るためにも牛乳は毎日飲む必要があるのです。
11月26日~30日の給食
11月26日の給食
はちみつパン
牛乳
手作りハムカツ
ボイルブロッコリー
コーンクリームスープ
今日は1年生のリクエスト給食です。主食部門2位のはちみつパン、主菜部門1位のハムカツ、副菜部門3位のボイルブロッコリー、汁物部門1位のコーンクリームスープを組み合わせました。他に人気があったメニューは醤油ラーメン、ホットドッグ、春巻、チキンナゲット、コーンポテト、きゅうりの漬物、ホワイトシチュー、わかめスープでした。もうすぐ先生たちのリクエスト給食の調査を行います。先生たちは今までの献立表をよく見ておいてください。
今日は「ハムカツ」についてお話します。ハムカツの発祥の地は西洋の食べ物が真っ先に流行った「横浜」だといわれています。日本で最初にハムカツを作ったのはあるハム会社だそうです。そのまま食べるほか、おいしく食べる様々な工夫をしたそうです。その一つが厚切りにして小麦粉、卵、パン粉をまぶして油で揚げた「ハムカツ」だったようです。今日は調理員さんたちが早くから心を込めて小麦粉、パン粉をつけて手作りしてくれました。
11月27日の給食
ごはん
牛乳
さばの味噌煮
にらともやしのおひたし
せんべい汁
せんべい汁は青森県八戸市周辺の郷土料理です。せんべい汁には南部煎餅の中でもせんべい汁の具専用のかやき煎餅を使用します。これを手で割ったものを醤油ベースの鶏や豚のだしでごぼう、きのこ、ねぎなどの具と一緒に煮立てます。
南部煎餅は、小麦粉を水で練って円形の型に入れて堅く焼いて作ります。これは日本の古い煎餅の作り方です。縁に「みみ」とよばれる薄くカリッとした部分があるのが特徴です。
せんべい汁の歴史は古く、江戸時代の1833年からの天保の大飢饉の頃に八戸藩でうまれたとされ、その後約200年にわたり、現在の青森県の南部地方で食べ続けられています。旨味がしみ込んだせんべいを味わって食べましょう。
11月28日の給食
キムチチャーハン
牛乳
わかさぎフリッター
チンゲン菜とあさりのスープ
りんご
今日は「りんご」についてお話しします。りんごはバラ科の植物で秋に甘くて、少しすっぱい実をつけます。世界では4000年以上前から食べられていました。日本では140年ほど前から栽培されています。問題です。りんごの品種はいくつあるでしょうか?(1)50種くらい(2)500種くらい(3)1000種以上 正解は(3)1000種類以上です。りんごは品種改良が進んでいる植物で、紅玉、ふじ、千秋、王林、スターキング、アルプス乙女などがあります。みなさんはどんなりんごを食べたことがありますか。今日のりんごは「サンふじ 」という種類です。欧米では「一日一個のりんごは医者を遠ざける」といわれているそうです。日本でも病人のお見舞いの定番として選ばれ、りんごは体に良い果物として知られています。ビタミンCやペクチンと呼ばれる食物繊維が豊富です。咳を止めたり、胃腸の働きを整えたりします。病気にならないためにも、病気から早く回復するためにもりんごをしっかり食べましょう。
11月29日の給食
きなこ揚げパン
牛乳
こんにゃく入り海藻サラダ
秋の味覚ポタージュ
今日は秋の味覚ポタージュのお話です。かぼちゃのポタージュをベースに「秋の味覚」と名前が付いている通り、栗、しめじ、そしてこれから旬を迎えるブロッコリーがたっぷり入っています。そしてもうひとつ田間宮小の1,2年生が育て、収穫したさつまいもがたっぷり入っています。よーくよーく味わって食べてください。
今日はもうひとつ、「こんにゃく」のお話です。こんにゃくはみつかったでしょうか?今日はサラダに入っています。こんにゃくはサトイモ科の植物で、その地下茎、通称こんにゃくいもから作られる食品です。こんにゃくは96~97%が水分で、残りはグルコマンナンと呼ばれる食物繊維です。こんにゃくが別名「砂おろし」ととばれるのもこのグルコマンナンによるもので、腸の中をきれいにし、有害な物質を便とともに出す働きがあります。
さあ今日はみなさんの好きなきなこ揚げパンですね。今日はツイスト型の米粉を使ったパンを揚げパンにしました。お味はいかがですか?きなこをこぼさずに誰が一番きれいに食べられるしょうか?
11月19日~22日の給食
11月19日の給食
カレーピラフのホワイトソースかけ
牛乳
豆サラダ
みかん
サラダに入っている緑色の豆は「枝豆」です。そして紫色の豆は「レッドキドニービーンズ」という豆です。日本では赤インゲン豆といわれています。9月から11月に旬を迎えます。問題です。レッドキドニーの「キドニー」とは私たちの体の中にある内臓の名前です。豆の形がこの内臓に似ているので、この名前がつきました。その内臓とは次のうちどれでしょうか?(1)心臓(2)肝臓(3)腎臓 正解は(3)腎臓です。鉄分やカルシウムが豊富に含まれています。また、豆の中でも特に食物繊維が多く、お腹の掃除をしてくれます。
11月20日の給食
ごはん
牛乳
ほっけの塩焼き
れんこんのきんぴら
どさんこ汁
今日の魚は「ホッケ」です。塩焼きになって登場しました。ホッケは開いて干物にして、酒の肴としても親しまれています。ホッケは北海道の日本海側で獲れる魚で、5年ものの大きさは60cmほどの大きさになります。11月下旬から3月くらいまでが旬です。ホッケは成長するに従って呼び方が変わります。幼魚の頃は青緑色なことから「アオボッケ」「ロウソクボッケ」、1年くらいたったものを「ハルボッケ」、成魚になると「マボッケ」「ネボッケ」と呼ばれます。
ホッケは鮮度が落ちやすいので、冷蔵庫が無いころは北海道でしか食べられなかった魚です。今は冷蔵庫も冷凍庫もあるので、全国で食べられることができます。適度な脂と淡泊な味、ホクホクした食感、そして骨のとりやすさから人気があります。
11月21日の給食
なめこおろしうどん
牛乳
ゼリーフライ
いんげんのおひたし
「ゼリーフライ」は行田市の郷土料理です。最初名前を聞いて驚いた人も多いでしょうが、最近はB級グルメにも取り上げられています。もともとある料理屋の主人が日露戦争で中国に行った際に食べた野菜まんじゅうをアレンジして作ったものが始まりのようです。おからとじゃがいもをコロッケのようにまとめて揚げて、たっぷりのソースに浸して作ります。もともと「銭富来」と書いていました。銭とは小判、つまりお金のことです。形が昔のお金の小判に似ているので「銭富来(ぜにふらい)」とよばれたものがなまり、ゼリーフライになったそうです。
11月22日の給食
ごはん
牛乳
ジャージャン豆腐
たまごとコーンの中華スープ
セレクトおつまみ
ジャージャン豆腐とは、漢字で「家常豆腐」と書きます。中国の家庭や大衆料理屋で食べられている料理で激辛料理でも有名な中国の四川料理のひとつです。豆腐と書いてあるけどマーボー豆腐とどう違うのでしょうか?ジャージャン豆腐には揚げた豆腐が使われていて、味付けも必ず辛いというわけではなく家庭によってさまざまです。日本でいえば、揚げ豆腐と肉野菜炒め煮でしょうか。給食では豆腐を揚げた厚揚げを使い、豚肉、にんじん、キャベツ、ねぎ、椎茸、たけのこも一緒にいためてあります。味付けに味噌や豆板醤も使っています。お味はいかがですか?
今日はセレクトおつまみです。ヨーグルトレーズン233人、ハニーピーナッツ、363人、青のり小魚は59人が選びました。みなさんの選んだ基準はなんでしょうか?
11月5日~9日の給食
11月5日の給食
鴻巣産ゆめちからコッペパン
牛乳
ハンバーグのケチャップソースかけ
バターコーン
はくさいのシチュー
今月は「彩の国ふるさと学校給食月間」ですね。
そこで今日は「ゆめちから」についてお話します。「ゆめちから」とは、小麦の種類の名前です。今日の給食のコッペパンは、鴻巣市の川里地域で作っている「ゆめちから」小麦で作ったパンです。埼玉でとれる小麦はうどん作りに適した小麦なので、パンを作るためにパン工場の人たちが、何回も試作をして完成した、特別なパンです。私たちのまち、鴻巣の「ゆめちから」小麦で作られたパンを、感謝して、よく味わっていただきましょう。
11月6日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
さけの塩焼き
ねぎぬた
けんちん汁
今日は「ねぎぬた」のお話です。「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。
ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。ふっかちゃんで有名なたくさんとれる深谷ねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。味わって食べてください。
11月7日の給食
小松菜ごはん
牛乳
丸ごとあじフライ
煮ぼうとう
明日11月8日は「118」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本医師会によって制定された記念日です。そこで今日の給食には噛みごたえのある丸ごとあじフライの登場です。頭から尻尾まで食べられます。よく噛むことで歯が丈夫になるだけでなく、脳の働きも活発になります。
今日は「煮ぼうとう」のお話です。煮ぼうとうは埼玉県深谷市の郷土料理です。幅の広い平打ち麺と野菜を煮込んだものです。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」「おっきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそうなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを下茹でせずに野菜と煮込むことで、ほどよくとろみがつき、温かさが増します。地元の偉人の渋沢栄一も好んでよく食べていたそうです。埼玉県の味を良く味わってください。
11月8日の給食
黒パン
牛乳
鶏肉とカシューナッツの炒め物
春雨スープ
今日は「いい歯の日」です。今日もよく噛んで給食を食べましょう。今日は「黒パン」についてお話します。黒パンの黒い色は黒糖の色です。黒糖とは砂糖のひとつで名前のとおり黒っぽい色をしています。もともとさとうきびから絞った汁は黒い色をしています。それを煮詰めると黒糖になり、甘味を増すためにえぐ味の原因になるミネラルなどを取り除いていくと白い砂糖になります。つまり黒糖にはカルシウムやカリウムなどのミネラルが残っているということです。甘味の強い白い砂糖はカルシウムの吸収を悪くしてしまいますが、もともとカルシウムの含まれている黒糖にはその心配がありません。今日もおいしくいただきましょう。
11月9日の給食
きのこカレーライス
牛乳
フルーツ杏仁
今日は「きのこ」についてお話します。しいたけやまつたけ、しめじなどをまとめて「きのこ」と言います。問題です。きのこは植物でしょうか?動物でしょうか?正解はきのこは植物でも動物でもありません。きのこは「菌類」といって植物や動物の仲間とも違う第三の生き物なのです。菌類は世界で10万種類もあるそうですが、詳しい生態がわかっているのはごく一部です。日本は世界で一番きのこの種類が多く、一年中食べられますが、きのこといえば秋が一番おいしくなります。今日のカレーにはしいたけ、しめじ、マッシュルームが入っています。見分けがつきますか?きのこはエネルギーが少なく、お腹ぽっこりが気になる人にはおすすめの食品です。食物繊維が多く、お腹の掃除もしてくれます。また、きのこにはカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDがたっぷり入っています。骨を丈夫にしたい!背が高くなりたい!という人は牛乳ときのこをセットでしっかり食べましょう。
11月12日~16日の給食
11月12日の給食
かて飯
牛乳
とり天おろしソース
はくさいの味噌汁
「かて飯」って何だろう?炊き込みごはんとは違うの?と思っている人も多いでしょう。炊き込みごはんとは、季節の食材を豊富に使うごはん料理として食卓に登場しています。また、各地の郷土料理の中にも具に特徴のある炊き込みごはんがみられます。いずれにしても現在では、お米が主役で具が脇役になっています。しかし、その原型はお米が高価で十分に食べられなかった時代にお米を節約するために、麦や粟、稗などの雑穀や、野草、芋、だいこんといった「糧」と呼ばれるたくさんの具をかさを増す増量材として、少量の米に混ぜて炊き込んだ「かて飯」だったのです。
かて飯は秩父地方の郷土料理になっていて、秩父ではお客様がくると「おもてなし」の食事として作られています。今日のかて飯には「ずいき」という食品が入っています。「ずいき」は里芋の茎の部分です。今日は鴻巣産の青ずいきを使いました。里芋は芋の部分だけでなく、茎もおいしく食べられることをぜひ知っておいてください。
11月13日の給食
醤油ラーメン
牛乳
手作りしゅうまい
青菜炒め
しゅうまいは中国の北部で考えられた料理だといわれています。作り方は豚肉やえびなどをみじん切りにしてからよく練って、味付けしたものを小麦粉で作った薄い皮で包んで蒸します。日本で食べられるようになったのは昭和の初め、横浜が最初だそうです。
なぜしゅうまいは蒸して作るのに漢字で「焼売」と書くのでしょうか?中国では「焼」という漢字には「火や熱を加える」という意味があります。ですから、蒸して加熱しているしゅうまいが「焼売」と書かれるわけです。では「売」という字の意味は?みなさんで調べてみましょう。
今日は給食室で1個1個カップに皮と肉あんを入れてジャンボしゅうまいを作りました。お味はいかがですか?
11月15日の給食
焼き鳥丼
牛乳
呉汁
きゅうりの漬物
呉汁は日本各地に伝わる郷土料理です。肉がなかなか手に入らなかった時代には貴重なたんぱく源として食べられていました。「呉」とは水につけておいた大豆を生のまますりつぶしたもののことをいい、それを季節の野菜を入れた汁に入れたものを呉汁といいます。味付け、入れる具材によって各地域、各家庭のいろいろな呉汁があります。昔はどこの家でも、田のあぜや道端に大豆を作っていて、新大豆がとれるのを待って呉汁を作っていました。大豆は、肉やたまごに負けないくらい質の良いたんぱく質が含まれています。その大豆を使った呉汁は栄養満点です。
今日の焼き鳥丼に使われているさつまいもは鴻巣市滝馬室産のシルクスイートという種類です。2012年に開発された新しい品種で、名前にシルクと付くようにシルク、絹のようになめらかで甘いさつまいもです。
11月16日の給食
食パン
ブルーベリージャム
牛乳
ポークビーンズ
フラワーサラダ
食パンとは生地を発酵させ、箱型の型に入れて焼いたパンことです。形により上が盛り上がった山型食パンと平らな角型食パンがあります。今日の食パンは角型食パンですね。
日本へは明治時代の初めに、イギリスから山型食パンが伝わりました。欧米では生地は塩と水だけで捏ねられるのに対し、日本では生地に牛乳や脱脂粉乳、バターなど油分を加えるため、日本の食パンの方が軟らかいものになります。
パンは、コッペパンもあんぱんも食べるのになぜ、食パンにだけ「食べる」という字が付いているのでしょうか?これにはいくつかの説がありますが「美術のデッサンの時に線を消す用のパン、消しパンに対して、食用のパンなので食パンを分けて呼ぶために付いた」という説があります。今日は食パンに目に良いブルーベリージャムをつけて食べてください。
11月1日~2日の給食
11月1日の給食
たまごとじうどん
牛乳
ほうれんそうの磯香あえ
ふかしいも
今日は「さつま芋」についてお話します。さつま芋は,メキシコなど中央アメリカ生まれのヒルガオ科の植物です。日本には400年前に中国から琉球(今の沖縄県)の宮古島に伝わり、その後、薩摩(今の鹿児島県)に伝わりました。そのため、さつま芋と呼ばれています。さつま芋は養分の少ない荒れた土地でも育つので、主食としても食べられ、食糧のない時代に人々を救ってきました。埼玉県では「川越のいも」が有名です。現在は、おいしさや栄養、色合いを考えて改良されたさつま芋が出回り、お菓子などにも使われています。芋そのものに甘味があり熱を加えるとさらに甘くなります。
さつまいもというと、でんぷんというイメージがありますが、意外にもビタミンB、C、Eやミネラル、食物繊維も多く含まれています。特にビタミンCは豊富なうえ、加熱してもこわれにくく、今日のさつまいも4個食べると1日に必要なビタミンCがとれるほどです。さつま芋はご飯と野菜の栄養をあわせもった食品です。足りないのはたんぱく質で、牛乳と一緒に食べれば理想的なおやつになります。さつま芋を切った時に出る白い液体には便通をよくする効果があります。お芋を食べた時の胸焼けやげっぷを防ぐには・・・皮ごと食べるとよいそうです。皮に含まれるミネラルがガスが発生するのを防いでくれます。今日は鴻巣市産の「紅はるか 」という品種のさつまいもをふかしました。さつま芋の自然な甘さを感じながらおいしくいただきましょう。
11月2日の給食
ごはん
牛乳
肉と野菜のカレー煮
だいこんの味噌汁
ひじきのり
今月は「彩の国ふるさと学校給食月間」です。これは収穫の秋の11月に、給食に地元の食材をたくさん取り入れ、生産に携わる人に感謝し、ふるさと、郷土食に理解を深めるために作られました。みなさんも埼玉県や鴻巣市のついてたくさんのことを知ってください。
地元でとれたものを地元で消費、食べることを「地産地消」といいます。これは輸送に時間も労力もかからないため、新鮮なものを食べられ、さらには地元の農業も発達するといういいことづくめのことです。
給食では毎日飲んでいる牛乳も埼玉県の牛から絞られたもの、そしてお米もすべて鴻巣市産です。さらに今日のお米は特別栽培米のこうのとり伝説米です。給食では一年中地元の食材が使われていることを知っていましたか?今月の給食ではねぎ、ごぼう、さといも、さつまいも、キャベツ、ずいき、しょうが、にんにくは鴻巣市産のものを使います。さらに埼玉県や各地域の郷土料理もたくさん給食に登場します。楽しみにしていてください。合わせて、みなさんはもう第3校舎1階に貼ってある「こんなにあるよ!埼玉の農産物」という掲示物を見ましたか?よく見て埼玉県のことを知ってください。
10月29日~31日の給食
10月29日の給食
しめじごはん
牛乳
わかさぎフライ
のっぺい汁
りんご
のっぺい汁とは全国各地にある郷土料理です。にんじん、さといも、油揚げなどをだしで煮て、しょうゆ、塩で味をつけ片栗粉などでとろみをつけた料理です。鶏肉や魚を入れるところもあります。材料の組み合わせ方、切り方、汁の量なども地方によって少しずつ違います。祭り、仏事、正月など昔から催しもののある日に作られていました。地方によって「のっぺい汁」「のっぺ」「のっぺ汁」などいろいろな呼び方をしますが、いずれもとろみのある料理です。とろみがのっぺりしているのでのっぺいになったようですね。
10月30日の給食
ひき肉ともやしのあんかけ丼
牛乳
海そうサラダ
ハニーピーナッツ
今日はあんかけの中に入っている「もやし」のお話です。もやしとは植物の名前ではなく、豆や米、麦などを発芽させた若い芽のことをいいます。だいこんもやしはかいわれだいこんとして、麦もやしはビールや飴の原料になっています。もやしとは、若い芽を出させるという意味の言葉の「萌やす」の名詞です。つまりもやしとは生命力にあふれた若い芽がはつらつとして伸びていくという意味の言葉です。
もやしの歴史は古く、人類が初めて植物の種子が発芽することを発見したことから栽培が始まったといいます。一般的にわたしたちがもやしとよんでいるのは豆もやしです。原料の豆によって大豆もやし、緑豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。豆が芽を出したことによってビタミンCが加わり、豆と野菜の両方の栄養をもつようになったすばらしい食品です。料理の主役になることは少ないけれど、栄養のある名わき役のもやしをみんな食べてください。
よく、ひ弱な人を「もやしっこ」というのはなぜでしょうか?もやしを育てる時に直射日光に当てないことから、外に出ない子をもやしっこというようになったようです。でも、栄養たっぷりのもやしを食べればもやしっこになりませんよ!
10月31日の給食
こどもパンスライス
牛乳
かぼちゃコロッケ
ボイルキャベツ
ビーンズシチュー
今日はかぼちゃ料理です。それは、今日10月31日がハロウィンだからです。ハロウィンとは古代ヨーロッパから伝わる霊をまつるお祭りです。アメリカでは大きなオレンジ色のかぼちゃをくり抜いて作ったお化けランタンにろうそくをともして飾る秋のお祭りになっています。日本では魔女などに仮装をしてパーティーやパレードを行っているところもあります。
かぼちゃには目やのど、鼻の粘膜を強くするビタミンAがたくさん含まれています。風邪やインフルエンザにかかりたくない人はしっかり食べましょう。
10月22日~26日の給食
10月22日の給食
カレーライス
牛乳
フルーツポンチ
今日は「スキムミルク」についてお話します。どこにスキムミルクが入っているかわかりますか?スキムミルクは牛乳から作られるもので、牛乳の脂肪分や水分を取り除いて、粉状にしたものです。そのため、「脂肪を抜いた牛乳を粉にしたもの」ということで「脱脂粉乳」ともいわれています。粉になっているので日持ちもし、運搬をしやすいということで、第2次世界大戦後はアメリカから運ばれたこのスキムミルクを湯で溶かし、給食に出されていました。
牛乳と同じようにカルシウムがたっぷり入っているので、現在の給食でもよく使われている食品です。牛乳の風味やコク、栄養を加えたいけれど、牛乳を入れることができない料理などにスキムミルクが使われています。給食のパンには、ほとんどスキムミルクが使われています。今日はカレーの中に入っています。給食のカレールウが白っぽくなっているのはこのスキムミルクが入っているためです。
10月23日の給食
タンメン
牛乳
キャラメルポテト
かき
今日のラーメンは「タンメン」です。ラーメンはもともと中国から伝わった料理ですが、今ではラーメンと言えば日本の麺料理と思われるほど日本独特の進化をし、世界に広まっています。タンメンも中国では単なる「スープ麺」というものですが、日本では茹でた中華麺に炒めた肉や野菜をのせた塩味の麺料理として広まっています。今日の給食のタンメンには何種類の具が入っているでしょうか?(1)5種類(2)6種類(3)7種類 正解は(3)7種類です。豚肉、にんじん、にら、キャベツ、もやし、干し椎茸、ねぎが入っています。香りづけ、風味づけににんにくとごまを入れてあります。みつけながら食べてみましょう。
今日は「柿」についてお話します。柿は秋の代表的な果物ですね。名前の由来は紅葉の色と果実の色にちなんで「赤黄」と言われたものがなまってできたそうです。奈良時代から栽培されている柿は、甘柿、渋柿をあわせて1000種類もあるそうです。今では、アジアやヨーロッパなどの海外でも「かき(kaki)」の名前が通用します。
柿には、血圧が上がるのを防いだり、乗り物酔いや二日酔いになりにくくします。そのまま食べるとまずい渋柿には、やけどなどの薬にもなります。カロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富で、風邪などの病気予防にもなります。今日は調理員さんが一つ一つ丁寧に皮をむいてくれました。秋の味覚を、季節を感じながらおいしくいただきましょう。
10月24日の給食
栗ごはん
牛乳
ししゃもの磯辺フライ
キャベツのみそ汁
今日はごはんに入っている秋の味覚の代表、高級な「栗」のお話です。栗は5月~6月に花が咲き、いがのある実をつけ、9月~10月になると実が熟し、いがが裂けて1~3個の栗の実が出てきます。ブナ科の植物でくるみやアーモンドとおなじナッツの仲間です。世界で栽培されている「くり」はチュウゴククリ、ヨーロッパクリ、アメリカクリ、ニホンクリの4種類です。ニホンクリはもちろん日本で生まれたもので、特徴は、世界のくりの中で、いちばん大きくておいしいことです。栗には、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり入っています。特にビタミンB1には、ごはんやパン、砂糖などをエネルギーに変える働きがあります。また、栗には美容に良い栄養が多く、アンチエイジングという若返りの効果があると言われています。
10月25日の給食
ごはん
牛乳
八宝菜
わかめスープ
八宝菜は日本でもよく知られた中国料理のひとつです。では、八宝菜とはどんな意味でしょうか?文字通りにすれば8種類の材料かできた料理であり、しかもその材料は「宝」といわれるほど高級なものを使っているから?と思われますが決してそうではありません。もっと材料が多いときもあります。ではなぜ「八」という数字を使うのでしょうか?中国語では「八」の発音が金持ちになるという意味の言葉と発音が似ていて縁起の良い数だそうです。
今日の給食の八宝菜にはいくつの宝が入っているでしょうか?みつけながら食べましょう。
10月26日の給食
バターロールパン
牛乳
チリコンカン
ほうれんそうサラダ
今日はサラダにたっぷり入っているほうれんそうのお話です。ほうれんそうは西アジア原産でペルシャで栽培され始めました。「ほうれん」とは中国語で「ペルシャ」のことで、ペルシャからシルクロードを経由して中国に伝わり、日本へは17世紀に入ってきました。ほうれんそうはにんじん、かぼちゃと並び代表的な色の濃い野菜です。目や鼻の粘膜を強くするビタミンA、免疫力を高めるビタミンC、貧血予防に効果のある鉄分が多く含まれています。特に寒くなってくると栄養価や甘味が増します。寒くなってきたためか風邪気味の人が多いようです。調子が悪いな、と思う人はぜひおかわりしてください。
10月16日~19日の給食
10月16日の給食
肉汁うどん
牛乳
青菜炒め
こうのすブルーベリー蒸しパン
今日は「市民の日記念献立」です。2005年に鴻巣市、吹上町、川里町の1市2町が合併した10月1日を「市民の日」として制定しました。そこで今日は鴻巣のねぎをたっぷり使った肉汁うどんと、鴻巣のブルーベリーを使った蒸しパンが登場です。お味はいかがですか?ねぎとブルーベリーは鴻巣市からのプレゼントです。ブルーベリーの色素のアントシアニンには目の働きを高める働きがあります。
鴻巣でもいろいろな農作物が作られています。この機会に鴻巣の歴史を調べたり、農業、工業、文化などについて興味を持ったりして、将来の鴻巣市についても考えてみましょう。
10月17日の給食
マーブル食パン(ココア)
牛乳
オムレツのデミグラスソースかけ
武蔵野スープ
今日のスープには埼玉県の特産物が入っています。そのため昔のこのあたりの呼び方の「武蔵国」からとって、このスープにも「武蔵野」を名前につけてみました。さて、その特産物とは何でしょう?(1)さつまいも(2)牛乳(3)小麦粉 正解は(1)さつまいもです。昔から川越を中心に埼玉県内でよく作られていました。江戸までは新河岸川を利用し、重いさつまいもを運んでいました。さつまいもは荒れた土地に植えてもできるため「飢饉に備えるための作物」として各地で作られるようになりました。今日のスープに入っているさつまいもは鴻巣産です。
10月18日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
さばの塩焼き
切り昆布の煮物
厚揚げときのこのすまし汁
今日のお米はこうのとり伝説米です。味わって食べていますか?
今日は煮物にたっぷり入っている昆布のお話です。昆布は「海の野菜」とも呼ばれ、ビタミンやヨウ素、カリウム、カルシウムなどが多く含まれていて、薬と同じような効き目がある貴重な食材のひとつです。とくにヨウ素は子どもの成長に欠かせない栄養で、不足すると成長しなかったり、神経の働きが鈍くなってしまいます。また、昆布には免疫力を高め、病気になりにくくする働きや、ガンを抑える働きもあります。昆布から出るねばりは「アルギン酸」という栄養が含まれていて血圧を下げてくれます。
昆布はむかしは「ひろめ」とも呼ばれ、「よろこぶ」「広める」に通じることから縁起の良い食べものとしておせち料理や結納の品としても用いられています。食材として使うことはもちろん、だしの材料として日本料理には欠かせないものです。
10月19日の給食
吹き寄せごはん
牛乳
いかのかりん揚げ
じゃがいものみそ汁
今日は「吹き寄せごはん」についてお話します。「吹き寄せ」とは、秋の色づいた葉が風で吹き寄せられた様子を表したもので、秋から冬にかけて、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため秋の食材が使われることも多く、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日の給食でが秋が旬のさつまいも、しめじ、そして紅葉を表した人参を入れて炊き込みました。秋の味覚を楽しみながらおいしくいただきましょう。季節を感じることができましたか?
10月9日~12日の給食
10月9日の給食
メロンパン
牛乳
ポテトのチーズ焼き
イタリアンサラダ
オニオンスープ
今日は2年生のリクエスト献立です。主食部門1位のメロンパン、主菜部門1位のポテトのチーズ焼き、汁物部門3位のオニオンスープに副菜部門で人気の高かったイタリアンサラダを組み合わせました。他に人気のあったメニューは醤油ラーメン、マーブル食パン、春巻、肉じゃが、キャラメルポテト、きゅうりの漬物、わかめスープ、コンソメスープ、豆腐のみそ汁でした。そろそろわかば学級と6年生にもリクエスト調査します。もう献立表のチェックは終わっているかな?
今日は「メロンパン」のお話です。メロンパンは日本各地でいろいろな名前になっています。関西地方ではわたしたちがメロンパンと言っているものを「サンライズ」と呼び、関西でのメロンパンはまた別物のようで、ラグビーボール型でスポンジ系の生地に白あんが入っています。旅行に行った時に食べ比べてみてください。
10月10日の給食
チャーハン
牛乳
ポーク焼売
チンゲン菜のたまごスープ
チャーハンは白いごはんを様々な具と一緒に油で炒めた中華料理です。工夫次第で様々な食材を利用できることや、冷蔵庫の残り物を処分できて、さらに短時間で作れるという理由から日本でも家庭料理としてもチャーハンの人気は高くなっています。家庭によって具や味付けが違い、おふくろの味ともなっています。好きな人も多いことから冷凍食品やインスタント食品も出回っています。
チャーハンは米文化のどこの国にも似た料理があります。日本では焼き飯、炒めごはんと呼ばれ、韓国ではポックムパプ、タイではカオパット、インドネシアのナシゴレンもチャーハンの仲間です。国によっても具に特徴がありますね。今日のチャーハンにはチャーシュー、にんじん、たけのこ、ねぎ、しいたけ、枝豆が入っています。
10月11日の給食
ごはん
牛乳
あじの塩麹焼き
もやしとにらのおひたし
肉じゃが
アジはマアジ、ムロアジ、シマアジなど50種類以上います。春から夏に北へ、秋から冬は南へ回遊します。4~7月ころになると浅瀬に来て産卵します。春から秋にかけておいしい魚です。体にのこぎりの歯のような鋭いうろこ「ぜいご」があります。アジは海の魚の中で最も多くカルシウムを含んでいる魚の一つです。カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれる栄養です。また、アジには脳の働きをよくするDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれています。魚を食べると頭がよくなるといわれるのはこのためです。今日はあじを伝統的な調味料の塩麹に漬け込んで焼きました。
10月12日の給食
コッペパンスライス
牛乳
焼きそば
たこナゲット
だいこんとしめじの中華スープ
もともと焼きそばは中国の料理で、中華麺を炒めたり、揚げたりした料理をまとめて「炒麺」とよんでいたものが日本に伝わって今のような料理になりました。縁日やバーベキューでも日本では焼きそばといえばソース味が主流ですが、中国では醤油味や塩味のもの、あんかけやスープのものもあり、バリエーションの多さはチャーハンと同じくらい何百もあります。日本でもじゃがいもを入れたり、魚の粉を入れたりとご当地の焼きそばが全国各地にあります。今日の給食では豚肉、キャベツ、もやしなどの入ったソース味の焼きそばです。お味はいかがですか?パンに焼きそばをはさんで、焼きそばパンにしてもおいしいですよ。
10月1日~5日の給食
10月1日の給食
チキンライス
牛乳
スパニッシュオムレツ
コンソメスープ
みなさんはチキンライスって知っていますよね?鶏肉、玉ねぎ、マッシュルーム、グリンピースなどを炊いたご飯とともに炒め、トマトケチャップ、塩、こしょうで味付けした米料理です。赤いごはんが特徴で、卵に包まれてオムライスとして登場することもあります。お子様ランチで旗を立てられていることもあります。では問題です。このチキンライスの発祥の国はどこでしょうか?(1)日本(2)アメリカ(3)イギリス 正解は(1)日本です。チキンライスは昔はチッケンライスと言われ、鶏肉や玉ねぎ、にんじんなどを加えて炊いた西洋風ごはんでした。当時はケチャップを使用していなかったので赤くはありませんでした。その後血沈ライスは教会などで子どもたちに振舞われ日本でも広まっていきました。ケチャップ味になったのは大正末期から昭和初期になってからです。そのため、外国で「チキンライス」と言っても伝わりませんよ。
10月2日の給食
ごはん
牛乳
おろしハンバーグ
カリフラワーのバター醤油炒め
豆腐のみそ汁
今日は、「カリフラワー」についてお話しします。白いブロッコリーなんて呼ばないでくださいね。カリフラワーは今から200年以上前からヨーロッパで栽培されています。キャベツが変異してブロッコリーができ、さらにブロッコリーが変異したものがカリフラワーです。カリフラワーは明治時代に日本に伝わりました。
カリフラワーにはビタミンCが多いので風邪予防のためにこの時季にはたくさん食べてほしい野菜です。肌をつるつるにしたり便秘を防いだりする効果もあります。
今日の給食では、洋食に使うことの多いカリフラワーを和食にも合うように味付けしてみました。
10月3日の給食
黒パン
牛乳
鮭のマヨネーズ焼き
フレンチサラダ
ボルシチ
ボルシチは東ヨーロッパにある、とても寒いウクライナという国の伝統的な料理です。世界三大スープのひとつとも言われています。ボルシチは日本の雑煮のように地域によって、肉や野菜など具や切り方が違いますが、特徴としては「テーブルビート」という赤かぶに似た野菜で赤い色をつけます。また、ボルシチにはサワークリームを仕上げに浮かべるのも特徴です。今日の給食でも、ビーツを使い、食べやすいようにトマトでも味をつけてあります。ビーツはちょっとすっぱいかもしれませんが、あまり食べることができない食材なので、ぜひ味わって食べてください。
10月4日の給食
けんちんうどん
牛乳
小松菜のたまごとじ
みかん
今日は炒め物に入っている小松菜のお話です。小松菜はキャベツや大根と同じアブラナ科の野菜で、別名「冬菜」「鶯菜」とも呼ばれています。江戸時代に徳川将軍によって栽培されていた当時の江戸川区小松川にちなんで「小松菜」と名付けられたそうです。埼玉県は小松川と水運による交易があったことから小松菜の種を分けてもらいました。今では東京を抜いて埼玉県が全国1位の生産量になっています。小松菜は野菜の中でもカルシウムを非常に多く含んでいます。その量はほうれん草の3倍以上です。この他にもビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維を多く含みます。現代人に不足しやすい栄養を多く含んでいるので、ぜひたくさん食べてほしい野菜です。
10月5日の給食
ごはん
牛乳
さんまのかば焼き
五目きんぴら
すまし汁
秋の味覚の代表の「さんま」。今年度の給食にさんまが登場したのは何回目でしょうか?(1)1回目(2)2回目(3)4回目 正解は82)2回目です。今日は「さんまのかば焼き」についてお話します。かば焼きといったらうなぎですが、そこは給食、残念ながら1食245円の給食費ではうなぎのかば焼きは出せません。かば焼きという名前は、昔うなぎは口から尾にかけて串を刺して丸焼にしていました。その形がガマという植物の穂に似ていることから「ガマ焼き」がなまって「かば焼き」とよばれるようになりました。さんまに特に多く含まれるDHAという栄養にはどんな働きがあるでしょうか?(1)風邪をひきにくくする(2)よく眠れるようにする(3)記憶力が良くなる 正解は(3)記憶力が良くなるです。成績アップを望む人は残せないですね。今日は蒲焼きのタレでもごはんをもう3口は食べられるでしょう。
9月25日~28日の給食
9月25日の給食
ごはん
牛乳
さんまの辛味焼き
きゅうりのつけもの
豚汁
さんまは漢字で書くと「秋刀魚」になります。この由来は、さんまが秋が旬で、形が刀のように鋭く、細長い魚なのでこの漢字があてられました。「さんまが出るとあんま引っ込む」ということわざがあります。これは脂がたっぷりのった秋のさんまには栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていたからです。さんまには筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらにさんまには脳を刺激し、ボケを防ぎ、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。成績アップを望む人はさんまをよくかんで食べればさらに効果があるでしょう。こんな栄養たっぷりのさんまを残すなんてもったいないですよね。
9月26日の給食
ツイストパン
オレンジジュース
肉団子のケチャップ煮
野菜コロッケ
鮭のマヨチーズ焼き
ボイルブロッコリー
今日はなかよし給食です。教室でお弁当箱に給食を詰めて、体育館に移動し、なかよしグループで食べました。
9月27日の給食
ごまあじうどん
牛乳
小松菜とひじきの炒め物
小魚アーモンド
「うどん」は小麦粉を練って細長く切った麺のことをいいます。1300年ほど前に中国から伝わりました。手軽な庶民の食事で、米食の代わりとして、またお祝いごとに際してふるまわれる食べ物として古くから日本全国で食べられていました。地域によって、季節によって食べ方に多くの種類があります。埼玉県も全国で有数の小麦の産地です。よって「武蔵野うどん」と呼ばれる文化があり、うどんの生産量は讃岐うどんで有名な香川県に次いで全国第2位です。給食のうどんも埼玉県産の小麦を使っています。
埼玉県にはごまやみそを使った「冷汁」で冷たい麺を食べる地域があります。川島町ではこの冷汁うどんを「すったて」とよび、加須市では「ごま汁うどん」とも呼んでいて、埼玉県の郷土料理にもなっています。給食では冷たい汁は出せないので、温かくしたごまがたっぷり入った汁でうどんを食べてください。
9月28日の給食
高菜ピラフ
牛乳
きびなごフリッター
わかめスープ
今日は「高菜」についてお話します。アブラナ科の仲間のからし菜の一種で主に温かい土地で栽培され、辛みのある葉を食用とします。高菜の辛み成分は食欲を増進させ、味にアクセントをつけてくれます。主に漬物に使用され、野沢菜、広島菜とともに三大漬け菜に数えられています。高菜はベータカロテンを多く含み、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。ビタミンCも多く、その量はキウイとほぼ同じです。今日の高菜ピラフには、高菜漬け、にんじん、玉ねぎがたくさん入っています。バターの風味が食欲をアップさせます。
9月18日~21日の給食
9月18日の給食
コーンみそラーメン
牛乳
ポテトのチーズ焼き
ミニトマト
今日は3年生のリクエスト給食です。主食部門2位のコーン味噌ラーメン、主菜部門ダントツ1位のポテトのチーズ焼き、副菜部門ダントツ1位のミニトマトを組み合わせました。ポテトのチーズ焼き、ミニトマトは2位の2倍くらいの票が入りました。みなさん好きなんですね。他に人気のあったメニューはキムチチャーハン、ハンバーガー、ぎょうざ、チキンナゲット、カレーポテト、ボイルブロッコリー、コーンクリームスープ、わかめスープでした。
もうすぐわかば学級、1年生、6年生のリクエスト給食の調査を行います。献立表をよーくよーく見て、毎日の給食の料理名をチェックしておきましょう。
今日はミニトマトのお話です。ミニトマトは別名プチトマトとも言われ、トマトの品種の中でも小型の2~3cmにものをまとめた呼び方です。皮はかたいですが甘味が強く、彩りなどでサラダや料理の添え物、お弁当にちょこっと入れるなど、生で食べることが多い品種です。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあり、また「トマトを作る家に病人無し」と言われるほど体に良い食べものです。トマトの赤い色素のリコピンは生活習慣病を防いだり、日焼けした肌を白くしたりする働きがあります。またトマトにはビタミンCが多く、夏バテ回復効果や疲労回復効果があります。この時期に必要な栄養ばかりですね。
ミニトマトと言っても赤いものだけでなく、黄色やピンク、茶色のものもあります。また、形も丸いもの、細長いもの、くびれているもの、ハート型のものもあります。栄養いっぱいのミニトマトをしっかり食べましょう。
9月19日の給食
ごはん(こうのとり伝説米)
牛乳
あじのスタミナ焼き
里芋のそぼろ煮
だんご汁
今日は「十五夜」についてお話します。十五夜とは昔の暦の8月15日のことをいいます。昔の暦は月の満ち欠けで日付を決めていました。昔の暦の秋は7月から9月のことをいい、真ん中の8月15日の名月を「中秋の名月」と呼びました。今年は来週9月24日が「中秋の名月」です。満月は1年間に12回から13回あるのですが、この中秋の名月にあたる9月の満月が一番有名です。なぜなら空気が澄んで月がきれいに見えること、それに9月の夜は暑くもなく、寒くもないので月を見るのに最適な時期なのです。ススキや団子を飾り、月を眺めながら、豊作を願ったり、収穫を祝ったりしていました。新芋の茹でた里芋を飾ることから「芋名月」とも呼ばれます。そこで、今日の給食は里芋の煮物に団子の入った汁が給食に登場しました。中秋の名月には丸い食べ物を食べる習慣があります。9月24日にはみなさんの家でも月を眺めながら、丸いものを食べましょう。
9月20日の給食
ひじき豆ごはん
牛乳
厚焼きたまご
なめこのみそ汁
巨峰
今日は秋の代表的なくだもの「ぶどう」のお話です。ぶどうは日本だけで数百種類、世界中では一万種類以上あるといわれています。ぶどうは皮の色によって赤、黒、緑の3つに分けられます。赤は「甲斐路」、黒は「巨峰」や「ピオーネ」、緑は「マスカットオブアレキサンドリア」などが有名です。皮の色は若いうちはどれも緑色ですが、成長するにつ入れてだんだん赤や黒い色に変わっていきます。緑色のぶどうは、この赤や黒の色素が作られないので成長してもずっと緑色のままなのです。今日はその実の大きさから「ぶどうの王様」と呼ばれる巨峰です。巨峰は1936年に日本人によって作り出されました。
ぶどうはヨーロッパでは「畑のミルク」とよばれています。ぶどうの甘味の成分であるブドウ糖は吸収されやすく、すぐにエネルギーになるので疲れがとれます。少し感じる渋みの成分であるタンニンは殺菌作用やがん予防に効果があります。紫色の成分であるアントシアニンは目の疲れをとったり、視力回復に効果があると言われています。また若返りの効果もあるそうです。皮と実の間に一番栄養があります。きれいに食べてください。種があるので注意して食べてください。
9月21日の給食
コッペパン
牛乳
鶏肉とカシューナッツの炒め物
ワンタンスープ
今日は「カシューナッツ」についてお話します。カシューナッツはとてもユニークな実のつけ方をします。ナッツの部分は種ですが、その種は他の野菜や果物と違って果実の中ではなく外に実ります。果実はカシューアップルといい、りんごのような黄色や赤黄色をしていて、ピーマンのような形をしています。その下に勾玉のような形の皮におおわれたナッツが実ります。普通は生で食べずに、収穫した実は手作業で果肉と種子に分けてから、天日干しにして、煎って殻をむいたものが使われます。中国料理やインド料理でよく使われます。カシューナッツにはお肌をつるつるにしたり、若返りのもとにビタミンEという栄養が含まれています。その他に、マグネシウムというカルシウムの吸収をよくしてくれる栄養も含まれています。今日は鶏肉やじゃがいもとと一緒に甘辛く炒めました。おいしくいただきましょう。